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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

天満の街に調和した、スパイスカレーの人気店。「スパイスカリー ハルモニア」(天満/扇町)

天満にある猥雑な雑居ビル。

九龍城的な迷宮感、嫌いじゃないです。


その一角、「浮浪雲」と「姫」に挟まれたカレー店。


「スパイスカリー ハルモニア」

やっと来ることができました。

店主のケンジさんはバンドマン。スパイスカレーの人気店「nidomi」で修業し、2018年に独立オープン。
店名はギリシャ語で「調和」の意味ですが、直接にはドイツのプログレバンドから。ですよね?

ビネガーを用いた南インド・ゴアの名物カレー、ビンダルーをいち早く取り入れたスパイスカレー店でもあります。

せっかくなので通常の3種盛りに加え、さらなる副菜がプラスされたスペシャルプレートを頼んでみました。

★本日のスペシャルカレープレート 3種 ¥1500
①干しエビと蓮根のキーマ
②ポークビンダルー
③麻婆キーマ
○オクラのラッサムスープ
○ビーツのココナッツ煮
○かぼす



「ハルモニア」のアイコンともいえるビンダルーは甘・辛・酸のバランスが素晴らしい逸品。

そして大阪で静かなブームである麻婆キーマにも注目。
他店では「カレー味の麻婆豆腐」といった風合いのものが多い中、こちらはガツンとした濃厚キーマ。
そこに花椒の痺れがしっかり乗ったドライブ感あふれる仕上がりなんです。


途中からかぼすをかけプレート全部を混ぜ込めば、全く別のハルモニア(調和)が生まれます。お見事!

流石ミュージシャンならではの調和とメリハリが素晴らしいカレー。
奇をてらいすぎることなく、着実に美味い飯を追求している姿勢に好感が持てますね。

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和食×スパイスが生み出す新たなるカレーの世界。「はぐ寧」(天神橋筋六丁目)

大阪スパイスカレーの大きな流れに「出汁×カレー」というものがあります。
「堕天使かっき~」「はらいそSparkle」そして「お出汁とスパイス 元祖エレクトロニカレー」・・・
まさに大阪でしか生まれ得なかった新しいカレーが次々と生まれてきています。

そして、出汁カレー注目の新店がこちら。


「はぐ寧」(はぐね)

オープンは2019年9月9日。
和食歴20年以上の店主 国村さんが自身の店、和風食堂「Hugglife」のランチタイムを活用してスタートしたカレー屋さん。


「和食とスパイス」
「カレーの分解と再構築」
「出汁の旨味とスパイスの風味」
をコンセプトとし、新しい和カレーを生み出しています。


カレーの提供は御膳スタイル。
「魁!エレクトロニカレー」や九州「月と亀」「チャイハナ海花」にも通ずる提供方法ですが、果たしてお味は如何に。


★はぐ寧カレー膳 1種 税込¥1280
付き出汁
ご飯
和カレー
天麩羅
おばんざい2種
とろろ
お漬物

せっかくの「和食」、天婦羅が付いたセットを選んでみました。
色とりどりの皿が和定食のワクワク感を強調していますね。


この日のカレーは「下仁田葱と無水鶏・鶏白湯カレー」。
サラリとした食べ心地の中に、パキスタンのチキンカラヒの如く解された鶏肉から染み出す出汁がたまりませんね。

天婦羅のクオリティも素晴らしい。
そのままでも、カレーに漬けても楽しい。
これはつけた方が良いですよ。

小鉢には金山寺味噌、青唐辛子のアチャール、紅しぐれ アチャール、野沢菜アチャール、とろろ。
和であり、スパイス料理でもある。
むしろ、スパイスを用いた和食。

そもそも和食自体、世界から見たら稀有なほどスパイスを用いない料理。
そこにスパイスを用いることで可能性がぐっと拡がるのは間違いないこと。
ただ、和食の経験値がちゃんとある人がやらないと、繊細な和食の世界観は簡単に壊れてしまうわけで。
そこにきてこの「はぐ寧」、絶妙な落とし所を実現しているのではないでしょうか。

今後の展開も楽しみですね。

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はぐ寧



関連ランキング:定食・食堂 | 天神橋筋六丁目駅中崎町駅天満駅

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圧倒的な個性と引き算で生まれる、一皿の美食世界。「バガワーンカレー」(長堀橋)

南アフリカとスリランカで料理修業した異色の経歴に加え、
旬食材と和出汁の旨味を活かした独自の世界観が光る「バガワーンカレー」。

2018年六本木で開催した我々のイベント「GO! CURRY!GONE!」にも出場してくださった人気店が、
アメリカ村での間借り営業を終え2020年2月、ついに実店舗オープン!

