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カレー&スパイス・岩手県

        

盛岡で愛される、貴重なカレー専門店。「カレー工房CHALTEN」(上盛岡)

category - カレー&スパイス・岩手県
2021/ 06/ 10
                 
「麺以外の専門店は流行らない。飲食店にはいろいろ置いていないと。」
そんな声すら聞こえてくる盛岡。

カレー店も例外ではありません。
そんな中、例外的に地元民に支持される、貴重なカレー専門店があります。

場所は肴町商店街からすぐ。

「カレー工房CHALTEN」 (チャルテン)

店名はアルゼンチンにあるトレッキングの名所から。

店内はマスターが若い頃よく行った南米・アンデスの写真や置き物、本でいっぱい。



流れる音楽もケーニャです。


カレーメニューはバリエーションいっぱい。
「チャイとは」「アチャールとは」「ラッシーとは)「キーマとは」など基礎知識について細かい説明がついており親切。
地方都市ならではの地道な努力が肝要なのですね。


★ガラナ ¥400

今では北海道名物として認知されるガラナですが、本来はブラジルの飲料。
南米へのこだわりが徹底していますね。


★温玉キーマカレー ¥900
・辛さ2番(大辛) 無料


一番人気、ビジュアル的にもアイコン性が高い一皿。

唐辛子はペルー産のアヒアマリージョ(黄色)とロコト(赤)の2種をブレンドして使用。
辛さだけでなく香りと旨みを出しています。
全体としては何か特定のホールスパイスが尖ることはなく、食べやすく飽きのこない味。
そして流石の土地柄、白いご飯が美味いですねー。


★茄子のアチャール ¥150

オプションでつけてみました。
これが実に美味い。
茄子の味わいがしっかりありつつ、カレーと一緒にいただけば、味わいにに変化を加える楽しみも。

お店の雰囲気もアットホーム。
盛岡で育ってたら、絶対ここがホームになっていることでしょう。
ご馳走さまでした。

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関連ランキング:インドカレー | 上盛岡駅仙北町駅盛岡駅


                         
                                  
        

北東北で貴重な南インド料理店、盛岡に登場。「スパイスキッチン じょし家」(盛岡)

category - カレー&スパイス・岩手県
2021/ 03/ 29
                 
盛岡に本格南インド料理店発見!


「スパイスキッチン じょし家」

映画館が並ぶ通称「映画館通り」から脇に入った横丁、ビルの2階にお店はあります。



もともと同じビルの1階で「インドカレーレストラン じょし家」として営業していたこのお店。
当時はインド・ウッタラーカンド州出身シェフ、ジョシさんによるインド料理がメインでした。
2018年、ジョシさんがインドに帰国し閉店。

その後店長がイチからインド料理を学ぼうと、あの渡辺玲先生による「サザンスパイス」へ通い南インド料理を習得。
2020年11月2日、岩手唯一の南インド料理レストラン「スパイスキッチン じょし家」として復活オープンしました。


営業のメインはランチタイム。
単品カレーの他、南インドのミールス、ミニミールスを常時提供しています。


料理が残っていれば夜も営業するようですが、売り切れ時には夜はお休みされています。
(私が盛岡に訪問した2日間はいずれもランチで売り切れ)

このあたりはSNSや電話で確実にチェックする必要がありそうですね。

この日は「サリサリ」からの梯子で13時頃の訪問。
すでにミールスは売り切れており、ミニミールスを注文しました。

ちなみに、メインのカレーをどれにするかで価格は変わってきます。


★じょし家のミニミールス(タミル風ペッパーチキン)¥1000

アーンドラ風、ケララ風、マラバール風などが並ぶ中、パンチがありそうなのを選んでみました。
メインのカレーの他、ラッサム、サンバル、ピーマンのアチャール、パパド、そしてライスは岩手産「銀河のしずく」を用いています。

タミル風ペッパーチキンは具材たっぷり、ブラックペッパーガツンの期待通りのカレー。
ラッサムも酸味あるパンチのきいた仕上がり。
そして一番びっくりしたのがサンバル。
ミールスの中では優しいつなぎ役を果たすことの多いサンバルですが、ここのはかなりスパイシー。
辛口で、マッシュルームがたっぷり入っていて、メインを張れる迫力です。

