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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

玉ねぎ、それ自体の魅力を楽しむためのカレー。『Komi'z』(神田)

カレーライスには玉ねぎが欠かせません。
けれどもここまで玉ねぎを全面的に押し出したカレーというのは他にないのではないでしょうか。

お店は神田駅からスグの場所。

『Komi'z』

「コミズ」と読みます。
オープンは2020年12月1日。
昨今のスパイスカレーというよりも、オーセンティックなカレーライスのお店。

メニューはトッピング色々。
辛さの調節も自在。

いろいろ迷ってしまいそうですが、ここでしかいただけないメニューを頼むならこちら。

★丸ごと玉ねぎカレー ¥700
★10辛 +¥100


見てくださいこのビジュアルの圧!
ライスと同じ大きさの玉ネギが丸々一個。
国産玉ネギの最高峰、淡路産の玉ねぎです。


ベースのカレーはシンプル。
ビーフがほぐれルゥと一体化するまで煮込んだビーフカレーです。
10辛は程よい辛さ。
最初少し甘くて後から辛さが来る、関西甘辛系カレーのタッチを感じます。


そしてメイン具材の玉ねぎはナイフでカット。
柔らかく茹でられた玉ねぎをカレーにつけていただくと、自然な甘みが加わります。
玉ねぎ自体をじっくり味わうためのカレーといえるかもしれません。

カレーを作る上で欠かせない存在ながら、普段は引き立て役に回っている玉ねぎが主役のカレー。
映画で例えるならば、國村隼さんや小日向文世さんを主役に据えた作品と言えるかもしれません。

もちろん、この丸ごと玉ねぎカレーにハンバーグやカツなどのトッピングを加えることも可能。
けれどたまには、玉ねぎの渋い演技を楽しむことに徹しても良いのではないでしょうか。


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スリランカと日本、食文化交流の小さな拠点。「ニコニコまぜ麺&カレー」(岩本町)

秋葉原のはずれ、岩本町駅の近くでひっそり営業する、ちょっと変わったお店。


「ニコニコまぜ麺&カレー」

まぜ麺とカレーライス、そしてスリランカカレーのお店です。

お店のお兄さんはスリランカ人。
道路向かいにちょうどイスラム教会「マスジドヌサンタラ秋葉原」がある関係から、
ハラール対応のまぜ麺と日本式カレーライスのお店としてオープン。

後にスリランカ料理もメニューに加わりました。

ですので、まぜ麺とカレーライスにはスリランカ要素なし。
カレーもスパイスもスリランカ料理とは別仕込みとなっているようです。

さてさて、どれを頼むか悩むところですが・・・


★ポタージュカレー麺 ¥650

カレー味のまぜ麺にしてみました。
ハラール対応ですから肉は鶏チャーシューになっていますね。


麺は中細麺。
一気に混ぜ込み、カレーを絡ませましょう。


カレー味はなかなか濃厚。
もちろん、日本のカレー粉的味わいです。
辛さはデフォルトではかなり控えめ、オーダー時に辛さアップをお願いすることもできます。

セットでライスが付いてくるのですが、これが一般的な日本のミニライスと比べるとなかなか多め。
ですが最後に残ったカレー(ポタージュ)がかなり濃厚なので、一気に米を消費することができます。

せっかくなのでテイクアウトでこちらを。

★サモサ 02pieces ¥350

スリランカ式サモサです。
インド料理店のものとは、見た目こそ似ているものの着地がだいぶ違います。
皮は薄めで揚げ餃子の如し、中はカレー味(というかツナパハ味)がかなり濃厚。
インド料理のサモサのようにジャガイモでお腹が膨らむという事もなく、完全に酒が進むおつまみですね。


親日国であるスリランカ。
ハラール対応で日本の食文化の裾野を広げつつ、日本にはスリランカ食文化の魅力を伝える。
とても小さなお店ですが、食を通じた文化交流の「場」としてとても意義のある存在なのではないでしょうか。

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ニコニコ まぜ麺&カレー



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アキバでジャワ現地式カフェタイム。「チンタ ジャワカフェ秋葉原店」(秋葉原)

秋葉原でリアルジャワ料理!


