[大久保,新大久保]
新大久保にマレーシア肉骨茶の専門店が誕生。『南洋叔叔肉骨茶』(新大久保)
category - [大久保,新大久保]
2023/
10/
24待望!新大久保にマレーシア肉骨茶の専門店が誕生。

『南洋叔叔肉骨茶』
(ナンヨウ シュシュ バクテー)
場所は新大久保駅西側一本目の路地を新宿方向へ2分弱。
タイ料理『クンメー1』のすぐ近く。

グラフィックがPOPでお洒落。
同じ建物に中華系ウォールアートの会社が入っているのですが関係あるのかな?

お店は地下一階。
月曜の正午過ぎに伺ったのですが、8割ほどの入りで先客はほぼ20代カップル。

さらに全員会話は中国語でした。
こちらのお店自体は華僑系マレーシア人の経営だそうですが、どうやら中華SNS「微博」で結構話題になっているみたいですね。
『肉骨茶(バクテー)』とは、マレーシア・クアラルンプール近郊にある港町クラン発祥と言われる薬膳スープ料理。
華僑系労働者の間で飲まれてきた(主に豚スペアリブ入りの)スタミナスープです。
白胡椒を用いた澄んだスープが特徴のシンガポール式肉骨茶(潮州肉骨茶 )とは異なり、こちらのお店は黒っぽいスープのマレーシア式。

メニューを見れば定番のスペアリブのほか豚足、豚バラ、さらには白身魚、アサリ、エビとバリエーション豊富。
ちなみに鶏肉を用いた場合は「鶏骨茶(チクテー)」という呼び方になるのですが、そちらはありませんでした。

★スペアリブ肉骨茶セット ¥1380
・揚げパン+200
やはり基本の豚バラを行っときましょう。
肉骨茶に揚げパン(油条)は欠かせないよねーなんて思って追加トッピングしたのですが、
元々のセットにも付いていた(揚げパン・油ごはん・タレ付き)ので、油条まみれになりましたが全然OK。

スープの中には立派なスペアリブが2本入っていました。
揚げパンをスープに浸して食べたり、スペアリブをタレにつけて食べたり。

タレはニンニクと唐辛子たっぷり。油がスッパリ落ちてヘルシーかつ弾力あるスペアリブはこのタレをガッツリつけたら美味さ倍増です。
スープ自体は比較的スッキリ系。
八角の香りも控えめで、若者向けなのかな。
こちらが油ご飯。

これをスープに浸して食べようと思ったのですが、如何せんカトラリーは割り箸のみ。
スープに浸すと崩れて落ちるし。
土鍋を口につけて掻き込むのも行儀良くないし。
結果、逆に土鍋からご飯のお椀にスープを注いで茶漬けのように食べることに。
多分これが最適解かなぁ。
食事中、どんどん混んでくる店内。
中国語のオーダーが交錯します。
お会計を済ませ、お店を出ようとするとなんと20人もの行列が!
時は12時40分ごろ、待ち客は全員中国系の若者たちでした。
ほんと、タイミング良かったわけですね。
ちょっとびっくりするほどの繁盛ぶりでした。
●「カレー細胞」Facebookページ
●twitterあらためX「カレー細胞」:@hm_currycell
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『南洋叔叔肉骨茶』
(ナンヨウ シュシュ バクテー)
場所は新大久保駅西側一本目の路地を新宿方向へ2分弱。
タイ料理『クンメー1』のすぐ近く。

グラフィックがPOPでお洒落。
同じ建物に中華系ウォールアートの会社が入っているのですが関係あるのかな?

お店は地下一階。
月曜の正午過ぎに伺ったのですが、8割ほどの入りで先客はほぼ20代カップル。

さらに全員会話は中国語でした。
こちらのお店自体は華僑系マレーシア人の経営だそうですが、どうやら中華SNS「微博」で結構話題になっているみたいですね。
『肉骨茶(バクテー)』とは、マレーシア・クアラルンプール近郊にある港町クラン発祥と言われる薬膳スープ料理。
華僑系労働者の間で飲まれてきた(主に豚スペアリブ入りの)スタミナスープです。
白胡椒を用いた澄んだスープが特徴のシンガポール式肉骨茶(潮州肉骨茶 )とは異なり、こちらのお店は黒っぽいスープのマレーシア式。

