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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

ムスリムカルチャーとニッポンカルチャーがクロスする場所。八潮に新名所誕生。『ハラール屋台村 八潮スタン』(八潮)

日本屈指のパキスタン人コミュニティがあり、その筋のマニアの間では「ヤシオスタン」と呼ばれる埼玉県八潮。
ここに、新たな名所が誕生しました。

つくばエクスプレス八潮駅から徒歩5分ほど。

『ハラール屋台村 八潮スタン』

向かって左側は、ハラール対応の各国料理が軒を連ねるフードコート。
対する右側はハラール食品や生活雑貨を販売するスーパーマーケットになっているんです。

中心となってこちらを立ち上げたのは、関東パキスタン料理界の最重要人物シディークさん。
実は私、一年ちょっと前の企画段階から絡ませてもらっていて、シディークさんの基本構想にいろいろアイデア投げかけていたんです。

「名前をどうしようかと思ってる」
 「ハラール屋台村とかいいんじゃないですか」

とか。

それが、現実になっちゃった。


しかもメチャクチャ立派です。


この日はオープニングパーティー。


日本ムスリム界のキーパーソンや、埼玉・八潮のVIPな皆さまが集合し華やかにテープカット!!

まず入口中央には四方にガラス窓がついたオープンキッチン。

ここがパキスタン料理『シディーク』の厨房。

羊や鶏や、場合によっては鹿のカラヒを作る様子が前後左右から観察できるようになるはず。

用いる肉も見ることができます。


その他『ハラール屋台村』には、ハラール対応の中華料理、マレーシア料理、そして日本のラーメンが出店。

マレーシア料理はあのアスリさんによる『ダポール』、ラーメンは海外に強い『成田屋』、中華は『レッドパンダ』というラインナップ。

そしてもうひとつのブースは『チャレンジキッチン』。
ここが何かというと、ハラール対応を考えていたり海外進出を狙っていたりする飲食店や企業が、間借り営業やイベント営業をするための場所なんです。
何せパキスタン人が多く住む八潮、本場のお客さんが食べたらどうなのか?パスポートいらずでテストマーケティングもできちゃうわけですね。しかもハラール対応の食材はいくらでも仕入れ可能ということで、今後の需要が楽しみです。


この日はパーティー仕様のビュッフェ。

和に中華にパキスタンにマレーシア。
欲張って盛りつけたら、かなりコスモポリタンな一皿になっちゃいました。

マレーシアの茄子サンバル炒めも流石だし、この日のラムニハリは辛さ抑え目ながら抜群の仕上がり。
一方でチャナマサラが意外にも辛かったりと、実際海外に来たような感覚になってしまいます。

今度はスーパーマーケット側に回ってみましょう。
まず目を惹くのがスイーツコーナー。

インドやパキスタンで食される「ミタイー」と呼ばれるお菓子たちです。


八潮土産に最適ですよね。


あまり他ではおいていないスパイスも。
しかもめちゃ安いです。

冷凍ハラール食材も沢山。

山羊は皮付き、皮無しがえらべたり、ハラール鹿肉まであったり!
見ているだけでも楽しいです。


日用品、特にインドの歯磨き粉はとってもおススメですよ。

その他調理器具や衣類まで、商品は多彩。

日本に住むパキスタン人たちにはこういうニーズがあるんだなって、とても勉強になっちゃいます。


建物の上に並びはためくのは、日本とパキスタンの国旗。
まさにこの場所が、ムスリムカルチャーとニッポンカルチャーがクロスする場所であることを象徴しています。

ハラールチャレンジキッチン、ちょっと気になる。ちょっとやってみたい。
そんな方がいましたら、お繋ぎすることも可能です。
ステージもあるので、イベントにも活用できますよ。


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ハラール屋台村 ヤシオスタン



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

獨協大学そばで、でっかいナンのインネパランチ。『アジアンレストラン&バー マウンテン』(獨協大学前)

団地拡張、商業施設増設と、大規模開発が進む草加松原団地。
獨協大学キャンパス近くにあるインド料理店。


『アジアンレストラン&バー マウンテン』

オープンは2017年。
個性派ラーメン店『Φve』(ファイブ)の真隣になります。


空調のデカさが印象的な店内。

厨房にはネパール人シェフ2人。
ネパール人によるインド料理店、いわゆる「インネパ店」です。
この日はランチ訪問。

ランチメニューには各種ナン&カレーの他、タイのグリーンカレーもありました。
器用なネパール人シェフの店ではよくあることですね。


★ベンビール ¥500

メニュー表記はこうでしたが、つまりは瓶ビール。
瓶はアサヒ、グラスはサッポロ。


★【ランチ】マトンカレーセット ¥1100

厨房からパーン!パーン!という音が聞こえてきた頃から気付いていましたが、とにかくナンがでかい!
最近こういうベーシックなインネパランチを食べていなかったので逆に新鮮です。


