コイ&ドジョウ
-中国からやってきた、ステテコ模様のドジョウ- ボティア・ロブスタ
category - コイ&ドジョウ
2017/
02/
21クラウンローチにパキスタンローチ、アンジェリカスボティアにドワーフボティア・・・
ドジョウ科アユモドキ亜科に属する、俗にボティア(ボーシャ)系と呼ばれるキツネ顔のドジョウたちを好きというアクアリストは多いでしょう。
なかでも図鑑では昔から載っているものの、意外と実物にお目にかかりにくいのがこちら。

ボティア・ロブスタ (ボーシャ・ロブスタ)
学名:Sinibotia robusta (Botia robusta)
原産地:中国・ベトナム
水温:18℃ - 24℃
最大長:18cm
黄色いボディに黒いステテコ柄が並ぶ個性的なビジュアル。
ボティア・ロブスタ (ボーシャ・ロブスタ)と呼ばれているものの、実はシニボティア属。
尖った口先、シャープな尾びれの形状、各ひれに入る黒い模様など、
以前紹介したレプトボティア・グイリネンシスとも雰囲気が似ていますが、ロブスタの方が顔デカで体型も太くなります。
(レプトボティア・グイリネンシスはシニボティア・プルケールと呼ばれることもあり、分類的にも近縁と思われます)
サイズの割にかなり口が小さく、小さな人工餌をチョコチョコ齧ってる感じ。
餌食いもかなり良いのですが、摂取スピードが遅いため、混泳だとなかなか太りません。

また、底モノと呼べないくらいよく泳ぎます。
他の底棲魚にはあまり興味を示さないのですが、なぜか上を泳ぐ魚を追い回す習性があるようです。
と言っても執拗に攻撃しボロボロにする、という感じではなく、ただただ追い回す感じ。
混泳魚が一匹だとずーっとストーキングされてストレスになりそうですが、複数匹いれば分散されるため大丈夫。
小さな魚との混泳も問題なしです。
生息地は中国の雲南あたりであり、熱帯というより亜熱帯なだけに、夏場の暑さには要注意ですね。
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ドジョウ科アユモドキ亜科に属する、俗にボティア(ボーシャ)系と呼ばれるキツネ顔のドジョウたちを好きというアクアリストは多いでしょう。
なかでも図鑑では昔から載っているものの、意外と実物にお目にかかりにくいのがこちら。

ボティア・ロブスタ (ボーシャ・ロブスタ)
学名:Sinibotia robusta (Botia robusta)
原産地:中国・ベトナム
水温:18℃ - 24℃
最大長:18cm
黄色いボディに黒いステテコ柄が並ぶ個性的なビジュアル。
ボティア・ロブスタ (ボーシャ・ロブスタ)と呼ばれているものの、実はシニボティア属。
尖った口先、シャープな尾びれの形状、各ひれに入る黒い模様など、
以前紹介したレプトボティア・グイリネンシスとも雰囲気が似ていますが、ロブスタの方が顔デカで体型も太くなります。
(レプトボティア・グイリネンシスはシニボティア・プルケールと呼ばれることもあり、分類的にも近縁と思われます)
サイズの割にかなり口が小さく、小さな人工餌をチョコチョコ齧ってる感じ。
餌食いもかなり良いのですが、摂取スピードが遅いため、混泳だとなかなか太りません。

また、底モノと呼べないくらいよく泳ぎます。
他の底棲魚にはあまり興味を示さないのですが、なぜか上を泳ぐ魚を追い回す習性があるようです。
と言っても執拗に攻撃しボロボロにする、という感じではなく、ただただ追い回す感じ。
混泳魚が一匹だとずーっとストーキングされてストレスになりそうですが、複数匹いれば分散されるため大丈夫。
小さな魚との混泳も問題なしです。
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銀魚
category - コイ&ドジョウ
2014/
04/
19金魚の名産地、江戸川区船堀で毎年開催される「日本観賞魚フェア」。
第32回となる2014年は4/11~4/13の開催でした。
毎度全国トップレベルの金魚が集まるほか、ディスカス、グッピー、メダカの出店も多数。
今年は特にメダカの勢いがすごく、出目やら、背鰭のないらんちゅうやら、目が退化したものやら、まるで金魚のようなバリーションには驚き。
が、が、地味渋かつ原始的な形態に惹かれる私の心を捉えたのはこの魚。

銀魚(ぎんぎょ)
金魚の品種ではあるのですが、青文魚にも似てさらに光り輝くメタリックな体色、ランチュウのようでさらにヌボッと胴長な体型・・・古代魚を彷彿とさせる渋い魅力の魚。


