夜の宿場町のイメージが強い鶯谷。
けれど、駅から少し離れると昭和風情の喫茶店がいくつもあるんです。
「軽食・喫茶 コーラル」今からこの雰囲気を出そうとしても無理。

絶対に真似できない、リアル昭和の空気が漂っています。

あぁ、透明人間が食べるナポリタン!
最初に考えたのは誰なんだろう。

オレンジシェードの照明、60~70年代の雰囲気ですね。

意外に広い店内ですが、年月を経て座れない席もあり、ほどよい距離感。
思うに、あの人はいつもこの席、なんて定位置があるのでしょう。

喫茶店といっても、食事メニューは和洋取り揃え。
常連さんたちの顔が浮かびます。
★ドライカレーセット ¥850おぉ、意外といっちゃ失礼ですが、とてもお洒落な盛り付け。
スープとサラダが付いてきてお得ですよ。

そして、このドライカレーがとっても大当たり。
昭和の喫茶店の雰囲気が楽しめるだけで満足・・・なんて思っていたのですが、
鉄鍋で炒めたアッツアツの香ばしさ、
旨みと辛さの絶妙バランス、
なんとも実力派のドライカレーじゃありませんか!

食後はコーヒーをば。
これがまたしっかり深煎りで素敵。
ゆったりした時間と、確かな味。
チェーン系のカフェとこの店が並んでいたら、迷わずこっちを選ぶでしょうね。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
山手線の中でもマイナー駅にあたる鶯谷で、めちゃくちゃ面白いお店を発見!!
「カンザイパン本舗」(KANZAI PA~N)なんと、知る人ぞ知る台湾B級グルメ「官財パン」のお店です。

「官財パン」とは、油で揚げた食パンをくり抜き、中にシチューなどの具材を詰め込んだもの。
その形状が棺桶に見えることから「棺桶パン」、台湾語で「棺材板」という名前でブレイク、演技担ぎの当て字で「官財」と変じたそうです。
私個人としてはあの「南三」でいただいて以来の「官財パン」。
さてさて。
まず目を見張るのは、そのバリエーション。

定番のシチュー、煮豚以外にもハムカツ、カツカレーまで!
ちなみにハムカツ官財パンは「マツコの知らない世界」てハムカツ太郎さんに紹介されたようです。

また、官財パンのほか、日本式揚げパンも多彩。

アイスあげパンが一番人気だそうですよ。
それでは店内に入ってみましょう。

原宿的なファンシーと鶯谷特有の深淵が共存した空間。
テイクアウトがメインですが、小さなイートインカウンターもあります。

テイクアウトして街歩き、なんていっても周りはラブホだらけですからね。イートインしていきましょう。
★カツカレー官財パン ¥480やはりこちらを頼まねば。
台湾グルメと日式咖哩のコラボレーションですよ。

棺桶の蓋を開けると、たっぷりのアツアツカレー。
カットされたトンカツがこれまたたっぷり入っています。
揚げたパンの中に揚げ物なんて、油まみれじゃないの?
なんて思うかもしれませんが、心配無用。
台湾では油たっぷりに揚げる官財パンですが、こちらのお店ではフレンチトーストのようにパンに卵を塗って揚げるため、中まで油が染みずサックリ軽い口当たりなのです。
ワンコインでお釣りが来てこの満足度。
なかなかのものですよ。
★クリームチーズケーキあげパン ¥350日本式揚げパンもおひとつ。
濃厚なクリームチーズケーキとブルーベリージャムを挟み込んだ贅沢な一品。
濃厚なチーズケーキ好きとしてはこれがズバリのストライク!
ふんわり軽い揚げパンの食感と相まって、まさに口の中がヘブン!
毎日朝食で食べたいと思える美味さです。
★ミネストローネスープ ¥100揚げパンには100円でミネストローネスープをつけることが可能。
これがまた具材豊富でお得の極み。
寒い日には最高ですよ。
実はご主人、芸歴の長い役者さん。
そのサービス精神、エンタメ精神がひしひしと伝わる、楽し美味しいお店なのでした。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
新大久保のネパール料理名店「アーガン」が、お酒に合う多彩なスパイス料理を揃えた新店を始動!
「エスニックダイニング スパイスカルチャー」2019年12月19日上野にオープン。
土日祝日はありがたい通し営業です。


洗練され落ち着いた空間。

個室も完備。

店名に相応しく、スパイスをあしらった照明にも注目です。
ネパール料理だけでなくインド料理もメニューに加わったこの店ですが、流石は「アーガン」、ありきたりのメニューラインナップではありません。
ハイデラバディビリヤニからインドのストリートフードまでバリエーションは多彩。
一方ネパール料理は「アーガン」よりは種類が絞り込まれていますが、一通りのツボは押さえている印象です。
それでは、いただいていきましょう。
★ネパールアイス ¥600まずはネパールの定番ビール。
★ダヒプリ ¥680インドのストリートフード「パニプリ」にヨーグルトをかけた一皿。

