岡山駅すぐ、本町の路地裏。

ビルとビルの間の細い入り口。
『ALARA CURRY kinnamomon』実はこちら、串カツ屋との二毛作スパイスカレー店として営業していた『アララカリー』が2020年に駅前へと移転、新たなスタイルとしてスタートしたお店なんです。
昼はカレー専門店『ALARA CURRY』として。
夜は世界のスパイス料理とスパイス酒が楽しめるダイニングバー『kinnamomon』として営業するスタイルですが、現在ランチは休業中。
けれど夜にもカレーは食べられるので、心配はご無用。

細いアプローチを進んだ奥に扉があります。

なんだかヨーロッパの古い壁画のようなサインですね。
ちなみに『kinnamomon』ってどういう意味?と聞いてみたら、シナモンの語源となった古代ギリシャ語だとのこと。正確な発音が定かではないため、暫定的に『キンナモモン』とカタカナ表記しています。

入り口の狭さからは意外な広さの店内。
カウンター席2列のほかテーブル席もあり、パーティーだってできそう。
スパイス酒だって色々あります。
★コリアンダースーズートニック ¥650私が大好きな草の根酒スーズーにコリアンダーを加え甘いトニックにしたカクテル。
変態の天才サルバドール・ダリが愛飲していた変態酒スーズーですが、意外に飲みやすいのです。
★白桃チャツネのドライカレー ¥1000実は岡山には、地域の名産品をカレーにして発信しようという動きがありJR主導で『岡山カレースタンプラリー』というのもやっているんです。
『岡山カレー』の共通条件は、桃のチャツネを隠し味に用いること。
こちらはその対応メニューというわけです。

確かにフワッとした甘さとフルーティーな香りに桃の存在を感じることができます。
しかしそれ以前に流石『アララカリー』、基本の
カレーが美味いこと!そしてご飯が美味いこと!
添えられた副菜も面白くて、どう見ても練りわさびなグリーンペーストが実はブロッコリーのペーストだったり。
美味しくて一気に完食してしまいました。
(この日3皿めのカレーにもかかわらず)
この時点でまだ少し時間があったのでもう一杯。
★アララハイ【辛】¥500ハイボールに特製ガラムマサラを加えた「アララハイ」、さらにチリで辛味を加えたのがこの一杯。
チャレンジメニューみたいな感じかとプチ覚悟していたのですが、あらら?
めちゃくちゃバランス良い仕上がり。
これは次も頼んじゃいますわ。
フードメニューには他にもジャークチキンやシャクシュカ、デュカトーストなど気になるものがたくさん。
岡山駅に近いこともあり寄りやすい。
また岡山に来たときには立ち寄りたいお店となりました。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
岡山の中心街から少し離れた場所。
JR備前西市駅から徒歩10分ほどの路地にある人気カレー店。
『サティスファクション』「満足する」というような意味ですが、The Rolling Stonesの曲名のイメージのほうが強いかも。
お店のオープンは2013年。
凄く良い店です。
けれどこのお店の良さをどう伝えよう?
居心地良くて、美味しくて、カッコいい。
といったところでしょうか。

奥まった場所にある隠れ家的ロケーションながら、
オープンテラス席もあり、木々や植物もたくさん。

店内インテリアはブラウンとベージュが基調。
実に落ち着きますね。
この日は単独訪問だったのでカウンター席へ。
★ハートランド 小瓶
★【ディナーセット】オールドシンハラのスリランカチキンカリー ¥1870
・サラダ
・ダルスープ
・ドリンク
・青唐辛子醤油漬けトッピング +¥110他のスリランカ料理店で提供されるチキンカリーとは全く異なる、スープカレーと言ってよいほどシャバシャバなカレー。
スパイシーながら、お茶漬けのようにご飯が進む、これは美味いカレーですね。
そうそう、北海道スープカレーの一系統に「スリランカカレー」ってのがあるのだけれど、それがこんな感じ。
北海道では、実はスリランカ現地にそんなカレーはないと言われ続けているのだけれど、実はあった!?
とても興味を駆り立てます。
ちなみにオーダーは、ライス少なめ、辛口でした。

副菜にはキノコ、マスタードシードと炒めた白ネギ。
さらに鮭フレーク!
これ、スリランカ料理好きにだけわかるユーモアですね。
意外にもマッチしててアリです。
後半はオプションで付けた「青唐辛子醤油漬け」で味変。
醤油にしっかり浸かっているので激辛ではなく、なんならこれをつまみに酒が呑めるほど。
スリランカカリーにこの青唐醤油は個人的にマスト!

