リトルカトマンズといわれるネパールタウン大久保・新大久保界隈もいつしか現地式ネパール料理店が飽和状態。
だけど愛すべきお店ってのは出てくるもので、こちらなんかはまさにそう。
『Pa Village パ ヴィレッジ』2020年10月17日、コロナ禍のさなかにオープン。

換気の重要性が問われる中、広めのテラス席を設けて対応しています。

店内中央にはミニバー。

コンパクトながら雰囲気は抜群です。

通し営業で、ネパール人のカフェ需要もしっかり狙っているようです。コロナ禍にオープンしたお店らしい工夫が見られますね。
★ARNA 8 ¥600こちら他であんまり見ないネパールビール。
ラベルには
「WILD HIMALAYAN BEER」と書かれているしポスターのキャッチコピーは
「Let's Get Wild」。
ちょっとレッドブル的なブランディングなのかな。アジアンビールとしては甘み抑えめでキリッとした喉ごしでした。
合わせたのはネパールの軽食盛り合わせ。
★カジャセットKhaja Set ¥600
・アルタマ
・チウラ
・ブータン
・アチャール登場するや否や、アルタマの発酵臭が。
アルはジャガイモ、タマは筍、「アルタマ」は発酵筍とジャガイモのスープカレーなのですが、日和らない旨みが最高。辛くしてもらったのですが、無理にチリを足して辛くした印象はなく、むしろこれが本来のデフォルトと思えるバランスの良さ。黒目豆もたっぷりはいっていました。
「ブータン」は羊の背中肉炒め、といいつつハチノスも入っていたり。
「アチャール」はミックスタイプですが酸味は控えめで、干し米「チウラ」と混ぜ合わせても過剰にならないバランスでした。
★ククリラムコーク ¥500私が世界一と思っている、ネパールのククリラムで作ったラムコーク。ネパール人のお店あるあるでめっちゃ濃いです。
まさ
に Get Wild & Tough!。
ありがたい。
★マトンチョイラ ¥650最初チキンチョイラを頼もうとしたら、チキンがなくてマトンしかないと。カッコいい。
マスタードオイル、ザクザクのメティ、ジンジャーに加えネパール山椒ティムルが強めに効いていて、これはかなり好みの味!
派手さや目立つトピックはないけれど、なんだか好きになっちゃうお店。
そこに大した理屈はないんですけれども。
ちなみに店名の『Pa Village』、『Pa」はお父さん、『Village』は村じゃなくておうちみたいな意味で、つまり『お父さんち』っていう感じの意味を込めているそうです。
お母さんに思いを馳せる店は多いけど、お父さんは貴重。
世のお父さんたちのためにも応援しちゃいましょう。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
多国籍シティ新大久保の真ん中で踏ん張るジャパニーズカレー店。
『上等カレー 新大久保店』大阪に本拠を持ち、東京でも複数店舗展開する実力店です。
こちら新大久保駅前の店舗は特にカレーうどん推し。

そう、実は『『上等カレー』の母体である『徳正』はもともと大阪のうどんチェーン。
当然ながら『上等カレー』のカレーうどんは穴馬的に美味いのです。

オーダーは食券機にて。
どのメニューもしっかり英語表記がついているんですが、
「カレーうどんセット」だけはハングルと中国語も併記。
なるほど、そういうニーズなのね。面白いです。

新大久保の店舗だけあって、店員さんもアジア系外国人。
ネパールかな?
そこらの日本人バイトよりも圧倒的にちゃんとしてます。
★カレーうどん ¥870
★温泉玉子 ¥100ほれ、ちゃんと風格あるカレーうどんの登場。

関西風に甘く煮込まれた牛肉。
カレーも初め甘いのが関西流。
けれど食べ進むにつれジワジワ辛く、しっかりスパイシーなのがグッドなんです。
チェーン店でありながら、このレベルのカレーうどんを出すうどん屋さん、正直なかなかありません。
「チェーン店だから」と下に見るのはやめにしましょう。
美味しさが支持されているから、ちゃんとお店が増えてるんです。
『上等カレー』の場合は特に。

ちなみに、『上等カレー』って、英語表記だと『HIGH CLASS CURRY』なんですね。
はじめて知ったけど、なんか素敵ですね。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

ようこそここへ!
『パラダイス大久保』ネパール人が集うリトルカトマンズ、中でも日本人客があまり来ない路地に2022年9月12日オープン。


看板に「Asian Cuisine」とある通り、複合アジアンスタイルで料理と酒が楽しめるお店です。
ネパール料理にインド料理、タイ料理とベトナム料理。
ここまではよくあるパターンですが、この店にはもうひとつ、他にないレパートリーがあるんです。