場所は長堀橋と心斎橋の間の雑居ビル。

知らなきゃ絶対通り過ぎる潜み具合です。


「バガワーンカレー」(BAGAWAAN CURRY)

実店舗化・・・といっても営業は土日のみ。
シェフのウマコシさん、平日は仕事持ってますからね。

ということで競争率は高く、土曜日の朝イチ狙いで訪問したこの日もちゃんと行列ができていました。
限定メニューなどは土曜で売り切れることも多いそうなので、土日どちらか選べるなら土曜の早い時間がオススメなのです。



コンクリ打ちっぱなしで天井の高い、割と開放的な空間。
ウマコシさんと久々の再会です。

まずはメニューを拝見。

・・・ビビります。いや、ワクワクしすぎます。
できることなら全部食べたい、そう思えるほど魅惑的なラインナップ。
シェフ本人が好きで好きで好きで組み立てているのがわかる構成です。


★本日の小鉢「キハダマグロ脳天刺身ライム塩」 ¥100(税込)

こんな珍品がこの値段で、いいんでしょうか。
土曜朝の役得、新鮮な味わいを堪能させていただきました。


★三種あいがけ・半熟たまごトッピング ¥1600(税込)

やってきました、バガワーンカレーのトレードマークである六芒星型のお皿。
いやぁ、会いたかったよ。

けれど個性的なのは見た目だけではありません。
バガワーンのカレーは基本的に唐辛子・ニンニク不使用で辛さゼロ。
旬食材の旨味と、絶妙な引き算で組み立てられたハーブ&スパイスの香りで勝負しているのです。
オーバースパイスを前面に押し出すことが多い大阪スパイスカレーの中では正に異色中の異色といえるでしょう。


この日のカレーは
「1.兵庫県香住産紅ずわいがにカリー」
「2.蜂蜜漬け九十九里浜ハマグリーンカレー」
「3.紅茶レモンビンダルー柚子味噌漬けレア仕上げサーモン塩」
の3種。

クミンやコリアンダー、ターメリックまで封印する変態っぷりで、これはカレーなのか?と思わせる飛びっぷり。
けれどその分、引き出したい旨味や香りが確かに生きている、美味い。
脳が混乱する楽しさです。
特に紅茶をカレーに用いたら、ここの右に出る者はいないでしょう。


さらに、絶対的にお勧めなのが半熟たまごトッピング。
ソースに南アフリカの辛味調味料「ペリペリソース」、スリランカの辛味調味料「ルヌミリス」が選べるんです。
選んだのはもちろん、ここでしかいただけないペリペリソース。
これがもう、美味いのなんのって。
瓶で欲しいですよ。

大阪の、どのカレー屋さんとも似ていない確かな個性。
そして確信的な引き算で醸し出される美味さ。
やはり素晴らしい、素晴らしすぎます。

営業時間がもう少し長ければ確実にミシュラン取るだろうなぁ。
けれども、なかなかこの味には簡単にありつけない、そんな飄々としたところもやっぱり、バガワーンらしいのですよね。

また次の機会まで。

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クオリティで圧倒するスパイスカレーはジェントルな原始人の佇まい。「カレー屋バンバン」(難波)

平日昼間しか営業していないスパイスカレー店へ念願の訪問。


「カレー屋バンバン」

月曜のオープン5分前、10時55分に現地へ到着。

この日は月曜。
開店5分前の10時55分ころ到着で、前には4人の待ち。
が、その後ぐいぐいと列が伸び、階段下の道路までズラリ。
かなりタイミング良かったみたいです。