セットのミニデザートはとろけるパンナコッタ。
心の中に住む小さな女子が「きゃあ」と喜んでます。

食後はホットコーヒーにて。
スッキリ飲みやすい、サードウェーブタイプ。
確かに全方位でサティスファクションを感じる素敵なお店。
ここは岡山でもとっておきのカレースポットとなりました。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
大阪から爆発したスパイスカレーの波は今や、全国へ。
此処は岡山。
「アララカリー」なんて魅惑的な面構え!
完全に呑みたいモードになってしまいますね。

いかんいかん、まだ昼間だ。
こちら昼はカレー屋さんですが、14時からは串カツの提供が始まり、完全にカレー飲み屋となるお店なんです。
カレーはビーフとポークの二種類。
もちろん、合がけも可能。
★合がけカレー ¥880
・パクチーのせ +¥100
・ぼっかけのせ +¥200シャバっとした部分がビーフカレー。
こちらなかなかスパイシー。
乾燥したままのカスリメティがかかっているあたり、大阪スパイスカレーの影響を感じますね。
ポークカレーはライスの上に。
こちらはドライタイプで、甘辛仕立てなんです。
岡山の昔ながらのカレーライス屋さんって、甘辛テイストのところが多いんですよね。
土地柄を難じます。
そしてぼっかけ。
牛スジとコンニャクを、醤油や味醂などで甘辛く煮たもの。
神戸の長田発祥と言われていますが、岡山のうどん屋でも「ぼっかけうどん」はポピュラーなんです。
大量に仕込まれた鍋から注がれたぼっかけ、味が沁みまくっていて、んんーっ。
東京ではなかなかいただけない味わいです。
こりゃぁ、ぼっけぇ旨いカレーですな。
大阪スパイスカレーからの流れをしっかり汲みつつも、岡山ならではの味わいに着地。
地方の食はこうでなくっちゃ。
14時からの串カツ呑みへそのまま流れちゃうと、アララずるずる行きそうでヤバイ店ですぞ。
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関連ランキング:カレーライス | 西川緑道公園駅、柳川駅、郵便局前駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
岡山で創業1978年。
今年で41年となる老舗のインドカレー&チャイ屋さん。
その名もズバリ。

「CHAIYA チャイヤ」
エントランスは老舗の風格。
別世界感が半端ではありません。

新築のなんちゃってレトロでこの雰囲気は出せませんよね。

店内はロッジ風格。
天井高く、居心地も素晴らしいですね。

この日は平日14時過ぎの訪問。
なんとこちら朝の9時から夜20時30分まで通し営業。
チャイだけでなくお食事もアイドリングタイムなしでいただけるんです。
メニューを見てみましょう。

流石はチャイヤ、チャイのバリエーションは豊富。
それだけでなくインドカレーやビリヤニ 、サンドイッチ、ケーキやスナックも充実。
そして11時までのモーニングは550円。

凄いですね。
東京でもこんな店なかなかありません。
★チキンカリー ¥980まずは基本のカレーをば。

油をかなり抑えていると思われる、サラリとした食べ心地。
ホロッと崩せる鶏手羽元は、骨の先まで齧れる柔らかさ。
日和ることのない、けれども毎日食べられる美味しさです。
★シュリンプココナッツカリー ¥930こちらはお店の一番人気というカレー。
ココナッツミルクにエビの旨味が溢れ、確かに絶品。
南インド・ケララのモイリーを彷彿とさせますね。
そしてもちろんチャイのクオリティは最高。
★アニスチャイ ¥470アニスの仄かに甘い香りが優しい、やすらぎのチャイ。
力が抜けた感じが素敵です。
★ミントアイスチャイ ¥530こちらはガツン!とミントの香り。
アニスと対照的に、バッチリ覚醒しちゃいますよ。
★ヨーグルトケーキ ¥310ババロア?ムース?絹ごし豆腐?
舌触り滑らか、爽やかな一品。
ゆったりと流れる時間。
いつまでも長居しちゃいそうですが、そうも言っていられません。
お土産を買うとしましょう。

