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2023/06/19

[練馬,板橋エリア]

        

成増に食材店併設ネパール食堂。『SHIVANSH SPICE(シバンススパイス)』(地下鉄成増/成増)

category - [練馬,板橋エリア]
2023/ 09/ 08
                 
成増。
川越街道沿いにできた、ネパール食材店併設食堂。

『SHIVANSH SPICE(シバンススパイス)』

同じネパール系インド料理店『ナマステ』のちょうど隣(駅からだと手前)に2023年6月3日オープン。


お店に入って左側に物販、右側にイートインスペースとしてテーブル16席が用意されています。
お隣の『ナマステ』がインド料理をメインにしつつ、ネパール料理もちょちょっと出す、いわゆる「インネパ店」であるのに比べて、
こちらはネパール人が集うネパール食堂としての見え方がメイン。
インド料理も置いているのですが、メニューの後ろ方にあり、あくまでネパールが主となっています。


★ネパールマトンカナセット ¥990

いわゆるネパールの国民食「ダルバート」です。
ダル(豆スープ)とバート(ご飯)を基軸に、マトンカレー、ゴルベラアチャール、ミックスアチャール、サグブテコ、パパド、生野菜がついてきます。

ドリンクまでついてこの価格は相当に良心的ですね。


マトンカレーは辛さMAXの5でオーダーしましたが、激辛というほどではなくむしろこのバランスが一番美味しいんでは?というナイスチューニング。羊肉は骨なしで食べやすい仕様になっていました。
ダルはミックス仕様で、味噌汁のようにごくごく飲める仕上がり。ほど良い塩気でご飯が進みます。
ご飯は日本米とバスマティのブレンド。
ネパール人が日本でダルバートを作るときに好む、つまり「ちょうどいい」食感になっています。
ちなみにライスはおかわり自由。
この価格でどれだけサービスがいいんだ・・・

インネパ店の数が多いこの沿線。
ダルバートを出してくれるお店も少なくはないのだけれど、インド料理と共通調理の汎用ダルバートと違って、
ちゃんとネパール人仕様になっているダルバートはなかなか貴重。
しかもリーズナブルだし、近隣ネパール人に人気が出るはずですよね。

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町中華のドライカレーと朝鮮焼。『中華料理 栃尾』(氷川台)

category - [練馬,板橋エリア]
2023/ 09/ 01
                 

『中華料理 栃尾』

新潟県栃尾出身の店主が1962年文京区護国寺にオープンした『栃尾』(現在は閉店)、その暖簾分けの生き残り。
こちらのお店も創業50年を優に超える老舗のはず(情報求む)
同名の暖簾分け店は他に護国寺、新井薬師前、朝霞、草加、勝田台に残存しているようです。


外からは中が全く見えないのですが、お店は意外なほど広々。
地元の子供たちからのメッセージがあちこちに貼られていて、地域への愛されぶりが伝わってきますね。


カウンター席のトップはなんと銅板。
見た目の重厚さだけでなく、抗菌効果もバッチリですね。


メニューは中華・洋食とバリエーション豊富。
『栃尾』のアイデンティティである「肉入りチャーハン」(肉厚チャーシューのせ炒飯)や「朝鮮焼」の名前もみえますね。(「朝鮮焼」については後述)

カレーメニューは
・カレーライス
・月見カレーライス
・カツカレーライス
・ドライカレー
・カレーそば
の5種ありました。


★ドライカレー ¥650

これぞ昭和のドライカレー!
喫茶店のドライカレーもいいけれど、炒飯が美味い町中華のドライカレーも捨て難いんですよね。

辛さは控えめながら、焦がしカレー粉の香ばしさ。
具材はグリンピース、ニンジン、コーンに溶き卵とシンプルながら完璧。
肉やエビなどの具材が入っていないからこそ、おかずとの組み合わせが楽しめるんです。

