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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

圧倒的な個性と引き算で生まれる、一皿の美食世界。「バガワーンカレー」(長堀橋)

南アフリカとスリランカで料理修業した異色の経歴に加え、
旬食材と和出汁の旨味を活かした独自の世界観が光る「バガワーンカレー」。

2018年六本木で開催した我々のイベント「GO! CURRY!GONE!」にも出場してくださった人気店が、
アメリカ村での間借り営業を終え2020年2月、ついに実店舗オープン!

場所は長堀橋と心斎橋の間の雑居ビル。

知らなきゃ絶対通り過ぎる潜み具合です。


「バガワーンカレー」(BAGAWAAN CURRY)

実店舗化・・・といっても営業は土日のみ。
シェフのウマコシさん、平日は仕事持ってますからね。

ということで競争率は高く、土曜日の朝イチ狙いで訪問したこの日もちゃんと行列ができていました。
限定メニューなどは土曜で売り切れることも多いそうなので、土日どちらか選べるなら土曜の早い時間がオススメなのです。



コンクリ打ちっぱなしで天井の高い、割と開放的な空間。
ウマコシさんと久々の再会です。

まずはメニューを拝見。

・・・ビビります。いや、ワクワクしすぎます。
できることなら全部食べたい、そう思えるほど魅惑的なラインナップ。
シェフ本人が好きで好きで好きで組み立てているのがわかる構成です。


★本日の小鉢「キハダマグロ脳天刺身ライム塩」 ¥100(税込)

こんな珍品がこの値段で、いいんでしょうか。
土曜朝の役得、新鮮な味わいを堪能させていただきました。


★三種あいがけ・半熟たまごトッピング ¥1600(税込)

やってきました、バガワーンカレーのトレードマークである六芒星型のお皿。
いやぁ、会いたかったよ。

けれど個性的なのは見た目だけではありません。
バガワーンのカレーは基本的に唐辛子・ニンニク不使用で辛さゼロ。
旬食材の旨味と、絶妙な引き算で組み立てられたハーブ&スパイスの香りで勝負しているのです。
オーバースパイスを前面に押し出すことが多い大阪スパイスカレーの中では正に異色中の異色といえるでしょう。


この日のカレーは
「1.兵庫県香住産紅ずわいがにカリー」
「2.蜂蜜漬け九十九里浜ハマグリーンカレー」
「3.紅茶レモンビンダルー柚子味噌漬けレア仕上げサーモン塩」
の3種。

クミンやコリアンダー、ターメリックまで封印する変態っぷりで、これはカレーなのか?と思わせる飛びっぷり。
けれどその分、引き出したい旨味や香りが確かに生きている、美味い。
脳が混乱する楽しさです。
特に紅茶をカレーに用いたら、ここの右に出る者はいないでしょう。


さらに、絶対的にお勧めなのが半熟たまごトッピング。
ソースに南アフリカの辛味調味料「ペリペリソース」、スリランカの辛味調味料「ルヌミリス」が選べるんです。
選んだのはもちろん、ここでしかいただけないペリペリソース。
これがもう、美味いのなんのって。
瓶で欲しいですよ。

大阪の、どのカレー屋さんとも似ていない確かな個性。
そして確信的な引き算で醸し出される美味さ。
やはり素晴らしい、素晴らしすぎます。

営業時間がもう少し長ければ確実にミシュラン取るだろうなぁ。
けれども、なかなかこの味には簡単にありつけない、そんな飄々としたところもやっぱり、バガワーンらしいのですよね。

また次の機会まで。

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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

クオリティで圧倒するスパイスカレーはジェントルな原始人の佇まい。「カレー屋バンバン」(難波)

平日昼間しか営業していないスパイスカレー店へ念願の訪問。


「カレー屋バンバン」

月曜のオープン5分前、10時55分に現地へ到着。

この日は月曜。
開店5分前の10時55分ころ到着で、前には4人の待ち。
が、その後ぐいぐいと列が伸び、階段下の道路までズラリ。
かなりタイミング良かったみたいです。


11時5分にお店の扉が開き、ご店主の挨拶。
一巡目で入れるかなーと思ったら、前の人まででいったん待ち。
11時20分ころに入れました。

お店はカウンター6席ほどとテーブル2つの作りなのですが、5人ずつお店に招き入れ一皿ずつ作るスタイルの様子。
なるほど、到着があと10 分遅れていたら1時間待ちだったかも知れぬ。
いずれにせよラッキータイミング。

何人かから噂を聞いていた通り、スパイスカレーシェフには珍しいタイプのご店主。
髪型もピシッとしていて、接客はたおやか且つ気配り完璧。
原始人キャラの看板とは真逆の優しくジェントルな方です。

いや、他のスパイスカレー店主たちが原始人っぽいなんて言ってませんよ。
(たた、ファンキーな雰囲気の方が多いですもんね)

