大阪から爆発したスパイスカレーの波は今や、全国へ。
此処は岡山。
「アララカリー」なんて魅惑的な面構え!
完全に呑みたいモードになってしまいますね。

いかんいかん、まだ昼間だ。
こちら昼はカレー屋さんですが、14時からは串カツの提供が始まり、完全にカレー飲み屋となるお店なんです。
カレーはビーフとポークの二種類。
もちろん、合がけも可能。
★合がけカレー ¥880
・パクチーのせ +¥100
・ぼっかけのせ +¥200シャバっとした部分がビーフカレー。
こちらなかなかスパイシー。
乾燥したままのカスリメティがかかっているあたり、大阪スパイスカレーの影響を感じますね。
ポークカレーはライスの上に。
こちらはドライタイプで、甘辛仕立てなんです。
岡山の昔ながらのカレーライス屋さんって、甘辛テイストのところが多いんですよね。
土地柄を難じます。
そしてぼっかけ。
牛スジとコンニャクを、醤油や味醂などで甘辛く煮たもの。
神戸の長田発祥と言われていますが、岡山のうどん屋でも「ぼっかけうどん」はポピュラーなんです。
大量に仕込まれた鍋から注がれたぼっかけ、味が沁みまくっていて、んんーっ。
東京ではなかなかいただけない味わいです。
こりゃぁ、ぼっけぇ旨いカレーですな。
大阪スパイスカレーからの流れをしっかり汲みつつも、岡山ならではの味わいに着地。
地方の食はこうでなくっちゃ。
14時からの串カツ呑みへそのまま流れちゃうと、アララずるずる行きそうでヤバイ店ですぞ。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
岡山で創業1978年。
今年で41年となる老舗のインドカレー&チャイ屋さん。
その名もズバリ。

「CHAIYA チャイヤ」
エントランスは老舗の風格。
別世界感が半端ではありません。

新築のなんちゃってレトロでこの雰囲気は出せませんよね。

店内はロッジ風格。
天井高く、居心地も素晴らしいですね。

この日は平日14時過ぎの訪問。
なんとこちら朝の9時から夜20時30分まで通し営業。
チャイだけでなくお食事もアイドリングタイムなしでいただけるんです。
メニューを見てみましょう。

流石はチャイヤ、チャイのバリエーションは豊富。
それだけでなくインドカレーやビリヤニ 、サンドイッチ、ケーキやスナックも充実。
そして11時までのモーニングは550円。

凄いですね。
東京でもこんな店なかなかありません。
★チキンカリー ¥980まずは基本のカレーをば。

油をかなり抑えていると思われる、サラリとした食べ心地。
ホロッと崩せる鶏手羽元は、骨の先まで齧れる柔らかさ。
日和ることのない、けれども毎日食べられる美味しさです。
★シュリンプココナッツカリー ¥930こちらはお店の一番人気というカレー。
ココナッツミルクにエビの旨味が溢れ、確かに絶品。
南インド・ケララのモイリーを彷彿とさせますね。
そしてもちろんチャイのクオリティは最高。
★アニスチャイ ¥470アニスの仄かに甘い香りが優しい、やすらぎのチャイ。
力が抜けた感じが素敵です。
★ミントアイスチャイ ¥530こちらはガツン!とミントの香り。
アニスと対照的に、バッチリ覚醒しちゃいますよ。
★ヨーグルトケーキ ¥310ババロア?ムース?絹ごし豆腐?
舌触り滑らか、爽やかな一品。
ゆったりと流れる時間。
いつまでも長居しちゃいそうですが、そうも言っていられません。
お土産を買うとしましょう。

チャイ用の茶葉、スパイスだけでなく、自家製のパンやお菓子も販売。
購入したのはこちら。
★マサラパイ ¥150帰京してからいただいたのですが、これがビックリするほど美味かった。
ザクッとしたパイ自体の香ばしさ、そこにシナモンを始めとしたスパイスが香ります。
売り切れ必至、おススメですよ。
40年以上前にこの地でチャイ屋さんを始めたことにも驚きですが、ちっとも古びておらず、若い客層が集まっていることも凄い。
カレーもチャイも、アピールを頑張りすぎていない力の抜けようが逆に頼もしく、老舗の奥深さをしみじみと感じさせていただきました。
岡山駅からバスでも来れますが、歩いても20分ほど。
散策ついでが楽しいですよ。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
「カレーといえばカレーライス」な印象が強かった岡山に、近頃ハラール対応の南インド家庭料理レストランが誕生、ちょっと話題になっているんです。

西川緑道公園脇、岡ビル市場の一角。
「インド家庭料理ミレンガ」オープンは2015年10月。
11時から21時までの通し営業です。

レンガ囲みのドーサキッチン。

金属のテーブル。
「清潔な」インドの大衆食堂といった雰囲気が楽しいです。


インドのキッチン用品、食材といった物販もかなり充実。
ネティポット(鼻うがい用ポット)やミソワク(天然歯磨き)といったマニアックなものまで!