それはブータン料理。
ブータン料理のお店といえば日本中探しても代々木上原『ガテモタブン』とそこから独立した市ヶ谷『ラッソーラ』くらい。
そんな貴重な料理がサラッとメニューにあるんですよ。
★オールドダルバール ¥550こちらネパールのウイスキーなんですが、ロックでめっちゃなみなみ。ようこそ呑兵衛パラダイス!
★干しマトン肉の和え物 ¥700ネパールでいうスクティサデコです。
干しマトンはネパール人好みのハード食感。
チリ炒め的な味付けでなかなか辛いです。
パラダイスな酒の肴ですね。
★モスコミュール ¥440ウォッカとジンジャーエール、1:1で作ってくれました。ウルトラハードでウルトラパラダイス。
★チベタンモモ ¥780いくつかあったモモメニューの中で、こちらチベット式のモモ。
日本人がイメージする餃子の包み方なのですが、一個のサイズがでかい!
宇都宮『正嗣』に迫る勢いです。
尤も、キャベツメインの『正嗣』とは対照的にこちらは肉メイン。肉汁ジュジュッが堪らないタイプ。
さらにいわゆる普通のネパールモモとはソースが全然違う。
トマトやネパール山椒ではなく、唐辛子の辛さがダイレクトにくるチリペーストなんです。
ちょっとこれは普通に餃子マニアな方々にも食べて欲しい!
さて、そろそろいってみますかブータン料理。
★ブータン風チーズ煮込み ¥950ブータンでいうエマダツィです。ライスが付いてきました。
チーズと唐辛子を多食することで知られるブータン。
こちらはそんなブータン料理を象徴するようなメニュー。
ニンニクたっぷりの白湯風スープにのびのびのびーるチーズと青唐辛子&ピーマン。

ブータンではでっかくてあんまり辛くない唐辛子を野菜のように用いるのですが、青唐辛子とピーマンを程よいバランスで用いることで現地の雰囲気を再現する工夫をしていると理解。
これはみんなが美味しいと思えるパラダイス的味付けですね。
客層は予想通り、100%ネパール人。
日本語もなかなか通じません。
けれど大丈夫。
みんな優しいしフレンドリー。
あなたも、遊ぼうよパラダイス。
胸のリンゴむいて。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
新大久保の細い路地の奥の奥。
中の様子が見えない、小さな店構え。
なかなか入るのに勇気がいるネパール料理店です。
『ハムロ カジャガル』オープンは2020年9月。
ハムロもカジャもガルも最近よく店名に使われるワードなので、混同注意ですね。

壁一面にアンナプルナの風景が描かれています。
故郷に帰った気分になれるのでしょうね。
この日はサクッと、ネパールの国民食ダルバートを注文。
豆スープとごはんにカレーやおかずを組み合わせたセットです。
★ダルバットセット ¥650安いですね。
一時期新大久保界隈で500円ダルバートが流行りましたが、あれは皆さん無理していたので。
この価格は充分すぎる良心設定です。

カレーはチキンかマトンを選択可。
マトンを辛口でお願いしてみました。
ダルは黒目豆も入ったミックスダル、仄かにジンブーが効いており、味噌汁のようにゴクゴク行けます。
カレーは日本人向けのチューニングなしで、そつなく美味いですね。
さらになんと、ライスもダルもおかわり自由。
食いしん坊がリーズナブルにお腹いっぱいになりたいなら、ガストより『ハムロ カジャガル』です。
覚えておきましょう。
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関連ランキング:ネパール料理 | 新大久保駅、大久保駅、西武新宿駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
新大久保、好き者たちの間で「イスラム横丁」と呼ばれる、食材店が居並ぶ通り沿い。
2021年1月に誕生した食材店兼デリショップ。
『シディーク ナショナルマート 新大久保店』経営はもちろん、おなじみインド・パキスタン料理店『シディーク』。
チェーン展開している関係で「カジュアルなインド料理店」のイメージが定着してしまっている『シディーク』ですが、
近年は『シディークパレス東京タワー店』を旗艦店とした本気パキスタンへと舵を切っています。
アッパー層対応の『シディークパレス東京タワー店』とは対照的に、こちら『ナショナルマート』で扱うのは大衆向けストリートフード。

双方のお店へ行けば『シディーク』の現在位置がよくわかりますよ。

物販はハラール食材から冷凍パキスタン料理まで幅広いラインナップ。
それに加えベトナム食材の棚なんかもあったりして「どういうこと?」と思ったのですが、
実はパキスタン以外の国の人にも「棚貸し」で商品を置いてあげているそうです。
客側からすればとても便利ですよね。
お店の奥には簡易的なイートインスペース。
せっかくなので色々いただいてみましょう。
★ダルチャワル ¥700「チャワル」はウルドゥ語で「米」。いわば豆カレーぶっかけご飯です。
ダルは屋台らしく濃いめの味付け。
つまりバスマティライスがグングン進んでヤバ目ですね。
★ハリームチャワル ¥900大麦、小麦、豆と肉を混然一体に煮込んだパキスタンの名物シチュー「ハリーム」。
レストランではナンと合わせるのが普通ですが、ぶっかけご飯スタイルもあるんですね。
そしてこのハリームが単体としてもかなり素晴らしい仕上がり!
またまたバスマティライスがグングン進んでヤバ目ですね。
★サモサチャート2P¥600サモサを砕いてチャットマサラやヨーグルトと合わせたストリートフード。
こういうのはなかなか食べる機会ないし、レストランでいただいてもなんか気分が違います。
こういう店ならではの楽しみです。

お店で売っているミタイー(お菓子)をいくつか盛り合わせてもらいました。
どれも甘いんですけれど、こうしてワイワイいただくのも楽しいですね。

最後はテイクアウトのチャイで。
ムスリムの食文化がしっかり定着した「イスラム横丁」。
その魅力を堪能するには最適なお店です。
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