11時5分にお店の扉が開き、ご店主の挨拶。
一巡目で入れるかなーと思ったら、前の人まででいったん待ち。
11時20分ころに入れました。

お店はカウンター6席ほどとテーブル2つの作りなのですが、5人ずつお店に招き入れ一皿ずつ作るスタイルの様子。
なるほど、到着があと10 分遅れていたら1時間待ちだったかも知れぬ。
いずれにせよラッキータイミング。

何人かから噂を聞いていた通り、スパイスカレーシェフには珍しいタイプのご店主。
髪型もピシッとしていて、接客はたおやか且つ気配り完璧。
原始人キャラの看板とは真逆の優しくジェントルな方です。

いや、他のスパイスカレー店主たちが原始人っぽいなんて言ってませんよ。
(たた、ファンキーな雰囲気の方が多いですもんね)

順にオーダーを受け、順に調理にとりかかる店主。
待っている時間も楽しいですね。

★カレープレート ¥1000
チキンカレー
豆とあさりのカレー
ライス
スパイス炒め
アチャール
チャトニ
ライタ
カチュンバ
パパド
◎なんこつベンガルキーマ +¥150
◎ビンダルーたまご +¥100


ひゃあ!
思わず声が出ました。
写真などを拝見する限り、もっとカジュアルな作りのカレーかと思っていたのですが、これはビックリなディテール感。


合いがけカレーの上に宝物の如く配置された副菜。
細部にわたり丁寧に作り込まれ、全体の調和も計算され尽くされた、圧倒的な存在感。

これまた看板との落差が凄いなー。

最早食べる前から確信。

実際いただいて「うん、間違いない」と。
いやいや、これは美味い、美味すぎる。ビビる。

チキンカレーは肉の扱いも巧く(料理人の腕が案外出るポイント)、スパイス摂りたい欲にしっかり応える決まり具合。

そして相対する豆とあさりのカレー。
これには参った。ビビった。
サラッとしつつもクリーミーな舌触り、そこにアサリの旨味がスッと乗っており至福の食べ心地。
あぁ、こりゃ一体どうしたものか。

湖上に浮かぶなんこつベンガルキーマを崩し合わせれば、肉の旨味と食感、マスタードオイルのツンとした刺激が混ざり合い、いつまでも食べていたい気分に。

最後に全てを混ぜ合わせれば、辛さよりも酸味が前へ出て印象深い後味を醸し出してゆきます。

こりゃあ絶品の部類ですな。

全てにおいて丁寧な仕事ぶりと、原始の感覚を呼びさますスパイスの振り幅。
その2面性こそが、ご店主のキャラと看板のギャップそのものだったのですね。

今風に言えば「わかりみが深い」至福の体験をさせていたぢきました。

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アメ村名物・三味一体カレー。「SIMBA CURRY」(大阪難波/四ツ橋)

大阪アメリカ村のスパイスカレー店。

「SIMBA CURRY」(シンバカレー)

けっこう昔から、10年ほど前からあるでしょうか。
ところが最近になって「あの店、実は凄いよね。」なんて話をよく聞くようになったんです。
しかも、かなりカレー経験値の高い方々から。

スパイスカレー店の数が驚くほど増えた今、あらためて存在感を増しているのは凄いことですね。

ラスタカラーの店内に流れるレゲエ。
お店の中にはスパイスカレーブームなどとは全く関係ない常連さんたちが立ち寄っている様子。


メニュー上部には「辛・酸・甘」「和・洋・印」「三味一体オリジナルカレー」とあります。
まさにラスタカラー!


★SIMBAスペシャルカレー ¥1100
・辛さ:大辛 +¥50


ベジタブルとチキンのMIX&パルメザンチーズ少々。

カレーのベースは野菜のみ。無添加のヘルシー仕様とのことですが、しっかりとした旨みある味わい。

そして、酸味の使い方がとっても巧い。
シャキネバな長芋アチャールの食感、カレーにこっそり少量忍ばせた花椒も効いていますね。

なるほど流行りとは無縁の味わい。
近くへ来たら「あぁまた食べたいなぁ」と思わせるカレー店です。
「ニューライト」に続くアメ村名物カレーといって間違いないでしょう。

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