ライスの銀河のしずくはハリのある食感で、濃い目のスパイス料理に負けない味わいですね。


★八幡平マッシュルームのアチャール ¥500

サイドメニューがたくさんあるのもこの店の魅力。
チキン65だって置いてるんです。
このアチャールは標高の高い八幡平で作られたマッシュルームを使用。
コリッと存在感ある食感と程よい酸味でお酒のアテにも良さそうです。


後半はアチャール含め全部混ぜ込んじゃいましょうね。

いやあ、カレー専門店自体の総数が少ない盛岡でここまで本格的な南インド料理は貴重も貴重。
これは繁盛してもらわなきゃ困りますよね。


★マサラチャイ ¥300

食後はマサラチャイで一服。

実はこのお店のもう一つの顔として、B.LEAGUE所属のプロバスケットボールチーム、岩手ビッグブルズのサポーター店でもあり、ブルズの試合がある日は、対戦相手のチームの地元にちなんだカレーを出したりもしているそう。

これからも岩手ならではの個性をどんどん出して行って欲しいものですね。


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盛岡カレーナンの良い辛さ。「パン工房 メルヘン」(盛岡)

category - カレー&スパイス・岩手県
2021/ 03/ 28
                 
盛岡・大通。
モスビルの向かいにある小さなパン屋さん。

「パン工房 メルヘン」

19時ころ通りかかったらなんと、パン120円均一のタイムセール中!
ちょっと覗いてみましょう。

おっと、変わりカレーパンが2種もあるではありませんか!

「カレーナン」
「たまごとチーズキーマカレーパン」
いずれも120円。

うーん、迷う。


★カレーナン ¥140→¥120

こっちにしてみました。
店頭POP
POPでは「大辛口カレーの」と書いてありましたが・・・どれくらいのものでしょう?


フォカッチャのようにフカフカのナンの中には、しっかり細かいドライキーマ。
いただいてみれば、ん?お?おぉー!

量こそ少ないものの、しっかりしたと喉に残る辛さ。
たしかに、カレーパンとしては結構な辛口と言えましょう。

盛岡のパンと言えば「福田パン」が有名ですが、他のカレー文化も気になってきましたよ。

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まさかの盛岡にまさかのサリサリ。「サリサリカリー 盛岡店」(盛岡)

category - カレー&スパイス・岩手県
2021/ 03/ 26
                 
え?

まさかの盛岡にまさかのサリサリ!?

「果ての果てまで行ってみないか」のキャッチコピーでおなじみ(?)、まさにカルト的な人気を誇る横浜・白楽「サリサリ」と、北海道の姉妹店「カラバト」。
(その特異さはHPでごらんください。)

「サリサリ」は、「マツコの知らない世界」ドライカレー回で私自身、大トリとして紹介させていただいたお店。
その後マスターがお亡くなりになり、娘さんが後を継いだと聞いていたのですが・・・

なぜ盛岡に「サリサリ」が?

お店は盛岡城址の近く、飲食店が並ぶ路地。

ん?

・・・・え?

入り口ちっさ!

「サリサリカリー 盛岡店」


早速しゃがんでの入店です。


店内はカウンタースタイルの居酒屋仕様。

というか、実はここ居酒屋で、「サリサリ」はランチ間借りでの営業だそう。


「一部の人に理解される」と書かれた紙ナプキンも横浜同様ですね。


メニューはもちろん一種類。
横浜「サリサリ」では「スリーコース」と呼ばれる、パキスタン式チキンカリー、サラダ、チャイのセットです。


★サリサリカリー ¥1000
・パキスタンカリー
・サラダ
・チャイ付き


おぉ、これは正真正銘「サリサリ」の無水チキンカレー!
今は亡きマスターがパキスタン・パンジャブの家庭で教わったチキンカラヒがベースとなった独特なカレーです。
横浜では少し値上げし、現在1200円ですが、こちらは1000円ポッキリの据置き価格。



ホロッホロにほぐれたチキン、塩と肉自体の旨味で構成されるごくごくストイックな味わい。
たまりません。


軽く茹でられたサラダを・・・


カレーにぐちゃっと混ぜてもまた楽し。


食後はチャイで一服。
これで完璧なスリーコース。

しかし、なぜこの盛岡に「サリサリ」が?