組み合わせたのはもちろんこちら。

★朝鮮焼 ¥700

『栃尾』のアイコンとも言える「朝鮮焼」(お店によっては「朝鮮焼き」の表記)。
いわゆる豚しょうが焼きの生姜を刻みニンニクに置き換え、濃厚辛口な醤油仕立てにした一皿。
肉の下には茹でもやしがたっぷり敷かれているのに加え、スープもついてきます。

この、濃厚極まりない(ズルい旨さの)料理に、シンプルなドライカレーが合うこと!
もう、この組み合わせのどこが中華料理なのかわかんないですけども(笑)
これこそが町中華の素晴らしいところなんですよね。

最近は町中華にも再評価の波が訪れていて、ちょっとオシャレなシン・町中華も登場してきています。
それはそれで楽しいのだけれども、この『栃尾』のような文化財クラスの真・町中華の圧倒的魅力には敵わない。
そう実感するのでした。

老夫婦の接客も心から和みます。
大切なものを思い出す気持ちで、ぜひ訪れてみてくださいな。

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関連ランキング:中華料理 | 氷川台駅


                         
                                  
        

インネパ店のリアルを求めて。『リアル』(石神井公園)

category - [練馬,板橋エリア]
2023/ 07/ 14
                 
SNSにVRにARに仮想通貨にNFT。
一体何がリアルで何がバーチャルなのか、境目がどんどん無くなっている近頃。

こんなお店に立ち寄りたくなりました。

『リアル』

そう、ここはリアル。
間違いなくリアルです。


街のインネパ店(ネパール人によるインド料理店)によくあるパターンとして、お酒が並ぶBARっぽさ。
飲んでいいよ、飲んだ方がいいよ、飲みます?

無言のプレッシャーこそがリアル。

★ネパールアイス ¥550

リアルに頼んじゃいました。
夜なのに蒸し暑いこの頃、キンキンに冷えたビールを飲むと「生きてる!」というリアルを再認識。

カレーは何にしようかな。

★べガンマサラ ¥880
★ジーラライス ¥290


ナスのカレーを辛口でオーダー。
バスマティ米を日本米とブレンドしクミンで炊いたジーラライスを合わせました。

このジーラライス、割とリーズナブルなインド料理店でもぐんと高い価格つける場合が多いので、これは嬉しい価格設定。
刻みネギを料理に乗せたい欲が強いネパール人らしく、刻みネギが乗っています。

インドじゃこれがリアルなのか?
いいえ、けれど石神井公園ではこれがリアル、それでよし。


べガンマサラは油たっぷりの重厚タイプ。
茄子って油で美味くなりますもんね。
ほどほどに辛く、パワフルな味わいでした。

閉店時間ぴったりに会計を済ませ、お店を出ると外は蒸し蒸しとした暑さ。
もはや日本は熱帯。
それこそが疑いのないリアルです。

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アニメの街の人気タイ料理。『マライ』(大泉学園)

category - [練馬,板橋エリア]
2023/ 07/ 09
                 
日本アニメ発祥の地、大泉学園。

駅北口側で人気だったタイレストラン『マライ』が2016年、南口側へ移転。

移転後初訪問です。

『タイレストラン・マライ』

移転直後は『マライ・ガイヤーン』という看板だったかと思うのですが。

元の名前へと戻っていました。

現在1階が改装中につき、2階へ。

2階は2階で雰囲気あるエントランスですね。


料理メニューはポピュラーなタイ料理ひととおりと、タイ東北イサーン料理の両方を取り揃え。
地域のタイ料理店として幅広いニーズに対応可能です。


★シンハービール ¥700

チャーンを頼んだらシンハーが出てきたマイペンライの国。
プライス同じなのでマイペンライですよ。


★プーパットポンカリー M ¥1480
★カオ スワイ(ジャスミンライス)¥330


日本人に人気絶大なカニの玉子とじカレー。
バンコクの『ソンブーン』発祥と言われる料理ですが、それ以前にも庶民料理として存在はしていたようです。
『ソンブーン』では肉厚のマッドクラブ(ノコギリガザミ)を用いていましたが、こちらではいわゆるワタリガニ(ガザミ)を使用。
ソフトシェルではなくハードシェルのため、身をとるカニ身フォークが添えられています。

