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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

エレガントで奇想天外。センス溢れる独創スパイス料理。「イーカスーク」(福島)

大阪・福島にある、摩訶不思議なお店。

「イーカスーク」(EeeK-A Souk)

世界各国の料理をベースにした、型にとらわれない創作スパイス料理とお酒が堪能できるお店です。


お昼はカレープレートを提供しているのですが、その真価が発揮されるのはディナータイム。
抜群のセンスと驚きのある品々が目白押し。

まさにセンスの塊のようなお店なのです。

嬉しいのは、私が好きなスパイス酒にも力を入れているところ。


★スパイス泡盛 \700

こちらは泡盛にブラックカルダモンとシナモンを加えた一杯。
焼酎にグリーンカルダモンを入れるのはスパイス酒の定番だけど、そのずらし方がニクい!

酒のアテとして選んだのはこちら。

★焼きうるめイワシのアチャール \380

マイワシでもカタクチイワシでもなくウルメイワシなのがまずニクいですね。
噛み応え抜群、旨味とスパイシーさが凝縮して、いくらでも酒が飲めます。


★めんたいマサラ半熟玉子 \380

見てくださいこのエレガントなビジュアル。380円の前菜とは思えませぬ。

そして見た目だけでない、発想の変換にビックリ。
まず明太子をキーマ仕立てにするなんて思いつかない。

それを半熟玉子に合わせて、バゲットで食べさせるなんて。
こりゃあ美味いや。


★鯖と根菜のベンガル風テリーヌ ¥780

根菜とシラスのマスタードオイル煮(チョッチョリ)と魚の出汁をテリーヌ型に詰め込み、湯煎焼きしたものを冷やし固めて切り分けた逸品。
まさにフレンチ×ベンガルの味わいとしk言いようのない面白さ。
恐ろしく手間がかかっているのに、この値段で良いのでしょうか・・・・


★スリランカ風 低温調理のレアチャーシュー \580

パンダンリーフ(スリランカだから「ランぺ」ですかね)とココナッツミルク香るキノコのモージュを添えたチャーシュー。
なるほど、こういう「スリランカ風」アプローチもあるのね。
発送が意外すぎる上に、それをちゃんと料理に落とし込む底力よ。


★サワディカ タイブラッド \700

レモングラスとトマトの合わせ技。


★ヘベスハイボール \600

捻りの利いたスパイス酒やカクテル、果実酒、とにかく種類がたくさん。
どれもこれも、「美味い!」と恐れ入る落としどころ。たまりません。

そして、カレーもちゃんと食べねばなりませんね。
日替わりカレーのプレートは昼だけでなく夜もいただくことができます。


★カレー3種がけプレート ¥1200

この日のカレーは「スパイシーチキンキーマカレー」「ダルカレー」「サグポーク」の3種。
一般的なスパイスカレーのシャバシャバイメージとは対照的な、ドロリとした食感が新鮮です。副菜の多国籍感も楽しすぎますね。

とどめはデザート。

★クレームキャラメル \430

これ、食べてみてビックリしました。
っていってもそりゃ美味しいに決まってますよね・・・ってな期待値を遥かに超える多幸感。
これはただごとではない。

隅から隅までシャレた、センスの塊のようなお店。
一体どこまで進化するのか・・・
まだ全国的な知名度はありませんが、今後大注目のお店ですよ。

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イーカ スーク



関連ランキング:無国籍料理 | 福島駅新福島駅中之島駅

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スパイス呑みならバビルの塔。「スパイスサロン バビルの塔」(中崎町)

2012年にオープンし、大阪スパイスカレーブームの火付け役となった「バビルの塔」。
「スパイスカレー」というコトバを大阪に広め、「あいがけ・あいもり」というスタイルを確立したレジェンドが2018年、2号店としてオープンしたのがこちら。

「スパイスサロン バビルの塔」

個性的なカレー&スパイス飲み屋がたくさんあり、カレーハシゴ飲みも楽しい天神筋・天満界隈。
その中心的存在がこのお店。


キッチュな世界に榊原郁恵さんがいざなってくれますよ。


本店のレトロポップな雰囲気はそのままに、夜は酒のアテを取りそろえたスパイス居酒屋に。


もちろんカレーもありますよ。


★バビルのスパイスカレーあいがけ 1,000円(税込)

