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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

素敵空間で、たのしいお酒とあたらしいタイ料理。『タイ料理 ミャオミャオ』(幡ヶ谷)

東京にはいろいろなタイ料理店があります。
オシャレなカフェ感覚でアジアン気分が楽しめるお店から、
ここは日本?って思えるほど現地そのものに振り切ったお店まで。

けれども、こんなタイ料理店は今まで日本になかったかも。そう思えるお店が幡ヶ谷に誕生しました。

『タイ料理 ミャオミャオ』

オープンは2022年1月11日。

まず、内装が素敵。

天井で万国旗のように揺れているのはタイ・イサーンのチェック柄布「パーカオマー」。


厨房側のカウンターにはハーブを漬けたお酒がズラリ。
ともすれが怪しげな雰囲気になるところ、グラフィカルなラベルを貼ってカラフルPOPな雰囲気に仕上げています。

そうそう、そうなんですよね。
日本にある和食の店がみな田舎風じゃないのと同じで、バンコクあたりのレストランって意外にモダンな雰囲気のところが多い。
鄙びた「発展途上国テイスト」を押し出すばかりが現地風とは言えない時代なんです。
実際、日本よりタイの方が先進国って感じることも多いですし。


★チャーン ¥680

そんななかいただくタイの定番ビールはまた格別。

メニューを見れば、料理もドリンクも興味深いモノばかり。
ある意味マニアックな視点を保ちつつ、洗練されたスタイルにアレンジしているのがよくわかるんです。


★ミアンねぎトロ ¥580

ミアンとは元々、タイ北部で食される、お茶の葉を発酵させた漬け物。
それがもとになり、葉っぱで具材を包んでいただく前菜を「ミアンカム」と呼ぶように。
と、ここまではマニアックなのですが、このお店ではエゴマの葉を用い、
レモングラスや赤玉ネギを利かせたネギトロを包んでの提供に。

なるほど、見方によってはハーブを用いたネギトロ巻き。
別の見方によっては日本食材を活かしたミアンカムになるわけですね。


★サッポロ黒ラベル生 ¥580

日本の生ビールもタイ語のグラスで飲めばまた違う気分になります。


★カルパッチョ ペット ¥1180

タイ風、鴨のカルパッチョ。
タイ、特にイサーン地方では鴨をよく食べます。
ラープなどバキバキに辛い味付けでいただくことも多いのですが、こちらはカルパッチョ仕立てで良きビールのアテに。
そういや、『コンロウ』にも同じメニューあったよなぁ、なんて思ったのですが、それもそのはず。
こちら『ミャオミャオ』の店長は『コンロウ恵比寿店』から独立した方だそうで。


★レモングラスサワー ¥680

添えるだけでなく、しっかりと漬け込まれたレモングラスで爽やかの極み!


★ヤムヌア ¥1150

タイ東北の牛肉サラダ。
とにかく肉がしっかりしています。
こういう現地っぽい料理もちゃんとクオリティ担保してくるところに好感が持てますね。


★サー ¥880

卓球愛ちゃんの声が脳裏をよぎりますが、こちらタイ北部伝統の豚肉炒め。
こちらでは豚肩肉を用いており、引き締まった歯ごたえが楽しいです。

ちなみにヤムヌアもサーも辛さは調節可。
もちろん「ペッ マーク」(激辛)でお願いしましたよ。


★ビアラオダーク ¥680

タイでも親しまれるラオスのダークビール。
東南アジアのスタウト&ダーク系では一番好きです。


★ホイトードパットポンカリー ¥980

タイの卵炒めカレーといえばカニを具材にしたプーパッポンが有名ですが、こちらの具材は牡蠣フライ。
旨味凝縮、こりゃあ絶品だ。


★マンゴーサワー ¥550

グラスが可愛い。
店名が漢字で書かれていますね。

デザートも充実しています。

★カノムトゥアイ ¥480

アッツアツで提供される、ココナッツともち米のプリン。


★たろ芋のアイスクリーム ¥480

濃厚な風味がたまりません。

いろいろ食べたくなってしまう、色々飲みたくなってしまう。
楽しくワクワクするタイ料理店です。

マニアからそうでない人まで、一緒に行く人を選ばない素晴らしいレストランだと思います。

それにしても最近の幡ヶ谷、どんどん面白くなっていますね。

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タイ料理 ミャオミャオ



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

代田橋沖縄タウンの沖縄×カレー居酒屋。「酒里城」(代田橋)