メニューを見れば定番のスペアリブのほか豚足、豚バラ、さらには白身魚、アサリ、エビとバリエーション豊富。
ちなみに鶏肉を用いた場合は「鶏骨茶(チクテー)」という呼び方になるのですが、そちらはありませんでした。

★スペアリブ肉骨茶セット ¥1380
・揚げパン+200
やはり基本の豚バラを行っときましょう。
肉骨茶に揚げパン(油条)は欠かせないよねーなんて思って追加トッピングしたのですが、
元々のセットにも付いていた(揚げパン・油ごはん・タレ付き)ので、油条まみれになりましたが全然OK。

スープの中には立派なスペアリブが2本入っていました。
揚げパンをスープに浸して食べたり、スペアリブをタレにつけて食べたり。

タレはニンニクと唐辛子たっぷり。油がスッパリ落ちてヘルシーかつ弾力あるスペアリブはこのタレをガッツリつけたら美味さ倍増です。
スープ自体は比較的スッキリ系。
八角の香りも控えめで、若者向けなのかな。
こちらが油ご飯。

これをスープに浸して食べようと思ったのですが、如何せんカトラリーは割り箸のみ。
スープに浸すと崩れて落ちるし。
土鍋を口につけて掻き込むのも行儀良くないし。
結果、逆に土鍋からご飯のお椀にスープを注いで茶漬けのように食べることに。
多分これが最適解かなぁ。
食事中、どんどん混んでくる店内。
中国語のオーダーが交錯します。
お会計を済ませ、お店を出ようとするとなんと20人もの行列が!
時は12時40分ごろ、待ち客は全員中国系の若者たちでした。
ほんと、タイミング良かったわけですね。
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百鬼百酒と百人町咖哩夜行。『Bar Stone's Throw』(大久保)
category - [大久保,新大久保]
2023/
09/
11大久保駅南口徒歩1分の立地にあった老舗ソウルバー『Stone』が30年の歴史に幕を閉じ、その跡地に新しくオープンしたBar。

『Bar Stone's Throw』
先代マスターの残したレコードコレクション約7,000枚と、豊かな音像に囲まれてゆっくりとお酒を楽しめるバーです。
というのが公式のお店紹介。
なのですが私にとってはこの場所のちょうど真裏に当たる場所で営業していたBAR『百人町スプーン』。
そのマスターだった八角さんが新たに始めたお店という意味付け。
八角さんは『百人町スプーン』のさらに前はゴールデン街で『RHiME』という間借りカレーをやっていて、
彼も私も昔住んでいた金沢にある某カレーが美味しい喫茶店で話が盛り上がったもの。

『百人町スプーン』にも何度も足を運び、美味しいお酒と美味しいカレーをいただいてきたんですが、
結局一度も記事にすることはなかったんですよね。
当然ながら私も、食べたカレーを全部記事にしているわけではなくて、隠れ家的に楽しむお店はずっと書かなかったりということも。
書くより、カレーとお酒とおしゃべりを楽しむ。
それが優先です。

★角ダモンハイボール ¥800
(サントリー角にカルダモンを漬け込んだ一杯。美味い!)
ということなのですが、今回なんで書こうと思ったかと言えば、そこに大きな意味があるわけでもなく。
だって大きな意味を持って気合入れていくBARもいいけど、
特に意味もなくふらっと立ち寄って、
けれどもちゃんとお酒とカレーが美味しくて、おしゃべりが楽しくて、居心地が良くて。
また来よう、と思ってお店を後にするBARがあるのって、とても幸せなこと。

★フレンチフライ ¥600
(美味い!)
ここは多分きっと、そういうお店なので、特に意味もなくふらっと記事を書き始めた次第。
しかしこの『Bar Stone's Throw』という店名。
妖怪研究家としてはイメージを広げずにはおれません。
「石を投げる」と聞いて最初に浮かぶ妖怪は「いしなげんじょ」。
海の怪で、「磯渚女」と当て字されることもあれば「石投げ女」とされることも。
石を投げるというよりも、海上の霞の奥に小島のようなものが見え、岩が崩れる音がするという伝承が基本なのですが、
水木しげる先生の絵は、巨大な石柱のようなモノが海中から現れ船の行手を阻んでいるというもの。
石を投げる女の妖怪、ってな伝承も実際あるんですかね。

