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2022/12/12
2022/12/07

[中央線 阿佐ヶ谷~西荻窪]

        

バンダリ跡に誕生した、アジア屋台料理食堂。『アジア食堂 スキマほーる』(阿佐ヶ谷)

category - [中央線 阿佐ヶ谷~西荻窪]
2023/ 06/ 21
                 
阿佐ヶ谷スターロード入り口。
割と長く営業していた大衆インド料理店『バンダリ』が閉店し、その後にまた面白そうなお店がオープンしていました。

『アジア食堂 スキマほーる』

2023年3月21日オープン。
ベトナムのバインミーをはじめとした、アジア各国の屋台料理を提供する食堂です。

店内はなかなかPOP。
靴下などの雑貨も販売していました。
『バンダリ』同様2階もありますね。

メニューは黒板にて。

ランチメニューはバインミーのバリエーションが豊富。
夜はうってかわって酒の肴になる一品料理が増えるようです。


★肉燥飯 バーソーハン ¥660

いわゆる台湾の魯肉飯(ルーローハン)に分類される一皿ですが、台南で肉をそぼろにして用いた魯肉飯を肉燥飯と呼ぶようです。
一見タイのガパオライスにも見えますが、バジルは用いられておらず旨み推しでシンプルな味付け。
添えられたナマスはバインミーに用いられるアレですね。
卓上調味料をあれこれ加えながら、美味しく完食。

阿佐ヶ谷駅前でこの価格、まさに現地屋台気分でふらり立ち寄れる便利なお店ができたものです。

ちなみにお店のTwitterには「金継ぎも承っております。」と書いてるので、そちらの需要ある方も是非。

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関連ランキング:バインミー | 阿佐ケ谷駅南阿佐ケ谷駅

                         
                                  
        

世田谷区民は阿佐ヶ谷クミン。『馬芹』(阿佐ヶ谷)

category - [中央線 阿佐ヶ谷~西荻窪]
2023/ 06/ 18
                 
阿佐ヶ谷、行きつけの熱帯魚店の近くにできた、ちょっと個性的な居酒屋。


『馬芹』

「クミン」と読みます。
つまりはスパイス絡みの居酒屋。
それも、カレーとフォーの居酒屋だったんですね。


カウンター横には焼酎や泡盛の瓶がズラリ。
メニューブックはなく、その日の料理は黒板に書かれています。
この日はカレー、フォーの他、台南式ルーロー阪なんかもありましたよ。


★ハイボール ¥500

まずは一杯。
お通しの白菜にはビリッとブラックペッパーが。


★パ~キム ¥500

パクチー×キムチでパ~キム。
胡麻がアクセントで効いていますね。

この日はあまりお腹が空いていないタイミング。
嬉しいことにこちらのカレー、ご飯なしでのオーダーもできるんです。
居酒屋ならではですよね。


★クミンカレー(ルーのみ)¥800

豚ひき肉にジャガイモ、そしてたっぷりのクミン。
肉とクミンを噛みしめるようなキーマです。
反面、クミン以外のスパイスはかなり引き算されており、意外にスッキリ。
スイートチリがかかった千切りキャベツと共に、ご馳走様。

食中酒として合わせたのはこちら

★山原くいな

沖縄本島北部やんばるの泡盛。
まろみと甘みがありつつ、すっきりした飲み口で料理の味を邪魔しないんです。

ふらり2軒めに立ち寄るのにちょうど良いお店。
家がこの辺にあったら、最後の〆に良さそうですね。

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阿佐ヶ谷駅前隠れ家喫茶で昭和ドライカレー。『喫茶ニューシャドー』(阿佐ヶ谷)

category - [中央線 阿佐ヶ谷~西荻窪]
2023/ 05/ 20
                 
阿佐ヶ谷北口駅前ビル(いまは「パサージュ」と呼ぶみたい)の片隅。いやほんと片隅にある小さな喫茶店。


『喫茶ニューシャドー』

創業者は新陰流だったのでしょうか。

喫煙OKということで愛煙家たちのオアシスになっている場所でもあります。

食事メニューはセットでの提案。

ホットコーヒーをつけるかアイスコーヒーをつけるかで価格がかわる珍しい設定です。

この世界観の中で頼むドライカレーは・・・
そう、やっぱこうじゃなくっちゃ。

★ドライカレーセット(HOT)¥870

ピラフタイプのディス・イズ・昭和喫茶店ドライカレー!
辛さ控えめ、ボリュームも少なめでサラッといただけます。

一方のサラダはフルーツからワカメまで盛られた贅沢仕様。このアレンジは一朝一夕にできるものではありませんね。


この隠れ家感と寛ぎ。

ちなみに入店時はマスク必。
最近は17時30分にはクローズするのでご注意をば。

カレー細胞公式ストアOPEN!
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個性派うどん店のチーズたっぷりドライキーマカレーうどん。『豚肉汁うどん べ』(西荻窪)

category - [中央線 阿佐ヶ谷~西荻窪]
2022/ 12/ 12
                 
肉と出汁と麺とスパイスにこだわる、西荻窪の個性派カレーうどん専門店。


『豚肉汁うどん べ』

『べ』という店名は店主の故郷福島の方言で語尾につきがちな『べ』が由来だべ。
元々すぐ近くの場所で『カラオケ居酒屋 べ』として営業していたのが移転し、うどん専門店となりました。
カラオケ居酒屋時代は和風・ネパール風・インド風の3種類のカレーうどんを提供していたのがリニューアル。

