武蔵小山駅前にできた商業施設『パークシティ武蔵小山』。
その一階でめちゃくちゃ良いネパール料理店を発見。
『タンドール&スパイス酒場 チャチャフイ』駅側から見てちょうど死角になる場所。
とても小さなお店なので見逃しそうですが、見逃してはいけません。

内装のセンス、料理のラインナップや提供スタイルがネワール族(カトマンズ盆地に住む民族。美食で知られます)らしいなあと思い、聞けばやはりそうでした。

まず注目したいのがお酒。
ただ安いとか量が多いとか種類がたくさんとかではなく、しっかりこだわりを持ったセレクト。
センスがあり、ハートがある店と即座にわかりますね。
★オピアジントニック ¥748私のお気に入り、英国のオリエンタルスパイスジン「Opihr」でつくるジントニック。
これがあるだけで親近感が湧いてしまいます。

おつまみのサービスは塩炒りした皮付きレンズ豆。
★ジョルモモ S ¥495胡麻を用いた酸味あるスープに浸したモモ。
肉厚な衣のモチモチ感が素晴らしくそれだけでも美味しいのですが・・・

ディップするゴルベラアチャールは小さな真鍮のスパイスミルで自作体験。
これは楽しい!

すり潰して、すり潰して。

でけた!
当然ですが、最高にフレッシュな香り。
モモにつけたら最高です。
ちなみにタンドール料理をオーダーしたらミックススパイスをミルする体験が付いてくるみたいですよ。
ん?
今度はいったい何だ何だ??
★Buff.Mushroom Curry ¥1155
★バスマティライス ¥495バフってのはつまり水牛。
ようやく日本(のネパール料理店)にも食肉として入りやすくなりましたね。

辛口でオーダーしたら、あら素敵な辛さ。
水牛の肉は牛丼の肉のようにスライスされており繊細。マッシュルームとの組み合わせも面白く、どことなく『柏ボンベイ』を彷彿とさせます。

よく我々は、アジア現地の料理を日本人シェフがセンス良くまとめたものをいただいたとき、『日本人ならではのセンスで』という表現を使ったりしますが、ホントごめんなさいと反省。
こちらのネワールシェフ、実に繊細なセンスの持ち主です。

気になる真鍮壺に入っているのはバスマティライス。
この壺で炊き、そのまま提供しているのでアッツアツもアッツアツ。

米が美味いとご飯が進みますね!
他にも軽食メニューやセットメニューがあれこれ。
センスいいのでたぶん、何食べても美味しいと思います。
隣駅の西小山にはネパール料理の名店『バルピバル』があるし、なかなかこの辺アツいなーなんて思っていたら、なんとこちら『バルピバル』と同系列のお店とのこと。
流石すぎます。
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関連ランキング:ネパール料理 | 武蔵小山駅、西小山駅、不動前駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
山手通りから不動前側に少し入った路地で、気になるラーメン店を見つけました。

「ぶるんちょ」しかも
「味噌ラーメン&ドライカレー店」ときた。

これは入るしか!

どうやらこちら、30年ほど続く居酒屋「みずすまし」。
コロナ禍による緊急自体宣言を受け、2021年4月からラーメン屋「ぷるんちょ」名義での営業をスタートさせたそうです。

居酒屋業界全体が苦境に立つ中、実に鮮やかなアクションですね。

ラーメンは味噌ラーメン一択、カレーはドライカレー一択と実にシンプル。
であれば初訪のオーダーはこちらで迷いますまい。
★ラーメン&ミニドライ ¥1050味噌ラーメンとミニドライカレーのセットです。

ラーメンもカレーも質感になかなかの風格がありますね。

まず、味噌ラーメンのスープがインパクト大。
味噌なんだけど、背脂がたっぷり入ってプルプルトロトロ。
まるで「天下一品」みたいな舌触りなんです。
さらに、刻みニンニク、刻み生姜がたっぷりでパンチ抜群。カラダかかーっとなります。

麺は太くゴワッとした食感でかなり好み。
さらに炙りが入ったチャーシューが美味すぎる!
これ、個人的には今年一番のラーメン。
濃い味が好きなら絶対オススメです。

そして一方のドライカレー。
挽き肉は細かくなめらか、クリームとパセリがかかった洋風というか、欧風です。

こちらも単体で充分成立する美味さですね。
あとで調べたら、居酒屋「みずすまし」でも欧風カレーを出していたようです。
なるほど。
ということで満足度はかなり高し。
緊急事態宣言が解除され、居酒屋営業が再開しても、ランチ二毛作ブランドとして残して欲しいですね。
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関連ランキング:ラーメン | 不動前駅、大崎広小路駅、五反田駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
目黒に本格スパイスカレー店誕生!
場所はカレーうどんの名店「こんぴら茶屋」のすぐ脇。

「KERAKU」(ケラク)オープンは2020年6月9日。
韓国料理店「サムギョ!」が業態変更して生まれたカレー店で、カレーの監修は代々木上原の人気店「ハルダモンカレー」。
こちらの厨房を仕切るのは韓国人シェフのジャンホさんです。

店名のKERAKUとは「煩悩を超越した快楽」を意味するそう。

煩悩からの解放目指して、早速いただいてみましょう。
★A+B+C ¥1600
・カルダモンチキンカレー
・ポークビンダルー
・秋のサーモンイクラカレーせっかくなので三種をチョイス、辛さは参(3)辛でお願いしました。
ワンプレートスパイスカレーならではの華やかさ。
バスマティライスの真ん中にチョコンと乗ったウズラの卵が「ハルダモンカレー」と共通のアイコンになっていますね。