順にオーダーを受け、順に調理にとりかかる店主。
待っている時間も楽しいですね。

★カレープレート ¥1000
チキンカレー
豆とあさりのカレー
ライス
スパイス炒め
アチャール
チャトニ
ライタ
カチュンバ
パパド
◎なんこつベンガルキーマ +¥150
◎ビンダルーたまご +¥100


ひゃあ!
思わず声が出ました。
写真などを拝見する限り、もっとカジュアルな作りのカレーかと思っていたのですが、これはビックリなディテール感。


合いがけカレーの上に宝物の如く配置された副菜。
細部にわたり丁寧に作り込まれ、全体の調和も計算され尽くされた、圧倒的な存在感。

これまた看板との落差が凄いなー。

最早食べる前から確信。

実際いただいて「うん、間違いない」と。
いやいや、これは美味い、美味すぎる。ビビる。

チキンカレーは肉の扱いも巧く(料理人の腕が案外出るポイント)、スパイス摂りたい欲にしっかり応える決まり具合。

そして相対する豆とあさりのカレー。
これには参った。ビビった。
サラッとしつつもクリーミーな舌触り、そこにアサリの旨味がスッと乗っており至福の食べ心地。
あぁ、こりゃ一体どうしたものか。

湖上に浮かぶなんこつベンガルキーマを崩し合わせれば、肉の旨味と食感、マスタードオイルのツンとした刺激が混ざり合い、いつまでも食べていたい気分に。

最後に全てを混ぜ合わせれば、辛さよりも酸味が前へ出て印象深い後味を醸し出してゆきます。

こりゃあ絶品の部類ですな。

全てにおいて丁寧な仕事ぶりと、原始の感覚を呼びさますスパイスの振り幅。
その2面性こそが、ご店主のキャラと看板のギャップそのものだったのですね。

今風に言えば「わかりみが深い」至福の体験をさせていたぢきました。

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アメ村名物・三味一体カレー。「SIMBA CURRY」(大阪難波/四ツ橋)

大阪アメリカ村のスパイスカレー店。

「SIMBA CURRY」(シンバカレー)

けっこう昔から、10年ほど前からあるでしょうか。
ところが最近になって「あの店、実は凄いよね。」なんて話をよく聞くようになったんです。
しかも、かなりカレー経験値の高い方々から。

スパイスカレー店の数が驚くほど増えた今、あらためて存在感を増しているのは凄いことですね。

ラスタカラーの店内に流れるレゲエ。
お店の中にはスパイスカレーブームなどとは全く関係ない常連さんたちが立ち寄っている様子。


メニュー上部には「辛・酸・甘」「和・洋・印」「三味一体オリジナルカレー」とあります。
まさにラスタカラー!


★SIMBAスペシャルカレー ¥1100
・辛さ:大辛 +¥50


ベジタブルとチキンのMIX&パルメザンチーズ少々。

カレーのベースは野菜のみ。無添加のヘルシー仕様とのことですが、しっかりとした旨みある味わい。

そして、酸味の使い方がとっても巧い。
シャキネバな長芋アチャールの食感、カレーにこっそり少量忍ばせた花椒も効いていますね。

なるほど流行りとは無縁の味わい。
近くへ来たら「あぁまた食べたいなぁ」と思わせるカレー店です。
「ニューライト」に続くアメ村名物カレーといって間違いないでしょう。

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潜入!十三駅前のスパイス魔窟。「アマゾネス・ブッチャー」(十三)


うわぁ、こんなに入りやすい店見たことない!

ここは十三駅北口すぐにあるスパイスカレー店。

「アマゾネス・ブッチャー」

激しさしかない店名ですが、2019年9月に間借りからスタートし、あっという間に話題に。
一年経たない2020年7月にこの場所で実店舗オープンというスピード出世。

店名や見た目のインパクトだけでない、ちゃんとした実力店なのです。


店内は黒夢、黒夢、黒夢、時々SADS。
店主の経介さんもビジュアルバンドにいそうな端正なお顔立ち。恰幅いいスキンヘッドじゃござんせん。


この日は正午のオープン狙い。
黒板の「酒飲めー アテ揃ってるでー」な誘惑に負けず、しっかりカレーをオーダー。


★カレー3種 ¥1200
◎バナナポーク
◎極辛口マトンキーマ
◎チキン -レモングラスvr.-


どひゃあ、これはいきなり美味いやつ!
皿の直径はデカいですがシャバッとしているため、泣きそうなボリュームではありません。

まずバナナポーク。
お、バナナの酸味を生かしてるのね。面白い面白い。
そして、しっかりテンパリングされたオイルに溶け出す豚の旨みが凄い。

次にチキン。
レモングラスの爽やかな香りはありつつ、こちらもオイル感が素敵。

そして極辛口マトンキーマ。
これがかなり好み。
ガッツリ煮詰めた濃厚風味。
羊の旨みと、唐辛子自体の旨み。
このキーマだけで酒が何杯も呑める逸品であります。
素晴らしいな。

