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[品川,田町エリア]

        

新馬場の路地裏新店でダルバート。『INDRENI』(新馬場)

category - [品川,田町エリア]
2023/ 06/ 27
                 
新馬場。
こんなところにお店があるの?
ってな住宅街の中に誕生したインド・ネパール料理店。

『INDRENI』(インドレーニ)

オープンは2023年3月12日。


33歳の若きオーナー、アディカリさんはスペイン人とネパール人とのハーフ。
「日本人は勤勉で優しい」という話を聞いて興味を持って7年前に来日したそうです。
なんだか嬉しいですね。

シェフは神保町の某店で働いていた方だそう。


★ゆずサワー ¥450

たっぷりジョッキサイズでお得。


★ダルバート(マトン・辛口)¥1500

ネパールの国民食と言われる定食ダルバート。
ダル=豆スープとバート=ご飯を軸にさまざまなおかずを盛り合わせたものですが、こちらはナン・ライスお代わり自由。
おかわりをナンにしたらダルバートじゃなくてダルナンになっちゃいますが。
タンドリーチキンもついて、インド要素入り贅沢ダルバートといいましょうか。


辛さを訊かれたので「辛口で」お願いしたら、マトンカレーだけでなくダルも辛口に。
ちなみにダルはスープじゃなく、どろっとしたカレースタイルでした。

そして、今回の白眉はムラコアチャール。
ネパールのいわば大根漬けですが、ここのはクタッとした食感でバッチバチに酸っぱかった!
韓国料理でいうところの自家製キムチみたいな感じで、ネパールへの郷愁を感じますね。

デザートはヨーグルト・・・かと思ったらシャリッとしたマンゴーメルバ。
たまたま凍ってただけかもしれませんが、これもちょっと嬉しいポイントした。

立地的にどういう客層が来るのか想像もつきませんが、ネパール料理が流行るといいですね。

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品川駅ナカのカツカレーうどん。『手延べうどん水山』(品川)

category - [品川,田町エリア]
2022/ 09/ 23
                 
品川駅ナカecuteにある、しっかりしたクオリティのうどん屋さん。
カレー界隈的に言えば『スパイスファクトリー』の隣にあたります。


『手延べうどん水山』(すいざん)

名古屋に本拠を構えるサガミチェーンの一店。
『水山』としては新宿紀伊國屋で『モンスナック』の並びにあった店が人気でしたが、耐震工事によって現在はクローズ。都内では品川一店舗となっています。

営業は朝の7時から(日祝は8時から)。

新幹線前のモーニングにいただいたのはこちら。


★カツカレーうどん ¥1060

一枚肉のヒレカツが2枚に素揚げのカボチャ、オクラ、ナス、プチトマトが乗った豪華仕様です。


手延べらしく端が太い麺は伸びが良くツルンとした喉越し。
カレー汁は鰹出汁が効いたサラサラタイプ。
ヒレカツはガッチリ硬めの衣で食べ応えあり。

朝からカツカレーうどん?と思うかもしれませんが全く重くなく、元気いっぱいで新幹線に乗り込めたのでした。

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品川駅前、北インド料理の名店健在。「デヴィインディア」(品川)

category - [品川,田町エリア]
2022/ 03/ 30
                 
「アヒリヤ」「ラージマハール」「モティ」「ルソイ」などと並ぶ東京北インド料理の名店として不動の地位を確立してきた「デヴィコーナー」。
その品川駅前店にあたる「デヴィインディア」が、駅前再開発に伴い移転。

「デヴィインディア」

以前よりは少し駅から離れた「品川横丁」2階に2020年新装オープン。


ピッカピカに手入れされた厨房が客席からも良く見えます。

この日はランチ訪問。
カレーの他にビリヤニもオーダー可能でしたが、せっかくの本格北インド。
他店とは一線を画するナン&カレーをオーダーしてみましょう。


★C-set タンドリーセット ¥1450
・カレー1種
・ナンorライス
・タンドリーチキン
・フィッシュティッカ
・シークカバブ
・サラダ



カレーはマトンを選択。
これが実にインパクト大。
インネパ店のカレーによくある均一なクリーミー感は皆無でスパイスバキバキ。
ホールのブラックカルダモンが丸々2個入ってるし、クローブだってガッツリ目に効かせてあります。
そして、デフォルトとしては意外なほどの辛さ。(激辛というわけではありません)
日本人だけでなく、インド人顧客も視野に入れていることがはっきりと感じ取れます。
これは素晴らしい。

タンドール料理はカジキのフィッシュティッカ、タンドリーチキン、シークカバブと揃っており、いずれも炭焼きの香ばしさ。
フィッシュもチキンもしっかり中までふくよかで、調理技術の高さがうかがえます。


