その他の魚
可愛いジャングルパーチ、オオグチユゴイ
category - その他の魚
2016/
03/
27久々の生き物記事。
本日はマイナーながらも魅力的なこちらの魚をご紹介。

オオグチユゴイ
学名:Kuhlia rupestris
英名:Jungle Parch/Rock flagtail
沖縄名:ミチュー/ミキユー
最大長:45cm
原産地:琉球列島、台湾、インド・西太平洋域。
熱帯~亜熱帯に生息するユゴイの一種。
汽水域から河川中流域、渓流や滝壺でも見られ、実は純淡水での飼育が可能。
産卵時には海に降り、孵化した稚魚は成長とともに川を遡上していくそうです。

写真は水草水槽で飼育中の5cmほどの幼魚。
銀色のボディに黒褐色の斑点模様が美しいです。
英名Flag Tailと呼ばれるユゴイの仲間らしく、尾鰭の模様も特徴的。

性質は温和・・・とはいきません。
シクリッドやクテノポマのように少々気が強く、遊泳域が同じで自分より小さい魚にはアタックをかけていきますが、
底棲魚には比較的無関心なようですので、バランスを見れば混泳は充分可能といえるでしょう。
あまりビュンビュン泳ぎ回る魚ではなく、普段は中層で定位している感じです。
最大長は45cmほど。
ジャングルパーチと呼ばれ、渓流釣りの獲物としても知られるこの魚、
最近は温暖化の影響か、本州の川でも目撃情報が出てきているのだとか。
正直、ちょっと嬉しいような。
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。



本日はマイナーながらも魅力的なこちらの魚をご紹介。

オオグチユゴイ
学名:Kuhlia rupestris
英名:Jungle Parch/Rock flagtail
沖縄名:ミチュー/ミキユー
最大長:45cm
原産地:琉球列島、台湾、インド・西太平洋域。
熱帯~亜熱帯に生息するユゴイの一種。
汽水域から河川中流域、渓流や滝壺でも見られ、実は純淡水での飼育が可能。
産卵時には海に降り、孵化した稚魚は成長とともに川を遡上していくそうです。

写真は水草水槽で飼育中の5cmほどの幼魚。
銀色のボディに黒褐色の斑点模様が美しいです。
英名Flag Tailと呼ばれるユゴイの仲間らしく、尾鰭の模様も特徴的。

性質は温和・・・とはいきません。
シクリッドやクテノポマのように少々気が強く、遊泳域が同じで自分より小さい魚にはアタックをかけていきますが、
底棲魚には比較的無関心なようですので、バランスを見れば混泳は充分可能といえるでしょう。
あまりビュンビュン泳ぎ回る魚ではなく、普段は中層で定位している感じです。
最大長は45cmほど。
ジャングルパーチと呼ばれ、渓流釣りの獲物としても知られるこの魚、
最近は温暖化の影響か、本州の川でも目撃情報が出てきているのだとか。
正直、ちょっと嬉しいような。
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。




セレベスレインボー
category - その他の魚
2015/
03/
07実際には魅力的な種でも、ショップの水槽では魅力が隠れ、人気がなかなか出ない魚というのがいます。
この魚もそう。
ショップじゃ地味でも、飼ってみれば実に、実に魅力的な魚なんです。

セレベスレインボー
学名:Telmatherina ladigesi
体長:5~8cm
分布:インドネシア・スラウェシ(セレベス)島
オーストラリア~ニューギニアに多くの種が生息するレインボーフィッシュの一種。
透明な体にメタリックブルーのライン、イエローグリーンに輝く眼、そして涼しげなレモンイエローとブラックエッジに染まる各ヒレ。
繊細かつスタイリッシュな出で立ちがどうにもたまらない魅力です。

