日暮里駅の駅ナカ、エキュート日暮里。
京成スカイライナーに乗ったりするときなんあによく活用するんですが、久しぶりに立ち寄ったら美味しそうなパン屋が入っていました。
「小麦と酵母 満 エキュート日暮里店」三軒茶屋「濱田家」の姉妹店「満(みつる)」、曙橋に拠点をもちエキナカの商業施設に展開しています。

和をテーマにした惣菜パンが人気だそうですが、やはり私の目当てはカレーパン。
★カレーパン ¥220肉厚、存在感アリアリのカレーパン。
これが、これが実に良かった。
表面の衣はサクサク。そして・・・・

ギッシリ詰まったカレー部分がありつつ、パン部分はパン部分でしっかり。
パンも薄くカレーも少なく空洞が空き気味なカレーパンが多い中、こちらはカレーもパンもしっかり楽しめる仕様です。
カレーも濃厚で、パンもふわふわ。
カレーも、パン自体も自信がある現れですね。
日暮里って、旅の起点となることも多い駅。
電車に持ち込む朝食はもう、このカレーパンで良いんじゃないでしょうか。
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辛さオーケーなタイ料理好きの間で人気なのは東北イサーン料理や、北部チェンマイ料理。
けれども、もっと辛い料理は南部にあるんです。
ですがこのタイ南部料理を提供するレストラン、バンコクでもそれほど多くはなく、ましてや日本となれば激レアレベル。
(やけに有名になったマッサマンカレーを除く)
関東だと大久保「ルンルアン」、綱島「タイタニ」、神田「あろいなたべた」、池袋「ピラブカウ」「バーンカオケン」、川越「ランマイ」などでタイ南部料理が提供されていますが、2017年に誕生したこのお店は、その真打ちと言って良いのではないでしょうか。
「ポム タイ料理」場所は田端。
上述の「ルンルアン」が一時期田端に移転しており、大久保へと戻ったその跡地に2017年3月オープン。

女性シェフのポムさんはタイ南部スラーター二―県出身。
日本大使館でも働いていたことのあるベテランです。

この店には日本人にも親しみがあるタイ料理に加えて、ポムさんの故郷の味である南部料理もラインナップ。
いやがおうにもテンション上がるってもんです!
★チャンビール ¥600まずは乾杯。
プーケットビールがあったらなお良かったな。
★クアクリング ¥1000他店では「クワクリン」「クアクリン」「クワキン」などとも呼ばれる、タイ南部の代表的な激辛挽肉料理。
東北や北部のラープと比較されることも多いですが、こちらはよりストレートな辛さ。
メニューには「南から来たおふくろの味」とありますが、随分ハードな母さんでありますね。
ビッグバッドママ的な。
辛さも味も最高です。
次にやってきたのはビジュアル的にも最高な一品。
★ホーモック ¥1300この料理を始めて食べたのは、LAのタイ料理屋。
その時のメニュー名は「Hidden Treasure」という表記でした。
言い得て妙ですね。

一つ一つの蓋の下に、タコ焼きのように入った蒸し焼き料理。
実はこれ、白身魚をスパイスとココナッツミルクで蒸した、タイ南部のいわば「蒸しカレー」なんです。
黄色い色はターメリック。
半島でマレーシアと繋がっているタイ南部は、マレー料理やムスリムの食文化が入っているんですね。
この「ホーモック」には、バナナの葉で包んで蒸したバージョンもあり、味も見た目もマレーの「オタオタ」そっくりだったりするんです。
ちなみに辛さは殆どなし。
タイ料理にもいろいろあるんです。
★ハイボール ¥400用いているのはタイウイスキー。
この日はセンソムがあったので、そちらをベースにお願いしました。
さて、まだまだ南部攻め、行きますよ。
南部の汁物系としては、酸っぱいゲーンソムもあったのですが、ここはひとつダメ元で、メニューにない品をオーダー。
★ゲーンタイプラー
★カーオスワイ ¥200タイ南部料理で一番好きな、けれど一番パンチある辛さのゲーン。
発酵させた魚の内臓から作った調味料「タイプラー」によるええ感じの旨み(臭み)と、ストレートにブッ刺してくるような辛さが超絶な魅力。
タイ人でも敬遠する人が多い、「タイで一番辛いゲーン」、けれどいろいろ突き抜けた先の爽やかさは、味わった人にしかわかりません。
メニューにない裏メニューではありますが、辛さ耐性のある方なら絶対試していただきたい絶品ゲーンです。
そしてこの刺すような辛さは、水を飲んでも拡がるだけ。
そんなときお勧めなのがこちら。
★カイ チョ ムーサップ ¥800タイの豚挽き肉入りオムレツ。
私はタイの辛い料理を食べるとき、サイドメニューでこれを良く頼むんです。
(南部料理だけじゃなく、大抵のタイ料理店にあるのですが、日本人には無視されがちな品)
辛いものを食べた後、これを口に入れたときのなんとも言えない幸せ感・・・・まるで天使の抱擁のような・・・・
ぜひ、合わせて試してみてくださいね。
店内の穏やかな空気とは対照的な、ハードコアな辛旨南部料理。
けれど、この店が限られたマニアだけのものじゃないことは、壁を見ればわかります。