下北沢を中心に、コンセプチュアルな飲み屋やカフェ、美容室などを展開する「呑もうぜグループ」が、代田橋の沖縄タウン入口にオープンさせた沖縄×カレーBAR。



「酒里城」(しゅりじょう)

2019年10月にとんでもない事件が発生・・・・



まさかのショベルカーがお店に突っ込んできたんですね。
それから修復に時間がかかったようで、ご苦労様です。

(その後、本家の首里城も炎上。一体何が・・・・)


ともあれ完全修復、綺麗になった店内。
席の配置も変則的で、座る場所や向きでディスタンスを保つこともできそう。


★オリオンビール ¥700

やっぱ沖縄ですからオジー自慢のオリオンビールから。


お通しはきゅうりとミミガーの和え物。


★島らっきょう ¥500

アンチョビペーストにつけていただくアイデアがなかなかにナイス。
これはみんな真似すると良いですよ。

そしてカレー。
いわゆるカレープレートもあったのですが、惹かれたのはこちら。


★オキナワカレーそば ¥1000

沖縄舌になっちゃったら、最後は沖縄そばで締めたいですからね。
そばとカレー両方食べたら腹パンになっちゃう。だからこれ。


いわゆるソーキそばやカレーうどんのように麺が汁に漬かっているのではなく、
汁無しソーキそばにカレーがサッとかかっている状態。
ほどよくスパイシーで、これは締めに最適の一杯ですね。


★コーヒー泡盛 ¥600

個人的にカレーの後は珈琲、なのですが、ここは沖縄。
泡盛でアルコール追加補給です。

最初から最後まで、結局なんやかや沖縄。
なのにカレーもお酒もコーヒーもいただいているという、なんとも有難いお店なのでした。

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酒里城



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

名物は、ジンジャーラーメン×ジンジャーカレーのダブルジンジャー。「我武者羅」(幡ヶ谷)

鯛出汁豚骨ラーメン専門店として話題だったお店が、ガラリと路線変更。
生姜醤油ラーメンと生姜カリーのお店に。

こういうこともあるんですね。

「我武者羅」

こちら幡ヶ谷本店の他、代々木に支店、さらに幡ヶ谷に別ブランド「心や」も展開しています。

店主の蓮沼氏はフレンチを学んだあと、家系ラーメンのお店で修業し、独立しますが、
その後、鯛出汁豚骨ラーメン専門店「我武者羅」をオープンすると、メディアに次々と取り上げられ話題に。

ところが鯛出汁の原価高騰をきっかけに、お店のコンセプトをガラリと変更。
生姜醤油ラーメンの店として生まれ変わりました。

実はこの「生姜醤油ラーメン」、蓮沼氏の故郷である長岡のご当地ラーメン。
フレンチ→家系→鯛出汁と経て、自身の原点に回帰したというわけですね。

深いです。

そして、お店のもう一つの名物が、生姜醤油ラーメンに合うよう開発された生姜カリー。

券売機の上にもデカデカとアピールされています。

『カリーは「飲み物」 セットドリンクです。』

などと書かれていますよ。


さあさあ、セットドリンク付き生姜醤油ラーメンがやってきましたよ。


★特製生姜醤油ラーメン ¥1100

まず、盛り付けが非常にカッコイイです。傾奇者の一杯です。
シャンと立った海苔には家系の面影を感じますね。

中央の生姜を崩しながらいただきます。
家系から鯛出汁の流れがあったので、ガツンと濃い味を予測していたのですが、
スープは澄み渡るほどにシンプルな醤油味。
麺の味がしっかりわかるほどの優しさです。
そこに生姜の刺激がじんわり来て、なるほどと。

一口目のインパクトを競い合うことが多い、昨今の飲食業界の真逆を行く、
通うたび自分の記憶になっていく味とでもいいましょうか。

ロングセラーの定番となるのはこういう味なのでしょう。


★我武者羅の生姜カリー(ミニ) ¥300

一方、カレーは食べ口濃厚。
基本はとろみある和のカレーです。
ツンツンに立った九条ネギがこれまたカッコいいですね。


カレーの中には刻まれた生姜が。
これまたじんわり効く感じで。

ジンジャーラーメンとジンジャーカレーのダブルジンジャー。
風邪の予防にもとっても良さそうです。


現在はラーメン、カレーともにテイクアウトにも対応。
お家でダブルジンジャーも良いですね。

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我武者羅



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和印折衷、ネパール系大衆居酒屋。「家帝」(代田橋)

