小岩は江戸川区だけど新小岩は葛飾区と知った夜。
新小岩にこんなにリアルで旨いタイ料理があったとは。
『酒とタイ料理 センチャン』シェフは北タイ出身ながら東北イサーン料理も得意。
予約すれば北タイと東北の食べ比べもできるという。

今回はタイ料理のスーパーエキスパート、プー尊師に予約オーダーをお願いしての訪問です。

看板にわざわざ『酒とタイ料理』と書くだけあって、カウンター席が滅茶苦茶チカラ入ってます。
カラオケもあるし、ちょっと飲みに来る客もウェルカム。

この日の我々はガッツリ食べなので、奥のお座敷へとGO。
★タイ原産SPYレッド¥650クリスマスも近いのでシャンメリーの代わりに。
★ナムプリックヌム青唐辛子を用いたタイ北部の定番スターター。
野菜やケープムー(豚皮揚げ)にディップしていただきます。
★タムカヌン北部・東北ともに愛される蒸しジャックフルーツサラダも絶ウマ。全般に他店よりハーブの香り強めです。
★ラープ・ヌァ(北部式ラープ)わたしの大好きなラープ、こちらは珍しい北部式。
牛肉の「ヌア」ではなく北の「ヌァ」です。
用いているのは豚ひき肉、プルプルの豚皮、豚レバー。ナムディー(胆汁)たっぷり使用でニガ辛テイストが素晴らしいです。
★ラープ・ペッド一方こちらは東北イサーン式アヒルのラープ。
シャープな辛さと肉の旨み、カオクア(煎り米)のバランスが素晴らしい。
北と東北、同じラープでもここまで違うものを食べ比べることができるのが嬉しいです。
(予約時に確認してくださいね)
★チャン定番ビールでお口をリフレッシュ。
★ミャンプラーヌン立派なティラピア=プラーヌンを丸々一匹。
内臓を取り除き臭み抜きのハーブを詰めてふんわり蒸しあげています。

ティラピアの身をパクチー、そうめん、ナムプリックオーンと一緒にレタスで包んでいただきます。
つけだれは2種類、シーフードたれとイサーン式ジェオだれ。
特にジェオのほうは発酵魚の濃密な旨みが堪らないのですが、時折めっちゃ辛いとこにヒットします。
★サイウアもち米(カオニャオ)を用いた北部スタイルのハーブソーセージ。自家製で皮パリ中モッチリ。
★ガイタイナム鶏肉のハーブ煮。どことなくカレー感が強い!
★ カノムジーン・ナムギャウ〆はカオソーイと並ぶ北タイ2大麺ともいわれるこちら。

麺は素麺。
トアナオ(発酵大豆調味料)、ドークギアオ(キワタの花の萼)などナムギャウ特有の食材に加え、立派なモミジや血のゼリーなど、旨みに旨みを重ねた深い味わい。呑みの〆にゃ最高ですわ。
食後のスイーツもやってきました。
★カオテーン干したカオニャオを油で揚げ、カラメルで味付けしたお菓子。
食べればなるほど、いわばタイの雷おこしですね。
21時ころになるとカウンター席はカラオケ居酒屋と化して、タイのお姉さんが「与作」を熱唱しだしました。
さらに与作のサビに合わせカウンター上のオーナメントがピカピカ点滅。
最高。
キープボトルも多く、街のコミュニティスペースになっている様子でしたよ。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
新小岩で発見。
『ビール&飲料』という看板。

下を見れば
『町の最高のナン』『食べ物メニューを設定する』の文字。

これは色々気になりまくります。
『アディバ バングラカレー&バー』設定としてはバングラデシュ料理レストラン&居酒屋ということらしいですね。

それぞれのテーブル席は片側ベンチソファースタイルで居心地最高。

食材販売コーナーもありました。
メニューはひと通りメジャーなインド料理に加えネパール料理やインド中華もあれこれ。

ムスリム国バングラデシュらしく牛肉メニューにチカラが入っているのもポイントですね。

ただバングラデシュのローカリティを感じる料理はあまりなく、ラムブナマサラ(羊肉のドライタイプカレー)くらいかな、という感じ。
かわりに、素晴らしいメニューがありました。