・カルダモンチキンカレー
カルダモンとカスリメティ香るトレンディなスパイスカレー。この店の軸となるカレーですね。

・秋のサーモンイクラカレー
サーモンとキノコのココナッツカレー。プチプチしたイクラが散りばめられています。弾けるたび魚卵の香りが広がりますよ。

・ポークビンダルー
近ごろ流行りと言って良いほど増えてきたビンダルー。
元々はインド・ゴアの名物カレーですが、こちらでは4種のビネガーを使用しています。

そして付け合わせにキムチとナムル。
ルーツこそがオリジナリティとなる良き例ですね。

辛さは別添えの辛味ペーストで調整する方式。
これなら、ちょっと辛めでオーダーしておいても調整できますよね。
そしてもう一品、別オーダーしたのがこちら。
★ケラク風チキンコンフィ ¥500コンフィした骨付きもも肉にたっぷりのスパイス。

ナイフフォークでほぐして、そのままいただくのもよし、カレーに混ぜ込むのもよし。
これは絶対頼むべきオプションですね。
そこかしこに進化途上の若々しさを感じるスパイスカレー。
「守・破・離」のステップで本家「ハルダモンカレー」とは違った個性を発揮していきそうな予感がします。
その先にあるのは・・・まさにKERAKUの境地なのでしょう。
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関連ランキング:インドカレー | 目黒駅、白金台駅、不動前駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
東京に数多存在する、ネパール人によるインド料理店通称「インネパ店」の中でも異例なほどエレガントでラグジュアリーな東銀座「HIRA」が2017年、目黒に系列店をオープンしました。
「TOKYO DREAM」場所は目黒駅すぐ、目黒セントラルスクエアの一階。
入り口の人形に見てとれるように、インド・ネパール料理の他、タイ料理もラインナップしています。

内装は流石のエレガントさ。
「カレー食おうぜ」じゃなく「ディナーしませんか?」にもしっかり対応できますね。

「HIRA」同様、シャンデリアの豪華さにも注目です。
★マスターズドリーム ¥790東京ドリームでマスターズドリーム、夢いっぱい。
★スペシャルモモ ¥850ネパール系だけにモモもあります。
★コー・ムー・ヤーン ¥1190タイ式の豚トロ焼き。
酒のつまみに最適ですね。
★マトンビリヤニ ¥1380ビリヤニはハート型。
しっかりバスマティライスを用いています。
★東京ドリーム スペシャルバターチキン ¥1490
★ラッチャパラタ ¥690このあたりは「HIRA」の真骨頂。
品のある甘口のバターチキンは万人が満たされるマハラジャテイスト。
ナンばかりじゃなくパロタがあるあたりも、ちゃんとインド料理と向き合っています。
★サグパニール ¥1290こちらも濃厚でしっかり作り込まれたサグパニール。
本来ならば、赤ワインといただきたいところ。
エレガントでラグジュアリーなインド料理店で、エレガントなディナーをしたら、私にもエレガントでマーベラスな東京ドリームが訪れるかしら。
どうかしら?
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関連ランキング:ワインバー | 目黒駅、不動前駅、白金台駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
目黒権之助坂中腹、一階に担々麺屋さんが入ったビル。

なんでパルテノン風建築??
と思ったらホントにここ、「パルテノンビル」という名でした。
わかりやすいですね。
その二階にはなんと、インド料理居酒屋が入っているんです。
「まじゅばん」・・・というかここ、以前はもうちょっとカフェ風のお店だったはずなんですけど。
(カフェ風時代の記事はこちら
⇒『見た目GHEE系。洒落たインネパ店。「マデュバン」』)
いつの間にか店名もひらがなになり、すっかり居酒屋テイストに様変わりしました。


内装は基本的には変わっていません。
昼はカフェ風なのかもです。
卓上には居酒屋メニューが置いてあります。

「やさい」「おつまみ」

「やく」「ごちそう」
あ、「カレー豚しゃぶ鍋」なんてのもあるんですね。
食材フリーなネパール人だからこそできる技です。
といってもこの日は単独訪問。
おとなしく(?)カレーセットを頼んでみました。

食前サラダにはパパドのせ。
★マイヤーズ ラムコーラ ¥500スパイス料理にゃラムコーク。
個人的なこだわりです。
さ、メインディッシュがやってきましたよ。
★ディナーセット2 ¥1700
・カレー2種(カダイチキンカレー/ほうれん草キーマ)
・チキンティッカ
・サラダ
・ナンまたはライス
・デザート
なかなか重厚感あるカレービジュアル。
カダイチキンはドロッとこってりした濃厚チキンカレー。
ほうれん草キーマもズッシリした仕上がりです。
よくあるインネパ店の出来合いグレービーとは違い、カルダモンやコリアンダーシードが弾ける、自家調合感あふれるカレーですね。
ショウガ強め油多めで酒が進むのが特徴、辛口にしたら結構辛くしてくれましたよ。
★ジンジャーハイ ¥450目には目を、ショウガにはショウガを。
居酒屋としてのポテンシャル、高そうだな。
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カレーとハラール。文・写真:カレー細胞 | COLUMN | HOUYHNHNM(フイナム) ⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。



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