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カレー&スパイス・新潟県

        

洗練された空間で、時代のセンス感じるスパイスカレーを。『米山咖哩食堂』(新潟)

category - カレー&スパイス・新潟県
2022/ 05/ 16
                 
新潟というのは不思議な街で、時折「ここは東京?」って思うほど洗練された場所があったりするんです。
このお店はまさにそう。


『米山咖哩食堂』

新潟駅南口から徒歩4分、中央区米山にて2020年8月オープン。


お鮨屋を改装した店内はカウンター席、小上がり席とあり、地方のカレー店とは思えないほどスタイリッシュです。


提供されるカレーだって手が込んでいます。
チーズキーマ、四川麻婆咖哩麺などバリエーション豊か。

その丁寧かつ立体的な盛り付けは、やってきた瞬間皆「わぁ」と声が漏れるほどの美しさです。

ほら。

★2種あいがけ(骨付きチキンカレー+ドライキーマ) ¥1000(税込)

見てください、この高さがある盛り付け!東京でもトレンドとなっている「ドライ&ウェット」スタイルのあいがけです。
ライスの頂にドライキーマとゆで卵、その周辺に骨付きチキンカレーの海が広がり、
まるでカレーのモンサンミッシェルとでもいうべきフォトジェニックさ。


見た目だけではありません。
ビーフとポークを合い挽きし、極限まで水分を飛ばしたドライキーマはホールスパイスたっぷりの本格派。
チキンカレーの肉は驚くことにチキンレッグ丸ごと。スプーンでほぐしながらいただきます。
最後はもちろん、ドライキーマをチキンカレーの海に崩し落として、混ぜ合わせちゃいましょう。

副菜ひとつひとつも彩り豊かで丁寧な仕上がり、作り手の愛を感じる素敵な一皿ですね。


★マサラチャイ ¥500

食後はシナモン&カルダモンがしっかり効いたチャイで。

実に楽しいカレーと、実に居心地が良い空間。
これからも新潟カレーシーンを面白くしていってくれることでしょう。

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関連ランキング:カレー(その他) | 新潟駅


                         
                                  
        

日本最古の西洋料理店が新潟に。貴重な歴史的カレーをいただく。「イタリア軒」(新潟)

category - カレー&スパイス・新潟県
2022/ 05/ 14
                 
日本最古の西洋料理店が新潟に?


『イタリア軒』

1874年(明治7年)、サーカス団のコックとして来日したイタリア人ピエトロ・ミリオーレ氏が新潟で開業。
当時「新潟の鹿鳴館」と言われた、日本最古の本格的西洋料理店であると同時に日本初のイタリア料理店とも言われています。
現在は『ホテル イタリア軒』として営業を継続しています。



歴史を感じる荘厳な空間。


創業者ピエトロ・ミリオーレ氏の写真もありました。

そして『イタリア軒』といえばカレー。
創業当時からの味を受け継ぐカレーをいただくことができるのは、一階の『リストランテ マルコポーロ』。


★ペローニ ナストロアズーロ ¥950

扱うビールもイタリアンです。


★チキンとビーフのあいがけカレーライス ¥1350
★セット +¥400


1874年創業当時からの味を受け継ぐチキンカレーと、コクたっぷりのビーフカレーのお得なあいがけです。


昔ながらのレシピを受け継ぐチキンカレーはどろっとして黄色く旨味たっぷり。
新潟名物「バスセンターのカレー」にも影響を与えていることが推測される味わいですね。


一方のビーフカレーは「ザ・欧風」の奥深さ。
さすがは米どころ新潟、ライスが美味しいのもポイントです。


プラス400円でセットにするとサラダ、スープ、そして食後のコーヒーが付いてきます。
歴史ある空間で優雅にカレーをいただくなら、是非つけてみましょう。


★濃厚焼きチーズケーキ ¥520

カレーの後にぜひ食べていただきたいのがこちら。
びっくりするほど濃厚なチーズケーキなんです。
ほんの少しつまむだけでホロホロっと口の中で崩れ、ミルキーな味わいが広がります。
これは凄い。
サイズ以上に食べ応え抜群の逸品チーズケーキです。
コーヒーとの相性も抜群ですよ。

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関連ランキング:洋食 | 白山駅新潟駅


                         
                                  
        

三条カレーラーメンの老舗で肉三昧。『大黒亭 松屋小路店』(北三条)

category - カレー&スパイス・新潟県
2022/ 05/ 11
                 
今や新潟五大ラーメンの1つに数えられるご当地グルメ「三条カレーラーメン」。
その発祥といわれるのが創業1933年の大老舗『大黒亭』。

現在『大黒亭』は市内に3店舗あり、その『松屋小路店』へと訪問。

『大黒亭 松屋小路店』

1957年、『大黒亭』創業者の息子さんが暖簾分けでオープンしたお店です。


初代店主が戦前東京で働いていたレストランで食べたカレーがきっかけで生まれたのが『大黒亭』のカレーラーメン。
既存のルゥが手に入らなかった時代に、小麦から自家製のルゥを手作りしていた製法を今も受け継いでいるそう。

