
ポエキリア・カウカナ
学名:Poecilia caucana
最大長:♂3.0cm ♀6.0cm
原産地:パナマ、コロンビア、ベネズエラなどの中南米
入荷が少ない卵胎生メダカの仲間。
グッピー(Poecilia reticulata)などのポピュラー種たちと同じPoecilia属に属しています。
色彩はかなり清楚で、
透明感のある明褐色の体に、鮮やかな黄色と黒の背びれがアクセント。
体側にはうっすらと縞模様もあります。
グッピーなどと同じく、
卵ではなく小さな稚魚を産む卵胎生。
グッピーほど雌雄の差があるわけではありませんが、
見分け方は簡単。
こちらがオス。

寸胴で、体側にうっすらと黄色が乗ります。
グッピーのオスのように各ヒレが大きくなるということはなさそうです。
そして腹の後ろあたりに注目。
棒状の突起が見えますね。

これはゴノボジウムといって、しりビレが変化したもの。
オスにしかない、いわば「オチン○ン」です。
グッピーやプラティ、モーリーなどのオスにもゴノボジウムはありますが、
卵生である日本のメダカなどにはありません。
そしてこちらがメス。
オスと比べてみてください。

腹部が丸く膨れたグラマラスな体型。
オスよりも一回り大きくなります。

ゴノボジウムの代わりに普通のしりビレがついているのが見えるでしょうか。

体側の黄色はオスほど目立たないものの、
尻の部分が鮮やかな黄色に縁取られています。
このお尻の黄色はオスをかなり刺激するようで、

(上がメス、下がオス)
オスはこの黄色を見るや否や…

口先でツンツン突っつきにかかります。

それもかなり執拗に。
「絶対領域」みたいなものでしょうか?
それにしても、ゆったりと泳ぐメスと、
チョコマカせわしなく翻弄されるオス。
男女の立場がかなりはっきりしていますねぇ・・・
そして・・・

これが生まれてくる稚魚。
小さすぎて目しか見えませんね。
親に見つかると食べられちゃったりするので注意。

たまにはこういう可愛い魚の紹介もいいですよね。
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