爬虫類
オンナダケヤモリの捕食
category - 爬虫類
2015/
03/
21ミクロネシア、ヤップ島のホテル内にて、ハエを捕食するヤモリと遭遇!

皮膚の薄い滑肌、幅広の尾。
おそらくオンナダケヤモリでしょう。
オンナダケヤモリ
学名:Gehyra mutilata
体長:8~12cm
分布:南西諸島、東南アジア、インドシナ、太平洋の島々、マダガスカルなど
その和名からはまず「え?女だけ?メスしかいないの??」と思ってしまいますが、
メスだけで単為生殖するのは別のオガサワラヤモリ Lepidodactylus lugubris のほう。
(ヤップ島にはオガサワラヤモリもいましたよ)
このオンナダケヤモリは、日本国内では沖縄本島の恩納岳(おんなだけ)で初めて発見されたことに由来した名前なんです。
フトオヤモリ属らしく、幅広の尾が印象的ですね。
若い個体では背中に斑点があるのですが、成長につれ消失。尾はどんどん太くなるようです。
この個体は、かなりの成熟っぷりといえるでしょう。
海外の、特に熱帯地方のホテルに滞在するときは必ず夜、外壁などでヤモリを探す習慣の私。
ちょっとしたネイチャーアドベンチャーなんですよ。
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皮膚の薄い滑肌、幅広の尾。
おそらくオンナダケヤモリでしょう。
オンナダケヤモリ
学名:Gehyra mutilata
体長:8~12cm
分布:南西諸島、東南アジア、インドシナ、太平洋の島々、マダガスカルなど
その和名からはまず「え?女だけ?メスしかいないの??」と思ってしまいますが、
メスだけで単為生殖するのは別のオガサワラヤモリ Lepidodactylus lugubris のほう。
(ヤップ島にはオガサワラヤモリもいましたよ)
このオンナダケヤモリは、日本国内では沖縄本島の恩納岳(おんなだけ)で初めて発見されたことに由来した名前なんです。
フトオヤモリ属らしく、幅広の尾が印象的ですね。
若い個体では背中に斑点があるのですが、成長につれ消失。尾はどんどん太くなるようです。
この個体は、かなりの成熟っぷりといえるでしょう。
海外の、特に熱帯地方のホテルに滞在するときは必ず夜、外壁などでヤモリを探す習慣の私。
ちょっとしたネイチャーアドベンチャーなんですよ。
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大迫力!バンコク・ルンピニー公園のオオトカゲ。
category - 爬虫類
2014/
11/
22バンコク中心街。
市民の憩いの場所、ルンピニー公園。

ジョギングをする人々・・・

太極拳をする人々・・・
一見平和なこの場所に、とんでもない生き物が蠢いているとは・・・

ゴゴゴゴ・・・

ミズオオトカゲ
学名:Varanus salvator
別名:サルバトールモニター
最大長:250cm
分布:東南アジア全域、インド、スリランカ、中華人民共和国南部
アジアの水辺に生息するミズオオトカゲ。
その中でも最大となる基亜種Varanus salvator salvatorがなんと、このルンピニー公園の池にウヨウヨいるってわけなんです。

身体をうねらせ悠々と泳ぐその姿はまるでワニ。
大迫力でカッコ良いのですが・・・何せヒトより大きな肉食動物。
鳥や哺乳類まで捕食するというのですから、岸から眺めているくらいの距離感が丁度良いですよね!
・・・って、
ええっ!?