「バビルの塔」といえばやはりあいがけ。豆カレーと肉カレーの組み合わせが日替わりでいただけます。
この日は、豆カレーにオクラ入り、肉カレーにチキンマサラを選択。

見目麗しくスパイシーで軽やか。さすがの完成度です。ちなみに上に見える白いらせんは、白子じゃなくマッシュポテトなんです。


★ライムカルダモンサワー550円(税込)

最近は大阪にもスパイス酒を置くお店が増えてきました。
こちらは大阪を代表するスパイス、カルダモンを使ったスパイス酒。
爽やかな香りが鼻孔をくすぐります。

一品料理をアテにしてスパイス酒を飲んだり、締めにミニカレーを食べたりと、楽しいスパイス呑みの時間を過ごせるお店ですよ。

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スパイスサロン バビルの塔



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天満の街に調和した、スパイスカレーの人気店。「スパイスカリー ハルモニア」(天満/扇町)

天満にある猥雑な雑居ビル。

九龍城的な迷宮感、嫌いじゃないです。


その一角、「浮浪雲」と「姫」に挟まれたカレー店。


「スパイスカリー ハルモニア」

やっと来ることができました。

店主のケンジさんはバンドマン。スパイスカレーの人気店「nidomi」で修業し、2018年に独立オープン。
店名はギリシャ語で「調和」の意味ですが、直接にはドイツのプログレバンドから。ですよね?

ビネガーを用いた南インド・ゴアの名物カレー、ビンダルーをいち早く取り入れたスパイスカレー店でもあります。

せっかくなので通常の3種盛りに加え、さらなる副菜がプラスされたスペシャルプレートを頼んでみました。

★本日のスペシャルカレープレート 3種 ¥1500
①干しエビと蓮根のキーマ
②ポークビンダルー
③麻婆キーマ
○オクラのラッサムスープ
○ビーツのココナッツ煮
○かぼす



「ハルモニア」のアイコンともいえるビンダルーは甘・辛・酸のバランスが素晴らしい逸品。

そして大阪で静かなブームである麻婆キーマにも注目。
他店では「カレー味の麻婆豆腐」といった風合いのものが多い中、こちらはガツンとした濃厚キーマ。
そこに花椒の痺れがしっかり乗ったドライブ感あふれる仕上がりなんです。


途中からかぼすをかけプレート全部を混ぜ込めば、全く別のハルモニア(調和)が生まれます。お見事!

流石ミュージシャンならではの調和とメリハリが素晴らしいカレー。
奇をてらいすぎることなく、着実に美味い飯を追求している姿勢に好感が持てますね。

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スパイスカリー ハルモニア



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和食×スパイスが生み出す新たなるカレーの世界。「はぐ寧」(天神橋筋六丁目)

大阪スパイスカレーの大きな流れに「出汁×カレー」というものがあります。
「堕天使かっき~」「はらいそSparkle」そして「お出汁とスパイス 元祖エレクトロニカレー」・・・
まさに大阪でしか生まれ得なかった新しいカレーが次々と生まれてきています。

そして、出汁カレー注目の新店がこちら。


「はぐ寧」(はぐね)

