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カレー&スパイス・山形県

        

米沢市民のソウルフードは牛じゃなく羊って本当?酒と羊とスパイスが堪能できる夢の国へ。『なみかた羊肉店』(米沢)

category - カレー&スパイス・山形県
2024/ 02/ 07
                 
世間一般に「米沢」と聞けば「牛」と思うでしょう。
けれども、米沢の皆さんが普段親しみ食べているのは牛肉より羊肉、という話があるんです。

え!ほんと??

そんな米沢の羊食文化を象徴するようなお店がこちら。

昭和33年創業。

『なみかた羊肉店』



建物や車両には「義経焼」の文字が。
「米沢市民のソウルフード」とあります。

皆さんも聞いたことがあるかも知れません。
兄、源 頼朝に討ち取られたとされる「牛若丸」こと源 義経ですが、
実は生き延びて大陸に渡り、成吉思汗(ジンギスカン)と名を変え一大帝国を築いたのだという伝説を。

この「義経焼」という呼び名にはそんなロマンが込められています。

お店の1階はお肉の販売所。


2階が広々としたお座敷のあるレストラン『めえちゃん食堂』になっています。

『なみかた羊肉店』4代目店主の行方進之介さんは20代で45ヵ国を巡り、世界各国の羊肉文化を追及。
そんな中、当然の成り行きとして様々なスパイス料理にも触れてきたことから、現在の『なみかた羊肉店』はスパイス料理の要素も兼ね備えたお店となっているのです。

オーダーはタブレットから。

山形県と言えば外せないのは日本酒。
ここでも流石のラインナップなのですが、旅行者にとってありがたいのは、飲み比べセットがあれこれ用意されていること。
しかも安い!安すぎてビックリ!!


★我山流 四種飲み比べ ¥980

米沢が誇る「新藤酒造店」の代表銘柄「我山流」、そのラインナップを飲み比べるという有難いセット。


★山形 酒蔵の梅酒 三種飲み比べ ¥650

山形の東光吟醸梅酒、山形正宗純米梅酒、上喜元純米梅酒の飲み比べ。


★十四代 飲み比べ ¥1380

銘柄は時期によって変わるようです。


とにかくいろいろあってキリがありません。
いろんな種類が楽しめて、日本酒好きにはパラダイス。

他にも地元のクラフトビール「米沢ジャックス ペールエール」なんかもあって、楽しみは尽きません。

おっと、料理に行ってみましょう。
もちろん、羊尽しで。


★ラムチョップ(1本) ¥880

上質な赤身のロースと甘味のある背脂を一度に味わえるラムチョップステーキ。

自家製の熟成発酵させた超大粒マスタードとバルサミコ酢ソースをつけていただきます。
流石というか、ジューシーな弾力、あふれ出る旨味がたまりません。


★幻のラムタン焼 ¥1650

これにはビックリしました。
柔らかく弾力ある噛み応えはちょっと他では味わえないもの。
米沢に来たら絶対試していただきたい贅沢品です。

その他、燻製仔羊タンをのせた「いぶりがっこ」のポテトサラダや、「鶴橋産のキムチ」、油淋鶏やパーコーのようなスパイス使いの「ラム唐揚げ」などを堪能しまくりつつ、そろそろメインの料理に行ってみましょう。


★元祖 義経焼 一人前 ¥1390

この日はスペシャル、ご店主の行方進之介さん自ら焼きに来てくださるという!!

いわゆる「ジンギスカン鍋」でキャベツとともにじっくり焼いてゆきます。


見てください、これが焼き上がりの手本。
昔からの製法で味付けもしっかり、肉の旨味もしっかり堪りません。

ちなみにこちら昔ながらの定番メニュー『元祖 義経焼』は冷凍ラム肉を使用しているのですが、
生ラム使用バージョンの『牛若丸焼』というのもあり、こちらはさらに肉の柔らかさが堪能できます。