マトンカレーは「中辛」でオーダーしたのですが、それなりにチリペッパーの辛さが。
もう一つ上の辛さにすると味のバランスが変わっちゃうというギリギリのところでナイスチョイスでした。
ネギが乗っているのがインネパ流ですね。
サラダのドレッシングは結構甘口でした。

ナンはおかわり自由だったのだけど、このサイズなのでおかわりという選択肢は浮かんでこなかったですね(笑)


セットドリンクはマンゴーラッシーにて。

シンプルかつベーシックなインネパランチですが、それなりの安定感。

しかし、こういうインネパランチのナンって、腹持ちいいですね。
夕方まで満腹感が残っておりましたよ。


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アジアンレストラン&バー マウンテン



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

埼玉とインド・ネパール・バングラデシュを繋ぐ青い空。『ラムラリジュッティー』(毛呂)

埼玉県毛呂山。


無農薬ブルーベリー農園の中にあるカフェ『ミルティーユ毛呂山』



空が広いこの場所で、不定期営業をしている素敵なカレー店。


『ラムラリジュッティー』

店主の緒方いずみさんはインド・ネパール・バングラデシュに計10年住み、それぞれの国の料理を体得した女性シェフ。
間借りカレーを経て2019年飯能に『トルカリジュッティー』をオープン。

飯能のお店は平日のみの営業なのですが、休みの日にも他の場所でカレーを出したい!
とのことで2021年にオープンさせた「2号店」がこの毛呂山『ラムラリジュッティー』ということのようです。

現在は月に1~2回の不定期営業となっているのですが、2023年2月5日をもって毛呂山での営業は終了予定。
今回は貴重なラス前営業に訪れてきました。

木造のコテージのようなカフェ店内。


インド食器やスリランカ紅茶などの販売コーナーもあります。

しかし何といっても素晴らしいのはテラス席。

天気が良い日は青空と木々、そして様々な野鳥のさえずりに包まれてカレーをいただけるのです。
もう、ものすごく贅沢なランチ体験のはじまりですよ。

オーダーは・・・まるっとシェフにおまかせです。

★おまかせ盛り ¥1300

美しく、しかしパワフルなワンプレート。
肉!魚!野菜!
心地よい日差しの下、食材が輝いておりますね。


カレーはチキンカレー、マトンカレー、さらに立派なホッケのスパイスフライも加わり食べ応え充分。
特にホッケの爆発的な旨味が米に染み込んでおり至福。
魚と米をスパイスでマッチングさせたベンガル家庭料理の素朴な美味しさは、日本人でも懐かしさを覚えるほど。

ジューシーな蕪がアクセントになったアルタルカリ(トルカリ)、キノコの旨味が効きまくった緑豆のダール。

そして最高だったのがホタルイカと帆立のアチャール。
ザクッと苦み走った焦がしフェヌグリーク、ベンガル料理・ネパール料理に共通の「これだよ」感。


毛呂山は柚子の名産地。甘いシロップでいただきました。


デザートはパヤシュ(パヤサム)。
バミセリ入りのライスプデディングですが、カルダモンがスワッと香ります。


青空の下のチャイは最高!

ここ毛呂山での最終営業は2023年2月5日。
ですが、飯能の『トルカリジュッティー』だけでなく、川越霞ヶ関での間借り活動、インド文化を紹介するイベント『ナマステ飯能』の主催など、精力的にアクションを続ける緒方さん。

次はどんなことを仕掛けるのか、これからも注目なのです。


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ラムラリジュッティー



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埼玉の中心でドーサを食べる。『スパイスビストロ坂戸』(坂戸)

埼玉県の中心ってどこ?

浦和?大宮?それとも・・・

実は「地理的に言えば」埼玉のほぼ中心は坂戸市らしいんですよね。

とっても意外なような・・・けれどどう意外なのかと訊かれたら、何が意外なのかわからないな。

ともあれ坂戸。

ぱっと見リトル重慶マンションにも見えるけど、意外にこぎれいな団地。
中華料理店やインド・ネパール料理店が軒を連ね、2階にはハラールショップの看板が。

ここでいきなり、南インドのティファンを提供する貴重なお店を発見!

