海浜幕張駅北口。

味噌ラーメンの『田所商店』が手がけるカレー屋さん。
『田所商店 スパイスカレー部』2021年7月30日オープン。
コロナ禍の外食受難の中、多くのラーメン店がテイクアウトや宅配に向いたカレーの提供をはじめるようになりましたが、カレー専門店をオープンする例はあまりなかったように思います。

オーダーはタッチパネルの券売機にて。
スパイスカレーかカレーラーメンかが選べます。

ラーメン店のセンスでカレー店を作るとこうなる、と何故か納得できる内装ですね。
★コーラ ¥200潔い提供形態。良いと思います。
★カレー2種盛り ほうれん草&キーマ ¥900あいがけにしてみました。
ゆで卵、骨つき唐揚げ、ほうれん草漬けがトッピングされています。
ほうれん草カレーは、ちょっとビックリするほど玉ねぎの苦みが全面に出た味。
どこまでが狙いなのか分かりませんが、インパクトある味です。
キーマも玉ねぎの苦みが強いのですが、ほうれん草ほどではありません。仄かに花山椒のような香りも。
唐揚げは作り置きで、コンビニでいただくあの感じ。
ファストフードとしてさっといただく一皿ですね。
せっかくなら味噌ラーメンの味噌や出汁をとったスープの旨味をカレーに応用したら良かったのに。(実はそういうことやっているのかも知れませんが、効果は見られませんでした)
勿体ないよなあ、なんて思ってしまったのですが、

2023年2月26日をもって閉店とのこと。
コロナ禍での一定の役割を終えたということでしょうか。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
柏で40分ほど時間が空いたので「あ、あそこ行こう」と駆け込みランチ。
『タイ屋台 ガッチキ』ドンキホーテからすぐ近くの便利な場所。
『せい家』の2階にあります。

店内は広々賑やかなタイ屋台そのもの。
この空気感がいいんですよね。
この日は土曜のランチ訪問。

夜の飲みには使ったことあるけれど、ランチ利用は初めてなんです。
サイドメニューをつけたい欲はあるけれど時間があまり無いので単品決め打ちで。
★レッドドライカレー ¥850流石は屋台スタイル。
あまり待たずに料理がやってきました。
レッドカレーをご飯に絡めてザザッと炒めた、いわばカレー炒飯。
グリーンカレー炒飯ってのはたまに見るけれどレッドカレーはあまりない気がする。
いただいてみましょう。
はい、シンプルにいい辛さです。
食がモリモリ進む辛さ。
そしてタイ屋台特有の旨味・・・ジャンクだけどこの一皿にはマスト。
我ながらベストチョイスなクイックランチでした。
ちなみにこのレッドドライカレー、夜はこの倍の辛さで提供しているそう。
ちょっとそれは捨て置けません。
柏で激辛飲み、実現しましょう。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
多国籍タウン、というかもはや無国籍タウン、行徳。
そこには、日本離れした世界が点在しています。
こちらもそんなお店のひとつ。
『行徳ビリヤーニーハウス』近隣の『ティッカカウス』でシェフを務めていたカーンさんが独立、オーナーシェフとして2018年8月30日にオープンしたお店です。
提供する料理は「北インド・ムガル料理」。
と言っても北インドにムガルという場所があるわけではありません。
ムガルとは16世紀ごろアフガニスタンから北インド全域に至るまで領土としたイスラム国家ムガル帝国のこと。
この頃インドに中東由来のムスリム系料理が広まり花開きました。
ザックリ言えば、それがムガル(ムグライ)料理。
みんながインド料理の代表格だと思っているタンドリーチキンも、ナンも、ムガル料理なんですよ。
ビリヤニだってムガルによってもたらされたムスリムの米料理。
確かにインド各地で多彩に進化しましたが、「ビリヤニはインド料理」というより「ビリヤニはムスリム料理」というほうがより正しいんです。、
こちらのお店ではそれら日本でポピュラーなメニューの他に、パキスタンあたりで好まれるニハーリ(ナハ―リー)やハリーム、カラーヒーなどもラインナップ。

ちなみに店名が「ビリヤニ」じゃなく「ビリヤーニ―」なのは、そのほうが現地のヒンディー語での発音に近い(パキスタンのウルドゥー語でも)から。
★ビール ジョッキ ¥440ムスリム料理の店なのに生ビールがいただける、これが無国籍タウンの嬉しいところ。
しかも安い。
★タンドゥリー・チキン ¥605日本で一番ポピュラーなムガル料理です。
こちら鉄板でジュウジュウアッツアツで提供されるのが楽しいですね。
レモンも添えられているのですが、皮まで鉄板でアッツアツなので搾れませぬ。
★ラクナウー風 ビリヤーニー・セット(マトン)¥1320ラクナウー(Lucknow)とは北インド、ウッタル・プラデーシュ州の州都。カーンさんの故郷です。
ラクナウーのビリヤニが他とどう違うかは詳しくはないのですが・・・
こちらのビリヤニの個性は際立っています。

まず、一口食べて感じるのはバスマティ米のふわふわな炊きあがり。
具材と絡まない部分はしっとり感はあまりなく、あくまでも軽やか。
そして、ただでさえ長いバスマティ米が特に長い!伸びやすいマジェスティック(という銘柄)かな?
と思って聞いたらやはりそうでした。
目立ったホールスパイスは、グリーンカルダモンとビッグカルダモン。
特にビッグカルダモンは今まで見たことがないほどデカいのが入ってました。
私の親指よりデカかった・・・
逆にクローブやブラックペッパーはほとんど顔を出しませんでした。

スプーンで中を探ると、骨ごとぶった切られた羊肉がゴロッゴロ。
北インドやパキスタンらしい、肉料理としてのビリヤニが堪能できます。
米!肉!油!