成長した雄は第二背ビレと尻ビレが伸張し、破れ傘のような切れ込みが入ります。
ピン、とフィンスプレッティングした際のコウモリのような姿は必見。
飼育者のみの楽しみですよ。
飼育に際して、留意すべき点は二つ。
一つ目は、水換えを怠り強く酸性に傾いた水ではポックリ逝くということ。
そして二つ目は・・・これは過去の失敗で気づいたことなのですが・・・夜、明かりを消しているの間がかなり無防備ということ。
実はこの種、夜暗い間は水底でじーっと眠り、電気をつけてもしばらく起きてこないんです。
で、何が起こるかといえば、夜の間に底モノに食べられたり、齧られたりするわけ。
昼間全く問題ないように思える底モノとの混泳でも、朝が来るたび一匹また一匹と減っていく事態が起こるんです。
以上二点だけ気にすれば、魅力たっぷりな素晴らしい魚ですよ。

さらに、ちょっと興味深いのは、このセレベスレインボーはじめ、セレベスメダカやセレベスハーフビークなど、スラウェシに生息する魚はどれも、似たようなカラーパターンなんですよね。
透明感ある体に黄色や黒、ブルーメタリック・・・
水質、周辺環境などの条件が関係しているのでしょうか。
●「カレー細胞」Facebookページもチェック。
https://www.facebook.com/CurryCell
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。




この魚もそう。
ショップじゃ地味でも、飼ってみれば実に、実に魅力的な魚なんです。

セレベスレインボー
学名:Telmatherina ladigesi
体長:5~8cm
分布:インドネシア・スラウェシ(セレベス)島
オーストラリア~ニューギニアに多くの種が生息するレインボーフィッシュの一種。
透明な体にメタリックブルーのライン、イエローグリーンに輝く眼、そして涼しげなレモンイエローとブラックエッジに染まる各ヒレ。
繊細かつスタイリッシュな出で立ちがどうにもたまらない魅力です。

成長した雄は第二背ビレと尻ビレが伸張し、破れ傘のような切れ込みが入ります。
ピン、とフィンスプレッティングした際のコウモリのような姿は必見。
飼育者のみの楽しみですよ。
飼育に際して、留意すべき点は二つ。
一つ目は、水換えを怠り強く酸性に傾いた水ではポックリ逝くということ。
そして二つ目は・・・これは過去の失敗で気づいたことなのですが・・・夜、明かりを消しているの間がかなり無防備ということ。
実はこの種、夜暗い間は水底でじーっと眠り、電気をつけてもしばらく起きてこないんです。
で、何が起こるかといえば、夜の間に底モノに食べられたり、齧られたりするわけ。
昼間全く問題ないように思える底モノとの混泳でも、朝が来るたび一匹また一匹と減っていく事態が起こるんです。
以上二点だけ気にすれば、魅力たっぷりな素晴らしい魚ですよ。

さらに、ちょっと興味深いのは、このセレベスレインボーはじめ、セレベスメダカやセレベスハーフビークなど、スラウェシに生息する魚はどれも、似たようなカラーパターンなんですよね。
透明感ある体に黄色や黒、ブルーメタリック・・・
水質、周辺環境などの条件が関係しているのでしょうか。
●「カレー細胞」Facebookページもチェック。
https://www.facebook.com/CurryCell
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。





珍怪魚!山に棲むウツボ ~ フレッシュウォーターレオパードモレイ
category - その他の魚
2015/
01/
03ウツボは海の魚。
そんな常識をひっくり返し、山に棲むヤツがいるんです。

ほら。

どこから見ても、ウツボです。

しかも、かなり美しいヒョウ柄。

フレッシュウォーターレオパードモレイ
学名:Gymnothorax polyuranodon
別名:ヤマウツボ
英名:Freshwater Moray
最大長:70cm以上
分布:インドネシア淡水域
海や汽水域に棲むウツボの仲間には、時に淡水域にまで進入するものがおり、
「淡水ウツボ」という呼称で呼ばれ流通したりするのですが、それらの種(ナミダカワウツボ、スポッテッドモレイ、ポルカドットモレイなど)は長期飼育にはやはり塩分が必要。
しかしこのフレッシュウォーターレオパードモレイは「ヤマウツボ」と呼ばれる通り、山奥のブラックウォーター域にまで生息する、純淡水性のウツボなのです。