「チンタ ジャワカフェ秋葉原店」

2014年、ジャワ料理を中心とした現地式インドネシアレストランとして平塚にオープンした「チンタジャワカフェ」の支店。
現在は渋谷にもお店を構えています。

14時30分を過ぎるとカレーの選択肢が急に狭まる秋葉原、通し営業の貴重なお店でもあります。


店内には他に客が7人ほど。
みなインドネシア人の様子です。

イスラム教徒が多いインドネシアですから、こちらの料理はハラール対応。
ビル内には礼拝室もあります。

メニュー数はとにかく多く、初めての方は迷ってしまうでしょう。
お一人様で迷ったら、いろいろなおかずがワンプレートになったナシチャンプルー。

ですがこの日はなんとなく汁物の気分だったのでこちらをオーダーしました。


★ラムジャワーカレー ¥1120
★白ご飯 ¥310


ジャワスタイルのグレカンビン GULAY KAMBLNG。
ココナッツミルクをたっぷり用いたスープカレー的な一品です。

提供はどんぶりスタイル、まずはその量に怯みます。

ですが食べてみればスープに溶け込んだ羊肉とココナッツミルク、そしてニンニクの濃密な旨味で食がどんどん進みます。
レンゲでご飯を掬い、北海道スープカレーのように浸していただければまるで羊茶漬け。
さすがの「チンタジャワカフェ」、味付けは抜群ですね。

辛さ調整はサンバルで行えます。

スモールサイズがあれば頼みやすいかなとも思いつつ、それは日本人発想にすぎないなと反省もしつつ。


★ジャワコーヒー ¥370

コーヒーの産地としても有名なジャワ島。
この店では現地式で提供されます。

つまり、フィルターで濾過せず、細かく挽いた豆をそのままコーヒーカップに入れお湯を注ぐわけです。
酸味が限りなく少なく、苦みとコクに特化したジャワのコーヒー豆ならではの飲み方。
勢いよく飲むと粉が口に流れ込むので、ゆっくり、上澄みを飲んでいきましょう。

店内に流れるガムランのゆったりとした音色。

慌ただしい秋葉原で一息つくには最高の空間ですね。

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チンタ ジャワ カフェ 秋葉原店



関連ランキング:インドネシア料理 | 秋葉原駅岩本町駅末広町駅


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令和に受け継ぐ、昭和カレースタンド物語。「インデラ」(神田)

神田駅西、昭和の佇まいそのままのカレー専門店。

「インデラ」


入り口には「カレー店」と書いてあります。

扉を開けると地下へと続く階段が。
今作るとしたら贅沢すぎる空間使いです。

調度品から何から、昭和へ完全なるタイムスリップ。
カウンター席のみながら広々とした空間をご高齢のマダムがお一人で回しています。

この日は閉店時間18時ギリギリの入店。
事前に電話連絡すると、待っててくれるとのことで急行。

席に着くと
「カレーは普通でいい?それともハード?」


そう、こちらのカレーは普通と辛口に当たるハードの2種類のみなんです。

「ハードでお願いします」

穏やかな空気感にミスマッチな言葉のやりとりがちょっと面白い・・・

卓上にはちょっとビビってしまうほどの副菜が。

らっきょや福神漬けといった定番からザーサイ、きんぴら牛蒡、ピリ辛コンニャク、蓮根のごま味噌漬けまで、その数17種類。

「残り物だけになっちゃったけどねぇ」

普段は20種類から30種類あるのだとか。

「コロナでぱったりお客さん来なくなっちゃった」


★ハードカレー ¥750

やってきました。
これこそジャパニーズ・カレーライス。


豚肉の旨味がしっかりと溶け出した「カレールゥ」、辛さは程よくオトナな苦味がまた心地よいんです。
これは、かなり好きなカレーライス。
お米は新潟産。かなり量はあるんですが、数多の副菜をおかずにしながらいくらでも食べられちゃいます。

東京のど真ん中に、こんな素敵な昭和カレーが保存されているなんて。

聞けば、このお店を始めてか今年で53年めになるそう。
(1968年、昭和43年創業かな)

マダムの実家は四ツ谷で、母親ひとりになり、姉と2人で何かやらなきゃと思った時に、
幼なじみの麻雀仲間が、新橋東口の地下鉄乗り場近くでカレースタンドを始め大当たり。

当時カレーは洋食屋さんで食べるもの。
カレー屋さんはおろか、飲食の専門店なんてなかった時代。
新橋のお店ではさっとカレーを食べて、さっと電車に乗れる。
高度経済成長時代で、サラリーマンがモーレツに忙しかった時代、そのクイックさがうけたようだ。

「これからの時代はスピードよ」

そう言われ、公務員の家で育って商売経験はないけれど、カレー屋をやってみようかしらと決断。

お店を施工するとき「カウンターだけのカレー専門店にしたい」と伝えると、
最初「え?やった前例がないからわからないけども」と言われた。
完成したらスナックみたいな感じになっちゃった。
ただ「食事するからカウンターの奥行きは広くとって」とは伝えていたから、そこはまあなんとか。