『スパイスビストロ坂戸』(Spice Bistro sakado)

オープンは2021年12月。
当初はメニューを南インドに絞り、ドーサ、ウタパム、ビリヤニのみを提供していたようですが、
現在はナンも北インド系カレーもメニューに加わっていました。

まぁ、店名がビストロですから酒に合うリッチな北インド料理もあって良いと思います。
他にレモンライスなんかもメニューにありましたね。


★マサラドーサセット ¥1000

南インドの米粉クレープ、もしくは南インドのガレットと言われるドーサ。
現地では朝食などで食べられるティファン(軽食)です。

セットでサンバル(南インドの日常的な野菜カレー)とココナッツチャトニ、そしてドリンクがついてきました。

マサラドーサの中にはスパイスポテトが入っています。
辛さはほとんどなく、お子様でも美味しく食べられるはず。

こういうメニューがさりげなく、気軽に食べられるお店はとても貴重。
長く続いて欲しいですね。


めっちゃ入りにくい2階のハラール食材店も気になる。

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Spice Bistro sakado



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カラダに沁みるベンガルカレーと極上タンドール料理。素晴らしき地域密着インド料理店。『ジャイプール』(入間市)

こんなに地域と溶け込み、地域のみんなに親しまれているベンガル料理のお店が他にあるでしょうか。

創業1995年、入間市の地域密着型インド料理店。

『ジャイプール』

看板の風情が最高すぎます。
地域密着、といってもどこにでもあるようなインド料理店じゃありません。
シェフの故郷インド・西ベンガルの料理をベースにした、丁寧で親しみやすいカレーと一品料理を提供しているんです。


天井高く開放的な店内。



この日は週末のランチ訪問。
お得なランチセットもあったのですが、折角の機会。
気になるものを選んで食べたい!ということでグランドメニューから単品オーダー。


★キーマパパド ¥460

デカッ!
いままで見た中で一番デカいパパドです。
豆せんべいパパドにサラダとドライキーマを乗せた素敵な前菜。これは珍しいですね。
そのパリッと軽やかな食感と野菜のフレッシュさ、キーマの旨味が合わさってタコスのような楽しさ。
これは行っとくべし。


★タージマハル ¥550

インドのビールも都内と比べ数百円安いですね。

さて、メインの料理がやってきましたよ。

おぉ、そこらに良くあるインド料理店とは全く異なるビジュアルにめちゃくちゃテンションあがります。


★ベンガルフィッシュカレー ¥1100

カレーはサラッサラ仕立て。ベンガルで「ジョル」と呼ばれるスタイルですね。
米食メイン、川魚を良く食べるベンガル地方ですが、日本に来たベンガルの方は一様に「日本のお魚は美味しいから無理に川魚使わなくてOK」とおっしゃいます。
こちらでも用いているのはソテーされた鯛。これが丁寧で素敵。

鯛の他には玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジン、グリンピースといった野菜。
それぞれの具材の旨味がカレースープに染み出して、冗談抜きにごくごく飲めちゃう美味しさ。
はぁぁ、五臓六腑に染み渡る・・・・

合わせたのはもちろんライス。

★ターメリックライス(ハーフ)¥170

綺麗に、硬めに炊かれた日本米です。

そしてもう一品カレーをば。

★ビーフカリア ¥1100

ムスリムが多く住むベンガルならではのビーフカレー。
ベースのカレーはシャバシャバで先ほどのフィッシュカレーと近い仕上がり。
ですが滲み出た旨味が違う。

じっくり煮込まれた牛肉に加えジャガイモ、ニンジンが具材としてイン。
こちらは辛くしてもらうのがオススメですね。


★バトーラ ¥400

ぷっくり膨れた揚げナン。
ミルキーな香ばしさがたまりません。
おかわりしたい。

と、ここでご馳走様と思ったのですが・・・
客席から見えるタンドール窯、そのシェフの動きが素晴らしく、これは行っとかねばと思った次第。

★チキンメティカバブ ¥880

メティ(フェヌグリーク)の薫りが素晴らしいタンドール焼きチキン。
これがちょっとビックリした。
メチャクチャ凄いです。抜群に美味い。頼んでよかった。

サラリとして体になじむベンガル式カレーももちろん素敵ですが、このお店タンドール料理のレベルも相当高いんですね。

奇を衒ったところもなければ、近付き難いマニアックな気配もない。
ただ、サラリと重くないインドのカレー屋さんといった感じで老若男女に愛されています。

なんだか暖かい、そして間違いなく美味しい。
しかも、たらふく食べたのに食後カラダは軽やか。

薬膳としても最高なのでした。また行きたいお店となりました。

時折、期間限定メニューとしてビリヤニの提供も。
最近始めたというインスタやFacebookをチェックですね。


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