チャイ用の茶葉、スパイスだけでなく、自家製のパンやお菓子も販売。
購入したのはこちら。
★マサラパイ ¥150帰京してからいただいたのですが、これがビックリするほど美味かった。
ザクッとしたパイ自体の香ばしさ、そこにシナモンを始めとしたスパイスが香ります。
売り切れ必至、おススメですよ。
40年以上前にこの地でチャイ屋さんを始めたことにも驚きですが、ちっとも古びておらず、若い客層が集まっていることも凄い。
カレーもチャイも、アピールを頑張りすぎていない力の抜けようが逆に頼もしく、老舗の奥深さをしみじみと感じさせていただきました。
岡山駅からバスでも来れますが、歩いても20分ほど。
散策ついでが楽しいですよ。
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関連ランキング:インドカレー | 法界院駅、岡山駅、備前三門駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
「カレーといえばカレーライス」な印象が強かった岡山に、近頃ハラール対応の南インド家庭料理レストランが誕生、ちょっと話題になっているんです。

西川緑道公園脇、岡ビル市場の一角。
「インド家庭料理ミレンガ」オープンは2015年10月。
11時から21時までの通し営業です。

レンガ囲みのドーサキッチン。

金属のテーブル。
「清潔な」インドの大衆食堂といった雰囲気が楽しいです。


インドのキッチン用品、食材といった物販もかなり充実。
ネティポット(鼻うがい用ポット)やミソワク(天然歯磨き)といったマニアックなものまで!

こちらは市場の内側からみたところ。

お冷やとお手拭きはセルフサービス。
・・・って、このサーバもインドっぽすぎます。
メニューを見てみましょう。

ランチからディナータイムまで、メインとなるのはターリーセット。
(つまりはミールスですね。)

14時からはドーサやワダなどの軽食類(ティファン)も提供されます。
こちらのメインシェフは南インド、ハイデラバード出身。
グループ農園で作った無農薬野菜を用いたベジタリアン料理を基本とし、ハラール対応のノンベジ料理も提供するというスタンス。

シェフがハイデラバード出身なだけに、金・土・日限定でハイダラバード・ベジビリヤニも。(650円は安すぎ!)
しかもなんと、ターリー注文時にライスをビリヤニに変更可能とのこと!
これは恩恵にあずかるほかないですね!!
★ノンベジタリアン・ターリー(マトン) ¥1080
★ライスをビリヤニに変更 +¥250おお、美しい!
この日のラインナップは、
・カボチャのサブジ
・野菜のグレイビーソース
・チャナダル煮込み
・チャトニ2種
・フライドエッグ
・ライタ
・キール
・フルーツ
・チャイ
そしてマトンカレーとビリヤニ。
ビリヤニとマトンカレーを除けば如何にも南インド家庭料理といった風合いです。

味付けは全体的にスパイス控えめ。
ベジ系の料理は野菜の甘みを生かしたものが多く、サッパリ穏やかな味わいです。

ビリヤニも味付けはシンプルかつ穏やか。
バスマティライスの仕上がりはかなりパラッパラ、ふわっと感がないくらいパラッパラで、かなり素朴な印象です。

対して、唯一のノンベジメニューであるマトンカレーはなかなかスパイシー。
ドライタイプでクローブがはっきり効いており、ブラックペッパーを抑えたマトンペッパーフライか、ベンガルのマトンブナかのよう。
ベジメニューの中にあってひときわ印象が際だったこともあり、お代わりしたいほどの美味さでした。

食後には、かなりジンジャーが効いたチャイでホッと一息。
ジャンル的にもチューニング的にも、割とコアな方向性ながら、途切れることのない客足は見事。
「カレーといえばカレーライス」な印象が強かった岡山でも、南インド料理の風は吹くのでしょうか?
今後も期待ですね。
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