旨味たっぷりで美味い、美味いのだけど、ワタリガニの分厚い殻の中から身を掻き出すのはちょっと大変。
どう上品に食べても手はべとべとになっちゃいますね。


★ガイヤーン ¥1180

こちらはイサーン地方名物のチキングリル。
じっくり焼き上げるため提供までに時間がかかります。
最初にオーダーしておくのが良いでしょう。
この日もオーダーから30分ほどでの登場。

脂がすっかり落ちて肉の食感はギッシリ。
漬けダレのナムジュムも良いけれど、この店オリジナルのソースもなかなか合います。
スイートチリの辛口バージョンみたいなソースでした。

タイ人によるタイ料理店にありがちな、ゆるいノリは一切なく、あくまでもレストランとしての礼儀正しい接客。
以前の店舗ではルフィのサイン色紙があったけれども、新店舗ではどんなキャラが食べに来ているんでしょうね。

カレー細胞公式ストアOPEN!
ポケットカレーはじめ私がセレクトした色々なカレー商品を追加していきます。
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注目!住宅街のモダンスリランカ。『ロジャーズキッチン』(蓮根)

category - [練馬,板橋エリア]
2023/ 06/ 19
                 
板橋区蓮根の住宅街に、驚くほど洗練されたモダン・スリランカレストランがあります。

『ロジャーズキッチン』

オープンは2020年10月24日。

広々とした店内にはピアノも。
コックコートを纏ったスリランカ人スタッフが、流暢な日本語でおもてなししてくださいます。


予約して、おめかしして、タクシーで乗りつけて、なんてのが似合う世界観ですが、ランチ・ディナーともにふらりカジュアル利用もOKです。
(ディナータイムはサービス料10%です)

ディナータイムにはモダンスリランカのお任せコースもあれば、逆にトラディショナルなスリランカ料理のコースも。

コシヒカリで作ったストリングホッパーも食べたすぎるけれど、オーダーは2個から。
やっぱりデート利用に最適化されていますね。

ですが単独訪問なら単独訪問なりの楽しみ方をしようじゃないですか。


★スリランカスパイスウイスキーハイボール ¥650

スリランカアラックをベースにカルダモン、セイロンシナモン、その他スリランカのアーユルヴェーディックなハーブを複数加えた一杯。
泡立つハイボールにしてもしっかりスパイスが香ります。

季節によってスパイス&ハーブの配合は変わるようですが、これはオススメ!


★ココナッツロティ ¥400

ココナッツを練り込んだ厚さ8mmほどのロティにフレッシュトマト仕立てのピリ辛ルヌミリスを乗せたスターター。
カナッペ気分でいただきましょう。
紅茶のお茶受けにも良さそうですね。


★かぼちゃのオーブン焼きカレー ¥850

三日月型のカボチャをオーダーを受けてからじっくり焼き上げ、スパイスソースを添えた一皿。これは美しい!
フレンチのコースに出てきても違和感ないビジュアルです。


三日月型のカボチャの上にはペースト状のドライカレー。
カボチャの甘みと焼き上げた香ばしさに濃厚なスパイスが重なり絶妙。
さらに敷かれたスパイスソースはココナッツミルクが感じられつつも、しっかり刺激的です。


食中には自家製パンのサービスも。
ほんと、フレンチレストランに来ているようです。

グルメを自称する日本人の皆さまの中には一定確率以上、明治以来の西洋コンプレックスを引きずっている方がおり、アジア料理を「下」に見ていることが多々。
けれどそれって勿体無いことで、アジアの食文化がワールドクラスの美食家たちにどれだけ影響力があるのか、その視点がなければ日本の食の発展もないと思うのです。

板橋の住宅街でモダンスリランカをいただくという体験が、その気づきの一端になるのでは。そう感じました。


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