★ジン茶ニック ¥900
(サントリー六に緑茶を漬け込みトニックで割ったもの。美味い!)
逆に、石を投げる妖怪と聞いて最初に浮かぶのが「しばがき」。
夜道を歩いていると、どこからともなく石を投げてくる妖怪で、石が飛んできた方向を見ても姿が見えないというもの。
(単なるいたずらのようにも思えますが・・・)
これこそ正しく『Stones Throw』と言えましょう。
水木しげる先生の絵は真っ黒な悪戯坊主のような姿。
なんだかこのお店のマークにピッタリじゃないですか。

★スーズトニック ¥900
(フランスの火山地帯にしか生えないリンドウの一種の根で作ったお酒「スーズ」はサルバドール・ダリの愛飲酒。美味い!)
鈴の妖怪と聞いて最初に思い浮かぶのは、鳥山石燕著「百器徒然袋」下巻に記された鈴の化身「鈴彦姫」。
頭に鈴を4つ付けた麗しき女性の姿で描かれているのですが、実はこちら天鈿女命(あめのうずめのみこと)がモデルなのだとか。
神楽の遠い起源ともなる神事の舞。いわゆる古代日本の踊るシャーマンですから、まさに恍惚に至るお酒との相性は抜群でしょう。
ということで、意味があるような無いような楽しいひととき。
けれども最後に言っておきたいことがあります。

★チキンカレー ¥1000
ここのカレー、美味いです。
お酒の前でも後でも美味いです。
これ以上、いったい何を望むというのでしょうか。
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『Bar Stone's Throw』
先代マスターの残したレコードコレクション約7,000枚と、豊かな音像に囲まれてゆっくりとお酒を楽しめるバーです。
というのが公式のお店紹介。
なのですが私にとってはこの場所のちょうど真裏に当たる場所で営業していたBAR『百人町スプーン』。
そのマスターだった八角さんが新たに始めたお店という意味付け。
八角さんは『百人町スプーン』のさらに前はゴールデン街で『RHiME』という間借りカレーをやっていて、
彼も私も昔住んでいた金沢にある某カレーが美味しい喫茶店で話が盛り上がったもの。

『百人町スプーン』にも何度も足を運び、美味しいお酒と美味しいカレーをいただいてきたんですが、
結局一度も記事にすることはなかったんですよね。
当然ながら私も、食べたカレーを全部記事にしているわけではなくて、隠れ家的に楽しむお店はずっと書かなかったりということも。
書くより、カレーとお酒とおしゃべりを楽しむ。
それが優先です。

★角ダモンハイボール ¥800
(サントリー角にカルダモンを漬け込んだ一杯。美味い!)
ということなのですが、今回なんで書こうと思ったかと言えば、そこに大きな意味があるわけでもなく。
だって大きな意味を持って気合入れていくBARもいいけど、
特に意味もなくふらっと立ち寄って、
けれどもちゃんとお酒とカレーが美味しくて、おしゃべりが楽しくて、居心地が良くて。
また来よう、と思ってお店を後にするBARがあるのって、とても幸せなこと。

★フレンチフライ ¥600
(美味い!)
ここは多分きっと、そういうお店なので、特に意味もなくふらっと記事を書き始めた次第。
しかしこの『Bar Stone's Throw』という店名。
妖怪研究家としてはイメージを広げずにはおれません。
「石を投げる」と聞いて最初に浮かぶ妖怪は「いしなげんじょ」。
海の怪で、「磯渚女」と当て字されることもあれば「石投げ女」とされることも。
石を投げるというよりも、海上の霞の奥に小島のようなものが見え、岩が崩れる音がするという伝承が基本なのですが、
水木しげる先生の絵は、巨大な石柱のようなモノが海中から現れ船の行手を阻んでいるというもの。
石を投げる女の妖怪、ってな伝承も実際あるんですかね。

★ジン茶ニック ¥900
(サントリー六に緑茶を漬け込みトニックで割ったもの。美味い!)
逆に、石を投げる妖怪と聞いて最初に浮かぶのが「しばがき」。
夜道を歩いていると、どこからともなく石を投げてくる妖怪で、石が飛んできた方向を見ても姿が見えないというもの。
(単なるいたずらのようにも思えますが・・・)
これこそ正しく『Stones Throw』と言えましょう。
水木しげる先生の絵は真っ黒な悪戯坊主のような姿。
なんだかこのお店のマークにピッタリじゃないですか。