こちらは市場の内側からみたところ。

お冷やとお手拭きはセルフサービス。
・・・って、このサーバもインドっぽすぎます。
メニューを見てみましょう。

ランチからディナータイムまで、メインとなるのはターリーセット。
(つまりはミールスですね。)

14時からはドーサやワダなどの軽食類(ティファン)も提供されます。
こちらのメインシェフは南インド、ハイデラバード出身。
グループ農園で作った無農薬野菜を用いたベジタリアン料理を基本とし、ハラール対応のノンベジ料理も提供するというスタンス。

シェフがハイデラバード出身なだけに、金・土・日限定でハイダラバード・ベジビリヤニも。(650円は安すぎ!)
しかもなんと、ターリー注文時にライスをビリヤニに変更可能とのこと!
これは恩恵にあずかるほかないですね!!
★ノンベジタリアン・ターリー(マトン) ¥1080
★ライスをビリヤニに変更 +¥250おお、美しい!
この日のラインナップは、
・カボチャのサブジ
・野菜のグレイビーソース
・チャナダル煮込み
・チャトニ2種
・フライドエッグ
・ライタ
・キール
・フルーツ
・チャイ
そしてマトンカレーとビリヤニ。
ビリヤニとマトンカレーを除けば如何にも南インド家庭料理といった風合いです。

味付けは全体的にスパイス控えめ。
ベジ系の料理は野菜の甘みを生かしたものが多く、サッパリ穏やかな味わいです。

ビリヤニも味付けはシンプルかつ穏やか。
バスマティライスの仕上がりはかなりパラッパラ、ふわっと感がないくらいパラッパラで、かなり素朴な印象です。

対して、唯一のノンベジメニューであるマトンカレーはなかなかスパイシー。
ドライタイプでクローブがはっきり効いており、ブラックペッパーを抑えたマトンペッパーフライか、ベンガルのマトンブナかのよう。
ベジメニューの中にあってひときわ印象が際だったこともあり、お代わりしたいほどの美味さでした。

食後には、かなりジンジャーが効いたチャイでホッと一息。
ジャンル的にもチューニング的にも、割とコアな方向性ながら、途切れることのない客足は見事。
「カレーといえばカレーライス」な印象が強かった岡山でも、南インド料理の風は吹くのでしょうか?
今後も期待ですね。
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関連ランキング:インドカレー | 西川緑道公園駅、柳川駅、岡山駅前駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
ぶらり途中下車の旅、約20年ぶりに立ち寄った倉敷の街。


変わったところといえば、自撮り棒を持った観光客が増えたくらい。
街の佇まいは微塵も変わっていません。
流石なり。
そして、駅と美観地区を結ぶ商店街で、30年もの間変わらず愛されるカレー屋さんがこちら。

「カレーハウス神戸屋」
店内にはテーブル席のほか、窓に面したカウンター席も。
お一人様なのでカウンターに陣取りましたよ。

お店の一番人気はロースカツカレー。
ですがこの日は3軒目のランチカレーだったので、油モノを避けこちらを注文。
★ぼっけえカレー ¥670「ぼっけえ」とは「すんごい」という意味の岡山弁。
「ぼっけえきょうてえ」
つまり「激辛カレー」というわけですね。

カレーは割とネットリめの欧風ビーフカレー。
赤唐辛子が割と効いており、確かに激辛ですが、目ん玉飛び出るほどではありません。
(個人の感想です)
ベーシックでありながら、飽きのこない美味しさは流石老舗。
ところで、なぜ倉敷で「神戸屋」なのか?
お店の方に訊いたところ、
「元々は肉屋で、神戸牛を扱っていたから」とか、「その後洋食屋としてステーキを出していたから」とか、
そうかな?という話はあるのですが、実際のところはわからないとのこと。

お店をもう一度よく見れば、昔の看板に船員さんの絵が描かれていたり、

洋食屋時代の「Chez 神戸屋」という看板が残っていたり。
想像が掻き立てられますね。
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関連ランキング:欧風カレー | 倉敷駅、倉敷市駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
岡山に、ベンガル地方の家庭料理をベースにしたカレーがいただける店があると聞き、早速行ってきました。

岡山駅前から路面電車で3駅、城下駅から徒歩3分。
「クワイエットビレッジ・カレーショップ」オープンは2001年。
こちらのカレーはマスターが京都にいた時、バングラデシュ人シェフのカレー屋さん「ベンガル湾」から教わったレシピが基になっているそう。

カトラリーや白磁は柳宗理のものが勢揃い。
棚上にはマーティン・デニーのLPジャケットが並んでいます。
もちろん「QUIET VILLAGE」も。
店内に流れるエキゾチックなピアノの調べ・・・マーティン・デニーですね。

カレーはチキン、ダル、野菜の3種が基本。
いずれもミニチャイがついてきます。
★半々(チキン+ダル)¥900迷ったら両方。
割とボリュームありますよ。
ダルはレンズ豆ベースでトマトや玉ねぎがたっぷり入ったビーガン仕様。
少し酸味ある仕上がりで、どことなく町田「あっちゃ」を思い出します。
一方チキンはシャバシャバで、かなりスパイスの香りが立っています。
こちらは・・・そうだ、新宿御苑「けらら」に近いかも。
そういやあいがけの盛り付けも似ていますね。

7辛でお願いしたのですが、これがベストじゃなかろうか、と思える心地良さ。
唐辛子の辛さが前に出ている感じもなく、割と少ない種類のスパイスでそれぞれの存在感を引き立てた、爽やかに香る辛さが魅力的なカレーです。
ちなみにライスは少しモチッとした日本米ベースのターメリックライス。
トッピングに、ゆで卵のスパイス揚げなるものがあったのですが、この日は完売。
みんな頼もうとしていたので、常連さんにはマストアイテムなのかも知れません。

セットのミニチャイも、食後にいただくには充分な量です。
こちらも生姜やカルダモンがスッと香り美味。
実にツウ好みのカレー屋です。
それでいて地元の常連に愛されている感じ、ある意味理想ですね。
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