渋谷並木橋で人気を博したカレー店「チリチリ」が今春移転。、元々あった戸田公園で新装オープンしました。
「カレーハウス チリチリ」戸田公園駅西口の交番脇に2020年3月オープンしたのですが、直後のコロナ禍。
テイクアウトもやりながら頑張ってらっしゃいました。
営業は昼のみ。
14時ラストコーダーと短いのですが、渋谷時代の密な行列を思い起こせば、入りやすくなったともいえますね。

「チリチリ」のカレーは、インドのスパイス使いを用いながらも、スープストックを取ったりと欧風技法もミックス。
いわば、日本の洋食カレーとインドカレーのオリジナルブレンドといったところです。
油控えめ、化学調味料不使用で胃がもたれない食後感が持ち味。
なのに、しっかりとスパイスの刺激と薬効を感じることができる素敵なカレーなのです。

メニューは辛さ抑え目の「カレー」シリーズと、スパイス強めで辛口の「マサラ」シリーズの2ライン。
さらに「マサラ」の辛さ増しも可能です。
★ミックスマサラ ¥1300ほうれん草、トマト、チーズがカレーと一体化した「チリチリ」の看板メニュー。

「マサラ」はなかなかの辛口です。
けれど刺すような辛さではなく、ジワジワと喉に、胃に染みわたり、ジワッと毛穴が開くような辛さ。
そこにホウレン草の食感とトマトの酸味、そしてチーズのミルキーさが口の中で鮮やかなコントラストを見せてくれます。
カレー自体にもほぐれたチキンが入っており、旨味も抜群。
これは堪らんですなぁ。
★玉葱アチャール ¥70こちらオプションで付けられるアチャール。
辛さと玉ねぎの甘味のバランスが面白く、後半カレーに混ぜ込むとまた違った味わいに変化しますよ。
★チキンマサラ ¥1000こちらはシンプルに鶏肉が具材の「マサラ」。

ミックスマサラと比べると味はシンプルで、純粋にスパイスと鶏肉の味わいが楽しめます。
渋谷時代と比べると、のんびりあたたかな世界観のお店ですが、厨房内での独特の掛け合い(言い争いにも聞こえるような・・・ええ、チリチリの名物です。)も健在。
「チリチリ」はどこへ行っても「チリチリ」ですが、渋谷よりこの戸田公園のほうがカレーの雰囲気に合っているなぁ。
だって、カレーをいただいて、お会計を済まし外へ出ると、猛暑のはずなのに涼しく感じるんですもん。
毛穴から風がスゥーッと吹き抜けるような不思議な感覚。
完全に唐辛子とスパイスの薬効です。
いつもながら食後感も軽やか。
暑い夏をパワフルに乗り切るためのドーピング処として、みなさんも活用してみてくださいませ。
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市役所近くの裏道にある、インネパ系居酒屋。
「ナマステ朝霞」オープンは2017年ですから、今年で3年目。
当初から1年2年でクローズし次のネパール人にお店を売るつもりでやってる、なんちゃってインネパが多い中、3年目に突入するということは地域密着に腹をくくったということでもある。
そんな折でのコロナ禍、簡単にお店を閉めるわけにいかないのが実情だろう。
もちろんテイクアウト営業もやっているのだが、見れば店内に客の姿はなし。
ならばとイートインしてみました。
席に着くや否や、店員さんたちから溢れる、ほっとした笑顔が忘れられません。

インネパ店とは、ネパール人によるインド料理店の略。
ヒマラヤの写真が飾られているのが、ネパール人経営のしるしです。

また、インネパ店の天井には青空に浮かぶ雲がかかれていることが多いのです。
山と空があると落ち着くのでしょうね。
こちらのお店の雲の描き方は、ちょっと東洋風で独特ですね、
まずはネパールのビールから。
★エベレストビール ¥550サービスで出てきたのはパパドではなくタイのえびせん。
タイ料理や焼き鳥なども扱う、複合アジアン居酒屋ならではの組み合わせです。
カレーはほとんどが、ナンと合わせる北インド風。
日本でのニーズに合わせた結果ではありますが、そのなかにこっそり、ネパールのカレーが隠されていたりするのがインネパ店の面白いところなんです。
「スープカレー」なんて表記があったら99%ネパールカレー
しかもこういう店のネパールカレーって、頼んでくれた客に「ネパール料理美味い!」って思ってもらうため気合が入った掘り出し物が多いんですよね。
こちらのお店も例にもれず。
ひとつだけこんなメニューが混じっていました。
★ネパールカレー ¥850
★ハーフライス ¥180シャバシャバのスープ状チキンカレー、ネパールでいうところのククラコマスですね。
合わせるのは絶対的にライスです。ナンは合いません。
早速いただいてみましょう。

