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2018/05/29

カレー&スパイス・和歌山県

        

和歌山でマレーシア?和歌山で南インド?「印度亭」(和歌山市)

category - カレー&スパイス・和歌山県
2018/ 06/ 27
                 
大阪の隣県でありながら、見落とされがちな和歌山。
意外にもカレー屋の数は多いんです。

例えば和歌山県庁前にあるこちらのカレー屋さん、ちょっと個性的。


「印度亭」

「県庁前カレー工房」というサブタイがついています。


スパイスカレー全盛の大阪とは異なり、いわゆる昔ながらのカレーライスが主流の和歌山。
そんな中こちらのお店ではビーフカレー、ドライカレー、カツカレーなどのオーセンティックなカレーが用意されている一方で、マレーシア風チキンカレーや、タイのグリーンカレー、南インド風キーマカレーなどがあり、なかなかに攻めています。

というか、「印度亭」という名前から離れることすら厭わない自由さでありますね。

まず出てくるのは甘いポテサラ。
最初のサラダが普通じゃないのは、いつも良きしるし。


★キーマカレー ¥700

メニューの説明は「南インド風チキン&ポークの辛口ミンチカレー」。
(「ミンチ」というコトバが関西ですねぇー)


細かく刻まれた鶏と豚の合挽き肉。
仄かにしっとり、舌触り滑らか。
なるほど南インド風というのもよくわかります。

インドなのに豚肉?なんて思うかもしれませんが、例えばケーララやゴア、キリスト教徒たくさんいますから。

辛さはそれなりに控えめな優しい味ですが、アップも可能です。


それにしても東京や大阪ならいざ知らず、この和歌山の地でこれだけ手広いラインナップ。
しかもビジネスマン向けのランチ回転にも適応なんて、マスターひとりでどうやってんの?

するとそこにはなるほどな工夫が。
それぞれのカレーのベースは大量にまとめて仕込み、一食ずつ小分けにパックして冷凍ストックしてるんだそう。
これなら仕込みが全く違う色々なカレーをパッと出せるし、そもそも和歌山で一度にたくさん出そうもないマニアックなカレーを仕込んでも廃棄リスクを低減できるというわけだ。

地方で奮闘する個性派カレー店には、地方ならではの工夫があったのでした。

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要注目!独自進化する紀州スパイスカレー。「Satya」(和歌山)

category - カレー&スパイス・和歌山県
2018/ 06/ 24
                 
和歌山。
以前からチェックしていたカレー屋さんに念願の訪問。


「Satya」(サティヤ)

2017年9月1日、日前宮からJR和歌山駅前に移転オープン。
随分と便利になりました。


中東感漂う魅惑の店構えに期待が膨らみますね。


店主の喜田真理子さんは地元和歌山出身。
渡辺玲さんの教室などでスパイス料理をマスターした方。
「ガネーシュn」「ガネーシュm」の元となった名店「ガネーシュ」で働いていたこともあるそう。

昔ながらのカレーライスとインネパ系のお店が多い和歌山で、個性的なスパイスカレーを提供する気概が素晴らしいですね。

関西にありながら、なかなか注目されない和歌山カレー。
どうやら関西人からすれば、和歌山といえば南紀白浜、遠いよね、というイメージが強いみたい。
実際には和歌山市、難波から一時間で行けちゃうのに。

ならばと地元の新聞社が独自に出版した「紀州のカレー本」。
その表紙を飾る美しい一皿もこちら「Satya」のカレーなんです。

早速メニューを見てみましょう。

絞り込まれたラインナップの中に、中華、南インド、タイ風、欧風と縦横無尽。
迷いましたが、こちらをチョイス。


★あいがけ ¥900
・厚あげの中華風カレー
・牛すじときのこのカレー


おぉ、実に繊細かつ麗しきビジュアルですね!


・厚あげの中華風カレー

こちら八角の甘い香りとゴマ油の風味の中華カレー。
小松菜と厚揚げが和のテイストも感じさせ、どこかホッとする味わいです。


・牛すじときのこのカレー

牛すじカレーでありながら、ベースはタイカレー。
牛の旨み、甘みに、じんわりくる辛さが相まって、ありそうでなかなかない独特の味わいになっています。


★ホットコーヒー +¥200

昔ながらのカレーライスが支持される和歌山の地で、大阪と同じようなスパイスカレーを提供してもなかなか受け入れられない。
だから色々工夫しているとのこと。

結果、様々なスパイス料理のエッセンスを取り入れつつも、どこか懐かしかったり、ほっとしたりする、独自の世界観が生まれてきているように感じました。

大阪から、近くて遠い和歌山。
独自の紀州スパイスカレーはどんな進化を遂げていくのか、楽しみですね。

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知る人ぞ知る、元祖和歌山カレーの魅惑。「カレーショップ バラ 日赤前店」(和歌山市)

category - カレー&スパイス・和歌山県
2018/ 05/ 29
                 
創業1960年。
和歌山のソウルフードにして、元祖・和歌山カレーと言われる「バラ」。

しかし、東ぶらくり丁で開業した本店は2013年に焼失。
現在、元祖の味をもっともよく受け継いでいると噂される「日赤前店」へと訪問してみました。

JR和歌山駅からは、タクシーで1000円ちょい。

「カレーショップ バラ 日赤前店」


長い長い変形カウンター。


年季が入っていますが、色どりはポップ。


メニューはトッピングバリエーション豊富。
いま食べたいものが揃ってます。


★バラカレー ¥800

迷ったらこちら。
ヘレカツ、エビフライ、ソーセージ、小松菜がトッピングされた看板メニュー。
辛口でお願いしました。


庶民的ながら完成されたビジュアルは老舗ならでは。
早速いただいてみましょう。


お、一口食べて舌に感じる独特の苦味。
普通のようでいて普通じゃない個性を放っています。
これは子供の頃食べたら記憶に刷り込まれるわー

辛口でも辛さはさほどでもなく、だれでも安心していただけます。


★食後のコーヒー ¥100

しっかりしたカップで、しっかりしたコーヒー。
カレーの後のコーヒー、その大事さをしっかり押さえています。
素晴らしい!!

こちら「バラ 日赤前店」はオープンから約23年。
経営上の繋がりがある支店というよりは、むしろ暖簾分けのようで、「バラ」各店は、それぞれがそれぞれのやり方で互いに切磋琢磨しながら頑張っているとのこと。

こちらも店内に親子三代、アットホームな雰囲気でしたが、元祖の味により近く、日々研鑽しているそう。

たかがカレースタンド、されどカレースタンド。
和歌山のソウルフードは、また来たくなる魅力に溢れていたのでした。


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