めっちゃ上陸してきたやん!!
しかもめっちゃデカイ・・・

こんなモンスターがノシノシしているすぐそばで、小さな子供を遊ばせているバンコクのママさん・・・
マイペンライにも程がありますよ!
まあ、爬虫類マニアにとっては最高の憩いの場所だったりするんですけどね(笑)

あちこちでノンビリしている猫たちも、捕食されぬよう気をつけるのですぞ。
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ジョギングをする人々・・・

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ゴゴゴゴ・・・

ミズオオトカゲ
学名:Varanus salvator
別名:サルバトールモニター
最大長:250cm
分布:東南アジア全域、インド、スリランカ、中華人民共和国南部
アジアの水辺に生息するミズオオトカゲ。
その中でも最大となる基亜種Varanus salvator salvatorがなんと、このルンピニー公園の池にウヨウヨいるってわけなんです。

身体をうねらせ悠々と泳ぐその姿はまるでワニ。
大迫力でカッコ良いのですが・・・何せヒトより大きな肉食動物。
鳥や哺乳類まで捕食するというのですから、岸から眺めているくらいの距離感が丁度良いですよね!
・・・って、
ええっ!?

めっちゃ上陸してきたやん!!
しかもめっちゃデカイ・・・

こんなモンスターがノシノシしているすぐそばで、小さな子供を遊ばせているバンコクのママさん・・・
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キャノピーウォークで大蛇と遭遇。「マレーシア森林研究所 FRIM」~カレー細胞inマレーシア(13)
category - 爬虫類
2014/
08/
23
おぉ!これぞ熱帯雨林!!

実はここ、クアラルンプールから車でたった40分の場所にある、マレーシア森林研究所「FRIM( Forest Research Institute Malaysia)」という場所。
80年以上前に廃山となったスズ鉱山を長い年月をかけて再生させた森林で、生態系の研究に役立てる傍らで、エコツアーなど一般にも広く開放し、マレーシアの大自然を啓蒙する役割も果たしているのです。
ネットで「クアラルンプール キャノピーウォーク」と検索すれば、いくつかヒットしますが、そのどれもがこの「FRIM」への現地ツアーなんですよ。
現地では森林ガイドが同行。
一般開放のルートとはいえ、アップダウンもあり足元がぬかるむ箇所があるので、登山靴か運動靴で参加しましょう。

登山口の池に何故かいるのは、アマゾンの巨大魚ピラルク。
日本でピラルクを飼育しようとすると水族館レベルの設備が必要なわけですが、
マレーシアは熱帯ですから、野外の池で無加温飼育できるわけですね。
ここから山へと入ります。
流石熱帯雨林、シダ植物の種類はかなり豊富。



穏やかな山道を少しのぼったところで頭上を見上げると、信じられないような美しい光景が!!

何十メートルもの高さに聳え立った木の樹幹が、まるで毛細血管のように空を埋め尽くしています。
このグラフィカルな光景の感動は、写真では絶対に伝わりません。
現地でぜひ!!
「クラウン・シャイネス」と呼ばれるこの樹幹を形成する木は、 Malay Camphor(Dryobalanops aromatica)。

その花と、

種子も見つけることができます。
種子はヘリコプターのように回転しながら落下する面白い形状をしていますね。

さて、こちらの木は葉っぱがかなり変わった形。
何に見えるでしょう?

垂れ下がるこの葉っぱがお化けの手に見えることから、
現地ではゴーストファンプラント(Ghost Fan Plant)と呼ばれているようなんですね。

こちらはペンシルツリー(Dyera costulata)。
60mにもなる高木です。
硬度がありながらも加工しやすい性質を活かし、ファーバカステルの鉛筆や、
ハイヒールのヒール部分に用いられる木だそうです。

また樹液はチューインガムの原材料となるのだとか。

こちらはブラックリリー Tacca chantrieri。
といってもいわゆるクロユリとは全くの別種ですね。

宇宙生物のような形状がインパクト大です。

野生のバナナも発見。

ドリアンの果実も。
その他もろもろ、どっちを見ても日本にはない驚きの連続。




そしていよいよ、キャノピーウォーク。
簡単に言えば、ジャングルの木にかかった吊り橋を渡り、高いところから絶景を楽しむ、というアクティビティです。

長さは数百メートルにおよび、係員の指示に従って、前の人と充分な間隔を持って進みます。

結構、細い!!!
そして多少はやはり・・・揺れます。

しかし、そこから見える景色はまさに絶景!!
(写真じゃわかりませんね)
はるか遠くにクアラルンプールの街を望むこともできます。
せっかく熱帯に来たのだから、街歩きだけじゃあ物足りない。
でも本格的なジャングルに行くほど日程に余裕はない。
そんなとき、半日で大自然を満喫できるこのキャノピーウォーク体験、かなりおススメです。
・・・さて、登ったら、同じだけ降りなければいけないのが山歩きの掟。
降りるときのほうが気が緩んで怪我しやすいので注意です。
そして、降りる側の道には、生き物もいっぱい。
鳥や昆虫だけでなく、

