いま、姫路でいちばん注目されているスパイスカレー店といえばこちらでしょう。
『spiceスエヒロ』姫路城からすぐの路地に2015年2月9日オープン。
ご店主は和風居酒屋、イタリアン、焼き鳥屋など様々な飲食を経て、カレーの自由さに目覚めたそうです。

その日のメニューは黒板にて。
3種のカレーは基本固定メニューで。日によって限定カレーが追加されるようです。

カレーは単品、2種あいがけが選択可能。
この日は平日限定、3種あいがけに副菜もついたスペシャルプレートをオーダーしました。
★スエヒロスペシャル ¥1600
◎3種の鶏肉のチキンカレー
◎海老と野菜のグリーンカレー
◎厚揚げと小松菜の豆カレー
・副菜いろいろ三角に守られた各辺に三色のカレーが配置されています。
「3種の鶏肉のチキンカレー」は南インドスタイル。
兵庫県といえば淡路島!の玉ねぎがふんだんに用いられています。甘みと辛み、しっかりした肉質の鶏肉も良いですね。
「海老と野菜のグリーンカレー」はタイ風でピリリとした辛さ。
「厚揚げと小松菜の豆カレー」はインド×和風テイスト。
豆はレンズ豆とトゥールダルを使用。
姫路城観光に海外から訪れるベジタリアンの方にも対応しているんですね。

さらに副菜が素晴らしい。
チキンカレーの上に重ねられたキーマは花山椒が強く香りインパクト大。
混ぜ合わせるとまた違う表情になっていきます。
「自家製スパイス鶏ハム」は肉厚しっとり贅沢食感。
スリランカのココナッツふりかけ「ポルサンボル」に、姫路名物「ひねポン」まで乗っていて楽しさ満点。
様々な食ジャンルを経た店主らしい、国境を越えたワンプレート。
歴史の街であるとともに国際都市でもある姫路にふさわしいカレーでした。
お店のオリジナルTシャツもお洒落。
一枚買って帰っちゃいましたよ。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
これは知らなきゃ通り過ぎてしまいます。

逆・飛び出し注意の看板。
その先の路地へ振り向けば。

あ・・・あった。
注意力を問われるな。

うん、ここで間違いない。
それにしてもすごい場所だ・・・
『エースパイス&ビーツ』(A SPICE & BEATS)
2018年4月7日オープンのスパイスカレー店。
ずっと来たくてずっとタイミングが合わず、やっと来れました。

店内はカウンター4席のみ。
入店時は全て埋まっており、店主から「先にオーダーしてから2階でお待ちください」との案内が。

カレーメニューはその日の3種あいがけのみで、サイズを大・中・小と選択。
ドリンクはビールのみという潔さです。

階段を登って2階のウェイティングスペースへ。
元々は2階席だったのかな。
録音用のマイクなんかがあります。
後で聞けば店主は元ミュージシャン。
今でもここでたまに音録りしたりするそうですよ。
さて、程なく下からお呼びの声がかかりました。
カウンター席に着くと、あまり待つことなくカレーが提供。
なるほど、前の組が食べている間に次の組のカレーを作っているというわけか。
効率の良いワンオペのやり方ですね。
★3種あいがけ(小)¥1200
・チキンカレー
・茄子マトンキーマ
・ポークビンダルー三角に守られたライスの各辺に3種のカレーを配置。
ライスの上には豆カレーと副菜が乗せられています。
食べてからみて奥側には、揚げず焼かず、扇型にカットされたパパド。
ロシア構成主義を思わせる規則的な盛り付けは、よく見ればピンクペッパーの配置まで決まっており、
店主の表現フェチがにじり寄るように感じられます。

3種のカレーはいずれもはじめ優しげなタッチ。
特にチキンカレーは玉ねぎの甘みが最初にきて、香ばしく優しい味わい。
と、思っていたらじわじわ。後追いで辛くなってくる。
もちろん、心地よい程度の辛さではありますが、低温サウナのようなカレーですね。