そう、実はここインドとかバングラデシュとか抜きにしも日常的な居酒屋使いができるお店だったのです。
★生レモンサワー ¥380安い!嬉しい。
★タンドリーチキン串 ¥500こちらも串の上から下までギッシリのタンドリーチキン串が2本でこの価格。
めっちゃジューシーで美味しい!これは頼むべきですね。
★カレー焼きそば ¥400値段が安すぎるのでどういうのが出てくるかドキドキだったのですが、しっかり一人前のボリューム。
中太ちぢれ麺(乾麺かな)を用いたキーマカレー焼きそばでした。

ベースの味付けはなんというかペヤング感。
最初マイルドかなと思ったのですが食べ進むにつれジワ辛に。
しかしこれが400円はどこかバグってる。
だってキムチ冷奴と同じ値段ですからね。
★マンゴーラッシーサワー(ラム割)¥490締めにいただいたこちらもスマッシュヒット。
ちゃんとマンゴーでちゃんとラッシーでちゃんとお酒です。
シェフはインド・コルカタ出身で俳優のビリー・ボブ・ソーントン似。
途中からお店に戻ってきたオーナーはバングラデシュ出身でした。
お店の推し料理はビリヤニで、バングラデシュ式なので近隣他店とは違うとのこと。
次はそれだな。
Wi-Fiやコンセントやテレビもあって席の座り心地も良し。
リーズナブルだし、夜2時までやってるし、ひょっとすると新小岩じゃスタバやマックより便利に使えるお店じゃないでしょうか。
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関連ランキング:インド料理 | 新小岩駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
北千住の名店『タンブリン カレー&バー』。
2号店の『ビリヤニ食堂』に続く3号店がこちら。
『デビルカレー』北千住駅西口徒歩1分の好立地。
北千住が誇る西口飲み屋街のまっただ中にあります。
こちらカウンタースタイルのカレー店なのですが、
この夜はビリヤニの提供していました。

もちろんお酒も。
いわばカレー&ビリヤニBARといったところです。

バイオレットカラーのオトナっぽい内装。
この感じ、空気感、どこかで。
★タージマハル ¥700インドでは御馴染み甘いラガー。
仄かな蜂蜜の甘さ、と表現されていました。
★ビリヤニ&お好みのカレー ¥1300せっかくなのでビリヤニとカレーのセットを逃す理由はありません。
バーカウンターでこれは気分が上がります。

カレーは極辛口の「デビルチキンカレー」を選択。
具材は鶏胸肉とジャガイモ。
「デビル」を謳うだけあってしっかりした辛さが押し寄せてきます。
『デリー』や『ボンベイ』のカシミールに近い感じかな?
けれど味自体の方向性は幾分違って、チリの辛さよりも旨みと香ばしさが魅惑的です。
聞けば4、5日の熟成を経て出る奥行きとのこと。
そしてこのカレーを食べた時点で、「ん?」という心持ちはさらにUP。
お店の雰囲気、カレーの味の着地、今はなきあの店舗を否応なしに思い出させてくれます・・・

ビリヤニはノンベジカレーと組み合わせる想定でのベジ仕様。
パラッとタイプで辛いカレーに合うのはもちろん、ビールにも良く合います。
なんて贅沢な・・・
★セイロンアラック コーラ割スリランカの椰子から作る蒸留酒「アラック」。
良く見かける「メンディス」のアラックではなく、高級な「セイロンアラック」を置いていました。
コーラを別添えで提供していただいたので、まずはアラック自体の味を。
クリアかつ深みある、気品に満ちたアラックです。
そしてレモン、コーラを「少し」足していただく。
ブワッと華やかな香りが解放されます。
あとは混ぜすぎず、コーラとアラックを交互にいただくのが吉。
一息ついたところでシェフに話しかけてみました。
「柏ボンベイの西口店みたいですね」
すると、ビックリの解答。
実はこのシェフ、今はなき「柏ボンベイ西口店」立ち上げ時のシェフご本人だったんですね。
面白いもんです。
カレーって、同じレシピでも作り手のセンスや感覚が仕上がりに出るもの。
柏ボンベイの中でも特に西口店で感じた香り、いや、薫りの記憶がここのカレーを食べて蘇ってきたんですから。
もちろん、ボンベイのカレーとこの「デビルカレー」のカレーは別のカレー。
なのに作り手が同じってだけで。
まさにレシピは脚本、調理は演出。
その映画を見て、監督の個性が出るのと同じ理屈ですね。
それにこのお店全体の大人っぽい雰囲気もかつての「西口店」を彷彿とさせていたんです。
あ、そうこうしているうちに、次のビリヤニが焚きあがりましたよ。