二ホントカゲによく似たスキンクや・・・・
こんなのもいました!!

見えますか?木の上にいる黄色い縞のやつ・・・そう、
ヨロイハブだ!!!
ヨロイハブ(Tropidolaemus wagleri)は体長130cmにもなる大型の樹上性ヘビ。
毒を持ってはいるものの、性質は臆病で噛むことはあまりないそう。
・・・・とはいっても、異国の地で毒蛇にやられたりしたら!!!
貴重な体験となりそうですね。
その他にもいろんな爬虫類がいるようです。
興味ある方は是非探してみて!!
CANOPY WALKWAY CENTRE
Tel 603-62759578 Fax 603-62765531
Forest Research Institute Malaysia(FRIM)
Kepong, 52109 Kuala Lumpur
Tel 03-62742633 Fax 03-62767753
⇒「Frim」公式HP
※クアラルンプールから公共交通機関がないので、現地ツアーへの参加が安心です。
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ミドリツヤトカゲ in ミクロネシア
category - 爬虫類
2014/
04/
26ミクロネシア・ヤップ島。


海岸添いのメインストリートでよく見かける、エメラルドグリーンに輝く美しいトカゲ。


ミドリツヤトカゲ
学名:Lamprolepis smaragdina
英名:emerald tree skink, green tree skink, emerald green skink
別名:エメラルドツリースキンク
全長:25cm
分布:フィリピン、ミクロネシア、ニューギニア、インドネシア、ソロモン諸島、台湾
ヤシなどの木の幹の比較的低い場所によくいるため、見つけるのは簡単。
しかし近づこうとすると、木の幹の裏側へとくるっと回り込み、
こちらも裏側へと回り込むと何故か影も形もなく姿を消しているのです。

よくよく観察するとそれには面白いからくりがあって、
まず危機を察知すると木の幹の裏側へとくるくるっとっと回り込み、敵の視界から隠れた瞬間、猛スピードで一気に木の上へと駆け上がるのです。


つまり、真裏に隠れたと思わせておいて、実際には数メートルも上へと移動し敵の目をくらませるというわけ。
実に工夫された行動ですね。
が、ちなみに、ミドリツヤトカゲが幹の裏へ回り込むのに負けないスピードでこちらもササササッと回り込むと、いつまでたっても目くらましできず、永久にぐるぐる回り続ける羽目に(笑)


餌は昆虫からバナナまで何でも食べ、その美しい姿も相まって、世界中でペットとしても人気がある様子。

しかし、こうして木の幹を駆け上がる野生の姿を見てしまうと、小さなケージで飼育する気にはならないですよね。
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海岸添いのメインストリートでよく見かける、エメラルドグリーンに輝く美しいトカゲ。


ミドリツヤトカゲ
学名:Lamprolepis smaragdina
英名:emerald tree skink, green tree skink, emerald green skink
別名:エメラルドツリースキンク
全長:25cm
分布:フィリピン、ミクロネシア、ニューギニア、インドネシア、ソロモン諸島、台湾
ヤシなどの木の幹の比較的低い場所によくいるため、見つけるのは簡単。
しかし近づこうとすると、木の幹の裏側へとくるっと回り込み、
こちらも裏側へと回り込むと何故か影も形もなく姿を消しているのです。

よくよく観察するとそれには面白いからくりがあって、
まず危機を察知すると木の幹の裏側へとくるくるっとっと回り込み、敵の視界から隠れた瞬間、猛スピードで一気に木の上へと駆け上がるのです。