おぉ、スッと抜けるような刺激が素晴らしいですね。
ネパール山椒「ティムル」が効いているようです。
レモンの酸味も効果的で、染み渡るような美味さ。
ニンニクが効いているのもネパールカレーのポイントです。
具材はほうれん草とチキン。
ネパールでは骨ごとカットした肉が用いられているのですが、こちらでは流石に他のインドカレーと共通のものを使用しています。
やっぱりこれ、当たりですね。
ライスはタイのジャスミンライス、案外マッチします。
こういう地域密着店を支えるのは、近隣の皆さん。
地域ぐるみでカレーのお店を支えていこうではありませんか。
ちなみに当店の隣はルーマニア料理店。
少し落ち着いたら梯子したいものです。
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草加に二郎インスパイアの人気店あり。
「鷹の目」(鷹の眼)
蒲田にも店舗がありますが、こちらが本店。
看板は「鷹の眼」ですが、現在の正式店名は「鷹の目」だそうですよ。


まず入口で食券を購入し、列へと並びます。
※2019年12月の訪問です。
お店を出る先客が店先の自販機で黒烏龍茶を買っていきます。
二郎系ですもんね。

ほどなく店内へ。
二郎系といえばとにかくアブラ・アブラ・アブラで床も柱もテーブルもヌルヌル・・・と構えていたのですが、あれ?
意外にも(失礼)店内はクリーン。
これなら気兼ねなく楽しめますね。
私のオーダーはこちら。

そう、なんとこちらカレー粉トッピングができるんです。

そして無料トッピングも魅力的。
注目すべきは「鷹の目」名物の「辛揚げ」と「ガリマヨ」ですよ。
★まぜそば300g ¥850
・辛揚げ/ガリマヨ
★カレー粉 ¥50キター!!
小盛りにあたる300gでこの迫力!
一瞬怯みます。
二郎系らしく積み上げられたモヤシ。
器から溢れ出しそうなガーリックマヨネーズ略してガリマヨ。

そして鮮やかなオレンジが辛味揚げ玉略して辛揚げ。
見ようによってはかなり美しい一杯となっています。
早速いただいてみましょう。

具材が器から溢れないよう、慎重に混ぜ合わせます。
時折プワッと香るカレー粉が幸せ。
まぜそばなので汁無しなぶん、とにかくワッシワシと食べていけます。
ゴワゴワッと噛み応え抜群の麺、肉厚の豚、魚粉とカレー粉のミキシング、
そしてやはりガリマヨと辛揚げはマスト。
確かに、確かにボリュームあるし、カロリーも高いでしょう・・・・
けれど、意外なほどスルスルと食べられちゃいます。
つまり、いやらしいアブラっぽさがなく(二郎インスパイア系ではたまにキツイのがあります)、
ちゃんと料理としてセンスが良い仕上がりになっているんですね。
これは二郎系の中でもかなーりハイレベル。
クセになるけどジャンク過ぎない。
書いていてまた食べたくなっちゃいます。
ちなみにこちらはスープ有り。
醤油感と豚骨感のバランスがこれまたグッド。
こりゃあ人気店なのも頷けますね。
近所にあると大変危険なお店です。
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最近埼玉県のカレー事情がぐんぐんレベルアップしてきています。
JR埼京線戸田公園駅西口からすぐにあるネパール料理店、ここがなかなか興味深かった。
「ヤニマヤ ネパールインドレストラン」2019年3月11日オープン。
店名に「ネパールインド」とあるのでいわゆるインネパ店かと思いきや・・・

200%ネパール!!!
これは凄すぎる内装だ!