そしてナン。
よくあるベーキングパウダーで無理やりふわふわにした、食後胃にたまるナンとは完全に別物。
かといって、ミシッとパリッとしたナンともまた違って、フカフカでありながら小麦の味わいをしっかり残した絶妙仕上げ。
ソフト系のパンが得意なベーカリーが好きな方は、このインドのフカフカパンを試してみるといいでしょう。

全てのアイテムに、きちんとしたインド料理を提供しようという矜持が感じられ、唸らさせられるランチ。
日和らない北インドの名店。
南インドやスリランカの料理にスポットライトが集中する今だからこそ、再評価されてよいのではないでしょうか。


窓の外には赤い電車。
くるりファンにもオススメですよ。


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大阪から東京へ。さらに研ぎ澄まされた南インドカレーの名店。「ゼロワンカレーA.o.D.」(三田/田町)

category - [品川,田町エリア]
2019/ 12/ 10
                 
大阪でも並ぶものがないクオリティで知られた南インドカレーの名店「ゼロワンカレー」が東京・田町に移転!

「ゼロワンカレーA.o.D.」

東京でのオープンは2019年9月27日。
店名に新たに加わった「A.o.D.」とは「Aromas of Dakshin」(南の香り)という意です。

「ゼロワンカレー」は大阪・南森町で間借りカレーとしてスタート、その後2014年に大阪一のカレー激戦区「裏谷四」エリアにて実店舗オープン。
間借り時代にはいわゆるスパイスカレースタイルだったのが、実店舗化してからは本格南インド料理へと路線変更。南インド料理店が少ない大阪において孤高というべきレベルにまで味を極めてきたのです。
いやいやマジで「ゼロワンカレー」が抜けた後の大阪南インド料理事情が心配ですらありますが・・・・


こだわりにこだわりを重ねた、独自の世界観が光るお店となりました。


大阪からやってきた店主マルちゃんと、奥さんのモンちゃん。
そして「南インド料理を本気で学びたい方」という東京での呼びかけに集った、心強いスタッフたちがお出迎え。

お一人様に便利なカウンター席もしっかり用意されています。

主たるベースは、店主マルちゃんが毎年研修で訪れる南インド・ケララ州の料理。
その現地料理への愛と敬意、そしてこだわりは誰もかなわないほど。
しかしながらそこに、元々カレー好きなマルちゃんの解釈が加わることで、決してマニアックなだけではない、日本で食べて間違いなく美味しいカレーが生み出されているのです。

それでは、実際の料理を見てみましょう。

メインのカレーはミールス(南インドのワンプレートカレー定食)仕立て。
カレーの種類や数が選べるほか、ライスの種類も選べます(ベーシック/レモンライス/マッタライス)。
軽く食べたい、なんてお一人様にはコンパクトなレディースセットも用意されています。

ま、今回のレポは、贅沢サイズで失礼しますね(笑)

★二種盛りミールス ¥1890
・カレー1・・・チキンマサラA.O.D
・カレー2・・・本日のフィッシュカレー
・ラッサム
・カルナータカ サンバル
・メドゥワダ
・ダールタルカ
・ココナッツチャトニ
・季節のフルーツ入りベルプリ
・バンガロールベジヌードル
・乳酸発酵アチャール
・レッドマッタライス +¥250
・辛さ増し(グリーンチリマスタード漬け) +¥100


料理も器も美しく、これは気分が高揚しちゃいますぞ!

それぞれの品を自在に混ぜていくことで味の変化を楽しむ南インドのミールス。
ですが、焦りは禁物。まずはそれぞれの味を味わっていきましょう。

日本で言えば味噌汁にあたるミールスの基本、ラッサムとサンバル、そしてライスはおかわり自由。小食な方も、食いしん坊な方も、自分のキャパでいただくことができます。


ダールタルカは三種の挽き割り豆を用いたケララスタイルの豆カレー。

あわせるレッドマッタライスは、ケララでよく食べられる赤米。そう、インドだからって細長い米ばかりじゃないんですよ。
添えられたメドゥワダは豆と米から作る南インドのドーナッツ。カレーに漬けて、ふわっとした食感を楽しんで。

そして2種のカレー。

大阪時代からの定番チキンマサラは、これ一本勝負でも東京でやっていけるほどの美味さ。
クローブなどがしっかり効いてスパイシーなグレービーに、たっぷり炙りチキンの香ばしさがたまりません。


こちらは南インド・ケララ式のフィッシュカレー。

この日の魚はなんとサンマ!
濃密な旨みにしっかり鮮やかな野菜の食感・・・
多幸感がちょっとヤバいレベルです・・・

一品一品を楽しんだら、あとはいろいろに混ぜて味のレイヤー感を楽しみましょう。
ラッサム、サンバルに加えライスもおかわり可能なので、ペースを気にせずいただけますよ。

ミールス以外にもうひとつ、こちらにも注目。

魚をたっぷりのスパイスソースとともに葉っぱで包み焼いたケララの名物料理「ミーン ポリチャトゥ」。

現地ではバナナの葉を用いることが多いこの料理ですが、こちらではなんと香ばしいホオバを使用。
包みをそっと解くと・・・・

ムワッとした香りとホクホク感、そしてコカム(インドのガルシニア)独特の酸味がたまらない極上の一品となっています。
ちなみにこの日用いられていた魚はカジキでした。


さらに!
「ゼロワンカレー」の魅力はそれだけではありません。
パティシエ歴10年の奥様モンちゃんによるスパイススイーツの数々。こちらも見逃せない!