卓上には「ORRIS WATER」、つまりインドのビリヤニの香りづけに用いるローズウォーターです。
これを「ライスにちょっとかけてみてください」と店主の提案。
いやぁ、これええっすね。
スパイスカレーでローズウォーターの香りは随分心地よい。
ぜひお試しあれ。
そしてもう一つ、辛味ペースト。

カリカリに揚げたスライスガーリックに唐辛子、花山椒がしっかり染み切ったオイル。
食感UPとカラシビUPを同時に達成。
一気にパンチがハードになってきます。
ファーストインパクトを狙うあまり、後半だんだん食べ疲れてくるカレーも多いなか、
こちらのカレーは後半に行くにつれ、どんどんとおいしく楽しく刺激的になってくるのが素晴らしい。
Aメロ SPICE & BEATSの後にBメロ SPICE & BEATSがきて、転調を経てサビ SPICE & BEATSがくるという。
実にリズミカルで、実にミュージシャンらしい曲の構成になっているカレーなのです。
食べ終わって振り返れば、ガッチリと構成されたグラフィカルな盛り付けも、あれはジャケ写だったのだなと気づく次第。
ちなみに、このお店の特異なロケーションについて。

実はこのあたり、1995年の大震災で奇跡的に耐え抜いた一角なのだそうです。
周囲が再開発されてもここだけ元の街が残っているため、こんな不思議なことになっているのだそう。
そう思えばここは、スパイスのご利益もある神戸のパワースポットと言えそうです。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
洋食のまち神戸。大丸近くの路地裏にある小さな人気洋食店。
『L'Ami ラミ』オープンは2000年9月。
オーナーシェフ土井さんは今はなき旧オリエンタルホテル出身。もう一人のシェフはホテルオークラ出身と、神戸二大一流ホテルの伝統を受け継いでいます。

そう聞くと敷居が高いように思えますが、お店の雰囲気はとてもフレンドリー。
「気軽に楽しめる空間で、本当の洋食を伝えていきたい」という想いからだそうです。

店内はカウンター15席のみ。
コの字とUの字の間の、ムの字カウンターのすぐ内側ではボーダー柄の服装の女性3人がサーブを担当。
さらにその奥に厨房があり、伝統的なコック帽を被ったシェフの姿が見えます。
小さくていつも満席の店内ですが、シェフの鮮やかな手際とスタッフの連携で提供はスムーズ。
アットホームな雰囲気でリラックスできます。
★生ビール ¥550見事なサーブ、素晴らしきコンディション。
美味いなぁ。
★カニクリームコロッケ 2個¥1100ふわとろオムライスと並ぶ『ラミ』の名物がこちら。兵庫県香住より直送のカニ身使用とのことで、クリームが紅色に染まるほどカニ風味がクッキリ!
薄くサクッとした衣とのコントラストも抜群です。
さらに副菜にも注目。ビネガー強めのポテサラ、
神戸ブランド野菜のキャベツなど、一流ホテルの矜持が伝わってくるクオリティです。
★牛フィレカツレツ ¥1980神戸洋食といえばビーフカツ。
ギューっと凝縮した牛肉の旨味が素晴らしすぎます。
こちらも衣薄めで油少なめ、キレの良い食感です。
さて、お店外の看板ではランチメニューにしかカレーがないように思えるのですが、ディナータイムにも用意されています。
いただけるのは、
・牛フィレカレー
・カツカレー
・エビフライカレー
の3種。
いずれも甲乙つけ難いほど魅力的ですね。
★エビフライカレー ¥1100ソースポットに入った伝統洋食スタイルのカレー。ライスの上には海老フライが3本乗っています。

カレーは非常に滑らかな舌触り。
関西らしい甘辛テイストもありつつ、フルーティな酸味がとても印象的なカレーになっています。他ではなかなかいただけない味わいですね、
海老フライは筋を取って真っ直ぐに伸ばされた海老をカラッとフライ。旨味たっぷりで尻尾まで食べやすい海老フライでした。これはおかわりしたい。