海水魚由来の魚でありつつ、ブラックウォーターにも棲むということは、アルカリ性~酸性の幅広い水質に適応するということ。

淡水魚水槽の中をニョロニョロと動きまわる様は、格好良いなんてもんじゃありません。

この個体は体長35cmほど。
ですが顔はかなり小さく、普段は流木の隙間に身体を畳んでいるため、体長と同じくらいの水槽でも全然余裕で飼育可能です。
反面、隠れる場所や身体を寄り添わせる立体物がない環境だと落ち着かず、ひっきりなしに泳ぎ回っては水から出ようと身体を伸ばしたりします。
実際、丈夫なこの魚の飼育下での死因第1位は脱走によるものとのこと。
流木や岩でしっかり隠れ場所を作りましょうね。

性格は意外にも温和。
というか、かなりおっとりしており、口をパクパクさせながら鈍臭くクリルに近づく様を見ていると「自然下ではどうやって餌を捕っているんだろう」と思ってしまうほど。
うちでは現在、ベロンティア・ハッセルディと混泳しているのですが、気の強いハッセルディから攻撃されることもなく(そりゃ見た目の迫力が違いますからね)、しっかり共存しています。
タウナギやシンブランカスのように待ち伏せて噛み付くこともなく、スパイニールのように砂を掘ることもなく、ニョロニョロ系の中でもかなり飼いやすく混泳しやすい部類に入る印象。

何より、海にいるはずのウツボが、小さな淡水魚水槽の中にいる・・・
その箱庭ジオラマ感がなんともたまらないと思いませんか?
入荷は非常に稀なので、見つけたら絶対逃さないように。
●「カレー細胞」Facebookページもチェック。
https://www.facebook.com/CurryCell
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。



そんな常識をひっくり返し、山に棲むヤツがいるんです。

ほら。

どこから見ても、ウツボです。

しかも、かなり美しいヒョウ柄。

フレッシュウォーターレオパードモレイ
学名:Gymnothorax polyuranodon
別名:ヤマウツボ
英名:Freshwater Moray
最大長:70cm以上
分布:インドネシア淡水域
海や汽水域に棲むウツボの仲間には、時に淡水域にまで進入するものがおり、
「淡水ウツボ」という呼称で呼ばれ流通したりするのですが、それらの種(ナミダカワウツボ、スポッテッドモレイ、ポルカドットモレイなど)は長期飼育にはやはり塩分が必要。
しかしこのフレッシュウォーターレオパードモレイは「ヤマウツボ」と呼ばれる通り、山奥のブラックウォーター域にまで生息する、純淡水性のウツボなのです。

海水魚由来の魚でありつつ、ブラックウォーターにも棲むということは、アルカリ性~酸性の幅広い水質に適応するということ。

淡水魚水槽の中をニョロニョロと動きまわる様は、格好良いなんてもんじゃありません。

この個体は体長35cmほど。
ですが顔はかなり小さく、普段は流木の隙間に身体を畳んでいるため、体長と同じくらいの水槽でも全然余裕で飼育可能です。
反面、隠れる場所や身体を寄り添わせる立体物がない環境だと落ち着かず、ひっきりなしに泳ぎ回っては水から出ようと身体を伸ばしたりします。
実際、丈夫なこの魚の飼育下での死因第1位は脱走によるものとのこと。
流木や岩でしっかり隠れ場所を作りましょうね。

性格は意外にも温和。
というか、かなりおっとりしており、口をパクパクさせながら鈍臭くクリルに近づく様を見ていると「自然下ではどうやって餌を捕っているんだろう」と思ってしまうほど。
うちでは現在、ベロンティア・ハッセルディと混泳しているのですが、気の強いハッセルディから攻撃されることもなく(そりゃ見た目の迫力が違いますからね)、しっかり共存しています。
タウナギやシンブランカスのように待ち伏せて噛み付くこともなく、スパイニールのように砂を掘ることもなく、ニョロニョロ系の中でもかなり飼いやすく混泳しやすい部類に入る印象。