未経験からのスタートだったから、最初は新橋のお店からコックさんに来てもらって一から教えてもらった。

赤いデニムの前掛けをして、お皿はこれで、というところまで。

関西では生卵をカレーに落とすというのもコックさんに教わった。
東京ではそんなの誰も知らなかったからやってみようとなった。

白い卵だとなんだか寒々しいから赤卵にしましょうと姉が言った。

最初は何から何まで教わった通り。

「あ、お皿だけは自分たちで変えたの。最初こんな薄い皿でって言われたけど、深い皿の方が食べやすいでしょ?」

オープン当時のカレーは120円。
「はやい・やすい・うまいで行けば繁盛するわよ」という幼なじみのアドバイス通り、お店には次々とお客さんが来た。

「あの時代に合っていたのね」

昔は今みたいに海外から食材が入ってくることもなかったわけだけども、

「仕入れる材料も作り方も全然変えてないのよ。カレー粉はS&BとC&B、醤油はキッコーマン。変えると味がかわっちゃうのよ」



10年前にお姉さんは癌で亡くなり、いまはお一人での営業。

「仕入れは全部、現金で。それが一番安くしてくれるのよ。」

昭和の時代に置き去りにして、なくなりかけていたものが、この場所にはあります。

ぜひ、行ってみてください。

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インデラ



関連ランキング:欧風カレー | 神田駅新日本橋駅小伝馬町駅


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柏の超名店カレー、神田に参上! 「カレーの店 ボンベイ神田店」(小川町/淡路町)

攻めてます。

びっくりしました。

柏を代表するカレーの名店「ボンベイ」が恵比寿に続き、カレーの聖地・神田へと新店舗オープン!

場所は小川町交差点すぐ。
スタイリッシュな外観が目立ちます。

「カレーの店 ボンベイ神田店」

2021年11月30日オープン。
恵比寿店で出会った近隣の飲食企業とタッグを組んで実現した神田出店。
ただし決してFC展開ではなく「ボンベイ」主力スタッフを投入し満を持してのオープンとなりました。

レジェンドカレー店「デリー」から派生した「デリー系」とも言われるボンベイですが、柏で開業したのは1968年。もはや超老舗の域です。


看板には「少しですが特別なメニューも用意してます」の一文。いったい何が??
ワクワクするではありませんか。


前の飲食店を居抜き、白と黒に統一された店内。
壁紙を剥がしたままのラフな白壁をそのまま見せるあたり、マルタン・マルジェラのアンチモード、ポペリズムに通ずるものを感じます。

ちなみに柏ボンベイのスローガンは「WORKING CLASS HERO」(ジョン・レノンですね)。
内装ひとつとってもそのスタンスを貫いているわけです。

さて、柏ボンベイの名物といえばやはり「デリー」譲りの激辛カシミールカレー。
頼まないわけにはいきませんね。

★カシミールカレー ¥900

シャバシャバ真っ黒なカレーにゴロっと鶏むね肉。
これぞカシミール。
ロゴ入りの皿に盛られたご飯はガッチリ硬めの炊き加減。そうじゃなきゃ。

トッピングで納豆を追加してみました。
「納豆カシミール」最高です。

ビシッとクセになる辛さは「デリー」譲り。
しかしこの日、あることに気がつきました。
それは鶏肉の下処理の違い。
「デリー」がインド・パキスタン料理をルーツに据えているのに対し、こちら「ボンベイ」の鶏肉は洋食やフレンチに通ずる下処理で、より香ばしいんです。
同じレシピから派生しても50年以上の時を経て、飲食店としてのスタンスやあり方の違いが肉ひとつとっても出てくるワケですね。

そして、ボンベイ独自のスタンスは冒頭の看板にあった「特別なメニュー」にも表れていました。

★ボンベイのナポリタン ¥900

カレースパゲティではありません。
昔ながらのナポリタン。
カシミールたまごが乗っている以外にカレー要素なし。
なのにこちら、反則級に美味い。
何が美味いって、麺が美味い。
昔ながらのナポリタンながらやや細麺でモチッとしつつ歯応えもある絶妙麺。聞けば柏のこだわりある製麺所から仕入れているそうです。

なるほど、柏のWORKING CLASS HEROは、めちゃくちゃスタイリッシュでめちゃくちゃスパイシーながら、ストンと腑に落ちる大衆洋食屋さんでもあるわけだ。

そして!
聞いてみるもんです。
こちらにもありました「あの」メニュー!


★赤キーマ ¥1000

恵比寿店の裏メニューながら、その圧倒的にインパクトある味わいで大人気になった赤キーマ。
こちらでも裏メニュー扱いですが、聞けば大抵用意されているようです。
肉肉しいドライキーマにしっかり染み込んだカシミールカレー。辛い旨い辛い旨いのスパイラルが堪りません。
食感に楽しい変化をもたらすカシューナッツとブラウンマッシュも健在です。

このカレーはやはり、お酒にあわせるのが吉。

缶のワインが置いてあったのですが、飲みやすくて赤キーマにズバリ合いましたよ。
もちろん、赤には赤で。

こちらお隣の席の料理。

やはりスタイリッシュですね。
白いテーブルクロスがまた洋食レストラン気分を盛り上げてくれます。


この日は磯野シェフもお店に。
柏の名店「ボンベイ」、東京でも大旋風を起こしそうな予感です。


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東京ボンベイ 神田店



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