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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
西新井駅前。
路地と路地に挟まれた、艦橋のようなお店。
「王子ムルギー」西新井なのに王子?
そして「ムルギー」って、あの渋谷の老舗カレー店?

入口脇には、渋谷でお馴染みあのカレーの立体造形が。
雨宿りできるほどの迫力ですな。。
実はここ、かつて渋谷「ムルギー」に勤務していたマスターによる、「ムルギー」の暖簾分け(というかインスパイア?)な店。
2000年に王子にてオープン、その後2013年に秋葉原への移転を経て2014年、マスターの地元である西新井へと落ち着きました。

お店の前のQ&Aに書いてある通り、「ムルギー」とはヒンディ語で鶏肉の意。
ですがレシピのルーツはビルマ(現ミャンマー)なのです。
まぁ、昭和初期の日本では一般的に南方といえばシャム、マレー、スマトラ、インド、くらいの認識でしょうから、四捨五入してビルマもインドと言えなくはないでしょう。

外観通り、細長い店内。
メインはカウンター席ですが、

外から見て艦橋のように見えた先っぽにはお座敷席もあります。
スキマ物件を工夫して使っている感じにワクワクしますね。
2014年に移転したばかりのお店とは思えない、老舗の風情もたまりません。
私としては王子にお店があったころ以来の訪問。
場所が変わってもアットホームな接客は変わらず。

まずはミニサラダがやってきます。
追ってカレーの登場。
★玉子入りムルギーカレー¥820これですこれ。
渋谷「ムルギー」譲りのインパクトビジュアル。
そそり立つライスのマッターホルン、キトキトに輝くカレーの湖面、整列する茹で卵にほとばしるクリーム。

渋谷と比べるとお値段グッと抑え目。
器がアットホームなのがポイントですね。
辛さアップも無料ですが、この日はデフォルトでいただきました。

仄かな苦みがありつつも、見た目の印象に反してサラサラッと食べやすいのが「王子ムルギー」の持ち味。
毎日食べ飽きない、町のカレー屋さんとしてのチューニングです。

お会計を済ますといただけるのは、あの不二家ポップキャンディ。
徹頭徹尾、昭和の世界観が心地よいのです。
ふらっと立ち寄れる場所にこんなお店があったらいいなぁ。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
綾瀬で地元に愛されるインド・ネパール料理店。
「サムンドラ」有り難い通し営業のお店です。
サランドラとかカサンドラとか穏やかじゃない連想してしまう店名ですが、雰囲気は穏やか。

というか、エキゾチックな大衆食堂感。
インド・ネパール料理だけでなくタイ料理も置いています。
というか、そっち推しかってくらい目立ちます。
一生懸命書いたカタカナに心和みますね。
★チキンべリャニ ¥850べリャニ!べリャニ!
もちろんビリヤニを指してはいるのですが、実際は炊き込みではなくフライドライス。
ナポリタンに用いる鉄板での提供です。
コメはバスマティを用いフワッと感はあるものの、辛さ・スパイス感・香りは極々控えめ。
おかずがないとキツいかも知れません。
ということで、こちら。
★マトンブナ ¥550ベンガル系のお店などで出てくるスパイシーな羊肉カレー煮込み、マトンブナ。
けれどもこちら、いわば肉野菜炒め。
カレー味ですが、辛さはほとんどなく優しい味付けです。
なるほど、雰囲気だけでなく、料理も大衆食堂的アレンジがなされているわけだ。
町中華で洋食メニュー頼む時のような、独特の風情ですね。
けれどだからこそ、地元人気があるのかも。
現地料理を忠実に再現しても、結局はお客さんが受け入れるかどうかが肝心ですものね。
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