[初台~笹塚,代田橋,永福]
オフィスビル地下に溢れるタイ愛。『バンコク ダイナー』(大手町)
category - [丸の内,八重洲,日本橋]
2023/
09/
22大手町ビルB2階。
ロメスパの祖『リトル小岩井』と同じフロアにあるタイ料理のお店。

『バンコク ダイナー』
ど真ん中ストレートな店名、オフィスビルの地下レストラン街という立地。
いわゆる、日本人が誰でも知っているタイ料理を普通に出すレストランと思いきや、メニュー構成はひと味もふた味も違いました。

お一人様用イサーンセットがあったり、タイのお粥「ジョーク」があったり、タイ屋台でお馴染みチャーシューご飯「カオムーデーン」があったり、思わずニンマリしてしまうメニューがあれこれ。
タイ愛に溢れた人の気配を感じますぞ。

★タイのワインクーラーSPY【白】¥700
タイ屋台で人気の甘ーいワインクーラーSPY。こちらでは【クラシック】【赤】【白】【ゴールド】とバリエーションを揃えており優秀!
★ラープガイの肉団子 ¥1320
私が大好きなイサーン地方の挽き肉サラダ「ラープ」をなんと、ギュギュッと固めてフライした最高の一品。
ガブリと齧れば、鶏挽き肉の旨みに加えバイマックルーやレモングラスが香り、唐辛子の種でじんわりとした辛さが。

これは酒が進みまくりますね。
ちゃんとしたラープには欠かせないカオクワ(煎り米を砕いたもの)がちゃんとまぶされており、確かな愛を感じます。

★タイウイスキーメコン ソーダ割り ¥700
タイを代表するウイスキー「メコン」(日本ではウイスキーにカテゴライズされないのですが)。
ソーダで割ればクセ強ハイボールの出来上がり。

★カオナーガイ×カオマンガイ ¥1400
タイの鶏のせご飯2種の嬉しい合いがけメニュー。

「カオマンガイ」は今や日本でもおなじみ、脂がしっかり抜けた蒸し鶏乗せご飯。
なかなか肉厚で立派な蒸し鶏です。
「カオナーガイ」はこの店では衣つきで揚げた鶏肉にネットリ甘い餡をかけた仕様。
スッキリヘルシーなカオマンガイとは好対照な濃厚風味がたまりません。
タイマニアが喜ぶツボを押さえつつ、決して敷居を高く感じさせない、なかなかの良店でした。
●「カレー細胞」Facebookページ
●twitterあらためX「カレー細胞」:@hm_currycell
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。


ロメスパの祖『リトル小岩井』と同じフロアにあるタイ料理のお店。

『バンコク ダイナー』
ど真ん中ストレートな店名、オフィスビルの地下レストラン街という立地。
いわゆる、日本人が誰でも知っているタイ料理を普通に出すレストランと思いきや、メニュー構成はひと味もふた味も違いました。

お一人様用イサーンセットがあったり、タイのお粥「ジョーク」があったり、タイ屋台でお馴染みチャーシューご飯「カオムーデーン」があったり、思わずニンマリしてしまうメニューがあれこれ。
タイ愛に溢れた人の気配を感じますぞ。

★タイのワインクーラーSPY【白】¥700
タイ屋台で人気の甘ーいワインクーラーSPY。こちらでは【クラシック】【赤】【白】【ゴールド】とバリエーションを揃えており優秀!