そしてこの時点で、誘惑に負ける覚悟を決めもう一品追加。

★ワニの舌スパイス焼き ¥800

だってこんなのズルいよ。見過ごせないやん。
オーストラリア産のワニとしたらおそらくイリエワニ(Crocodylus porosus)、クロコダイルの一種でしょう。
その舌はブルンブルンな食感。
生きている状態でこの舌に触る時は死ぬ時だから、十三で味わえるのは貴重。
んで問題は味付けよ。

「酒飲めー 酒飲めー」って圧が凄い濃厚味付けに塩加減やないかい。


★ヨーグルトサワー ¥500

誘惑に負け、けれど胃を労る方向に踏みとどまっての酒オーダー。
シュワっとした飲みごたえで、「もう一杯いかがですか?」の圧が凄い!

いやいやここはグッと我慢。


ということでここ、夜に来たら収拾がつかなくなりそうな魔窟なのでした。

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アマゾネス・ブッチャー



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祝!大阪進出。 エリックサウスを南インドカフェ使いしたら最高だった。「エリックサウス西天満店」(なにわ橋)

東京・八重洲を皮切りに、ビジネスの中心地に店舗を展開、マニアだけでない一般消費者に広く南インド料理を普及させてきた「エリックサウス」がついに関西進出!


「エリックサウス西天満店」

2020年10月6日オープン。

駅近立地のイメージが強い「エリックサウス」だけに南森町、なにわ橋、大江橋の3駅からいずれも徒歩5分ほどの路地にある立地は少し意外でしたが、周りには気の利いた飲食店がチラホラ。
人の導線は案外良いのかもしれません。


看板にはいつもの「HOTEL」の表記。
南インドではレストランの意ですが、大阪ではまんまの意味で受け取る人も多そう。
「なんや、泊まれへんのか。」なんて。


店内はエリック各店の中でもカジュアルなカフェ調。
Tシャツや冷凍カレーの販売コーナーもありました。

そしてエリックのコンセプトのひとつである「お一人様を大切にする」精神はここでも健在。
電源付きのカウンター席もしっかりありました。


各席にはおなじみ「ミールスの楽しい食べ方」指南が。


そしてグリーンチリ、ポディ、ウールガイのセットも。
全て完璧です。

さて、この日は土曜日の15時30分ころの訪問。
土日は通し営業なんです。

ランチには遅くディナーには早いこの時間。
(というかすでにカレー二軒ハシゴ済み)
ランチやディナーのレビューは地元の皆さんに任せて、ここはひとつ、「エリックサウス」をカフェ使いする方法について指南してみましょう。

オーダーしたのはこちら。

ドーサ、クルフィ、コーヒーですね。


★ギーローストドーサ ¥1000

南インドで朝食や軽食として食べられているドーサですが、「南インドの米粉クレープ」「南インドのガレット」とも紹介される通り、カフェデザートとして食べることも可能。「エリックサウス」では色々なドーサのバリエーションがありますが、一番シンプルなギーローストドーサを選びましょう。


パリッと薄く香ばしく仕上がっていますね。


★マンゴークルフィ ¥295

アルフォンソマンゴーと煮詰めたミルクで作る濃厚なインドアイス。「エリックサウス」のクルフィは2種あるのですがそれぞれ風合いが異なるため、ドーサと合わせるのはこちらマンゴーです。


このマンゴークルフィをドーサに乗せていただくのです。
ドーサの香ばしさとマンゴーの酸味、ミルキーな味わいが混ざり合う至福の世界が待っていますよ。


ドーサを三枚重ねした上に乗せればまた食感が変わり最高。
よくある西洋式のアイスと比べてクルフィは溶けにくく、ゆったり楽しめるのもポイント。
カフェタイムは寛がなきゃね。

合わせるドリンクはこちら。

★マドラスコーヒー ¥295

南インドではチャイより飲まれているコーヒー。
スティック砂糖が3本ついてきますので、迷わず三連砲をかましましょう。


無論、甘いです。
だがこの甘さがまたドーサに合うんです。

もちろん、ドーサについてくるチャトニやサンバル、卓上のウールガイをつまめば、甘いばかりじゃないメリハリも。
こんなハイクオリティな時間が過ごせるカフェ、なかなかありませんよ。

もちろん、これは「エリックサウス」の楽しみ方のほんの一部。
ランチやディナー使いが楽しいことは言うまでもありません。

スリランカ料理隆盛の裏で、長きにわたり南インド料理が根付かなかった大阪。ほぼ唯一の人気店だった「ゼロワンカレー」の東京移転後は萎みゆくかのように思えた大阪南インド料理ですが、「エリックサウス」という黒船の登場で盛り返すか、見どころですね。

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エリックサウス 西天満店



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