ビリヤニには欠かせないライタも個性的。
単なるヨーグルトではなく、アムチュールの風味が強いチャットマサラにきゅうり、甘みのあるフェンネルが多め。
味変だけでなく、油モノを食べた胃腸を整える意図が明確なライタでした。
★フレッシュ・フルーツ・ラッシー(マンゴー)¥495マンゴーの果肉感あふれるラッシー。
「現地式のパキスタン料理店だよ」と言われて入ったら信じてしまうような風合いの料理たち。
地域差よりも宗教の繋がりが強いインド周辺国のリアルが堪能できました。
食事中、カーンさんは厨房に入らず、チャンネルを色々変えながらテレビを鑑賞。
まるで自宅のよう。
そうこうしているうちにヒジャブを被ったインドネシア人の女性と、その彼氏と思しき2人がテイクアウトで来店。
「テレマカシー」とあいさつするカーンさん。
ここ行徳でも、国境を越えたムスリムの繋がりは強いようですね。
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関連ランキング:インド料理 | 行徳駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
インド人やパキスタン人が多く住む木更津。
2011年にはモスクができ、2019年にはムスリム対応ホテル「ジェスリ ヴィラ トウキョウ」がオープンするなど、日本で暮らすうえでの利便性が高いのがその理由です。
東京からは遠いイメージがありますが、海ほたる経由ならバス・自動車で約一時間。
自動車生活がメインの彼らからすれば、こんな便利な場所は無いわけです。
そんな木更津に、ちょっと異質な店構えのインド料理店があります。
「ビリヤニハウス漣」なんとビリヤニ推しのレストラン。
さらに看板には南インド料理とも書かれています。
ちなみに店名の読みは「れん」。


店内はお座敷もあってゆったり・たっぷり・のんびり。
流石は木更津ですね。

メニューを開けば流石はビリヤニハウス、ランチタイムからビリヤニが5種類も。
隣のページには南インド料理もありますね。

食前には生姜がガッツリ効いたスープ。
ムスリム系レストランでたまに出てくるやつです。
★Hセット ¥1800
・ペッパーチキンカレー
・サンバル
・ライス
・ウプマ
・ワダ
・ドーサ
・パパド
・サラダなかなかの迫力です。
ドーサにパパド乗ってる光景なんてあまり見ないもんですから、印象深いビジュアル。

ドーサの焼き加減、これがなかなか良かった。
パリっと薄焼きな、いわゆるペーパードーサの部類ですね。
良い鉄板と技が必要なドーサは、南インド専門店以外ではハズレを引くことが多いのですが、ここは当たりでした。

さらにペッパーチキンカレー、これが個人的にツボ。
ホールのブラックペッパーがゴロゴロ入っており、刺激的なオトナ味なんです。
カレーがこれ以外選べないってのも潔いですよね。
その他、ワダもウプマもちゃんとしている。
シェフは南インドの方なのかな?と思ったらどうやらコルカタ出身の方らしいです。
もちろんハラール完全対応。
木更津に多く住むインド・パキスタンのムスリムの方々と、IT関係が多い南インド出身の方々。
その両方を顧客として狙ったメニュー構成が、今の木更津を色濃く表していたのです。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
フリーペーパー「かしわカレー図鑑」をはじめとしカレーが盛り上がる街、柏。
老舗名店「ボンベイ」を中心に様々なカレー店が点在しているのと同時に、いろんな国のカレーもいただけるんです。
「ラジェスタリー」柏駅と柏市役所のちょうど間あたりにあるインド料理店。
日本にあるインド料理店の多くはネパール人やバングラデシュ人などによるものが多いのですが、ここはちょっと雰囲気が違います。

そう、店名でもわかるようにこちらのオーナーはインド北東部、パキスタンとの国境に面する砂漠の地ラジャスタン州出身。

壁に飾られた細密な刺繍布もラジャスタンのものです。
この日はランチ訪問。

ラジャスタンの食といえば、豆と小麦をふんだんに用いた甘い味付けの料理のイメージが強いですが、
ことランチメニューに関して言えば、日本でなじみが深いナン&カレーのベーシックな構成ですね。
早速オーダーしてみましょう。
★ランチAセット ¥780
・カレー:マトン辛口
・ナン、ライス両方こういう場合、やはりチョイスはマトンでしょう。

刻み葱、千切りの生姜が乗っていますが、ネパール人のインド料理店で良くあるクリームグルグルがけはありません。

というよりカレー自体クリーミーさはなく、玉ねぎの自然なとろみのみでサラッとした仕上がり。

具材としてのマトンもしっかり入っています。
辛口にしたのでチリの辛さは際立っているものの、玉ねぎの甘味もしっかりしているので甘辛なテイスト。
この辺の着地は甘さを好むラジャスタニならでは・・・なのかな?

タンドール窯で香ばしく焼かれたナンも他店とは風合いが異なります。
小麦の味がしっかりとした、味わい深いナンはちょっとパキスタン風でもありますね。

ガツッと甘辛なオニオンアチャールが付いてくるのも嬉しいところ。
メニュー自体に珍しいものがあるわけではなかったけれども、一つ一つの味付け、仕上がりにしっかりとした個性。
手を抜かない姿勢が感じられ好感が持てます。
夜のビリヤニなんかも食べてみたいですね。
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