私が大好きなイサーン地方の挽き肉サラダ「ラープ」をなんと、ギュギュッと固めてフライした最高の一品。
ガブリと齧れば、鶏挽き肉の旨みに加えバイマックルーやレモングラスが香り、唐辛子の種でじんわりとした辛さが。

これは酒が進みまくりますね。
ちゃんとしたラープには欠かせないカオクワ(煎り米を砕いたもの)がちゃんとまぶされており、確かな愛を感じます。

★タイウイスキーメコン ソーダ割り ¥700
タイを代表するウイスキー「メコン」(日本ではウイスキーにカテゴライズされないのですが)。
ソーダで割ればクセ強ハイボールの出来上がり。

★カオナーガイ×カオマンガイ ¥1400
タイの鶏のせご飯2種の嬉しい合いがけメニュー。

「カオマンガイ」は今や日本でもおなじみ、脂がしっかり抜けた蒸し鶏乗せご飯。
なかなか肉厚で立派な蒸し鶏です。
「カオナーガイ」はこの店では衣つきで揚げた鶏肉にネットリ甘い餡をかけた仕様。
スッキリヘルシーなカオマンガイとは好対照な濃厚風味がたまりません。
タイマニアが喜ぶツボを押さえつつ、決して敷居を高く感じさせない、なかなかの良店でした。
●「カレー細胞」Facebookページ
●twitterあらためX「カレー細胞」:@hm_currycell
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。



百鬼百酒と百人町咖哩夜行。『Bar Stone's Throw』(大久保)
category - [大久保,新大久保]
2023/
09/
11大久保駅南口徒歩1分の立地にあった老舗ソウルバー『Stone』が30年の歴史に幕を閉じ、その跡地に新しくオープンしたBar。

『Bar Stone's Throw』
先代マスターの残したレコードコレクション約7,000枚と、豊かな音像に囲まれてゆっくりとお酒を楽しめるバーです。
というのが公式のお店紹介。
なのですが私にとってはこの場所のちょうど真裏に当たる場所で営業していたBAR『百人町スプーン』。
そのマスターだった八角さんが新たに始めたお店という意味付け。
八角さんは『百人町スプーン』のさらに前はゴールデン街で『RHiME』という間借りカレーをやっていて、
彼も私も昔住んでいた金沢にある某カレーが美味しい喫茶店で話が盛り上がったもの。

『百人町スプーン』にも何度も足を運び、美味しいお酒と美味しいカレーをいただいてきたんですが、
結局一度も記事にすることはなかったんですよね。
当然ながら私も、食べたカレーを全部記事にしているわけではなくて、隠れ家的に楽しむお店はずっと書かなかったりということも。
書くより、カレーとお酒とおしゃべりを楽しむ。
それが優先です。

★角ダモンハイボール ¥800
(サントリー角にカルダモンを漬け込んだ一杯。美味い!)
ということなのですが、今回なんで書こうと思ったかと言えば、そこに大きな意味があるわけでもなく。
だって大きな意味を持って気合入れていくBARもいいけど、
特に意味もなくふらっと立ち寄って、
けれどもちゃんとお酒とカレーが美味しくて、おしゃべりが楽しくて、居心地が良くて。
また来よう、と思ってお店を後にするBARがあるのって、とても幸せなこと。

★フレンチフライ ¥600
(美味い!)
ここは多分きっと、そういうお店なので、特に意味もなくふらっと記事を書き始めた次第。
しかしこの『Bar Stone's Throw』という店名。
妖怪研究家としてはイメージを広げずにはおれません。
「石を投げる」と聞いて最初に浮かぶ妖怪は「いしなげんじょ」。
海の怪で、「磯渚女」と当て字されることもあれば「石投げ女」とされることも。
石を投げるというよりも、海上の霞の奥に小島のようなものが見え、岩が崩れる音がするという伝承が基本なのですが、
水木しげる先生の絵は、巨大な石柱のようなモノが海中から現れ船の行手を阻んでいるというもの。
石を投げる女の妖怪、ってな伝承も実際あるんですかね。

★ジン茶ニック ¥900
(サントリー六に緑茶を漬け込みトニックで割ったもの。美味い!)
逆に、石を投げる妖怪と聞いて最初に浮かぶのが「しばがき」。
夜道を歩いていると、どこからともなく石を投げてくる妖怪で、石が飛んできた方向を見ても姿が見えないというもの。
(単なるいたずらのようにも思えますが・・・)
これこそ正しく『Stones Throw』と言えましょう。
水木しげる先生の絵は真っ黒な悪戯坊主のような姿。
なんだかこのお店のマークにピッタリじゃないですか。