常連さんたちが貯めている、ポイントカードがびっしり。
激辛南部料理を食べなくても、ステキなお店なんですよ。
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関連ランキング:タイ料理 | 田端駅、西日暮里駅、赤土小学校前駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
最近は東京でも面白い間借りカレーの店が増えてきました。
千駄木、団子坂(乱歩「D坂の殺人事件」でおなじみですね)を登ったところにある「Cafe Rinne」。
ここに日曜限定でオープンするスパイスカレー屋さんがあります。
「Spice Bird」2017年9月3日オープン。
女性2人による、インド各地方の料理を基調としたスパイスカレー屋さんです。

カウンターにはお店のマスコットの鳥が。
青唐辛子と赤唐辛子に見えてくるから不思議です。
鳴き声は「ピリリリリ・・・ピリリリリ・・・」かな?
メニューは週替わり。

この日のカレーはパンジャブ風ひよこ豆カレー、ゴア風海老カレー、チキンコルマ、副菜はインゲンのポリヤル、レンコンのピクルス、人参のカチュンバ、紫玉ねぎと揚げ玉のライタ。
カレーは3種用意されていますが、3種盛りの設定はないので、全種制覇するなら2人での訪問が良いでしょう。
★カレープレート2種(パンジャブ風ひよこ豆カレー+チキンコルマ) ¥1200とにかく女子ウケしそうなビジュアル!
けれど味もなかなかのもの。

紅茶で香りをつけたというひよこ豆カレーは、ホクホク食感。
チキンコルマはカシューナッツの風味が効いた、リッチな仕上がりが頼もしいです。
手羽元がまるまる2本入っていますよ。
さらに、ライタに揚げ玉を組み合わせるアイデアも秀逸。
ヨーグルトとサクサク感の組み合わせはまるでダヒプリのよう。
★カレープレート2種(パンジャブ風ひよこ豆カレー+ゴア風海老カレー) ¥1200こちら海老カレーはまた違うアプローチ。

意外に辛口で、タマリンドの酸味を加えたエビチリさながら。
大ぶりの海老もプリプリで美味かったですよ。
★ミニ・マサラチャイ ¥200生姜たっぷり、甘みしっかりのチャイで胃が落ち着きますね。
実は前回、15時過ぎに訪問した際は売り切れにつき断念。
この日は策を練り、12時40分に訪問したんです。
つまり、12時から13時のランチタイムに混んでたとしたら、少し待てば開く時間。
逆にみんながランチタイムを外して13時過ぎを狙ったとしたら、混む前に入れる時間。
実はこの日は後者のパターンだったんですね。
13時過ぎ、カレーを食べてる間に続々とやってくるお客たち。
みんな考えること同じってことなんですわ。
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関連ランキング:カレー(その他) | 千駄木駅、本駒込駅、東大前駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
千駄木に、元寿司職人が作るスパイスカレーのお店が誕生!
「スパイスカレー とくじろう」オープンは2017年11月19日。
10年前までここは寿司屋だった場所。
当時寿司職人だった増田さんが一念発起、繁盛していた寿司屋をたたんでカレー修業の道へ。
スリランカ料理、インド料理などさまざまなカレーシェフから技を教わりつつ、いろんなカレーを食べてきた結果、
どの店にも似ていない、他にはない独自のカレーを作り上げました。

外観にも、内装にも、寿司屋の面影が残っていますが、ここはカレー屋。

ズラリと並ぶスパイスが空間に映えますね。

カレーのベースは2つ。
・カレーソース
・キーマカレー
メニュー写真はどれもキャッチー。
超豪華な牛タンがライスの上にドン!と鎮座するさまなど、寿司ネタとシャリの関係性を彷彿とさせます。
★ダブルカレー ¥950
・トッピング 牛すじ100g +¥200牛タンは次回にして、今回は2つのカレーが一度に楽しめる「ダブル」に。
辛さは追加せずデフォルトで、カレーソースの具材として牛すじをトッピングしてみました。
どっしりとした器に、和の心を感じますね。
早速いただいたてみましょう。