★スーズトニック ¥900
(フランスの火山地帯にしか生えないリンドウの一種の根で作ったお酒「スーズ」はサルバドール・ダリの愛飲酒。美味い!)
鈴の妖怪と聞いて最初に思い浮かぶのは、鳥山石燕著「百器徒然袋」下巻に記された鈴の化身「鈴彦姫」。
頭に鈴を4つ付けた麗しき女性の姿で描かれているのですが、実はこちら天鈿女命(あめのうずめのみこと)がモデルなのだとか。
神楽の遠い起源ともなる神事の舞。いわゆる古代日本の踊るシャーマンですから、まさに恍惚に至るお酒との相性は抜群でしょう。
ということで、意味があるような無いような楽しいひととき。
けれども最後に言っておきたいことがあります。

★チキンカレー ¥1000
ここのカレー、美味いです。
お酒の前でも後でも美味いです。
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隠れバングラデシュ食堂でモンスターフィッシュを食べよう。『サルシーナハラルフーズ』(新大久保)
category - [大久保,新大久保]
2023/
09/
02本日はアジア料理マニアだけでなく、熱帯魚マニアにもおすすめの記事となります。
東京で熱帯魚、食べちゃいましょう。
こちらは新大久保の脇道奥にあるハラール食材店。

『サルシーナハラルフーズ』
深緑の看板から推察される通り、バングラデシュ人によるお店です。


そして、このお店には秘密の部屋があります。
レジの脇を抜け、閉じた扉を開けると・・・

そこはバングラデシュ家庭料理の秘密食堂。
わかりやすいインド料理をメインに出すバングラデシュ料理店はたくさんあれど(インドとバングラデシュは食文化繋がっているので間違いではないが)、バングラデシュ特有の家庭料理を専門に提供するお店となると東京でも錦糸町以外にはなかなかありません。
しかも、夜中しか営業しない店が多い錦糸町と異なり、こちらは定休日なしで11時から21時までの通し営業。
場所を知っていさえすればかなーり便利なのです。
その日のメニューは黒板にて。
日本語表記がありがたいですね。

鹿肉や羊脳味噌にも惹かれますね。
けれどやはりバングラデシュといえば川魚料理。
この日も熱帯魚マニアには堪らないラインナップでした。
A. めっちゃくちゃ大きいカトル魚ブナ
→パーカーホと並びコイ科最大級の魚カトラ・カトラ。
F. めっちゃくちゃ大きいナマズ魚のブナ
→カイヤンやパールン同様パンガシウス系のナマズ。多分バサ。
G. コイ魚のブナ
→バングラデシュの食用鯉ルイかと思ったらアナバス(キノボリウオ 現地名Koi)でした。
ちなみにブナは、わかりやすく言うなら「ドライカレー」。
汁気のないメインディッシュです。
ここは熱帯魚的に最もレアなカトラ・カトラを食することにしましょう。

★めっちゃくちゃ大きいカトル魚ブナ ¥1800
ボルタ、バジ、ダル、チャイ付き。
何せカトラ・カトラだし「めっちゃくちゃ大きい」とあったんで覚悟してはいたのですが、実際デカすぎて笑ってしまいました。

アジアを代表するモンスターフィッシュの一つですからね。
ちなみに現地ではこんな感じ。
肝心のお味ですが、まあ川魚特有のクセはあります。
脂っこさはなく、超巨大で肉たっぷりのフナって感じでしょうか。
そのままだと臭いので干し魚として食べることも多いようですが、こちらでは臭み消しにコブミカンの葉が用いられており、トマトべースのとっつきやすい味付けに仕上がっています。
もちろんボリュームは抜群、けれど油断すると小骨が刺さるので注意。
オーダー時に辛さを聞かれるのですが、魚のクセのことを考えれば辛くしてもらうのが良いでしょう。

ダルにはオリーブ(ジョルパイ)が入っており、香りが独特ですね。
その他、マスタードオイルがガッツリ効いたアル(ジャガイモ)ボルタ、ピリッと辛いシュッキ(干し魚)ボルタがセットに。
ライスはおかわり自由ですが、食べ過ぎ注意にて遠慮。
(おかわりの量がすごいんです)
最後はぐわっと全部混ぜていただきましたよ。

