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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

アクセスが良くなった新横浜にビリヤニのお店。『フジビリヤニ』(新横浜)

相鉄・東急新横浜線の開通により、池袋・渋谷から乗り換えなしで行けるようになった新横浜。


ビリヤニのお店を発見しました。


『フジビリヤニ』

店頭では100%ハラールを謳っています。
良くあるネパール人のお店じゃなく、日本人経営、インド人スタッフによるお店。


カウンターメインの店内。
カウンターチェアが日本人にとっては高いのと、その手前に数センチの微妙な段差があり、何度か躓きかけました。

平日19時、客は他になし。
さらに店内音楽が無く静かだなぁと思っていたら、シェフがいきなり歌い出しました。

え!そういう感じ?


メニューにはモモなどのネパールメニューはなく、パラタやログニナン、アルクルチャなどインドパンのバリエーションが豊富。
よく「ネパール焼きそば」と訳されるチョウメンも各種バリエーションありますが、インドでも焼きそばはチョウメンなのです。

まずは一杯。

★ジンラッシー ¥450

最近、ラッシーカクテルをいろんな店で見ます。
お酒なのにカラダに良い錯覚。

オーダーしたのはビリヤニのセット。

★フジセット ¥1650
・チキンビリヤニ
・じゃがいも炒め
・ナス炒め
・サラダ
・ドリンク


ビリヤニはローズウォーター香強め。
スパイスはかなり控えめで穏やかな味わいです。


セットでついてきた「ナス炒め」はひよこ豆の衣で揚げたベイガンパコラでした。
一方の「じゃがいも炒め」は普通のフライドポテト。
どっちも「炒め」じゃないけどね(笑)


ビリヤニの中からは大きく柔らかな鶏肉が。
食べやすく、骨は取り除かれていました。


★梅酒ソーダ ¥450

ホントは神奈川名物!とメニューで推されていた湘南ゴールド酎ハイか、小田原レモン酎ハイを頼みたかったのだけどどちらも無く、そしたらとキングなんちゃらって酒を頼んだら、梅酒をコーラで割ろうとしているのでストップをかけ。
普通に梅酒ソーダを頼んじゃいました。


最後はセットドリンクのマサラティーで締め。

他に客がいなかったので普段の客層がどうなのかは分からなかったのですが、お酒のオーダーに慣れていない感じから逆にハラール客層のリアルが伺えたのかも。

いずれにせよ都心からのアクセスが劇的に良くなったので、盛り上がって欲しいですね。

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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

鎌倉・三浦野菜をふんだんに用いた、神奈川ご当地スープカレー。『スープカレー KIFUKU』(関内)

横浜・関内。
関東におけるスープカレー先進の地として下北沢、八王子と並ぶこの街に2017年オープンしたスープカレー店。


『スープカレー KIFUKU』

関内駅至近の少し鄙びた「関内駅前第一ビル」の地下、「グルメプラザ関内」に入った店舗です。


地下にあるお店ながら、店内はオーシャンビュー(気分)。

さらに、北海道から進出してきたお店との明確な差別化として神奈川県産食材を積極使用。
新鮮な鎌倉・三浦野菜が主役といっていい「ご当地スープカレー」になっているんです。


★チキンと鎌倉三浦16品目野菜のスープカレー ¥1705
◎スープ: 和風スープ
◎辛さ: 16辛 無料
◎ライス: SS(100g)


鮮やかに彩られた野菜が圧巻!
スープカレーの野菜といえば素揚げの印象が強いけれど、こちらではブロッコリーもゴボウも薄く衣をつけて揚げているのがまた面白いですね。


それぞれの野菜のカットも大きめで食べ応えも抜群。
(特にゴボウが最高でした)
食物繊維たっぷりで翌日のデトックス効果も。
スープは16辛でも旨味がしっかり感じられ、辛さも無理なくサラリといただけます。(個人差があります)


ターメリックライスにはミックススパイスがかけられており、スープに浸したとき「追いスパイス」の効果を発揮。香りの印象がグッとアップします。

なかなか良く考えが練られており、完成度も高く、地産地消の文脈にも乗っている。
実に素晴らしいスープカレーです。

ご当地モノはそれだけではありません。

★横浜クラフトコーラ ¥500

実はこちら、お店で作っている「神奈川県初のクラフトコーラ」とのこと。自然な甘みが心地よいですね。

北海道勢に負けない、実に神奈川県らしい、ご当地スープカレーのお店でした。

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特別なオーシャンビューでいただく、特別なドライカレー。『モアナマカイ珊瑚礁』(七里ヶ浜)