インド料理マニアが唸るツボを押さえつつ、くっきりとメリハリが効いたハイレベルな料理たち。
東京に場所を移してもその圧倒的な存在感は流石であります。

そして待ちに待った夜営業も開始。こりゃあ大変なことになってきましたよ。

◎レッツエンジョイ東京さんにも寄稿しました。
⇒『大阪の超人気カレー店が東京に電撃移転!間違いなく美味しいカレーを食べてきた』


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Curry Flight 第5便
カレーとハラール。文・写真:カレー細胞 | COLUMN | HOUYHNHNM(フイナム)


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芝浦名物モルガランチ。「インド料理 ラフィー」(田町)

category - [品川,田町エリア]
2019/ 04/ 18
                 
芝浦の「ボンディ」に行こうとしたら、隣のインド料理屋さんが何やら普通じゃない感じ。

「インド料理 ラフィー」

いわゆるインネパとは違う空気感・・・

実はここ、ムスリム系のインド料理店でした。
お昼過ぎのこの時間、店の奥の小さなスペースでちょうど、店員さんが礼拝中。
小ボリュームながらコーランが聴こえてきます。

メニューを見ればいわゆるナン&カレーセット以外にもあれこれ。


ビリヤニもあるし、ムスリムらしいビーフカレーも。

けれども迷うことなくこちらをオーダー。
どうやらお店の看板メニューっぽいです。

★モルガランチ ¥1480
・フルレッグカリー
・サフランサイズ
・キャベツソティー
・メスポテト
・ドリンク


モルガ?ムルギ?
聞けば「ムルギは雌鶏、モルガは雄鶏。」とのこと。

カタカナ表記の揺れはあれどたぶんウルドゥ語、モルグ・マッカーニーの「モルグ」と同じでしょう。

店主のラシドさん、「ナイルレストラン」名物のムルギーランチ(こちらはヒンディー語ベースでしょう)はもちろんご存知、というか構成的にも意識してる感じ。
メスポテト(マッシュポテトですね)を添えていたりね。
曰く「向こうは日本の米、うちインドの米」とのこと。


「向こうは味ないから全部まぜる。これは味あるから一つ一つ食べて。」
・・・めっちゃ対抗心剥き出しですね。


メインのカレーにはチキンレッグが丸々一本。
トマト感がけっこう強いです。
辛さはメニューMAXの5にしたのですが、さほど辛くはありません。
というか、辛くしないとイタリアンのトマトソースっぽくなるかも。


綺麗なバスマティのサフランライス、結構なボリューム。
ペース配分が必要です。


メスポテト(マッシュポテト)はマスタードオイルがっつん。
ん?これってベンガルのアルボッタやじゃないかしら???

ラシドさんに訊いてみたら「違う。うち全部インド料理。ベンガルじゃなくてインド。」とのこと。
まぁ、ベンガルもインドじゃない?なんて思うのですが、多分何かしらプライドの部分なのでしょう。

けど、たぶんベンガル・・・・のような気が・・・

キャベツソティーはココナッツファインたっぷり、マスタードシードも使ってて南インドのポリヤルみたい。
聞いてみたら「ちがう、これココナッツ使ってない、チャットマサラ。」
まぁ、どう見てもココナッツだしチャット味はしないのですが、多分何かしらプライドの部分なのでしょう。

けど、たぶんココナッツ・・・・

「美味しい?美味しかったらネットにアップして!『モルガランチ美味しかった』って。」

グイグイ来ます。

ボリュームたっぷり、満腹にてお会計。

「どう?向こうとどっちが美味しい?」

めっちゃ意識してます。

といっても「ナイルレストラン」のムルギーランチは大昔、カレーライス好きな日本人にインド料理を受け入れてもらうため編み出された歴史的メニュー。
一概に比較はできません。

「こっちのはだいぶインドらしかったです。」

と、巧く答えてみました。

「そう。インドらしい! 向こうは味ない。」

いやはや、揺るぎなきプライドと対抗心。

インドにはまだまだ、我々の理解が届かないメンタリティのバックボーンがあるようです。

刺激的なお店ですね。


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