壁面を覆いつくすネパールの煌びやかな刺繍布。

民俗博物館かっ、てな具合のカウンター席。
この空間だけで来る価値があるってもんです。
席に着くとまず、ウェルカムサービス。

胡椒が効いたチキンスープです。
芯から暖まりますね。
★ロキシー ¥5851杯目はネパールのヒエ焼酎。
水割りでいただきました。
お通しはこちら。

ムラコアチャール、大根の漬け物です。
これがなかなかの美味。
マスタードオイルとニンニク、赤唐辛子でガッツリインパクトある味付け。
これは酒が進んでしまいます。
★チキンチョイラ ¥490タマネギたっぷり、ガリッガリに炒られたフェヌグリークたっぷり。
食べ応え充分ですね。
さて、ネパールの国民食ダルバートはチキン、マトン、ベジタブルが選択可。
マトンはなんと、山羊肉を用いているそうです。
★ダルバート・マトン ¥950オーダーから意外に早くやってきました。
早速いただいてみましょう。

ライスはインディカ米。
ダルスープはサラサラというよりとろみある仕上がり。
メインはウラドダルです。
そしてマトンカレー。
皮と骨を取り除いているからか、山羊特有のクセはなし。
肉の噛み応えはしっかりで、お酒にもよく合いますね。

ムラコアチャールはお通しのと似たバージョンに加え、作り立てのフレッシュなバージョンも持ってきてくれました。
くたっとして味がしみたのも良いけれど、シャキッとフレッシュなのも良いですね。
しっかりとした満足感でいただきましたよ。
お店の奥には何故かゴルフの練習スペースがあるようで、隠し扉(というほど隠れていないけど)が開いてネパール人たちが出てきたときはちょっとビックリ。
こういうお店の作りも都心ではもちろんありえない。
埼玉だからこその、素敵な異世界体験でした。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
志木駅から徒歩5分ほど。
コンテナ型のちょっと面白いお店。
「インド&タイ料理 ルチ」店名でお気づきの方も多いと思いますが、こちらネパール人によるインド料理店、通称「インネパ店」。
しかもよくあるパターンで東南アジア料理も扱う、「複合アジアンレストラン」です。

店頭のメニューは写真準備中率高し。
逆に想像が膨らみますね。

広くない店内ですが、コテージ風で妙に落ちつきます。

あ、この目玉焼きのせのスペシャルセット見たことあるぞ。
そうか、地下鉄赤塚の「ルチ」、系列店なのね。

タイ料理も各種ありますが・・・
目に留まったのがこちら。

「スープカレー」
もちろん北海道スープカレーじゃありませんよ。
けれど私、以前から「インネパ店ではスープカレーを狙え」という法則を持っているんです。
ほとんどのインネパ店では、日本で商売するにあたり、「これが日本人にうける」と教わったバターチキンやらナンやらタンドリーチキンやらをメインメニューに据えています。
けれど彼らネパール人たちの普段の食事は全然違っており、「自分たちが本当に美味しいと思える自国のカレーを出したい」という欲求だってあるわけです。
そんなとき、日本に「スープカレー」という言葉があるのを知り、「あ、我々の国のカレーはスープ状だし、スープカレーという名で出せば良いのでは?」となるわけ。
けどさらにサービス精神旺盛な彼らは、「日本が喜ぶカタチに自己流アレンジ」をしちゃったりするわけで。
結果、インネパ店の「スープカレー」はテンプレメニューとは真逆の、ネパール人シェフが創作意欲を燃やした独自の作品になっている場合が多い、そういうわけなのです。
こちらのお店のスープカレーもよりどりみどり。
直感で選んだこちらのカレーが、結果大当たりも大当たり!
★ゴマスープカレー ¥1050
★ライス ¥200ムワッと香るカスリメティ、そして胡麻の香り。
この時点で当たり確定。

とにかく香り強く、ニンニク強く、旨味がぎっしり詰まった味わい。
辛さ5にしたら、ええ感じのバランスで胃に染み渡ります。
なんだこれ美味すぎる!!
そして具材がこれまた凄い。

エビ、イカ、アサリといったシーフードに加え、マトン、鶏肉、野菜と満願全席。
そりゃ旨みが凄いわけだ!!
オーダー時に、「なんでゴマのやつが値段高いんだろ?」と不思議だったのですが、納得も納得。
「インネパ店のメニューだから」なんてフィルターかけてみちゃいますけど、普通に若い日本人シェフがこのカレーを看板メニューにして店だしたなら、みんな騒ぐんじゃないの?
なんて気さえしてしまう傑作だったのでした。
インネパ店ではスープカレーを狙え!!
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カレーとハラール。文・写真:カレー細胞 | COLUMN | HOUYHNHNM(フイナム) ⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。



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