食後のチャイは甘いか甘くないかを訊かれます。
甘いを選ぶとなんと練乳の甘みたっぷり!熱帯東京には丁度良いですね。
せっかくなのでデザートも追加オーダー。

★チウララッチ ¥400
セントチウラ・ラッチ・・・ではなくミルキーなドリンク状のスイーツ。
フレッシュなリンゴとブドウが刻んで入っています。
すっきりとしたお口直しになりました。
毎日のメニューはお店のSNSにて発表。
お目当ての食材が出たら駆けつけるべしです。
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東京で熱帯魚、食べちゃいましょう。
こちらは新大久保の脇道奥にあるハラール食材店。

『サルシーナハラルフーズ』
深緑の看板から推察される通り、バングラデシュ人によるお店です。


そして、このお店には秘密の部屋があります。
レジの脇を抜け、閉じた扉を開けると・・・

そこはバングラデシュ家庭料理の秘密食堂。
わかりやすいインド料理をメインに出すバングラデシュ料理店はたくさんあれど(インドとバングラデシュは食文化繋がっているので間違いではないが)、バングラデシュ特有の家庭料理を専門に提供するお店となると東京でも錦糸町以外にはなかなかありません。
しかも、夜中しか営業しない店が多い錦糸町と異なり、こちらは定休日なしで11時から21時までの通し営業。
場所を知っていさえすればかなーり便利なのです。
その日のメニューは黒板にて。
日本語表記がありがたいですね。

鹿肉や羊脳味噌にも惹かれますね。
けれどやはりバングラデシュといえば川魚料理。
この日も熱帯魚マニアには堪らないラインナップでした。
A. めっちゃくちゃ大きいカトル魚ブナ
→パーカーホと並びコイ科最大級の魚カトラ・カトラ。
F. めっちゃくちゃ大きいナマズ魚のブナ
→カイヤンやパールン同様パンガシウス系のナマズ。多分バサ。
G. コイ魚のブナ
→バングラデシュの食用鯉ルイかと思ったらアナバス(キノボリウオ 現地名Koi)でした。
ちなみにブナは、わかりやすく言うなら「ドライカレー」。
汁気のないメインディッシュです。
ここは熱帯魚的に最もレアなカトラ・カトラを食することにしましょう。

★めっちゃくちゃ大きいカトル魚ブナ ¥1800
ボルタ、バジ、ダル、チャイ付き。
何せカトラ・カトラだし「めっちゃくちゃ大きい」とあったんで覚悟してはいたのですが、実際デカすぎて笑ってしまいました。

アジアを代表するモンスターフィッシュの一つですからね。
ちなみに現地ではこんな感じ。
肝心のお味ですが、まあ川魚特有のクセはあります。
脂っこさはなく、超巨大で肉たっぷりのフナって感じでしょうか。
そのままだと臭いので干し魚として食べることも多いようですが、こちらでは臭み消しにコブミカンの葉が用いられており、トマトべースのとっつきやすい味付けに仕上がっています。
もちろんボリュームは抜群、けれど油断すると小骨が刺さるので注意。
オーダー時に辛さを聞かれるのですが、魚のクセのことを考えれば辛くしてもらうのが良いでしょう。

ダルにはオリーブ(ジョルパイ)が入っており、香りが独特ですね。
その他、マスタードオイルがガッツリ効いたアル(ジャガイモ)ボルタ、ピリッと辛いシュッキ(干し魚)ボルタがセットに。
ライスはおかわり自由ですが、食べ過ぎ注意にて遠慮。
(おかわりの量がすごいんです)
最後はぐわっと全部混ぜていただきましたよ。

食後のチャイは甘いか甘くないかを訊かれます。
甘いを選ぶとなんと練乳の甘みたっぷり!熱帯東京には丁度良いですね。
せっかくなのでデザートも追加オーダー。

★チウララッチ ¥400
セントチウラ・ラッチ・・・ではなくミルキーなドリンク状のスイーツ。
フレッシュなリンゴとブドウが刻んで入っています。
すっきりとしたお口直しになりました。
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ネパールタウン大久保の路地裏でGet Wild。『Pa Village パ ヴィレッジ』(大久保)
category - [大久保,新大久保]
2023/
01/
12リトルカトマンズといわれるネパールタウン大久保・新大久保界隈もいつしか現地式ネパール料理店が飽和状態。
だけど愛すべきお店ってのは出てくるもので、こちらなんかはまさにそう。