★スーズトニック ¥900
(フランスの火山地帯にしか生えないリンドウの一種の根で作ったお酒「スーズ」はサルバドール・ダリの愛飲酒。美味い!)
鈴の妖怪と聞いて最初に思い浮かぶのは、鳥山石燕著「百器徒然袋」下巻に記された鈴の化身「鈴彦姫」。
頭に鈴を4つ付けた麗しき女性の姿で描かれているのですが、実はこちら天鈿女命(あめのうずめのみこと)がモデルなのだとか。
神楽の遠い起源ともなる神事の舞。いわゆる古代日本の踊るシャーマンですから、まさに恍惚に至るお酒との相性は抜群でしょう。
ということで、意味があるような無いような楽しいひととき。
けれども最後に言っておきたいことがあります。

★チキンカレー ¥1000
ここのカレー、美味いです。
お酒の前でも後でも美味いです。
これ以上、いったい何を望むというのでしょうか。
●「カレー細胞」Facebookページ https://www.facebook.com/CurryCell
●twitter「カレー細胞」:@hm_currycell
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。



『Bar Stone's Throw』
先代マスターの残したレコードコレクション約7,000枚と、豊かな音像に囲まれてゆっくりとお酒を楽しめるバーです。
というのが公式のお店紹介。
なのですが私にとってはこの場所のちょうど真裏に当たる場所で営業していたBAR『百人町スプーン』。
そのマスターだった八角さんが新たに始めたお店という意味付け。
八角さんは『百人町スプーン』のさらに前はゴールデン街で『RHiME』という間借りカレーをやっていて、
彼も私も昔住んでいた金沢にある某カレーが美味しい喫茶店で話が盛り上がったもの。

『百人町スプーン』にも何度も足を運び、美味しいお酒と美味しいカレーをいただいてきたんですが、
結局一度も記事にすることはなかったんですよね。
当然ながら私も、食べたカレーを全部記事にしているわけではなくて、隠れ家的に楽しむお店はずっと書かなかったりということも。
書くより、カレーとお酒とおしゃべりを楽しむ。
それが優先です。

★角ダモンハイボール ¥800
(サントリー角にカルダモンを漬け込んだ一杯。美味い!)
ということなのですが、今回なんで書こうと思ったかと言えば、そこに大きな意味があるわけでもなく。
だって大きな意味を持って気合入れていくBARもいいけど、
特に意味もなくふらっと立ち寄って、
けれどもちゃんとお酒とカレーが美味しくて、おしゃべりが楽しくて、居心地が良くて。
また来よう、と思ってお店を後にするBARがあるのって、とても幸せなこと。

★フレンチフライ ¥600
(美味い!)
ここは多分きっと、そういうお店なので、特に意味もなくふらっと記事を書き始めた次第。
しかしこの『Bar Stone's Throw』という店名。
妖怪研究家としてはイメージを広げずにはおれません。
「石を投げる」と聞いて最初に浮かぶ妖怪は「いしなげんじょ」。
海の怪で、「磯渚女」と当て字されることもあれば「石投げ女」とされることも。
石を投げるというよりも、海上の霞の奥に小島のようなものが見え、岩が崩れる音がするという伝承が基本なのですが、
水木しげる先生の絵は、巨大な石柱のようなモノが海中から現れ船の行手を阻んでいるというもの。
石を投げる女の妖怪、ってな伝承も実際あるんですかね。

★ジン茶ニック ¥900
(サントリー六に緑茶を漬け込みトニックで割ったもの。美味い!)
逆に、石を投げる妖怪と聞いて最初に浮かぶのが「しばがき」。
夜道を歩いていると、どこからともなく石を投げてくる妖怪で、石が飛んできた方向を見ても姿が見えないというもの。
(単なるいたずらのようにも思えますが・・・)
これこそ正しく『Stones Throw』と言えましょう。
水木しげる先生の絵は真っ黒な悪戯坊主のような姿。
なんだかこのお店のマークにピッタリじゃないですか。

