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カレー&スパイス・大分県

        

別府ムスリム学生のオアシス。完全ハラールレストラン。「ユーシャ」(別府)

category - カレー&スパイス・大分県
2021/ 01/ 22
                 
湯の町として知られる別府。
実は4000人もの留学生が暮らす国際都市でもあります。

海岸線に近い国道10号線沿いには別府マスジド(モスク)が。

そのすぐ近くにあるのがこちら。大分初の100%ハラール対応レストランです。

「カレーの王国 ユーシャ」

店主は別府大学の卒業生でバングラデシュ出身のモンズールさん。
イスラム教徒であるモンズールさんが留学生活で直面した食の問題。後輩たちに同じ苦労をさせまいとハラールフード専門食料品店「アジアンフード」をオープン。



今度は留学生たちが安心して外食できる場所をと考え、2012年2月3日「アジアンフード」の隣にレストラン「ユーシャ」をオープンしました。


カウンター席には電源完備。


ボックス席にはコーラン完備です。


ランチメニューは親しみやすいナン&カレーが中心。
ムスリム飯ならではのメニューとしては各種ビリヤニとダルゴーシュトが用意されていました。


★マトンビリヤニ ¥1050

お米はバスマティ使用。
シンプル仕立てながら、なかなかの現地仕様です。

ふんわりというよりは、しっとり米に味が染みわたったタイプ。
新大久保あたりの屋台ビリヤニのような感じですね。
マトンもたっぷり入っていましたよ。


★マサラチャイ ¥300

食後はホッと一息。

ちなみにこの日お店に立っていたのはインドからの留学生さん。
ムスリム学生たちの食と暮らしを支える拠点として、欠かせない場所であることがよく伝わってくるのでした。

道路向こうはすぐ別府湾。
浜辺の公園散策にあわせて立ち寄ってみては?

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関連ランキング:カレー(その他) | 別府駅


                         
                                  
        

湯の町パンジャビと冬の花火。「アフジャレストラン」(別府)

category - カレー&スパイス・大分県
2020/ 12/ 31
                 
さまざまな国の人々が自然に共存する多様性の街・別府。
別府駅からほど近いアーケード街で存在感を放つインド料理店があります。


「アフジャレストラン」

ニューデリーからやってきたパンジャビ、アフジャさんによる、パンジャビスタイルのインド料理がメインのお店です。


お店はオープンして15年、もともとは息子さんがやっていたそうですが、息子が東京に行くにあたり親がお店を引き継いだとのこと。


良くあるインネパ店(ネパール人によるインド料理店)とは一味違う濃厚なインドの空気がたまりませんね。

アフジャさんは英語ペラペラ、日本語少々。
パンジャビドレスで奥のベンチに座り笑顔を振りまいているお母さんは日本語が通じません。
そんなところも異国感たっぷり。

多様性の街・別府ならではですね。


メニューを開けばその筆圧に圧倒。


筆圧凄い。

筆圧。

実はこの日カレー梯子のまっただ中。
軽くいただける料理はないかとメニューを探ると・・・ありました。


★プーリチャナー ¥880

いわゆる揚げチャパティ「プーリ」とチャナダルカレーのミニセット。

ガラムマサラに加えヒングとカスリメティの香りがグイグイ来るチャナダルカレー。
チャナ豆はほどよく柔らかく、トマトの酸味もたまりません。


プーリの香ばしさも最高ですね。

かなり満足度高い軽食です。


★ホットチャイ(ホットティー) ¥350

食後はアフジャさんとカタコト英語で談笑。

お店を出ると・・・


路地裏の向こうに壮大な花火が。

商店街のみんなも、路地裏風俗のみんなも、同じ方向を見上げて笑顔に。

実に別府、別府らしいひとときだったのでした。

来年も良いことありそうです。

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関連ランキング:インド料理 | 別府駅


                         
                                  
        

別府に誕生、無水チキンカレー専門店。「大田咖哩」(別府)

category - カレー&スパイス・大分県
2020/ 12/ 26
                 
別府に無水チキンカレー専門店が誕生。

「大田咖哩」(オオタカリー)

2020年9月オープン。

近隣に住む女性店主大田さんが、ガレージとして使われていた築100年の建物を改装、小さく素敵な空間をつくりあげました。


カレーはチキンカレーのみ。1日25食限定。
店頭ではテイクアウトや冷凍販売も行っています。


★チキンカレー ¥900(税込)

20年ほど前別府に存在した「メリー」というお店の無水チキンカレーが忘れられず、独学で作り上げたのがこの無水チキンカレー。


解された鶏肉のジューシーな食感の中にブラックペッパーがピリリと効いて素直に旨い。
時折、軟骨が混ざっているのも食感に変化をもたらし嬉しいです。
ライスは雑穀米を使用、このカレーとよく合いますね。


卓上の黄色い福神漬をカレーに混ぜ込んでも面白いですよ。

+¥100 でコーヒーを付けることができます。

今年の営業は本日12/26までとのこと。
2021年の店舗営業は1月9日からだそうです。

鶏天が名物の別府ですが、このチキンカレーも別府の新名物になると良いですね。




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営業はノラリクラリ、料理は気魄。別府の本気ターリー。「スパイス料理Norary~Crary」(別府)

category - カレー&スパイス・大分県
2020/ 12/ 25
                 
多様性の街・別府には、個性派すぎるお店がたくさん。
中でも前から気になっていたお店が「ノラリクラリ」さん。
店名もさることながら、そのスタンスも独特。
公式Facebookページには