もともとは60年代に中国からやってきた品種らしいのですが、現在は中国でも生産されておらず、系統維持は日本にかかっているのだとか。
とはいえ、殆ど市場では目にすることのない希少な品種で、いい一般には葛飾区水元公園の「江戸前金魚展示場」でその姿を見ることが可能だということ。

いやぁ、いいなぁ、なんともいえない魅力だなぁ・・・
と、思っていたらなんと、この銀魚をこつこつ生産している養魚場が!!
そう、なんとこの船堀にある「堀口養魚場」なんです。
「日本観賞魚フェア」が開催されている船堀タワーホールから徒歩15分ほど。
しかも日曜は小売りもやっているはず・・・早速行ってきましたよ。
養魚場脇の特約店「ギャラリー金魚道」にて銀魚の幼魚ゲット!!
派手な観賞魚もいいけれど、やっぱり飽きないのは渋い色彩の珍魚ですよね。
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今年は特にメダカの勢いがすごく、出目やら、背鰭のないらんちゅうやら、目が退化したものやら、まるで金魚のようなバリーションには驚き。
が、が、地味渋かつ原始的な形態に惹かれる私の心を捉えたのはこの魚。

銀魚(ぎんぎょ)
金魚の品種ではあるのですが、青文魚にも似てさらに光り輝くメタリックな体色、ランチュウのようでさらにヌボッと胴長な体型・・・古代魚を彷彿とさせる渋い魅力の魚。


もともとは60年代に中国からやってきた品種らしいのですが、現在は中国でも生産されておらず、系統維持は日本にかかっているのだとか。
とはいえ、殆ど市場では目にすることのない希少な品種で、いい一般には葛飾区水元公園の「江戸前金魚展示場」でその姿を見ることが可能だということ。

いやぁ、いいなぁ、なんともいえない魅力だなぁ・・・
と、思っていたらなんと、この銀魚をこつこつ生産している養魚場が!!
そう、なんとこの船堀にある「堀口養魚場」なんです。
「日本観賞魚フェア」が開催されている船堀タワーホールから徒歩15分ほど。
しかも日曜は小売りもやっているはず・・・早速行ってきましたよ。
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アイスポットアルジーター
category - コイ&ドジョウ
2010/
01/
24
アイスポットアルジーター
学名:Crossocheilus reticulatus
英名:Silver Flying Fox
別名:フライングフォックスアルジーター、シルバーフライングフォックス
最大長:17cm
原産地:カンボジア、トンレサップ湖
珍種です。
図鑑やネットを調べても日本語で得られる情報はほぼゼロ。
しかし全くの新着かといえばそうでも無いようで、
かの東熱帯魚研究所に過去「フライングフォックスアルジーター」という名で
入荷した魚と同種のようです。

海外サイトで調べたところ、
分類的にはサイアミーズフライングフォックスと同属。
最大17cmほどになる中型種で、
寿命は5年から10年だということが判明。
東南アジアのコイ科魚類には、
まだまだ日本に紹介されていない魅力的な種類がたくさんいるのですが、
いかんせん「鯉」という魚が日本人にとってポピュラー過ぎるためか、
南米のカラシンやシクリッドに比べて軽視されているようですね。
南米やアフリカと比べ輸送費がかからない分、
安価なのも軽視される原因かも知れません。
さて、このアイスポットアルジーター、
直訳すれば「目ん玉模様のコケ喰い魚」。

その名の通り、尾柄部に眼状班を持っています。
実際コケ取り(厳密には藻類取り)能力は相当なもので、
本家アルジーターを上回るばかりか、
サイアミーズフライングフォックスや
ワーズベストアルジーターなどよりも上。
もちろんオトシンクルスなど比較になりません。


レレレのおじさんばりに、常に掃除をしています。
時折水の流れに遡るような行動をします。

現地では流れのある場所に生息しているのでしょうか?
こういった行動の魚は大抵、高水温に弱いので注意が必要です。
と思ったら、やはりfishbaseでも20℃~24℃が適温と記載されていました。
通常の熱帯魚飼育の基本が26℃ですから若干の低温志向ですね。
性格は非常に温和。
・・・と思っていたのですが、若干の注意が必要。
というのは前述の通り、お掃除に非常に熱心なので、
動きの遅い魚の体表や、
破れたヒレなどをセッセとセッセと舐めてしまうのです。
執拗に追いかけるというわけではないのですが、
温和な魚にはストレスになるかもしれません。
事実、ウチの水槽ではロックドラスがストレスで落ちました・・・