何より、海にいるはずのウツボが、小さな淡水魚水槽の中にいる・・・
その箱庭ジオラマ感がなんともたまらないと思いませんか?
入荷は非常に稀なので、見つけたら絶対逃さないように。
●「カレー細胞」Facebookページもチェック。
https://www.facebook.com/CurryCell
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。




ヨチヨチ歩きで和名変更。〜 クマドリカエルアンコウ 〜
category - その他の魚
2014/
03/
08
「ボク岩だよ!」

「岩だってば!!」
・・・岩に擬態して小魚を待ち伏せする、魚らしくない魚。
実はアンコウの仲間なんです。

クマドリカエルアンコウ
学名:Antennarius maculatus
英名:Warty Frogfish
旧和名:クマドリイザリウオ
全長:8㎝
原産地:西太平洋
泳ぎが下手で、足のように発達した胸びれで海底を歩き回る変な魚。
赤ちゃんのヨチヨチ歩きのようなその姿は、「本当に魚?」と思えるほど。
英名でFrogfishと呼ばれるこの仲間、分類学が発達していなかった17世紀頃には両生類の一種と思われていたようで、成長進化して陸に上がり、リードをつけて散歩できると書かれた図譜もあったそう。(実際できたら素晴らしい!)
その他、ウミウシが成長するとこの魚になるのだとか、いろいろフリーダムな説が飛び交ったこともあるようで、この不思議な生き物がいかに人々の妄想を拡げ混乱させてきたかが伺えます。
このクマドリカエルアンコウは、歌舞伎の隈取りのような模様が現れることからついた名で、体色は黄色、オレンジ、白、黒などバリエーション豊か。

アタマの上には背鰭の第1棘が変化した疑似餌(エスカ)を持ち、獲物をおびき寄せる習性をもっています。
(写真だとわかりにくいですね)
・・・実はこの魚、大事な話がもう一つあって、カエルアンコウと呼ばれるようになったのは2007年からのこと。
以前はイザリウオという名前で広く知られていたのが、「イザリが差別用語にあたる」とのことで「カエルアンコウ」に和名変更させられたのです。
「いざり」=「躄」とはgoogle辞書によると「ひざや尻を地につけたままで進むこと。膝行(しっこう)。」「 足が不自由で立てない人。」の意。
まぁ、「差別用語だ!」と言えばそう取れなくもないけれど、言葉による差別ってのは特定の人や集団に向けられた悪意の中にあるものであって、コトバを狩ればなくなるってもんでもない。
逆に障害者に関わるコトバが「狩り」の対象になり、タブー視されることで、障害を持ちながらたくましく生きる人々を社会から排除する結果になることだってたくさんあるわけで。
(小人プロレスが差別的だとされて職を失った小人の方々がいかに多いことか!彼らは自分たちにしかない個性に誇りをもってショービジネスにしていたのに!)
足が不自由な人が躄って何が悪いのかと。
「それはいけない!」と反応すること自体が差別ではないのでしょうか。
しかもこの「イザリウオ」の語源、疑似餌で「漁る(いざる)」魚というほうが有力だったりもしたわけで、ただ「音の響きが差別的にとられ、それによって傷つく人がいる恐れがある」というめちゃくちゃ偽善的クレームによる改名なわけです。
安易でまっとうな「偽善的クレーム」ほど社会を蝕むものはない、そう強く感じます。
今度はカエル顔アンコウ顔の人が傷つく恐れがあるかもね。
●「カレー細胞」Facebookページもチェック。
https://www.facebook.com/CurryCell
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。