『Pa Village パ ヴィレッジ』
2020年10月17日、コロナ禍のさなかにオープン。

換気の重要性が問われる中、広めのテラス席を設けて対応しています。

店内中央にはミニバー。

コンパクトながら雰囲気は抜群です。

通し営業で、ネパール人のカフェ需要もしっかり狙っているようです。コロナ禍にオープンしたお店らしい工夫が見られますね。

★ARNA 8 ¥600
こちら他であんまり見ないネパールビール。
ラベルには「WILD HIMALAYAN BEER」と書かれているしポスターのキャッチコピーは「Let's Get Wild」。
ちょっとレッドブル的なブランディングなのかな。アジアンビールとしては甘み抑えめでキリッとした喉ごしでした。
合わせたのはネパールの軽食盛り合わせ。

★カジャセットKhaja Set ¥600
・アルタマ
・チウラ
・ブータン
・アチャール
登場するや否や、アルタマの発酵臭が。
アルはジャガイモ、タマは筍、「アルタマ」は発酵筍とジャガイモのスープカレーなのですが、日和らない旨みが最高。辛くしてもらったのですが、無理にチリを足して辛くした印象はなく、むしろこれが本来のデフォルトと思えるバランスの良さ。黒目豆もたっぷりはいっていました。
「ブータン」は羊の背中肉炒め、といいつつハチノスも入っていたり。
「アチャール」はミックスタイプですが酸味は控えめで、干し米「チウラ」と混ぜ合わせても過剰にならないバランスでした。

★ククリラムコーク ¥500
私が世界一と思っている、ネパールのククリラムで作ったラムコーク。ネパール人のお店あるあるでめっちゃ濃いです。
まさに Get Wild & Tough!。
ありがたい。

★マトンチョイラ ¥650
最初チキンチョイラを頼もうとしたら、チキンがなくてマトンしかないと。カッコいい。
マスタードオイル、ザクザクのメティ、ジンジャーに加えネパール山椒ティムルが強めに効いていて、これはかなり好みの味!
派手さや目立つトピックはないけれど、なんだか好きになっちゃうお店。
そこに大した理屈はないんですけれども。
ちなみに店名の『Pa Village』、『Pa」はお父さん、『Village』は村じゃなくておうちみたいな意味で、つまり『お父さんち』っていう感じの意味を込めているそうです。
お母さんに思いを馳せる店は多いけど、お父さんは貴重。
世のお父さんたちのためにも応援しちゃいましょう。
Get Wild & Pa!!
●カレー細胞公式ストアOPEN!
ポケットカレーはじめ私がセレクトした色々なカレー商品を追加していきます。
ブックマークお願いいたします。
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だけど愛すべきお店ってのは出てくるもので、こちらなんかはまさにそう。

『Pa Village パ ヴィレッジ』
2020年10月17日、コロナ禍のさなかにオープン。

換気の重要性が問われる中、広めのテラス席を設けて対応しています。

店内中央にはミニバー。

コンパクトながら雰囲気は抜群です。

通し営業で、ネパール人のカフェ需要もしっかり狙っているようです。コロナ禍にオープンしたお店らしい工夫が見られますね。

★ARNA 8 ¥600
こちら他であんまり見ないネパールビール。
ラベルには「WILD HIMALAYAN BEER」と書かれているしポスターのキャッチコピーは「Let's Get Wild」。
ちょっとレッドブル的なブランディングなのかな。アジアンビールとしては甘み抑えめでキリッとした喉ごしでした。
合わせたのはネパールの軽食盛り合わせ。

★カジャセットKhaja Set ¥600
・アルタマ
・チウラ
・ブータン
・アチャール
登場するや否や、アルタマの発酵臭が。
アルはジャガイモ、タマは筍、「アルタマ」は発酵筍とジャガイモのスープカレーなのですが、日和らない旨みが最高。辛くしてもらったのですが、無理にチリを足して辛くした印象はなく、むしろこれが本来のデフォルトと思えるバランスの良さ。黒目豆もたっぷりはいっていました。
「ブータン」は羊の背中肉炒め、といいつつハチノスも入っていたり。
「アチャール」はミックスタイプですが酸味は控えめで、干し米「チウラ」と混ぜ合わせても過剰にならないバランスでした。