★愛盛りジンギスカン(3種の部位盛り合わせ) ¥3280

こちらは美しい羊の赤身、肩ロース、赤身上モモ、ショルダーの三種の組み合わせ。
一度も冷凍することなく、28日間以上熟成させた「熟成生ラムジンギスカン」。

いやもう。
東京で食べたらいくらするんだろう・・・

羊肉をこれでもかというほど堪能しまくって実感したのは、羊っていくら食べても脂の重みというのが無いんですよね。

そうか。なるほど。

米沢が全国に誇る「米沢牛」は確かに美味いけれど、普段食べるには脂がリッチすぎる。
こちらはおもてなしや特別な日の肉というわけだ。

一方の羊肉は、旨味は濃厚なれど脂は軽やか。
食べ慣れた人にとってはこちらなら日常的に食べられるというわけだ。

しかもめちゃくちゃリーズナブルなわけで。

聞けば学生さんたちが学校帰りに立ち寄って羊肉を食べて行ったりもあるそうで、ほほう。
米沢でここまで羊肉が愛されているとは、全く知らなかった事実なのです。

〆はこちら。

★羊屋謹製バターラムカレー ¥650

カレーに最適な仔羊モモ肉を柔らかくなるまでじっくり煮込み、独自ブレンドした13種類のスパイスで仕上げた北インド風のカレー。いわゆる「バターチキン」の羊肉バージョンですね。
米は米沢産「つや姫」を使用、バターやクリーム感は抑えめで、羊肉の食感と旨味を活かしています。
羊肉の専門店だからできるチューニングで、カレー好きなら食べておくべし!!

さらにデザートも。

★羊乳チーズとはちみつのジェラート ¥370

羊乳で作った「ペコリーノロマーノ」使用。
ここでも羊にこだわるのはあっぱれというしか。
店主がイタリア中部のプラトヴェッキオ・スティーアで羊を飼いながらペコリーノチーズを生産する農家さんを訪ねた際、
いただいたデザートに感激して作ったそうです。
これめちゃくちゃ美味いです。今すぐまた食べたい。

最初から最後まで酒酒酒と羊羊羊で押し通しつつ、ここまで幅広い楽しみ方ができるなんて、まさに酒と羊のテーマパーク。
ここを目的に米沢へ来ても後悔はしないはずです。

「米沢に行ったら羊」

ぜひ覚えておいてください。

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インターネットには存在しない、伝説のインド料理世界。『ジャイ(JAY)』(山形)

category - カレー&スパイス・山形県
2023/ 10/ 13
                 
(2021年4月訪問時の情報です)

世に伝説といわれるカレー店は数あれど、ここ以上のお店はないでしょう。

いや、最早カレー店と呼ぶこと自体失礼かも知れません。

それほどまでに、さまざまな伝説、さまざまな噂が詰まったお店。

山形市。

賑わう中心街のすぐ裏手路地に、その店はあります。


『ジャイ(JAY)』

小さなスナックのような佇まいです。
入っていいのかどうか迷うかも知れません。

ですが「やってますか?」というコトバはこの店ではNGワード。
そう訊いた時点でお店へは入れない、そういう噂。

入り口の看板に明かりが灯っていれば「営業中」の証。
そのまま入りましょう。

おっと。

30歳以上の男性の短パン履きはここではNG。
即退店、そういう噂。

ともあれ、お店の中はただならぬ雰囲気です。

ただならぬ雰囲気、ただならぬ存在感の店主、由利三(ゆりさん)さんが出迎えてくださいます。

由利三氏はまだ、インド料理店が日本にほとんどなく、日本語で記されたインド料理本もなかった1970年代からインド料理を作り続ける、日本人インド料理シェフのパイオニア的存在で、幾多の巨匠たちから「ナンバーワン」と一目置かれる腕と知識の持ち主。

1980年には伝説の深夜番組『イレブンPM』で日本一のインド料理に認定されたそうです。

もともとは都内の吉祥寺で『だんらん』というお店を営み、その後仙台へと移り『ジャイマール』という名前で営業を続けました。
そして2001年12月に山形県へ移住しこの『JAY』をオープン。

『JAY』とは「勝利」という意味だそう。

提供するのはインドの家庭的な野菜料理と、ムガライ宮廷料理の流れをくむ肉料理。

一般的にイメージするナンとバターチキンのようなインド料理とは全く別物の、いろいろな意味でリアルなインド料理がいただけます。

料理の内容はそのときどき。
さて、この日は。

★カリースペシャルセット ¥2640
・ムルグカリー
・アンダーマサーラー
・ヴェジタリアンカリー
・プラオ
・プーリーorチャパティ
・チャトニー
・ピックルス
・マサーラチャイ
・ライタ
・焼きものの中から一品