代田橋の沖縄タウンから少し外れた場所に、ネパール人による和印折衷居酒屋があります。



「家帝 大原店」

「家帝」と書いて「イエティ」。
ヒマラヤの雪男を漢字で表現するあたりにも和印折衷の魂を感じますね。
あ、いや、正しくは和ネパ折衷ですが。

方南町にも系列店があります。


店内は一見、和風居酒屋。
けれどよく見ればランプシェードはネパールの紙。


よく見りゃヒマラヤ山脈の写真も飾られています。

この日はふらりチョイ飲みの気分。
居酒屋使いで行きましょう。


★ウコン割りサワー ¥400

なんだかウコン感(つまりターメリック感)が強く、とても美味い!


★チーズのから揚げ ¥450

きっとそうだろうと思いオーダーしたのですが、やはりそうでした。
こちらインドのカッテージチーズ「パニール」の唐揚げですね。
こういうのが食べたかったんですよ。


★すなぎも炒め ¥450

普通の砂肝じゃない、クミンをはじめ、なかなかスパイスが効いています。
これ、ネパール式の砂肝炒め「パングラフライ」ですね。

たまらんな。

もっともっと食べたい気持ちを抑えつつ、この日は打ち止め。
また、代田橋ハシゴに使おうっと。


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家帝 大原店



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インド・スリランカ・クラフトカレー。ビリビリ痺れる気魄のカレー店。「東西香味咖哩商会」(参宮橋)

参宮橋に、とってもとっても興味深いカレー屋さんが誕生しています。

「東西香味咖哩商会」

圧巻の八文字熟語ですが「トウザイスパイスカリーショウカイ」と読みます。
実はここ、「紅虎餃子房」や「万豚記」など独特の筆文字書体でおなじみ、際コーポレーションが手掛けるカレー専門店。

「際」の中島武社長はオリジナルカレーを自ら調理する、筋金入りのカレー好き。
今までも「際」が手掛けるあちこちのお店で、振り切った辛さや痺れにお世話になってきた私からすれば、もう待望のカレー店なわけです。


様々な文化がミックスしたオールド香港を彷彿とさせる店内。
ここでどんなカレーが提供されるのかといえば・・・・

これがビックリ。

南北インドにスリランカを加えたミックスターリーと、「際」独自のアプローチで提案するオリジナルのクラフトカレーの2系統。
この店をオープンするにあたり、「エリックサウス」「タップロボーン」出身のスタッフや、コルカタ出身のシェフを招聘するなど、本気度はマックス。


カレーのみならず単品料理やお酒も充実しており、使い方はさまざま。

どれを注文するか迷いますが、せっかくの「際コーポレーション」、まずは「らしさ」が際立つカレーを頼んでみましょう。


★羊肉とフェンネル、コリアンダーのスパイススパイシーカリー(M)¥1180
・???辛


丸鶏を骨ごと粉砕して用いたソースに野菜や豆、スパイスを加えたカレー。
化学調味料不使用だそうです。

見るからに、見るからに濃厚なビジュアルですね。

一口いただくと、フェンネル、コリアンダー花椒の他に、八角がブワッと香ります。
そして花椒の痺れ・・・・まさにオリエンタルな刺激!!

そして・・・なかなかハイレベルな辛さ!!!

実はこの日鍋を振ってくださったのは、外ならぬ中島武社長ご本人。
もともと8辛くらいでオーダーしたのが、熱がこもってグレードアップしてくれたそうです。
その後、私がいただいたこの辛さを「10辛とする。」ことになったそうです(笑)

オープン直後のお店ならではの楽しい一幕でした。

ちなみにめちゃくちゃ辛いには辛かったのですが、個性的なスパイスの構成と、しっかりした羊肉のおかげで最後まで美味しくいただくことができました。


★ミントハイボール ¥420

合わせるお酒は爽やかに。


★塩ラッシー

辛さから胃腸を優しく守るには、やはり乳製品。
インドで培われた知恵ですよ。

流石というか、社長の思い入れが強く反映された、ワクワクするような「東西香味」空間。
これはちょっと何人かで訪問してディナーもしたいですね。
今後の展開にも期待です。

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東西香味咖喱商会インドカレー / 参宮橋駅初台駅南新宿駅

夜総合点★★★★ 4.0


テーマ:カレー - ジャンル:グルメ