湘南を代表するカレーの人気店『珊瑚礁』。
本店よりも七里ヶ浜の海岸線にある支店のほうが有名でしょう。


『モアナマカイ珊瑚礁』

オープンは1986年。2008年に建物をリニューアルし眺望がアップしました。
私が前に来たのはリニューアル前・・・というか20世紀ぶりの訪問かも知れません。


この日訪れたのはディナータイムがはじまる16時30分頃。

他の店よりディナー開始が早い理由は、そうなんです。
七里ヶ浜の夕景を眺めながらのディナーができるからなんですね。
18時過ぎると混んできますし、この時間の訪問は結構オススメ。


テラス席はまさに絶景。
名物でもあるトーチに灯がともりはじめます。


店内は天井も高々。
ポリネシアをイメージした、ラグジュアリーな南国気分が味わえます。
店員さんたちの衣装もアロハやムームーで雰囲気抜群。

しかも見てください、この眺望。

リニューアルによって南西方向に開放された窓はまさにパノラマビュー。
贅沢ったらありません。


★フーラ フーラ ¥900

オレンジの酸味が効いたトロピカルカクテル。
この世界観でいただくと、ホント南国気分です。


★活き、地サザエの香草ガーリック ¥1850

実はカレーだけじゃなくアラカルトも充実している『珊瑚礁』、湘南ならではの一品。


香草に加えしっかりガーリックが効いたオイルは、まるでエスカルゴ料理。
ワインと合わせて摘まむのが良さそうです。

さて、『珊瑚礁』のカレーはリッチな欧風仕立て。
県内産豚のロースカツカレーや帆立貝のカレー、大海老カレーなども魅力的ですが、今回オーダーしたのは定番のこちら。

★キーマカレー ¥1400

実はこれ、2020年8月『マツコの知らない世界』で私が紹介したstrong>『噂の名店 湘南ドライカレー』というレトルトの元となったカレーなんです。

ドライと言いつつ、実際には濃厚ネットリなセミドライタイプ。
キャベツに絡んだマヨネーズがさらに南国感を増しています。

レトルトでも結構リッチ&クリーミィな食感が楽しめるのですが、お店でいただくとさらに輪をかけクリーミィ。
ドライキーマが美味しいお店はたくさんあるけれど、ここまでリッチな欧風カレー方向へ振り切ったものはなかなか無いように思います。


刻一刻と変化していく空の表情はまさに壮観。
この日子供連れの客も多かったのですが、お子さんにとって特別な外食体験として記憶に残るのではないでしょうか。

お店を出た18時前にはすでに待ちの行列が。
流石の人気店、やはり夕方早めの訪問がオススメですね。


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ブレーメン通りの情報量多すぎ昭和喫茶でいただくサマリンダカレーとは?『レオナ』(元住吉)

元住吉、ブレーメン通りと呼ばれる駅前商店街。
あちこちにどこのドイツかってなくらいドイツ記号が溢れる商店街なのですが。
(だって富士そばでソーセージトッピングできちゃったりするみたいですよ)

どこの昭和かってなくらい昭和感に溢れた喫茶店を発見しちゃいました。

『レオナ』

レンガ壁の建物の2階、エスカレーターで上がったところにあるお店っぽいのですが、とにかく店先の情報量が凄い。

なんかオムライスに「レオナ」って文字書かれてるし。


「超サービスメニュー」なんてのもあるし。


あ、金沢のローカル洋食「ハントンライス」もあるんだ。
よく見りゃ「石川県金沢市の郷土料理」とあります。
郷土料理ねぇ・・・となるとスパイスカレーも大阪の郷土料理だ。

エスカレーターを上り、情報量の多い壁つたいに振り返れば、お店の入り口が。

ちょっと中が薄暗く感じますが、ちゃんと通し営業です。

そして店内、店先にも増して情報量が多いです。

プロ野球にサザエさんにハローキティにグレムリンに観葉植物に花の写真に。


ピカチュウに干支の置物に。


なんかディズニー柄のソファーもあるし。


ブレーメン通り見渡せるし。

メニューはさらに情報過多。

これ、全部見るのにどれだけの時間かかるだろう・・・


あ、たまたまこんな一枚が出てきましたよ。
サマリンダカレーにパンジャブカレー、ほうほう。


オーダー用のブザーがテーブルに固定されています。そう、固定されているんです。
強く押さなきゃ鳴りませんよ。

程なく料理がやってきました。

★サマリンダカレー ¥920

サマリンダといえばインドネシア・ボルネオ島最大の街。
なんとなくルンダンっぽいのが出てくるかもと思っていたのですが、全然違いました。
いわゆる喫茶店のカレーライス。どちらかといえば欧風です。