パンはプーリーを、焼きものはシャミカバブを選択しました。


これらの料理について、生半可な説明は野暮というものでしょう。
ともあれ、これだけの品数のインド料理をご高齢のシェフがお一人で、黙々と作り続けていること自体、只事ではない。

そして、私自身もはじめ驚き、他の訪問者に訊いてもみな驚くポイントがひとつ。

一品一品が酸っぱいんです。
それもただタマリンドやレモンで加えたというのではなく、熟成されたような酸味がある。
別の機会に由利三さんの料理をいただいた時もそう。

一瞬「ん?」と思うかもしれないけれど、食べ進むにつれこの酸味があってこそ、と思うようにも。
他国の料理で例えるなら、キムチや梅干し、初めて食べる人は酸味を抑えたものを好むかもしれないけど、徐々に酸味がしっかりのものを欲するようになる、その感じに近いかも。

「酸っぱいでしょう?」由利三さんも言う。
インドのインド料理の「こんな感じ」を堂々と表現、これは一般的なレストランではビビッてできないでしょう。

なんにせよ、不思議に食がガンガン進むことは間違いないんです。

こちらはサービスで出してくださったインド・ラジャスタン地方の「トマトとジャガイモ煮込み」(フィリーニー?)。

月ごと、インドの地方ごとのテーマを決めて料理教室をひらく由利三さん。
それに合わせ作られる手書きの新聞「ジャイ通信」は、その地方の料理だけでなく文化についても記述された保存版。
情報が簡単に手に入らない時代から独学で研究をつづけた由利三さんだからこそ。

そしてそれは逆に、なんでも簡単に検索できる反面、「どんな情報もネットで手に入る」と思い込んでしまっている今の人々たちへのアンチテーゼでもあります。

本当にリアルな一次情報は、自ら労力を費やして取りに行かねばならない。

こんな当たり前のことを、全く知らない人が大量生産されている今だからこそ、この『JAY』と由利三さんの存在は貴重なのだと感じます。


ところで噂では「由利三さんはかつて演劇関係の方だったらしい」と聞いていました。
確かに料理への探求心、知的好奇心はまさに、そういった芸術関係との親和性を感じるのですが、その真相についてもご本人から伺うことができました。


曰く、バブル以前の経済成長期、六本木や新宿の巨大キャバレーに設置されていた巨大水槽。
その水中ショーの演出(ライティングや衣装など)に携わっていたそう。

「そういう需要もなくなってね。」

やはり只者ではありません。

ネットで知ることができるその何倍も深い世界が、ここにはありました。


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地元野菜をモリモリ食べる、米沢流スープカレー。「スープカレーらぁじゃ」(米沢)

category - カレー&スパイス・山形県
2021/ 04/ 29
                 
米沢に15年続くスープカレー店があると聞き、早速行ってきました。

オシャレな看板と・・・


レトロな看板。

ここですね。

「スープカレーらぁじゃ」

オープンは2006年。
北海道スープカレーを米沢の地でアレンジ。
今では「米沢ブランド」としてピックアップされるほど地域に根付いています。


一見カジュアルな喫茶店風の店内ですが、その奥にある座敷席がちょっと凄い。


実はここ、地区150年の古民家を改装したものだそうです。


隣りの健康靴ショップとは中で繋がっています。
なるほど、カレーと靴、健康維持ってトコで繋がってるんだ。


店内の本棚には「ラズウェル細木 公認文庫」の文字。

ん?
実は漫画家のラズウェル細木さんは米沢出身。
こちら「らぁじゃ」のマスターとは同級生で、お店にも来たそう。

ラズウェルさんの代表作「酒のほそ道」25巻には、こちらのお店も登場しています。


ということで、オーダーしたのはやはりこちら。


★ラズウェルさんスペシャル ¥1980(税込)

ラズウェルさん来店を記念して作ったスペシャル仕様のスープカレー。
辛さは追加料金なしのマックス〈大辛〉でお願いしました。


しかし野菜の量が凄い。
一見してこれがカレーとはわからないほどですね。
ハート型にカットされたワカメも可愛いです。


北海道スープカレーでは大ぶりの野菜をどかどかっと入れることが多いですが、こちらは小さくカットされた野菜がとにかく多彩。結果スープに比して野菜の割合がとても多く、スープに浸した野菜を食べる一杯と言えるほど。