注意書
 当店は万人受けしません、クセのある料理がメインです
 下記に2つ以上該当した場合
 お互いのため注文を考え直してください
 ①辛いものが苦手
 ②パクチーandマトンが苦手
 ③時間に余裕がない
 ④財布に余裕がない
 ⑤心に余裕がない

まあ、当然といえば当然のことが書いてあるわけですが、北九州「KALA」と通ずる明確なスタンス。特別な料理を、価値共有できる人に食べて欲しい。実は入り口としては親切な但し書きなのではないでしょうか。

そして営業スタイル。
現在は予約があればオープンするというスタイルのようで、Facebookメッセンジャーにて日時をやりとり。
「一名でも大丈夫ですか?」の問いには、
「少人数だと助かります。同時だと最大4名までしか受付られないので」との答え。
良かった!

ということで、指定の場所は、砂湯で有名な竹瓦温泉の前。

街の中心にこんな凄い温泉があるなんで凄いぞ別府。

そのちょうど真向かいにある「TAKEYA」というお店。


ここが「ノラリクラリ」さん本日の営業場所だったんです。
指定の時間に灯る明かり。
お店に入ると、テーブルの上に素晴らしいターリーが。

うわあ。

★本日のターリー ¥1500(税込)

私ひとりのためにここまで凝った料理、良いんでしょうか?

今回の料理構成は
・マトンコルマ
・ムルグカラヒ
・チャナマサラ
・カシミールカレー
・アチャール
・パパド
・ターメリックライス


パキスタン人留学生から教わったレシピをベースにしたマトンコルマ。
サリサリインスパイアかつ独自アレンジのムルグカラヒ。
蜂蜜を用い、豆の食感を残したチャナマサラ。
素焚糖を使用、デリーインスパイアながらティッカ仕立てのチキンとジャガイモが香ばしいカシミールカレー。
そこに自家製ダヒ、アチャール、パパド、ターメリックライス。
唸るしかありません。

特にマトンコルマはいわゆるクリーミィなアレとは全く異なり、羊の旨みと油の旨み、髄のデロデロ感が愉しめる逸品!
これはずっと食べていたかった。

噂に違わぬ、魂の篭った料理たち。
そりゃあ、変な客にふらっと来られたくはないわな、と納得です。
あ、誤解なきよう言うと、店主は物腰穏やかで親切丁寧。
料理の知識自体はなくとも、丁寧に説明してくれますからご安心を。


ご店主によると、今まではパラレルワークで料理を提供していたため、このように特殊な営業スタイルだったものの、今後はカレーに専念するため、この「TAKEYA」を固定の営業場所にし(実はここ、店主の奥さんのお店で現在は営業していないそう)、レギュラー営業も考えているとのこと。

まずは、Facebookの情報をチェックすべしですね。

現在の予約方法は、
・直接電話する 090-3014-4078
・Facebookページの予約ボタンから予約 https://www.facebook.com/norarycrary/
 予約の際は次の項目お知らせください
 (氏名、購入日、来店時間、購入数量、別府or大分)
 必ず予約受付完了メッセージを確認してからご来店ください
※日によって営業場所が変わる(別府か大分)ことにご注意。


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多様性の街・別府の本格スリランカ。「ランカハット」(別府大学)

category - カレー&スパイス・大分県
2020/ 12/ 24
                 
海外からの留学生も多い、日本屈指のダイバーシティタウン別府にある本格スリランカ料理店。

「ランカハット」

2019年9月4日オープン。
九州のスリランカ料理といえば福岡で独自進化した「ツナパハ」系のお店(名古屋の「台湾ラーメン」のようなご当地料理です)が多いのですが、こちらは本国仕様のレストラン。さすが別府。

街を歩けばスリランカ人をよく見かける別府。
砂湯を体験したとき、スコップを持っていたのもスリランカ人学生だったし。
この日の店番も立命館アジア太平洋大学(APU)のスリランカ人留学生でした。


★ライオンスタウト ¥650

スリランカ料理店に来たらまず、これを頼まねばなりません。
アジア最古のプリュワリーによる美味すぎる黒ビールですよ。


料理のオーダーは基本ベースと好みのカレーを組み合わせるシンプル方式。
これなら単独訪問でも量が調節できて良いですね。


★Rice & Curry set(ダル+チキン)¥900

辛さは辛口をチョイス。

チキンカレーは鶏肉のクオリティにうるさい大分らしく、弾力、歯応え、かなりしっかりした鶏肉を使っています。
そして、グレービーがなかなか素晴らしいクオリティ。
ブラックペッパーをガツンと効かせた味つけがかなり好み!


ダルにはカラピンチャたっぷり。こちらも文句つけようのない仕上がりだなぁ。

ライスはもっちりした日本米。
現地の米を合わせるのも良いけれど、せっかく美味しい日本の米に合わせたチューニングも大いにあって良いと思います。

プレートにはサンボルもモジュも付かないシンプル構成ですが、逆にササッといただけるカレーとして優秀。
副菜つけて単価上げるより、この方が学生さんは嬉しいでしょうしね。

現在はAPUのスリランカ留学生に間貸しもしているというこのお店。
日本という異国でも安心し、助け合える場所がちゃんとある。
別府はそういう街なのですよね。

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