★ククリラムコーク ¥500
私が世界一と思っている、ネパールのククリラムで作ったラムコーク。ネパール人のお店あるあるでめっちゃ濃いです。
まさに Get Wild & Tough!。
ありがたい。

★マトンチョイラ ¥650
最初チキンチョイラを頼もうとしたら、チキンがなくてマトンしかないと。カッコいい。
マスタードオイル、ザクザクのメティ、ジンジャーに加えネパール山椒ティムルが強めに効いていて、これはかなり好みの味!
派手さや目立つトピックはないけれど、なんだか好きになっちゃうお店。
そこに大した理屈はないんですけれども。
ちなみに店名の『Pa Village』、『Pa」はお父さん、『Village』は村じゃなくておうちみたいな意味で、つまり『お父さんち』っていう感じの意味を込めているそうです。
お母さんに思いを馳せる店は多いけど、お父さんは貴重。
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関連ランキング:ネパール料理 | 大久保駅、新大久保駅、西武新宿駅
多国籍タウンの関西式、甘辛カレーうどん。『上等カレー 新大久保店』(新大久保)
category - [大久保,新大久保]
2023/
01/
10多国籍シティ新大久保の真ん中で踏ん張るジャパニーズカレー店。

『上等カレー 新大久保店』
大阪に本拠を持ち、東京でも複数店舗展開する実力店です。
こちら新大久保駅前の店舗は特にカレーうどん推し。

そう、実は『『上等カレー』の母体である『徳正』はもともと大阪のうどんチェーン。
当然ながら『上等カレー』のカレーうどんは穴馬的に美味いのです。

オーダーは食券機にて。
どのメニューもしっかり英語表記がついているんですが、
「カレーうどんセット」だけはハングルと中国語も併記。
なるほど、そういうニーズなのね。面白いです。

新大久保の店舗だけあって、店員さんもアジア系外国人。
ネパールかな?
そこらの日本人バイトよりも圧倒的にちゃんとしてます。

★カレーうどん ¥870
★温泉玉子 ¥100
ほれ、ちゃんと風格あるカレーうどんの登場。

関西風に甘く煮込まれた牛肉。
カレーも初め甘いのが関西流。
けれど食べ進むにつれジワジワ辛く、しっかりスパイシーなのがグッドなんです。
チェーン店でありながら、このレベルのカレーうどんを出すうどん屋さん、正直なかなかありません。
「チェーン店だから」と下に見るのはやめにしましょう。
美味しさが支持されているから、ちゃんとお店が増えてるんです。
『上等カレー』の場合は特に。

ちなみに、『上等カレー』って、英語表記だと『HIGH CLASS CURRY』なんですね。
はじめて知ったけど、なんか素敵ですね。
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『上等カレー 新大久保店』
大阪に本拠を持ち、東京でも複数店舗展開する実力店です。
こちら新大久保駅前の店舗は特にカレーうどん推し。

そう、実は『『上等カレー』の母体である『徳正』はもともと大阪のうどんチェーン。
当然ながら『上等カレー』のカレーうどんは穴馬的に美味いのです。

オーダーは食券機にて。
どのメニューもしっかり英語表記がついているんですが、
「カレーうどんセット」だけはハングルと中国語も併記。
なるほど、そういうニーズなのね。面白いです。

新大久保の店舗だけあって、店員さんもアジア系外国人。
ネパールかな?
そこらの日本人バイトよりも圧倒的にちゃんとしてます。

★カレーうどん ¥870
★温泉玉子 ¥100
ほれ、ちゃんと風格あるカレーうどんの登場。

関西風に甘く煮込まれた牛肉。
カレーも初め甘いのが関西流。
けれど食べ進むにつれジワジワ辛く、しっかりスパイシーなのがグッドなんです。
チェーン店でありながら、このレベルのカレーうどんを出すうどん屋さん、正直なかなかありません。
「チェーン店だから」と下に見るのはやめにしましょう。
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