実際、スパイス構成は極限までシンプル、かつ油控えめにすることで、地元産野菜の味を楽しむチューニングにしているそう。
辛さも大辛でありながら、相当スッキリしたレベルでした。


さり気なく入っていたソーセージがとても味濃くすばらしかったのですが、こちらも隣町・高畠で作っている無添加ソーセージとのこと。

地産地消へのこだわりが凄いですね。


★しょうが湯 ¥400

野菜をたっぷりいただいた後のしょうが湯。たまりません。
カレーはもはや、日本の郷土食。
そのことを実感できるスープカレーなのでした。

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過去と現在とを繋ぐ、シネマ通りのカレーと珈琲。「ボタコーヒー」(山形)

category - カレー&スパイス・山形県
2021/ 04/ 17
                 
山形。
かつて映画館が並ぶ繁華街として賑わった「シネマ通り」。
映画館がなくなりシャッター商店街と化したこの通りに最近、古い店をリノベーションした面白いお店が続々と登場しているようです。


「洋傘のスズキ」

100年続いた老舗傘店・・・の看板を受け継ぎ改装したこのお店、一歩中へ入ると雰囲気の良いカフェ&BARでした。


「ボタコーヒー」

そう、この辺りではかつての看板をそのまま残して新しくお店を始めるパターンが多いんです。
温故知新ですね。


雰囲気の良いバーカウンター、テーブル席、ソファ席、物販棚の裏の隠れカウンター席。
どこに座ろうか、この時点でワクワクしてしまいますね。

メニューを開けば、自家焙煎のコーヒーと自家栽培の野菜、そしてカレーがメイン。
いやはや願ったり叶ったり。


このあとカレーディナーを控えていたので、軽食にしてみました。


★キーマカレーホットサンド ¥550

軽食と言ってもちゃんとカレーです。
ギュッとプレスされたトーストの中にはたっぷり優しいキーマカレーが。


★ボタコーヒー酒 ¥600
・テーブルチャージ ¥500


軽食と言ってもしっかりお酒です。
自家焙煎の珈琲とウイスキーで作った一杯。
予想以上にコーヒーもアルコールも濃い、ですね。

ちなみにお通しにはMIXナッツが出てきました。

寛ぎながらめにゅーをぱらぱらめくっていると、最後のページに気になる情報が。

なんと、二階には「ボタシアター」と名付けられたシアタールームがあるんですね。
予約制で個人が自由に使えるほか、山形ビエンナーレや国際ドキュメンタリー映画祭の会場、セミナー利用、リミテッドショップなどに活用されているようです。


一度途絶えた、ここが「シネマ通り」である由縁を再び呼び起こす、素晴らしい場づくりですね。

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上杉神社前のレトロポップインド料理。「インドカレー シバヤ」(米沢)

category - カレー&スパイス・山形県
2021/ 04/ 14
                 
米沢はいままさに桜満開。


米沢城址、上杉神社のちょうど向かいにあるインド料理店。


「インドカレー シバヤ」

レトロポップな外観から、最初は古いお店かと思ったのですが、オープンは2017年。
米沢民に親しまれるインド料理店「ラグパティ」の姉妹店です。


客席は一階と二階。貸し切りも可能だそうです。

メニューはいわゆる北インドのナン&カレーが中心。


ビリヤニの代替品「インドチャーハン」なるものも。
インネパ店によくあるネパールのモモやベトナムな生春巻きなどは無く、かわりにインド料理をアレンジしたメニューがちょこちょこ。

外食ランチ=ラーメンというほどラーメン天国の米沢らしく、ランチ限定で「アーユルヴェーダ インドラーメン」なるメニューもありましたよ。


★マトンコルマ ¥890
★さつまいもナン ¥500


今回は単品組み合わせでオーダーしてみました。

ターリー皿にまとめて提供されるのが何気に嬉しいですね。


◎マトンコルマ

カシューナッツを用いた北インドのクリーミーなカレー。
辛口にしてもらったら、甘さと辛さが共存するちょっと不思議な味に。


◎さつまいもナン

ジャガイモじゃなくさつまいもをナンに入れるのは見たことないかも。
ベースのナンは薄めながらしっかりした食感で案外好み。さつまいもの甘みが効いています。

お店の雰囲気も接客もフレンドリー。
学生さんは10%割引など、地域のインド料理店としていろいろ工夫されています。

競合店もほとんどないし、なかなか強いですよね。


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