混泳するなら活発な魚が良さそうですね。
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ガラ・コンゴエンシス
category - コイ&ドジョウ
2009/
12/
23
ガラ・コンゴエンシス
学名:Garra congoensis
別名:アフリカンリザードガラ
最大長:約10cm
原産地:アフリカ、コンゴ川
奇妙な魚です。

ひょろり細長い体に

平たい顔、

そして岩に密着するような扇状の胸ビレと尻ビレ。
遠目に見ればまるで爬虫類。
それでもコイの仲間なのですから。

オリーブ色のボディがなかなか渋い。
アフリカン特有の色彩ですね。

重力に負けたムーミンみたいな顔。
よく見るとほっぺたがほんのり赤みを帯びています。
後頭部左右には黄色いスポット。
地味な中にも渋い美しさがあって、なかなか魅力的です。
インボイスは「アフリカンリザードガラ」。

確かに東南アジアに分布するリザードフィッシュとも雰囲気が似ています。
リザードフィッシュの仲間はタニノボリとも呼ばれるように、
流れの強い渓流に棲んでいるのですが、
それと似た姿をしたコンゴエンシスもおそらく、
流れが強い場所の岩場に棲んでいるのでしょう。
高温や溶存酸素の少ない環境には弱いと推測されます。

普段はモノにはり着きながらヨチヨチ歩いたり、

コケとりしたり、
不器用にヨタヨタ泳いだりしているのですが…
試しに水面が低い環境に置いてみると…

登る!!

登る!

登りますね!!
うーん、
魚にしておくのが勿体無い。

爬虫類好きの方、
こんな魚ですが、如何でしょう?
※他のガラの仲間はこちらでどうぞ。
⇒“ドクターフィッシュ” ガラ・ルファ
⇒パンダガラ
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“ドクターフィッシュ” ガラ・ルファ
category - コイ&ドジョウ
2009/
11/
19
ガラ・ルファ
学名:Garra rufa
最大長:10cm
原産地:トルコ、イラン、イラク、シリア、レバノン周辺の西アジア地域の河川
美容にいい魚、「ドクターフィッシュ」として最近名が知られる魚。
数年前、私が初めて飼育していた時には「知られざる珍魚」だったのですが、
テレビや雑誌で紹介され、全国の水族館イベントに登場するとまたたく間に人気者になりました。
ちなみに「ドクターフィッシュ」という呼び名は日本では登録商標になっています。

ドクターフィッシュによる「治療」は、もともとトルコの温泉地で行われていたもの。
入浴者の体にこの魚が群がってきてアトピーなどの皮膚疾患を癒してくれるというもの。
初めてその情報を知ったときは、
「そんなミラクルなことがあるものか…」
と思ったものですが、
飼育してみると理屈は簡単。
要は、
「皮膚の角質化した部分を削り取るようにして食べて」いたのでした。
ガラの仲間は主に岩などに付着した藻類を削り取って食べています。

ところが温泉のような特殊な環境では餌がほとんどありません。
かじれるモノなら何でもかじって生き延びる…
そういう環境においてこの魚は、人間の皮膚の角質層をも削り取って食べることを覚えたのでしょう。
治療といえば聞こえはいいですが・・・
言い換えればこれって、
「人食い魚」じゃないですかねぇ??
まあ、そんなことはあまり気にせず飼育すると、
なかなかかわいい魚。
色彩は地味の極致ですが、
おでこが出た顔はなかなかコミカル。


案外気が強く、ぴゅんぴゅん泳いでは追いかけ合いをしています。
ただし、相手を傷つけることはほとんどありません。
いわゆる「コケ」でいっぱいの水槽に入れると「コケ取り魚」としてよく働きます。
また、お腹がすいている時には水槽内に手を入れると治療行為を行ってくれます。
ただし、アルジイーターなどと同様、成魚になるとコケをあまり食べなくなり、
とりもなおさず治療行為も行わなくなってきます。

もともと温泉にも住んでいるだけあって高温には強く、35度を超えた環境でも生息可能。
ただし急激な温度変化はよろしくないので、決してお湯をかけたりしないように!!

雄雌の判別は困難ですが、大きめの水槽に多数飼育、
ポリプの繁殖に用いるようなビニール紐を水槽内にたくさん入れておくと、
産卵・繁殖も可能だそうです。
最後に、
一般的にドクターフィッシュと呼ばれている魚はこのガラ・ルファですが、
近縁のガラの仲間や、コイ科他属の魚にも「ドクターフィッシュ」という呼び名の魚がいるので、
ちょっと注意が必要ですよ。
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