★スーズトニック ¥900
(フランスの火山地帯にしか生えないリンドウの一種の根で作ったお酒「スーズ」はサルバドール・ダリの愛飲酒。美味い!)
鈴の妖怪と聞いて最初に思い浮かぶのは、鳥山石燕著「百器徒然袋」下巻に記された鈴の化身「鈴彦姫」。
頭に鈴を4つ付けた麗しき女性の姿で描かれているのですが、実はこちら天鈿女命(あめのうずめのみこと)がモデルなのだとか。
神楽の遠い起源ともなる神事の舞。いわゆる古代日本の踊るシャーマンですから、まさに恍惚に至るお酒との相性は抜群でしょう。
ということで、意味があるような無いような楽しいひととき。
けれども最後に言っておきたいことがあります。

★チキンカレー ¥1000
ここのカレー、美味いです。
お酒の前でも後でも美味いです。
これ以上、いったい何を望むというのでしょうか。
●「カレー細胞」Facebookページ https://www.facebook.com/CurryCell
●twitter「カレー細胞」:@hm_currycell
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。



世界のカレーをカジュアルランチで。芝浦で人気を誇ったカレー店が戸越公園に移転。『HAWKERS(ホーカーズ)』(戸越公園)
category - [大井町~蒲田、羽田エリア]
2023/
09/
07芝浦で21年管営業し、根強い人気を誇ったカレー店『ホーカーズ』。
ビルの建て替えにより2018年11月に移転。
今は戸越公園の街角で静かに営業されています。

『HAWKERS(ホーカーズ)』
かつて『大勝軒next』だった場所を改装。
カウンター6席のみの小さなお店でランチのみ営業しています。

オーダーは券売機にて。

「赤いカレー」「ポーク」「チキン」「カレー炒飯」と芝浦時代からお馴染みのメニューが並びます。
実はこれらのレギュラーメニュー、それぞれ異なる国の料理をベースにしているのがこの『ホーカーズ』の面白いところなんです。
この日いただいたのはこちら。

★2種盛りB(赤+ポーク) ¥850
「赤いカレー」と「ポーク」のあいがけです。

タイ南部クラビのレッドカレーをベースに仕上げた「赤いカレー」はココナッツミルクの旨味たっぷり。
うって変わって粘度高いポークカレーは日本式と思いきやなんとアイルランド・ダブリン式。
濃厚でコク深い味わい。
ギュッとした食感の豚肉もたまりません。
店長の長澤さんはかつてアイルランド大使館の調理人をしていたそうで、その時のノウハウをカレーに応用しているんですね。
いずれのカレーも日本米のご飯を美味しくいただけるチューニングなのも頼もしいところ。
その他、「チキンカレー」は南インド・ケララ式、「カレー炒飯」は上海式と、小さなお店ながらユーラシア大陸を網羅している楽しさ。
日常的にふらり立ち寄って、いろんな国のカレー料理をカジュアルにいただける。
なんて素敵なランチ処なんでしょう。
●「カレー細胞」Facebookページ
●twitterあらためX 「カレー細胞」:@hm_currycell
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。


ビルの建て替えにより2018年11月に移転。
今は戸越公園の街角で静かに営業されています。

『HAWKERS(ホーカーズ)』
かつて『大勝軒next』だった場所を改装。
カウンター6席のみの小さなお店でランチのみ営業しています。

オーダーは券売機にて。

「赤いカレー」「ポーク」「チキン」「カレー炒飯」と芝浦時代からお馴染みのメニューが並びます。
実はこれらのレギュラーメニュー、それぞれ異なる国の料理をベースにしているのがこの『ホーカーズ』の面白いところなんです。
この日いただいたのはこちら。

