両生類
マーブルサラマンダー
category - 両生類
2014/
01/
04
マーブルサラマンダー
学名:Ambystoma opacum
英名:Marbled Salamander
最大長:12cm
原産地:アメリカ合衆国ニューハンプシャー州、フロリダ州、ミシガン州、テキサス州
「火蜥蜴」の伝説で知られるヨーロッパのファイアーサラマンダーが黒と黄色の鮮烈な色彩なのに対し、こちらのマーブルサラマンダーはモノクロームのシックな出で立ち。

遠目に見れば骸骨のように見える独特の模様が印象的です。
(ホラーマンっぽいとも)
一見ライトグレーのような模様ですが、よく見れば鈍いメタリックの質感があり実に魅惑的。

ムチムチしたサンショウウオのような体型から半水棲のようなイメージもありますが、実は有尾類の中でも陸棲傾向が強い種。
床材が湿ってさえいれば、特に水場は不要です。

物陰に隠れるのが好きで、現地でも石や落ち葉の下に生息しているそう。
うちでは作りものの葉っぱをレイアウトしていますが、その下から頭だけ出していることが多いです。

普段はじっとしていることが多く、そのため飼育スペースが小さくてすむ点は良いのですが・・・
餌用のコオロギが目の前に近づくと意外なスピードでバクッといきます。
つまり完全なる待ち伏せ型。
他のサラマンダーほど低温飼育が必要なことはなく、ほぼ室温での飼育で充分ですが、30度を超えたりしないよう夏場は注意ですよ。
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両生類の世界にも複雑な日中関係。~チュウゴクオオサンショウウオ
category - 両生類
2013/
12/
28
チュウゴクオオサンショウウオ
学名:Andrias davidianus
中国語名:娃娃魚
最大長:100cm
原産地:中華人民共和国東部
移入地:台湾、日本
日本に生息する世界最大の両生類、オオサンショウウオの同属異種。
中国東部の河川上~中流域に生息しています。
日本のオオサンショウウオと比較すると眼がやや大型で、吻端が扁平な傾向があるようですが、実際外見的にはっきりした区別点はなさそう。
しかも観賞用・食用として日本に入ってきた本種が野生化した際、日本のオオサンショウウオとの間に種間雑種が生まれることが報告されており、実際オオサンショウウオの生息地、京都・賀茂川では、95%以上の個体にチュウゴクオオサンショウウオの血が入っていることが調査確認されたのだとか。
日本の天然記念物であるオオサンショウウオに比べチュウゴクオオサンショウウオは動きが速く成長も早いため、在来種が駆逐、交雑により絶滅の危機にあるとのこと。
であれば日本に侵入したチュウゴクオオサンショウウオを人為的に捕獲・駆逐すれば良いようなものの、実はチュウゴクオオサンショウウオ自体もサイテスⅡ、中華人民共和国の国家II級重点保護野生動物とされ、保護の対象とされているため、単純に外来種として処理できず、問題が複雑化しているそう。

なんだか人間の世界も両生類の世界も、外国人問題は難しいようです。
まさに映し鏡ですね・・・
(写真はいずれも上海海洋水族館にて)
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コケガエル潜水。
category - 両生類
2009/
09/
27我が家の「擬態系アイドル」コケガエル。

※コケガエル関連の過去記事はこちら
⇒『スライムがあらわれた!』
⇒『コケガエル』
いちおう「樹上性」のカエルとされていますが、
水に浸かるのが大好き。

よく、お風呂のように頭だけ出した体勢でくつろいでいます。

水中だと体の模様がいっそう鮮やか。
コケに擬態しているわけですが色味がなんとも爽やかで、
センスのいいデザイン雑貨のようです。
(ちょっと違う?)
さてこのコケガエル、
単に水辺にいるだけでなく、
振動とかを感じると警戒して水中に身を潜めるわけですが・・・

潜水するとこの可愛い顔にちょっとした変化が起きるのです。
・・・いいですか?
・・・潜りますよ。
・・・チャポン。

・・・目つき悪っ!!
漫画でよくある「軽蔑のまなざし」ってこんな感じですよね・・・
だがしかし、
よく見て下さい。

まぶたの裏から目線来てます!
こっち見てます!!
実はこの、下から上に閉じる瞼のようなものは「瞬膜」といって、
両生類に特有のもの。
角膜を保護するとともに、水中での光の屈折率を調節し、
水中での視力を確保するのに役立っているんです。
水中では空気中と光の屈折率が違うため、
陸上動物が水中に入ると極度の遠視になってしまうのですが、
コケガエルはこの瞬膜のおかげで遠視にならずにすむのです。
いわば「水中老眼鏡」。
こいつ、やっぱりただのコケじゃないですね。
※⇒過去記事『ヨツメウオ』も併せてご覧ください。
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⇒『スライムがあらわれた!』
⇒『コケガエル』
いちおう「樹上性」のカエルとされていますが、
水に浸かるのが大好き。