福神漬けとらっきょも忘れずに。
★梅酒ソーダ ¥550ちいさな人気店ゆえ、行列ができることもしばしば。
予約もできるので、うまく活用しましょう。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
姫路市役所の真裏にある洒落たスパイスカレー屋さん。
『スパイシーカレー専門店 curry phakchi』
(パクチー) なんと店名が「パクチー」なんです。
絶対パクチー山盛りのカレーが出てくるに違いない。絶対そうだ。

内装は北欧を思わせるPOPな雰囲気。

新しいお店のようにも見えますが、実はこの『パクチー』の創業は2012年。
つまり大阪でいえば『バビルの塔』と同期にあたるスパイスカレー第二世代というわけだ。
なかなかの重鎮なんですよ。

カレーメニューはシンプルで
・ポークカレー
・チキンカレー
・キーマカレーの3種。
もちろん!パクチー増量もOKです。
逆にパクチーが苦手な方にはパクチーを小松菜に変更するサービスもやっているそうですよ。
★あいがけ(チキンカレー+キーマカレー)¥1000
・小盛り -¥100
・パクチー増量 +¥100料理が到着するや否や、ムワッと香るカルダモン。
お店の雰囲気や店名からは意外なほど、かなりパンチ力のあるスパイスカレーですよ。

シャバシャバなチキンカレーはカルダモン強めに加え、結構ホット。
大根がアクセントになっています。
そしてキーマはチキンよりもさらにホット。
パクチーがまさかのサラダがわりで辛さのリセット役を買っています。
なるほど、これはパクチー大盛りにしてちょうど良いバランスですね。
まさか姫路の地で、ここまで戦闘力が高いスパイスカレーが潜んでいるとは。
姫路で脳天シャキッとさせたい時はここ、オススメですよ。
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良い店を見つけました。
『おもや -omoya-』昼はスパイスカレー、夜は家庭料理。
わらび餅屋も併設しているのですが、人手不足によりこちらは現在休業中。
もともと明石で居酒屋として営業していたのが2020年にここ姫路へ移転、再スタートしたようです。


ゆったりしたコの字カウンターと、ゆったりしたボックス席。なんだかカウンターの内側も広くて、全体的にスッキリした雰囲気です。
この日はランチ訪問。
カレーは基本が600円で、好みに応じてどんどんトッピングを追加していく方式。そのバリエーションは豊富です。
★おもやカレー ¥600
◎カツ(手仕込)¥300これは実に端正なカツカレー!
写真で見る限り、昔ながらのジャパニーズカレーに見えるかも知れませんが、実際食べてみると全然違います。というか真逆。

めちゃくちゃスパイシーなのに、めちゃくちゃフルーティー。欧風スパイスカレーとでも言いましょうか。
辛さも結構しっかりしていて、甘辛の落差は千賀のお化けフォーク級。
特にクローブをガッツリ立たせているあたり関西のカレーとしてはあまりない特徴ですね。
これを居酒屋で出したなんて、反則にもほどがあります。

このカレーに合わせるカツが薄いのもポイント。
パン粉のきめが細かい衣はサックリ。
ロースもギュッと締まりが良く、カレーに負けずカレーを邪魔しないベストバランスです。
3人の朗らかなママのアットホームな接客とは対照的に、このカレーはなかなかにハードコア。
いや、割と凄いかも知れん。
★ホットコーヒー ¥300ちょっとコーヒーを飲んで落ち着きましょう。
個性もインパクトもあるし、定番性もあるこのカレー。
10年続けりゃ姫路のソウルフードになる可能性だってある。そんなポテンシャルを感じてしまいました。
2022年9月9日には姫路駅北側にも支店をオープン。じわじわと姫路で支持を得ているようです。
関西のカレーマニアの皆さん。
ひょっとするとこういうのこそ、スパイスカレーの最新型かも知れませんよ。

あ、なんだか布のティッシュカバーもらっちゃった。
ハードコアなのにほっこりします。
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