男女の境界線。性のインタラクティブ。 ~オキゴンベ~
category - その他の魚
2014/
02/
22人間にとっては、「性転換」ってのは特殊なことに思える。
しかし、そもそも男女の境目なんて、思っているほど決定的なものではなく、
その境を超えていくことがより、自然の摂理に叶う場合だってあるのです。

オキゴンベ
学名:Cirrhitichthys aureus
英名:Yellow Harkfish
最大長:9~14㎝
原産地:相模湾~琉球列島、南シナ海、インド、スリランカ
ゴンベの仲間としては珍しく温帯域、すなわち日本の太平洋岸にも広く生息する種類。
和名のゴンべは、昔の子供の髪型「権兵衛」に似た背鰭から。
英名のホークフィッシュは、枝に止まっている鷹のようにサンゴや岩の上にいることが多いのが由来です。
鰾(うきぶくろ)が無いため長く一気に泳ぐことはなく、チョチョッと泳いでは、発達した胸鰭で体を支えるのが行動パターン。

しかしこの魚の一番の特徴は、性転換。
しかも、メスからオスへ、オスからメスへとどちらにも変わることができる「双方向性転換」ができるのです。
この魚は「雌性先熟」といい、まずはすべてメスとして成熟。
そして群れの中で一番大きな個体がオスへと性転換、ハーレムを作り暮らします。
が、一般的に雌性先熟の魚の生殖腺は、はじめ卵巣のみで、性転換とともに卵巣が無くなり精巣に変わるのですが、
オキゴンベの場合、オスになっても卵巣が消失せず残り、逆にメスになっても精巣が残っているのだそう。
つまりこの魚、潜在的な両性具有であり、群れの状況に応じて双方向の性転換ができるというのです。

ここで思うのはつまり、オスというのは群れに一匹いればOKで、
メスを守り遺伝子を掛け合わせることさえできれば役目は充分だということ。
これはオキゴンベだけに限らない、男女の境界線に関する真実を示唆しているようです。
●「カレー細胞」Facebookページもチェック。
https://www.facebook.com/CurryCell
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。



しかし、そもそも男女の境目なんて、思っているほど決定的なものではなく、
その境を超えていくことがより、自然の摂理に叶う場合だってあるのです。

オキゴンベ
学名:Cirrhitichthys aureus
英名:Yellow Harkfish
最大長:9~14㎝
原産地:相模湾~琉球列島、南シナ海、インド、スリランカ
ゴンベの仲間としては珍しく温帯域、すなわち日本の太平洋岸にも広く生息する種類。
和名のゴンべは、昔の子供の髪型「権兵衛」に似た背鰭から。
英名のホークフィッシュは、枝に止まっている鷹のようにサンゴや岩の上にいることが多いのが由来です。
鰾(うきぶくろ)が無いため長く一気に泳ぐことはなく、チョチョッと泳いでは、発達した胸鰭で体を支えるのが行動パターン。

しかしこの魚の一番の特徴は、性転換。
しかも、メスからオスへ、オスからメスへとどちらにも変わることができる「双方向性転換」ができるのです。
この魚は「雌性先熟」といい、まずはすべてメスとして成熟。
そして群れの中で一番大きな個体がオスへと性転換、ハーレムを作り暮らします。
が、一般的に雌性先熟の魚の生殖腺は、はじめ卵巣のみで、性転換とともに卵巣が無くなり精巣に変わるのですが、
オキゴンベの場合、オスになっても卵巣が消失せず残り、逆にメスになっても精巣が残っているのだそう。
つまりこの魚、潜在的な両性具有であり、群れの状況に応じて双方向の性転換ができるというのです。

ここで思うのはつまり、オスというのは群れに一匹いればOKで、
メスを守り遺伝子を掛け合わせることさえできれば役目は充分だということ。
これはオキゴンベだけに限らない、男女の境界線に関する真実を示唆しているようです。
●「カレー細胞」Facebookページもチェック。
https://www.facebook.com/CurryCell
⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。