★2種盛りB(赤+ポーク) ¥850
「赤いカレー」と「ポーク」のあいがけです。

タイ南部クラビのレッドカレーをベースに仕上げた「赤いカレー」はココナッツミルクの旨味たっぷり。
うって変わって粘度高いポークカレーは日本式と思いきやなんとアイルランド・ダブリン式。
濃厚でコク深い味わい。
ギュッとした食感の豚肉もたまりません。
店長の長澤さんはかつてアイルランド大使館の調理人をしていたそうで、その時のノウハウをカレーに応用しているんですね。
いずれのカレーも日本米のご飯を美味しくいただけるチューニングなのも頼もしいところ。
その他、「チキンカレー」は南インド・ケララ式、「カレー炒飯」は上海式と、小さなお店ながらユーラシア大陸を網羅している楽しさ。
日常的にふらり立ち寄って、いろんな国のカレー料理をカジュアルにいただける。
なんて素敵なランチ処なんでしょう。
●「カレー細胞」Facebookページ
●twitterあらためX 「カレー細胞」:@hm_currycell
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。



隠れバングラデシュ食堂でモンスターフィッシュを食べよう。『サルシーナハラルフーズ』(新大久保)
category - [大久保,新大久保]
2023/
09/
02本日はアジア料理マニアだけでなく、熱帯魚マニアにもおすすめの記事となります。
東京で熱帯魚、食べちゃいましょう。
こちらは新大久保の脇道奥にあるハラール食材店。

『サルシーナハラルフーズ』
深緑の看板から推察される通り、バングラデシュ人によるお店です。


そして、このお店には秘密の部屋があります。
レジの脇を抜け、閉じた扉を開けると・・・

そこはバングラデシュ家庭料理の秘密食堂。
わかりやすいインド料理をメインに出すバングラデシュ料理店はたくさんあれど(インドとバングラデシュは食文化繋がっているので間違いではないが)、バングラデシュ特有の家庭料理を専門に提供するお店となると東京でも錦糸町以外にはなかなかありません。
しかも、夜中しか営業しない店が多い錦糸町と異なり、こちらは定休日なしで11時から21時までの通し営業。
場所を知っていさえすればかなーり便利なのです。
その日のメニューは黒板にて。
日本語表記がありがたいですね。

鹿肉や羊脳味噌にも惹かれますね。
けれどやはりバングラデシュといえば川魚料理。
この日も熱帯魚マニアには堪らないラインナップでした。
A. めっちゃくちゃ大きいカトル魚ブナ
→パーカーホと並びコイ科最大級の魚カトラ・カトラ。
F. めっちゃくちゃ大きいナマズ魚のブナ
→カイヤンやパールン同様パンガシウス系のナマズ。多分バサ。
G. コイ魚のブナ
→バングラデシュの食用鯉ルイかと思ったらアナバス(キノボリウオ 現地名Koi)でした。
ちなみにブナは、わかりやすく言うなら「ドライカレー」。
汁気のないメインディッシュです。
ここは熱帯魚的に最もレアなカトラ・カトラを食することにしましょう。

★めっちゃくちゃ大きいカトル魚ブナ ¥1800
ボルタ、バジ、ダル、チャイ付き。
何せカトラ・カトラだし「めっちゃくちゃ大きい」とあったんで覚悟してはいたのですが、実際デカすぎて笑ってしまいました。

アジアを代表するモンスターフィッシュの一つですからね。
ちなみに現地ではこんな感じ。
肝心のお味ですが、まあ川魚特有のクセはあります。
脂っこさはなく、超巨大で肉たっぷりのフナって感じでしょうか。
そのままだと臭いので干し魚として食べることも多いようですが、こちらでは臭み消しにコブミカンの葉が用いられており、トマトべースのとっつきやすい味付けに仕上がっています。
もちろんボリュームは抜群、けれど油断すると小骨が刺さるので注意。
オーダー時に辛さを聞かれるのですが、魚のクセのことを考えれば辛くしてもらうのが良いでしょう。

ダルにはオリーブ(ジョルパイ)が入っており、香りが独特ですね。
その他、マスタードオイルがガッツリ効いたアル(ジャガイモ)ボルタ、ピリッと辛いシュッキ(干し魚)ボルタがセットに。
ライスはおかわり自由ですが、食べ過ぎ注意にて遠慮。
(おかわりの量がすごいんです)
最後はぐわっと全部混ぜていただきましたよ。