三条カレーラーメンにはラーメンスープにカレーをあとからかける「あとがけ」タイプと、
スープをカレー味で仕込む「カレースープ」タイプがありますが『大黒亭』は後者。

お店ではカレーラーメンではなく「カレーそば」と呼ばれています。

『松屋小路店』の雰囲気はとてもアットホーム。

写真撮影はOKどころか積極推奨。


地元の食材を積極的に用いるだけでなく、


地元出身者も積極的に応援するスタイルに和みます。

さて、『大黒亭』のカレーそばは、基本レシピは共通ながら店舗ごとに個性があります。

『松屋小路店』ではこんなスペシャルバージョンも。

頼まない理由はありません。


★肉三昧カレーそば ¥1250

2種のチャーシューに加え、越後のもち豚を用いた中華風とんかつがドン!と乗った豪華版カレーそば。


煮干と昆布の出汁をとったスープに自家製カレールーをミックスして作ったカレースープはとろみがあり、なかなか冷めないタイプ。
ネギの代わりに玉ねぎが用いられているのも特徴ですね。


麺は自家製。
ストレートな細麺で、麺と麺の間にカレーが良く絡みます。
一方、もち豚仕様の中華風とんかつはきめ細かな肉質で単品としても満足できるクオリティ。
そこに食べ応えあるチャーシューの旨味も重なりあい、なんとも贅沢な一杯に仕上がっています。

充分に満腹、
充分にカレー食べた感、
充分にラーメン食べた感、
充分にお肉を食べた感が全て備わりつつ、
意外にも食後感は重くないのも素晴らしいところ。

「また食べたい」と思わせる食後感も、お店が長く続く秘訣なのでしょう。


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関連ランキング:ラーメン | 北三条駅三条駅

                         
                                  
        

新潟カレーシーンの異端にして最先端。「スパイスプッシャー164」(白山/新潟)

category - カレー&スパイス・新潟県
2022/ 01/ 17
                 
新潟の感度が高い皆さんから口々にその名が挙がるのがこちら。

「スパイスプッシャー164」

看板もなく、アングラ界隈の方々が集う喫茶店のような店構えに一瞬怯みますが、大丈夫怖くはありません。

まずカウンターでオーダーしてから、好みの席へと着きましょう。

ちなみにカレー以外の店内写真撮影禁止、食べログへの口コミ投稿も禁止。
素敵な店内がググってもなかなか出て来ないのはそういうわけ。

カレーメニューは日変わりの3種。定番のチキンカレーも日々改良されているようで、
メニュー名にはそのバージョンが記されています。


★トリプルあいがけ ¥1400(税込)
日々内容が変わるスパイスプッシャーのカレー。
この日は「胡麻山椒ポークキーマ」「バラナンコツ」「チキン1.9」の3種。
あいがけでオーダーすると、それぞれのカレーの境目とライスの上に副菜がついてきます。

随所に見られるスパイス使いの遊び。
それぞれのカレーを堪能したら、最後はぐわーっと混ぜていただきましょう。

情報が少なく、謎に包まれている部分もありますが、とにかくこれだけは言えます。

ここのカレー美味いですよ。

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新潟、町中華インドカリーの秘密。「東来順」(新潟)

category - カレー&スパイス・新潟県
2022/ 01/ 01
                 
「新潟にカレーが美味しい町中華がある」との噂を聞いてやってきたら、ぶったまげました。

こんな町中華ある??



「東来順」(とんらいじゅん)

新潟の中心街からちょっと外れた場所。
小さなお店です。

一見普通の町中華、メニューにもラーメンや餃子はあれどカレーの文字は無し。
と、ふと壁を見れば・・・・

ありました。
中華なのに「本場インドカリー」とはこれ如何に???
早速オーダーしてみましょう。


★本場インドカリー ¥850

うわぁ、素敵すぎる。
ソースポットに並々盛られたカレー、オーバルなステンレス皿に日本米のライスと福神漬け。
サラダに・・・チャパティ。

え??チャパティ!?


カレー自体はシャバシャバながら、少しとろみがある感じ。
なかなかの辛さの中にねっとりした甘み。フルーツかな?
ホールのクミン、カルダモンにクローブ、ブラックペッパーもたっぷり入って、ビシバシと来るスパイシーさが素敵です。
インドのような、欧風のような、けれどどこにもなさそうなスパイシーカレーですね。


チャパティはミッシリ食感。ちょっとスリランカのポルロティを薄くしたような感じでもあります。

ちなみに870円の「インドカリーセット」は小鉢に入ったインドカリーと福神漬けつきライスに中華そばとサラダがついたもの。
ソースポットに入ったカレーやチャパティをいただきたいならセットじゃないほうをオーダーしましょう。

しかし、町中華でなぜこんなに個性的なカレーが提供されているのでしょうか。

そのルーツは1964年、前の東京五輪にあったようです。

この「東来順」のご主人はかつて新潟市中央区にあった「広東飯店」で修業した方。
「広東飯店」の小沼シェフは1964年東京五輪の選手村にコックとして招聘された際、インドからのシェフとの交流でカレーのレシピを習得。自身の店でメニュー化し提供をしていたそうなのです。

そして実は「広東飯店」で修業したシェフによる中華料理店が他にも2店、三条市の「華園」と五泉市の「鳳龍飯店」。
そのいずれもインドカリーを提供しているというのですから興味は尽きません。
しかも、お三方とも「広東飯店」のインドカリーレシピを細かく習ったわけではないため、それぞれの解釈でそれぞれ味わいが異なるインドカリーを提供しているのだそう。

これはいずれコンプリートせねばなりませんね。

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