聞けばこちらの女性は「サリサリ」マスターの娘さん。
ご家族の仕事の関係で盛岡にきたのだとか。

マスターなきあと、
横浜「サリサリ」は姉、北海道「カラバト」は兄が継いで、きょうだい連携しているとのこと。
完全に代変わりしたということですね。
(マスター存命中も実際には厨房は娘さんたちが仕切っていたため、味の変化はないはず。)

そして・・・実は私が入ってきた小さなドアは裏口。

表には立派な店構えがありました。


私が訪問したのは開店の11時30分ちょっと過ぎ。

12時を過ぎた頃から続々と客がやってきて列ができました。

「サリサリ」の味は盛岡民のハートもしっかり掴んだようですね。

流石です。


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盛岡中心街、存在感No.1インド料理店。「ニルヴァーナ 大通本店」(盛岡)

category - カレー&スパイス・岩手県
2021/ 03/ 25
                 
インド料理店の数が多くはない盛岡。
そのほとんどがネパール人によるインド料理店、いわゆるインネパ店ですが、中でも最も古く、もっとも存在感があるお店がこちら。

「ニルヴァーナ 大通本店」

オープンは2009年、
盛岡の中心街、大通りアーケードに面し、店頭でインド音楽を流しています。


「ネパール・インド アジアンキッチン」とあるように、インド料理を中心にネパール料理やタイ料理もメニューにあります。
首都圏ではよくあるタイプのお店ですね。


広々とした店内では時折、ベリーダンスショーも行われているようです。



カウンター席にはお酒がズラリ。
インド・ネパールのものから、日本・沖縄のものまで。
インドやネパールのウイスキー(ラム)を扱っているのも貴重ですね。

そう、スパイス呑みはインネパ店ならではの楽しみ。
こちらは雰囲気的にもBARとしても利用できそうです。


★スパイシーククリ コーラ割 ¥480

私が世界一おいしいラムコークと思っているネパールのスパイシーククリラムのコーラ割り。
注目はグラスの氷、オーセンティックバーの如く綺麗な休憩にカットされているんです。

これは都心のインネパ店はおろか、インド料理店全般で見ても他にないこだわり。

しかもお酒がメチャクチャ濃い仕上がり。
氷を転がしながらチビチビと飲むのが良いですね。

おいしい酒の肴はネパール料理で。

★ホルモンチョエラ ¥550

肉の都・盛岡らしいネパール料理、いわゆる白ホルモンのスパイシー炒めといった一皿です。
ネパールのチョエラならではのフェヌグリークのザクザクした食感も楽しめますよ。


★ネパールアイス ¥600

すっきり爽やかなネパールビールも用意されています。

さて、メインの料理。
メニューをざっと見る限り、オーソドックスなインネパ店のラインナップで、ナン&カレー&タンドール料理のセットもあれこれ。
一見ネパールのダルバートに見える「ネパールセット」もありますが、カレーは他と共通っぽいのであえて頼む必要もなさそう。

かわりに、ちょっと面白そうなメニューを見つけました。

ビンダルーです。
インド西海岸、ポルトガル量だったゴアの名物料理。
なのですが、メニューには「ネパールテイスト」と書かれてあります。

ゴア戦争の際、ネパールに多数亡命したと言われるゴア系の人々によるビンダルーなのか(だとしたら凄い)、
はたまた単に、バターチキンなどクリーミーなカレーとは異なった、ネパール人にしっくりくるタイプのカレーだよ、ということなのか。

ともあれ注文してみましょう。

★ポークビンダル ¥950
★ターメリックライス ¥300


おぉ、なかなか風格ある見栄えですね!!
早速いただいてみます。

まず驚くのが豚肉のボリュームと柔らかさ。
肉にうるさい盛岡民も納得の食べ応えです。
グレービー自体は、ビンダルー特有の酸味は抑えめなぶん、スパイスの香りがより楽しめます。
これはなかなかのアタリですよ。

ターメリックライスにはカルダモンで香りづけ。

お酒も料理も、細かい部分の配慮に、地域のパイオニアならではのプライドが感じ取れます。

一軒目のディナーにも、二軒目の呑みにも使える便利なお店。
盛岡で覚えておいて損はないでしょう。

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