よく、お風呂のように頭だけ出した体勢でくつろいでいます。

水中だと体の模様がいっそう鮮やか。
コケに擬態しているわけですが色味がなんとも爽やかで、
センスのいいデザイン雑貨のようです。
(ちょっと違う?)
さてこのコケガエル、
単に水辺にいるだけでなく、
振動とかを感じると警戒して水中に身を潜めるわけですが・・・

潜水するとこの可愛い顔にちょっとした変化が起きるのです。
・・・いいですか?
・・・潜りますよ。
・・・チャポン。

・・・目つき悪っ!!
漫画でよくある「軽蔑のまなざし」ってこんな感じですよね・・・
だがしかし、
よく見て下さい。

まぶたの裏から目線来てます!
こっち見てます!!
実はこの、下から上に閉じる瞼のようなものは「瞬膜」といって、
両生類に特有のもの。
角膜を保護するとともに、水中での光の屈折率を調節し、
水中での視力を確保するのに役立っているんです。
水中では空気中と光の屈折率が違うため、
陸上動物が水中に入ると極度の遠視になってしまうのですが、
コケガエルはこの瞬膜のおかげで遠視にならずにすむのです。
いわば「水中老眼鏡」。
こいつ、やっぱりただのコケじゃないですね。
※⇒過去記事『ヨツメウオ』も併せてご覧ください。
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コケガエル
category - 両生類
2009/
09/
19先日の記事、
『スライムがあらわれた!』
のスライム、その正体は・・・
こいつのオタマジャクシでした。

コケガエル
学名:Theloderma corticale
英名:Mossy Frog、Mossy Tree Frog
別名:ベトナムコケガエル、ベトナムモッシーフロッグ
原産地:ベトナム
全長:60~80mm

ベトナムに生息するアオガエルの仲間ですが、
その名のとおりコケに擬態した不思議なカエルです。

体表がイボ状の突起に覆われ、
薄緑、赤、暗褐色の模様が複雑に入っています。
この個体はまだ若く突起も少ないですが、
大きくなるにつれ突起も模様も複雑になり、
コケの上にいると見分けがつかないほどの見事な擬態を見せます。

顔のアップ。
なんともいえない質感がとても可愛い。
英語でMossy Tree Frogと呼ぶことでわかるように、
立体行動をよく見せるカエルです。

こんな感じでアマガエルのように壁面に貼りついていることもしばしば。
しかし、完全に樹上性というわけではなく、
(だったらコケ擬態の意味ないですもんね)
水に浸かって顔だけ出していたり、
水中に身を潜めていたりとなかなか多彩な行動を見せてくれます。

国内ブリードも進んでいるようですから、
これからもっと人気が出てくるでしょうね。
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『スライムがあらわれた!』
のスライム、その正体は・・・
こいつのオタマジャクシでした。

コケガエル
学名:Theloderma corticale
英名:Mossy Frog、Mossy Tree Frog
別名:ベトナムコケガエル、ベトナムモッシーフロッグ
原産地:ベトナム
全長:60~80mm

ベトナムに生息するアオガエルの仲間ですが、
その名のとおりコケに擬態した不思議なカエルです。

体表がイボ状の突起に覆われ、
薄緑、赤、暗褐色の模様が複雑に入っています。
この個体はまだ若く突起も少ないですが、
大きくなるにつれ突起も模様も複雑になり、
コケの上にいると見分けがつかないほどの見事な擬態を見せます。

顔のアップ。
なんともいえない質感がとても可愛い。
英語でMossy Tree Frogと呼ぶことでわかるように、
立体行動をよく見せるカエルです。

こんな感じでアマガエルのように壁面に貼りついていることもしばしば。
しかし、完全に樹上性というわけではなく、
(だったらコケ擬態の意味ないですもんね)
水に浸かって顔だけ出していたり、
水中に身を潜めていたりとなかなか多彩な行動を見せてくれます。

国内ブリードも進んでいるようですから、
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スライムがあらわれた!
category - 両生類
2009/
09/
17
『スライムがあらわれた!』

『スライムはじっとしている』

『スライムはじっとしている』

『スライムはなかまをよんだ!』

『スライムはしんかした!』

『めつきがわるくなった。』
さて。このスライムの正体は・・・また今度。
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