食後のチャイは甘いか甘くないかを訊かれます。
甘いを選ぶとなんと練乳の甘みたっぷり!熱帯東京には丁度良いですね。
せっかくなのでデザートも追加オーダー。

★チウララッチ ¥400
セントチウラ・ラッチ・・・ではなくミルキーなドリンク状のスイーツ。
フレッシュなリンゴとブドウが刻んで入っています。
すっきりとしたお口直しになりました。
毎日のメニューはお店のSNSにて発表。
お目当ての食材が出たら駆けつけるべしです。
●「カレー細胞」Facebookページ https://www.facebook.com/CurryCell
●twitter「カレー細胞」:@hm_currycell
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。



東京で熱帯魚、食べちゃいましょう。
こちらは新大久保の脇道奥にあるハラール食材店。

『サルシーナハラルフーズ』
深緑の看板から推察される通り、バングラデシュ人によるお店です。


そして、このお店には秘密の部屋があります。
レジの脇を抜け、閉じた扉を開けると・・・

そこはバングラデシュ家庭料理の秘密食堂。
わかりやすいインド料理をメインに出すバングラデシュ料理店はたくさんあれど(インドとバングラデシュは食文化繋がっているので間違いではないが)、バングラデシュ特有の家庭料理を専門に提供するお店となると東京でも錦糸町以外にはなかなかありません。
しかも、夜中しか営業しない店が多い錦糸町と異なり、こちらは定休日なしで11時から21時までの通し営業。
場所を知っていさえすればかなーり便利なのです。
その日のメニューは黒板にて。
日本語表記がありがたいですね。

鹿肉や羊脳味噌にも惹かれますね。
けれどやはりバングラデシュといえば川魚料理。
この日も熱帯魚マニアには堪らないラインナップでした。
A. めっちゃくちゃ大きいカトル魚ブナ
→パーカーホと並びコイ科最大級の魚カトラ・カトラ。
F. めっちゃくちゃ大きいナマズ魚のブナ
→カイヤンやパールン同様パンガシウス系のナマズ。多分バサ。
G. コイ魚のブナ
→バングラデシュの食用鯉ルイかと思ったらアナバス(キノボリウオ 現地名Koi)でした。
ちなみにブナは、わかりやすく言うなら「ドライカレー」。
汁気のないメインディッシュです。
ここは熱帯魚的に最もレアなカトラ・カトラを食することにしましょう。

★めっちゃくちゃ大きいカトル魚ブナ ¥1800
ボルタ、バジ、ダル、チャイ付き。
何せカトラ・カトラだし「めっちゃくちゃ大きい」とあったんで覚悟してはいたのですが、実際デカすぎて笑ってしまいました。

アジアを代表するモンスターフィッシュの一つですからね。
ちなみに現地ではこんな感じ。
肝心のお味ですが、まあ川魚特有のクセはあります。
脂っこさはなく、超巨大で肉たっぷりのフナって感じでしょうか。
そのままだと臭いので干し魚として食べることも多いようですが、こちらでは臭み消しにコブミカンの葉が用いられており、トマトべースのとっつきやすい味付けに仕上がっています。
もちろんボリュームは抜群、けれど油断すると小骨が刺さるので注意。
オーダー時に辛さを聞かれるのですが、魚のクセのことを考えれば辛くしてもらうのが良いでしょう。

ダルにはオリーブ(ジョルパイ)が入っており、香りが独特ですね。
その他、マスタードオイルがガッツリ効いたアル(ジャガイモ)ボルタ、ピリッと辛いシュッキ(干し魚)ボルタがセットに。
ライスはおかわり自由ですが、食べ過ぎ注意にて遠慮。
(おかわりの量がすごいんです)
最後はぐわっと全部混ぜていただきましたよ。