オープンは2019年9月9日。
和食歴20年以上の店主 国村さんが自身の店、和風食堂「Hugglife」のランチタイムを活用してスタートしたカレー屋さん。


「和食とスパイス」
「カレーの分解と再構築」
「出汁の旨味とスパイスの風味」
をコンセプトとし、新しい和カレーを生み出しています。


カレーの提供は御膳スタイル。
「魁!エレクトロニカレー」や九州「月と亀」「チャイハナ海花」にも通ずる提供方法ですが、果たしてお味は如何に。


★はぐ寧カレー膳 1種 税込¥1280
付き出汁
ご飯
和カレー
天麩羅
おばんざい2種
とろろ
お漬物

せっかくの「和食」、天婦羅が付いたセットを選んでみました。
色とりどりの皿が和定食のワクワク感を強調していますね。


この日のカレーは「下仁田葱と無水鶏・鶏白湯カレー」。
サラリとした食べ心地の中に、パキスタンのチキンカラヒの如く解された鶏肉から染み出す出汁がたまりませんね。

天婦羅のクオリティも素晴らしい。
そのままでも、カレーに漬けても楽しい。
これはつけた方が良いですよ。

小鉢には金山寺味噌、青唐辛子のアチャール、紅しぐれ アチャール、野沢菜アチャール、とろろ。
和であり、スパイス料理でもある。
むしろ、スパイスを用いた和食。

そもそも和食自体、世界から見たら稀有なほどスパイスを用いない料理。
そこにスパイスを用いることで可能性がぐっと拡がるのは間違いないこと。
ただ、和食の経験値がちゃんとある人がやらないと、繊細な和食の世界観は簡単に壊れてしまうわけで。
そこにきてこの「はぐ寧」、絶妙な落とし所を実現しているのではないでしょうか。

今後の展開も楽しみですね。

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はぐ寧



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圧倒的な個性と引き算で生まれる、一皿の美食世界。「バガワーンカレー」(長堀橋)

南アフリカとスリランカで料理修業した異色の経歴に加え、
旬食材と和出汁の旨味を活かした独自の世界観が光る「バガワーンカレー」。

2018年六本木で開催した我々のイベント「GO! CURRY!GONE!」にも出場してくださった人気店が、
アメリカ村での間借り営業を終え2020年2月、ついに実店舗オープン!

場所は長堀橋と心斎橋の間の雑居ビル。

知らなきゃ絶対通り過ぎる潜み具合です。


「バガワーンカレー」(BAGAWAAN CURRY)

実店舗化・・・といっても営業は土日のみ。
シェフのウマコシさん、平日は仕事持ってますからね。

ということで競争率は高く、土曜日の朝イチ狙いで訪問したこの日もちゃんと行列ができていました。
限定メニューなどは土曜で売り切れることも多いそうなので、土日どちらか選べるなら土曜の早い時間がオススメなのです。



コンクリ打ちっぱなしで天井の高い、割と開放的な空間。
ウマコシさんと久々の再会です。

まずはメニューを拝見。

・・・ビビります。いや、ワクワクしすぎます。
できることなら全部食べたい、そう思えるほど魅惑的なラインナップ。
シェフ本人が好きで好きで好きで組み立てているのがわかる構成です。


★本日の小鉢「キハダマグロ脳天刺身ライム塩」 ¥100(税込)

こんな珍品がこの値段で、いいんでしょうか。
土曜朝の役得、新鮮な味わいを堪能させていただきました。


★三種あいがけ・半熟たまごトッピング ¥1600(税込)

やってきました、バガワーンカレーのトレードマークである六芒星型のお皿。
いやぁ、会いたかったよ。

けれど個性的なのは見た目だけではありません。
バガワーンのカレーは基本的に唐辛子・ニンニク不使用で辛さゼロ。
旬食材の旨味と、絶妙な引き算で組み立てられたハーブ&スパイスの香りで勝負しているのです。
オーバースパイスを前面に押し出すことが多い大阪スパイスカレーの中では正に異色中の異色といえるでしょう。


この日のカレーは
「1.兵庫県香住産紅ずわいがにカリー」
「2.蜂蜜漬け九十九里浜ハマグリーンカレー」
「3.紅茶レモンビンダルー柚子味噌漬けレア仕上げサーモン塩」
の3種。

クミンやコリアンダー、ターメリックまで封印する変態っぷりで、これはカレーなのか?と思わせる飛びっぷり。
けれどその分、引き出したい旨味や香りが確かに生きている、美味い。
脳が混乱する楽しさです。
特に紅茶をカレーに用いたら、ここの右に出る者はいないでしょう。


さらに、絶対的にお勧めなのが半熟たまごトッピング。
ソースに南アフリカの辛味調味料「ペリペリソース」、スリランカの辛味調味料「ルヌミリス」が選べるんです。
選んだのはもちろん、ここでしかいただけないペリペリソース。
これがもう、美味いのなんのって。
瓶で欲しいですよ。

大阪の、どのカレー屋さんとも似ていない確かな個性。
そして確信的な引き算で醸し出される美味さ。
やはり素晴らしい、素晴らしすぎます。

営業時間がもう少し長ければ確実にミシュラン取るだろうなぁ。
けれども、なかなかこの味には簡単にありつけない、そんな飄々としたところもやっぱり、バガワーンらしいのですよね。

また次の機会まで。

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バガワーン カレー



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