食べてみればからさは控えめながら、なかなかにフルーティー。
なるほど、フルーツを用いた南国風ってことかなぁなんて思いつつ、「サマリンダカレー」で検索かけてみると意表をつく情報が。

なんと、ユーシーシーフーヅ株式会社の業務用『ロイヤルシェフ』ラインナップに「サマリンダカレー」というレトルト商品があるんですね!マンゴーピューレを用いて南国感を出しているとのこと。

ほほう、さすがは神戸が誇るUCC上島珈琲。
個人喫茶店の痒いところに手が届くモノを提供しているんですね。

そう気づいて辺りを見渡すと、カオスで情報量多い店内の至る所にUCCの文字が。
多彩なドリンクやフードもユーシーシーフーヅから仕入れられるコーヒー豆やカレー、ハヤシライス、デザートなどを縦横無尽にアレンジしたモノが多いと気づきます。
ハントンライスに必要なケチャップもタルタルソースも『ロイヤルシェフ』にありますし。なるほど。


★モカ ¥550(フードーオーダーで105円引きの¥445)

コーヒーフレッシュも砂糖ももちろんUCCです。

会計時、何年くらいお店やってるのかと聞けば、
「もう50年以上やってるの。あ、そうそう。こないだUCCさんから50年のお取引で感謝のトロフィーがきたのよ。ほら、そこに。」

ほんとだ。
元住吉の地で、UCCと共に歩んだ半世紀なのですね。


ちなみに前の通りがブレーメン通りと呼ばれるようになってからは、建物の一角に鳩時計を設置したそうですよ。
情報量増えてる。

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西麻布の伝説的フレンチがカレー店として復活。『鎌倉 勝沼亭』(由比ヶ浜)

創業1974年。西麻布にあった伝説的フレンチ『勝沼亭』が鎌倉・由比ヶ浜にカレー専門店として復活。


『鎌倉 勝沼亭』

江ノ電由比ヶ浜駅改札を出てすぐの場所に2017年10月オープン。
鎌倉駅から歩いても15分ほどの距離です。


経営は西麻布『勝沼亭』シェフの娘さんご夫婦。
西麻布で提供していたクラシックなホテルスタイルのカレーを提供しています。


★鎌倉ビール ¥850

郷にいれば郷のビール。
こちらはオトナな苦みが特徴のダークビール「鎌倉ビール 花」。

カレーはビーフ、チキン、ポーク、ラタトゥイユ

★スパイシーポークカレー ¥1400
◎深煎りくるみトッピング +¥150


一日限定30食、一番人気というスパイシーポーク。
くるみトッピングしたら「まじですか?」という量のくるみが入っていて幸せの極みです。


そしてポークが贅沢すぎる!
スプーンでホロっと崩せる柔らかさです。

カレーにはフレンチの伝統が生きています。
最高級羅臼昆布でとったブイヨン、化学調味料不使用で、スパイスと果物で作られる伝統の欧風ホテルカレーとのこと。
「ボンディ系」欧風カレーとは対極的にサラサラで、最初優しいタッチなのですが、後追いでじんわりと辛さがやってきます。

例えるなら高輪『サンライン』のカレーに贅沢な肉とたっぷりのくるみが入っていて、お酒と一緒にいただける、と言えば伝わるでしょうか。

とにかく素敵です。

そしてさらにビックリしたのがこちら。

★ホットコーヒー ¥300
★クラシックベークドチーズケーキ ¥700


西麻布『勝沼亭』のレシピをそのまま受け継いだホームメイドのチーズケーキ。その迫力あるテクスチャーが凄い。そして濃厚な味わいが素晴らしすぎます。チーズケーキ好きのためのチーズケーキ。
これはちょっと外せない銘品ですよ。

オーダーを受けドリップしてくれるコーヒーも完璧。
ケーキ狙いのカフェ使いも良さそうですね。

壁には1974年4月10日のJAPAN TIMES。

西麻布にオープンした『勝沼亭』が最初に掲載された記事だそうです。当時は大使館の客が多かったそう。
この記事、よく見れば『ナイルレストラン』『インドネシアラヤ』『松本楼』も載っていますね。
なかなか貴重!


積み重なる時間を大切にしつつ、さらなる洗練を目指す鎌倉という町にぴったりのお店でした。

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