カリッとした殻の中から溢れ出すタマリンドの酸味、マスタードシードの香り、そしてヨーグルトのまろやかさ、まさにオトナのスナックですね。
★ワカサギのスパイス揚げ ミントソース ¥480サクッと揚げたてが嬉しい、最高の酒の肴。
日本の美味しい食材を活かしてくれて有難う。
★チキンチョエラ ¥580ネパール人大好きチキンのスパイスマリネ。
キュッと冷えて引き締まった鶏肉は最初酸っぱく後から辛く、時折フェヌグリーク独特の苦味がザクッと。
「アーガン」で必ず頼む私の大好物ですが、こちらでもレベルの高さは変わらず。
★シシケバブ ¥950タンドール料理の定番もしっかり美味いですね。
★ダルバットセット ¥980「アーガン」ではタカリ式、ネワール式と選べたダルバートですが、こちらはタカリ式でフィックス。
カレーはマトンを選択しました。

黒目豆のダルスープ、骨髄の旨みが滲み出したマトンカレー、しっかりした味付けのサグやアチャール、バスマティミックスのライスと、堅実ながら抜かりのない仕上がり。
信頼の「アーガン」ブランドに期待外れはありませんね。

しかもランチタイムはこのダルバートがなんと500円。
狙っていくと良いでしょう。
オープン直後でさほど宣伝されていないこともあり、まだまだ客がついていないこのお店、クオリティは抜群な分、ちゃんと流行ってほしいと願うのでした。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
大阪天満に「西インドスパイスカレー」のお店ができ、行こう行こうと思っているうちに閉店。
残念・・・なんて思ってる間に、気がつけば浅草に移転オープン!?
これは嬉しい!
「西インドスパイス ガヤバジ」2019年6月29日オープン。
つくばエクスプレス浅草駅からすぐ、河童橋の路地にお店はあります。
ご主人は別のお仕事を持っており、営業は土日のみ。
今回の東京移転も転勤などが理由だったそうです。

夜はシーシャバーになるというこの場所。
雰囲気も居心地も最高です。


シェフは西インド・プネ出身(レカママと同郷!)の女性、ガヤさん。
西インド直輸入のフレッシュスパイスを使ったカレープレートがこの店の魅力です。

カレーメニューはセット2種。
◎Aセット \1000
チキンキーマ、ダール、サブジ、アチャール、パラタ、バスマティクミンライス、ライタ
◎Bセット \1300
チキンキーマ、ダール、サブジ、アチャール、パラタ、バスマティクミンライス、ライタ、チキンティッカ、マサラエッグ要はAセットにチキンティッカとマサラエッグを加えたのがBセットというわけですね。
★生ビール ¥600料理ができるまでの間、ちょっと昼のみ。
あ、このビール、クラフト系のアレやん。
★Bセット ¥1300せっかくなので全部入りのBセットを選択。
流石は大阪発、盛り付けが美しいですねー

まず特筆すべきはダールとチキンキーマがとにかく美味いこと。
辛さ控えめで優しい味わいながら、香りが豊か。
基本軸がとてもしっかりしています。
小麦の味わいを楽しめるパラタも実に素晴らしいですね。
そして、Bセットならではのチキンティッカとマサラエッグ、これはいずれもしっかりとしたスパイス感で良いアクセント。
これは絶対付けるべき!
そして、満足感がありながら、食後感は重くなくスッキリ。
油少なめで、きちんとちゃんと作ったホームスタイルのインドカレーやスリランカカレーってそうなんですよね。
これなら毎日食べられる。
土日しかやってないけども・・・・
土日は観光客で賑やかな浅草ですが、ここは中心地から少し離れていることもあり別世界。
西インドの、ゆったりながれる優し気な風に身を委ねる食体験。
実に良いものです。
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●カレーは読み物!HOUYHNHNM(フイナム)にて『Curry Flight』連載中!Curry Flight 第1便:麻婆豆腐はカレーか否か。文・写真:カレー細胞 | COLUMN | HOUYHNHNM(フイナム)
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
いつからあるのか、蔵前の山小屋風喫茶店。
「珈琲 八方尾根」
ウッディな店内、銅のテーブルトップ、ブラウン管テレビ。
壁には山と海の写真、天井には木製スキー板。
この日は15時過ぎの訪問。
ありがたいことに、この時間でもお食事オーケーでした。
★カレーライス ¥800おお、期待を裏切らないビジュアル。
これ以上ないほど、完璧な喫茶店カレーライスです。

ひと口食べるとディスイズジャパニーズカレーライス。
けれどもかなり濃密で、じんわりくる辛さもなかなかのもの。
仄かな旨味と香りに、何か一手間隠し味を用いていることが窺えます。
ライスはモッチモチの炊き加減。
けれどこのカレーにはそれが合ってるんです。
おうちカレーのようで、ひと味違う。
これこそ昭和の喫茶店カレーがあるべき姿です。

さらに嬉しいことには、セットでワンドリンクつき。
アイスコーヒーでひと息。
イマドキカフェに押され、年々消えゆく昭和の喫茶店。
2020を控えるいまこそ、ジャパニーズトラディショナルカフェとして再評価すべきではないでしょうか。
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