現在は基本の「豚肉汁カレーうどん」には[西荻45]、ハンバーグ入りには[西荻47]などそれぞれにコードネームがつけられており、さらにそれぞれスパイス数を23か30か選べるという超個性派システムになっています。

・・・まぁ、すぐに理解できなくても大丈夫。


★瓶ビール小瓶 ¥500

基本のカレーうどんで攻めるか悩みましたが、このメニューに惹かれまくり。


結局頼んじゃいました。

★ドライキーマカレーうどん ¥1180

なかなかファンキーなビジュアルです。

汁無しうどんにドライキーマカレー、こってりチーズ、糸唐辛子。
だからといって出汁感がないわけじゃありません。

このお店で用いる出汁はかつお節、さば節、宗田節、うるめ節、根昆布、しいたけ。
ドライキーマにもしっかりと出汁の旨味。


グワーッと混ぜていただきましょう。
濃厚です。麺リフトにもいつにも増した重力を感じる。
なにせ濃厚です。


カウンターには無料サービスの生卵が。
早速加えてみたらどことなく出汁カルボナーラなニュアンスに。
和風なのか?洋風なのか?それとも・・・・

どこか飄々として、すぐに「わかった」とならない捻り方もこの店の魅力なのでしょう。
はんぶん不思議なカレーうどん体験でした。

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ハイクラスインド料理を経て結実した、新たなるカレーライス時代の幕開け。『カレーショップ フェンネル』(西荻窪)

category - [中央線 阿佐ヶ谷~西荻窪]
2022/ 12/ 07
                 
名店『桃の実』の2号店を任せられていた実力派、加来シェフが独立。
カレー激戦区西荻窪にオープンさせたお店が早くも大人気に。


『カレーショップ フェンネル』

2022年7月13日オープン。
オーナーシェフの加来(「からい」ではなく「かく」)さんは南インド・ケララ州の高級ホテル『Brunton Boatyard』で修行ののち帰国、青山『シターラ』、『桃の実』とハイクラスインド料理の名店でさらに技術を極め、水道橋『桃の実』2号店を任せられるまでになります。
この『桃の実』2号店はハイレベルなインド料理を軸にしつつ、ワンプレートのあいがけスタイルであたかも「スパイスカレー」のように提供、あたらしい顧客層を獲得しました。

今回新たにスタートした『フェンネル』は『桃の実』2号店の着想をさらにストイックに追求。
あいがけスタイルまでも封印した「カレーライス」スタイルの専門店となりました。

スタイルはカレーライスでも料理の基本はインド。
メニューは「ドライカレー」「ポークビンダルー」「バターチキン」のレギュラー3種に加え、ちょっとコアな限定カレーが追加されていきます。

使用する米は日本米。
つまりインドのカレーを日本米に合うようアレンジして提供しているわけですね。


お店自体、実に日本的な家屋のリノベーション。


実に心が落ち着きます。


★ポークビンダルー ¥1200

インド西海岸ゴアの名物料理ビンダルーをカレーライス仕様にて。

実にストイックながら、端正な顔つきのカレーですね。


ビンダルー最大の特徴といえばビネガーを用いた酸味。
そして主に用いるのは豚肉。
元々ゴアは英国ではなくポルトガルの植民地だったので料理もその影響を受けているんです。

こちらのビンダルーもその個性を最大限に発揮。
ビネガーは複数ブレンド、季節によってもその配合を変えるようですが、この日は白ワインビネガーがバシッと効いた大人風味。脂を完全に落とした豚肉にもその酸味が染みわたっています。

そして、そのワイン感がちょっと欧風カレーのニュアンスももたらしていて日本米にとても合う。
これは確実に狙っていますね。

そしてもうひとつ、皿とスプーンのチョイスにも注目。
平たい皿でサラサラなカレーを掬うと、最後のほうでカレーが逃げてうまく掬えないストレスがあったりするのですが、
こちらのお皿の縁の勾配とスプーンの径とが完全一致しており、最後まで綺麗にカレーやお米が掬えるんです。
こんなところにも「映え」より「実」をとるお店のコンセプトが徹底していますね。

食後はしっかりデザートも。

★レアチーズケーキ ¥350
★チャイ(HOT)¥400


普段私は濃厚なチーズケーキを好んで選ぶのですが、こちらのチーズケーキは至って爽やか。
けれど濃厚なチーズケーキにひけを取らない充足感があります。
程よい酸味はあたかもインドのパニールのよう。
甘さ控えめ、ジンジャーが効いた寒い日仕様のチャイとよく合います。

2000年以降、大阪スパイスカレーカルチャーの影響もあり、最新型のカレーはワンプレートのあいがけに華やかな副菜を添えるスタイルが百花繚乱。
しかし、2022年に入ってあらたなムーブメントの萌芽が見えてきました。

それはひとことでいえば「カレーライスへの回帰」。
既存のカレーライス文化へのアンチテーゼとして進化してきたスパイスカレームーブメントが一周し、明治以来伝統のニッポンカレーライス文化へと再リンクを貼り始めたような動きがあちこちでみられるのです。
大阪間借りカレーシーンにおける欧風カレーの再評価、スパイスカレーをカツカレーにする試み、
そしてこの『フェンネル』に象徴されるように、インドなど諸国スパイス料理を日本米のカレーライスへと再定義する試みなど、その流れは確実におおきなうねりとなっていくことでしょう。

スパイスカレーカルチャー黎明期を経た、あらたなカレーライス時代の夜明け。
いよいよ楽しくなってきました。

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