食後のチャイは甘いか甘くないかを訊かれます。
甘いを選ぶとなんと練乳の甘みたっぷり!熱帯東京には丁度良いですね。
せっかくなのでデザートも追加オーダー。

★チウララッチ ¥400
セントチウラ・ラッチ・・・ではなくミルキーなドリンク状のスイーツ。
フレッシュなリンゴとブドウが刻んで入っています。
すっきりとしたお口直しになりました。
毎日のメニューはお店のSNSにて発表。
お目当ての食材が出たら駆けつけるべしです。
●「カレー細胞」Facebookページ https://www.facebook.com/CurryCell
●twitter「カレー細胞」:@hm_currycell
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。



ニッポンカレーシーンに、さり気ないイノベーションを。『TOKYO MIX CURRY KITTE丸の内店』(丸の内/東京)
category - [丸の内,八重洲,日本橋]
2023/
08/
02都内のデリバリーを中心に展開してきた『TOKYO MIX CURRY』が東京駅直結の好立地にイートインできる実店舗をOPEN!

『TOKYO MIX CURRY KITTE丸の内店』
オープン時に早速伺ってきたのですが、正直「!」と目から鱗なポイントがたくさんあって、さてどこから話せばよいのやら。
まず面白いのは、専用アプリからオーダーが可能ということ。
事前に注文しておけば、待たずに並ばずに料理が受け取れる仕組み。
オーダーは自在にカスタマイズできるのですが、オーダーした料理のカロリー計算までやってくれるという。
この日は事前オーダーなしでお店に飛び込んでみました。
各席にタブレットがあり、これでオーダーするんです。

ベースは基本のチキンカレー。
そこに豊富なトッピングなどでカスタマイズしていくのですが、これが実に考えられているんです。

詳しくは後ほど。

オーダー完了するとウェイティング画面に切り替わります。
いま調理中、など状況がわかるのも親切。
宅配荷物のトラッキングみたいな感じですね。
やってきたのはこちら。

★TMCチキンカレー みんなのオススメ
・米なしロカボ
・クラッシュドチリ(辛味) 1袋
・豚の黒キーマ
・胡麻カボチャ
計¥1171
まず素敵なのは、ライスなしにするとコールスローに置き換わるところ。
普通のキャベツに置き換わるお店はありますが、コールスローってのは・・・でもこれがとても良かった。
昼から重くしたくないときや、血糖値気にしている人にも最適です。

ベースのチキンカレーはグルテンフリー。
サラっとしているのだけど、トマトの酸味が効いており爽やか。
さらに鶏ガラと魚粉からとった出汁による旨味もあり、物足りなさはありません。
そして、ここが大きなポイントなのですが、ベースのカレーのスパイス使いは比較的シンプル。
一方それぞれのトッピングには食材に合わせた様々なスパイス使いがなされていて、混ぜていくことでスパイス感が変化していくという仕掛けになっているんです。
ゴマをスパイスとして使ったカボチャ、南インドテイストのレモンアチャル、花椒が効いた黒キーマ・・・
なるほど、だから『MIX CURRY』なんですね。

クラッシュドチリで辛さも微調整していきます。
食後感は実にさわやか。
けれども物足りなさはなく実に見事です。
食べてみて気づくのは、南インドのミールスのようなスパイス技法が駆使されていること。
けれどもいちばん目から鱗だったのは、「南インド」や「スパイスカレー」という、一般層から見てニッチなワードを使うことなく、あくまでも「日本のカレー好き」が「カレーを食べたい」と思うシンプルな欲求にマッチさせているところ。
それでいて、今までのニッポンカレーの定石ではカバーできなかったニーズを掴んでいるのが、さりげなく凄いのです。
一定数のカレーマニアとは違う、一般層にとっては「スパイスカレー」というワードひとつにしても躊躇いの対象になるもの。
それを「普通のカレー」の延長線上で、「重くなく食べられる」「自由にカスタマイズできる」「混ぜるとさらに美味しい」という付加価値として提示している。
つまり、全くマニアックさを感じさせない凄さ。
『TOKYO MIX CURRY』という名前の腑に落ちる感じといい、実にコミュニケーションが巧い。
さらにアプリやタブレットを用いることで、今後さらに重要になってくるお客さん&従業員の多言語対応もフレキシブルに行える。
「ニッポンカレー」が海外進出するためには、まさにこのような発想が必要なのではないか。
そう強く思ったのです。
●「カレー細胞」Facebookページ https://www.facebook.com/CurryCell
●twitter「カレー細胞」:@hm_currycell
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。