つまり、真裏に隠れたと思わせておいて、実際には数メートルも上へと移動し敵の目をくらませるというわけ。
実に工夫された行動ですね。
が、ちなみに、ミドリツヤトカゲが幹の裏へ回り込むのに負けないスピードでこちらもササササッと回り込むと、いつまでたっても目くらましできず、永久にぐるぐる回り続ける羽目に(笑)


餌は昆虫からバナナまで何でも食べ、その美しい姿も相まって、世界中でペットとしても人気がある様子。

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忍者トカゲ、太平洋を渡る。 ~ グリーンアノール ~
category - 爬虫類
2014/
03/
01ある日、唐突ながらミクロネシア・ヤップ島の定食屋へと立ち寄った私は、お店の裏の木陰に何か生き物の気配を感じた・・・

・・・あ、いた。

グリーンアノール
学名:Anolis carolinensis
英名:Carolina anole、Green anole
別名:アメリカカメレオン
体長:15~20cm
原産地:アメリカ合衆国南東部、キューバ、メキシコ、西インド諸島
移入地:ハワイ、グアム、ミクロネシア、沖縄、小笠原諸島など
美しい緑色をしたこのトカゲ、広い意味ではイグアナの仲間。
ピンク色に染まった喉を広げた写真が有名ですね。
他のイグアナ同様、鉤爪を持っており木の枝などに自由に掴まり移動する他、ヤモリ類と同様の踵下薄板も持っており、ガラス面にも貼りつくこともできるという能力の持ち主。
さらに、別名アメリカカメレオンといわれるように、体色を黄緑から茶色まで自在に変化させることも。
(もちろん分類上はカメレオンとは無関係)


・・・ほら、まるで別の種類みたいでしょ?
まるで忍者のように多彩な技を持ったこのグリーンアノール、実は中央アメリカが原産地。
船便に紛れ込んで太平洋を渡りアメリカ領の島々、ハワイ・オアフ島やグアム、そして最近までアメリカに占領されていたミクロネシアの島々へと移入してきたようです。
(ペットトレードも含む)
また、日本では沖縄や小笠原諸島にも進出。
特に小笠原では固有の昆虫などへ深刻な被害を及ぼしており2005年に特定外来物指定、グリーンアノール駆除作戦が始まっています。

イグアナとヤモリとカメレオンの魅力を併せ持つ魅力的なトカゲ、グリーンアノール。
嫌われ者になるには、あまりに可愛すぎると思うのですが・・・
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・・・あ、いた。

グリーンアノール
学名:Anolis carolinensis
英名:Carolina anole、Green anole
別名:アメリカカメレオン
体長:15~20cm
原産地:アメリカ合衆国南東部、キューバ、メキシコ、西インド諸島
移入地:ハワイ、グアム、ミクロネシア、沖縄、小笠原諸島など
美しい緑色をしたこのトカゲ、広い意味ではイグアナの仲間。
ピンク色に染まった喉を広げた写真が有名ですね。
他のイグアナ同様、鉤爪を持っており木の枝などに自由に掴まり移動する他、ヤモリ類と同様の踵下薄板も持っており、ガラス面にも貼りつくこともできるという能力の持ち主。
さらに、別名アメリカカメレオンといわれるように、体色を黄緑から茶色まで自在に変化させることも。
(もちろん分類上はカメレオンとは無関係)


・・・ほら、まるで別の種類みたいでしょ?
まるで忍者のように多彩な技を持ったこのグリーンアノール、実は中央アメリカが原産地。
船便に紛れ込んで太平洋を渡りアメリカ領の島々、ハワイ・オアフ島やグアム、そして最近までアメリカに占領されていたミクロネシアの島々へと移入してきたようです。
(ペットトレードも含む)
また、日本では沖縄や小笠原諸島にも進出。
特に小笠原では固有の昆虫などへ深刻な被害を及ぼしており2005年に特定外来物指定、グリーンアノール駆除作戦が始まっています。

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