キーマは鶏と牛の合い挽き。
インドやスリランカのエッセンスが入りつつも、他のどこにも似ない仕上がり。
マスタードシードなどホールスパイスの香りもふくよかですね。
対する黒いカレーソース。
これがまた独特。
牛の旨みが感じられるサラリとしたカレーは、どちらかといえば欧風寄りの味。
ファーストアタックとしては辛さや濃厚さは特に感じないかわりに、仄かな旨み、苦み、そしてスパイスの焙煎香が。
第一印象は、「めっちゃ爽やか」。
けれど食べ進むにつれ、じんわりクワーッと体が温まってくるのがわかります。
決して辛くはないのにHOT。ちょっと独特なバランスですね。
牛すじも関西風の濃厚な味付けとは違って、ホロットした肉の食感重視。
これをトッピングするだけでぐっと、ご馳走感がUPしちゃいます。
そして、特筆すべきは「お米の美味しさ」。
米粒のハリとツヤ、そして米自体の味がとにかく豊か。
サラサラな黒いカレーソース、実はこれ、米を美味しくいただくためのベストチューニングなのでは?
と思ってしまうくらい、日本米の美味さが引き立つカレーなんです。
聞けば用いているのは宮城「コシヒカリ」と山形「はえぬき」のブレンド。
食するぎりぎりで挽いてもらい、カレーでふやけない加減に硬め炊きしているそう。
流石は元寿司職人、シャリへのこだわりは尋常ではありませんね。

卓上のピクルスは甘み担当。
味変が楽しめます。
インドやスリランカ、欧風カレーのエッセンスを内包しながらも、全体として和の風合いにストンと落ちた、絶妙かつ、他に似たもののないスタイルのカレー。
店名に「スパイスカレー」とありますが、まさに新しいタイプのスパイスカレー。
カレーの未知なる可能性、まだこんなにあるんですね。
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関連ランキング:カレーライス | 千駄木駅、根津駅、東大前駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
今や「リトルカトマンズ」と化した新大久保に続き、注目すべきは山手線北部のネパール料理事情。
「プルジャダイニング」が巣鴨にやってきたあたりから、インド人の真似だけでない、ネパール人にとってもちゃんとネパール料理であるネパール料理を提供するお店がこのエリアに充実してきました。
前述の巣鴨「プルジャダイニング」、そして以前から頑張る駒込「ホワイトヒマラヤ」に加え、大塚「プルジャダイニング2号店」「ネパリダイニングダルバート」、池袋「こせり」「シンゾウ」、宮ノ前「ヒマラヤンキッチン」などなど。
いずれの店もネパール人のソウルフード、ダルバートをはじめとした現地式料理を提供しています。
10年前には誰も想像し得なかった状況ですよね。
もちろん、西日暮里にあるこちらのお店も見逃せません。
「ネパールミテリキッチン レストラン&バー」
(NEPALI MITTERI KITCHEN RESTAURANT & BAR)同じ西日暮里にあるネパール食材店「ミテリ・アジアンフード」が経営するレストラン。
看板写真にある通り、タンドリーチキンやチーズナンなどのインド料理も扱う一方で、直接仕入れの食材を活かした現地式のネパール料理を提供してくれます。

サッシの玄関がアットホームですよね。
ネパールメニューにはダルバートはじめ、グンドゥルックスープやら、ディド(ディロ/ディード)まで。
ネパール人のニーズに応えたラインナップが充実しています。
★ディドセット ¥1350
・ディド
・カレー(マトンorチキン)
・ダル
・サグ
・アチャル
・サラダ
・ソフトドリンクこちらダルバートのご飯(バート)をディロに変更したセット。
ディロは一言で言えばネパールの山地部で主に食べられている「蕎麦がき」。
都内でも数えるほどのお店しか扱っていない貴重な品です。

この店のディロの特長は、窪みに溶かしバターがたっぷり、あたかもタイドプールのように貯められているところ。
んでもってこれがなかなか素敵。
蕎麦とバターって聞くとピンとこないんですが、ずいぶんと贅沢な味わいなんです。
しかもこのディロという食べ物、指で適当な大きさに摘まんで、噛まずに飲み込むのが作法なのですが、
バターが潤滑油となり喉ごしも抜群に。
なるほどね。

ダルは具沢山、カレーはマトン辛口にしたのですが、このマトンかなり山羊っぽい・・・っていうか、山羊。
実はネパールでマトンといえば山羊を指すことが多く、日本でこそ羊肉を用いることが多いのですが、
この店は食材店経営ですので、ちゃんと山羊を用いることができるのでしょう。
もちろん、味の方もバッチリです。
やはり、「日本人はこういうのが好きだろう」って想像で作る料理より、
作り手自身が美味しいと思って作っている料理は、一味違います。
北山手ネパールベルトにおいても重要な位置を占めるお店といえそうですね。
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