『TOKYO MIX CURRY KITTE丸の内店』
オープン時に早速伺ってきたのですが、正直「!」と目から鱗なポイントがたくさんあって、さてどこから話せばよいのやら。
まず面白いのは、専用アプリからオーダーが可能ということ。
事前に注文しておけば、待たずに並ばずに料理が受け取れる仕組み。
オーダーは自在にカスタマイズできるのですが、オーダーした料理のカロリー計算までやってくれるという。
この日は事前オーダーなしでお店に飛び込んでみました。
各席にタブレットがあり、これでオーダーするんです。

ベースは基本のチキンカレー。
そこに豊富なトッピングなどでカスタマイズしていくのですが、これが実に考えられているんです。

詳しくは後ほど。

オーダー完了するとウェイティング画面に切り替わります。
いま調理中、など状況がわかるのも親切。
宅配荷物のトラッキングみたいな感じですね。
やってきたのはこちら。

★TMCチキンカレー みんなのオススメ
・米なしロカボ
・クラッシュドチリ(辛味) 1袋
・豚の黒キーマ
・胡麻カボチャ
計¥1171
まず素敵なのは、ライスなしにするとコールスローに置き換わるところ。
普通のキャベツに置き換わるお店はありますが、コールスローってのは・・・でもこれがとても良かった。
昼から重くしたくないときや、血糖値気にしている人にも最適です。

ベースのチキンカレーはグルテンフリー。
サラっとしているのだけど、トマトの酸味が効いており爽やか。
さらに鶏ガラと魚粉からとった出汁による旨味もあり、物足りなさはありません。
そして、ここが大きなポイントなのですが、ベースのカレーのスパイス使いは比較的シンプル。
一方それぞれのトッピングには食材に合わせた様々なスパイス使いがなされていて、混ぜていくことでスパイス感が変化していくという仕掛けになっているんです。
ゴマをスパイスとして使ったカボチャ、南インドテイストのレモンアチャル、花椒が効いた黒キーマ・・・
なるほど、だから『MIX CURRY』なんですね。

クラッシュドチリで辛さも微調整していきます。
食後感は実にさわやか。
けれども物足りなさはなく実に見事です。
食べてみて気づくのは、南インドのミールスのようなスパイス技法が駆使されていること。
けれどもいちばん目から鱗だったのは、「南インド」や「スパイスカレー」という、一般層から見てニッチなワードを使うことなく、あくまでも「日本のカレー好き」が「カレーを食べたい」と思うシンプルな欲求にマッチさせているところ。
それでいて、今までのニッポンカレーの定石ではカバーできなかったニーズを掴んでいるのが、さりげなく凄いのです。
一定数のカレーマニアとは違う、一般層にとっては「スパイスカレー」というワードひとつにしても躊躇いの対象になるもの。
それを「普通のカレー」の延長線上で、「重くなく食べられる」「自由にカスタマイズできる」「混ぜるとさらに美味しい」という付加価値として提示している。
つまり、全くマニアックさを感じさせない凄さ。
『TOKYO MIX CURRY』という名前の腑に落ちる感じといい、実にコミュニケーションが巧い。
さらにアプリやタブレットを用いることで、今後さらに重要になってくるお客さん&従業員の多言語対応もフレキシブルに行える。
「ニッポンカレー」が海外進出するためには、まさにこのような発想が必要なのではないか。
そう強く思ったのです。
●「カレー細胞」Facebookページ https://www.facebook.com/CurryCell
●twitter「カレー細胞」:@hm_currycell
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。


