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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

カレーは人であり文化であり体験であるということ。「あちゃーる」(仙台・和泉中央)

前々から名前はよーく知っていたのです。
東京でも、神戸でも、これはというお店では、その名前をたびたび聞いていたから。

仙台ネパール料理のお店「あちゃーる」

仙台だからなかなか行けないな~なんて思っていたのですが、実は仙台駅からここまでの道のりのほうが・・・ちょっと大変(笑)
仙台って、バスがわかりにくいんですよね・・・
しかもお店の周囲は見事に住宅地。
お星様がよく見える・・・といったら素敵ですが、街灯があんまりないんです。

完全に外食の生活導線から乖離した場所。
でもそれはハンデなんかじゃなくて、訪れるお客さんのモチベーションが変化するということでもあります。

いやぁ、はるばるきたなぁ。嬉しいなぁ。

お店の中、写真は撮ってないけど素敵です。
無理にインドやネパールの雰囲気出そうと気張ってないし、でもストイックでかしこまる空間でもない。
一息ついて楽しもう、自然とそう思わせてくれる雰囲気です。

メニューはこれ。どどーん。

「ダル・バート」一品・・・シンプルです。
よく見ると「これがカレーです」と書いてありますね。

この言葉、実にグッときます。

ココイチのお店に「これがカレーです」なんて書いてあったら、
「んなもん知っとるワイ!」って気分にもなるでしょうが(笑)

面白いことにこのお店、注文前にカレー全種類の味見が出来ちゃいます。

マトン、チキンキーマ、豆、野菜・・・どれも美味すぎるのですが、こんなことしちゃって大丈夫?

・・・いや、なるほど。
つまり、日本のカレーライスを食べ慣れたお客や、逆に生半可にインドあたりのカレーに凝っちゃって「インドのカレーはこうあるべきだ」「これはインドであってネパールでない」などいろいろ言っちゃう客に納得してもらうには「実際に食べてもらう」しかない。
その結果が、試食というスタイルなのでしょう。

もちろん、客としてこんなに嬉しいことはありません。
迷いましたが、マトンを選択。いよいよ本番です。

★Daal-Bhat(ダル・バート)¥1200

ダルスープにライス(バート)、その他ムラコアチャールにウタパム、プーリ。
ちょっと面白い構成ですよ。
一般的なインド料理原理主義者(もはや一般じゃないか)の間では、ウタパムは南インド料理、プーリもインドのものと解釈されています。
でも、「これはインドであってネパールでない」などいろいろ言いたい方にこそ、ここに来て食べていただきたい。
なるほど、となるはずですよ。


こちらがマトンカレー。
とっても好きなタイプで、心から幸せになれます。
試食で選んだわけですから、当然といえば当然なんですが!

まぜまぜしながら夢中で手食。
どれか単品を切り出して・・・なんて考えられない。
たしかに全部あって、全部混ぜてこその「これがカレー」なんです。

よく考えてみれば、カレーをパーツで切り出してあれこれ盛り上がるのって、インドやネパールの人から見たらちょっと滑稽かもしれない。
ラッサムラッサム言っていろいろ食べ比べてるのって、外国人が「あそこの味噌汁はキレがある」とか「あそこの味噌汁は深い」とか「あそこの味噌汁はリアルじゃない」とか言ってるようなものだし、
バターチキンをアタマから否定して「グンドゥリュクのほうが素晴らしい」なんて豪語するのも、日本の家庭でハンバーグ出されて「これはドイツの料理だ。リアルな日本じゃない。高菜漬を所望する」なんて言ってるようなもの。

料理って、文化や生活といったコンテクストから切りはなせないものなのにね。


森さんの料理をいただき、お話をしていると、ホントいろいろなことに気付かされます。
まさに一期一会、百聞不如一見とはこのこと。
話は森さんご夫妻のルーツである小岩「サンサール」から神戸「ククリ」、山形「JAY」へ。
私の好きな店、尊敬するお店、憧れの店が点から線へとつながっていきます。
気がつけば、ライスとダルをおかわりしてお腹いっぱい。

実は私、旅先ではいつもディナーの梯子とかしちゃうほど貪欲なのですが、
この日はもう「あちゃーる」だけで充分。
その後夜遊びすることもなく、右手の香りを嗅ぎながらぐっすりと眠りにつくことができました。

まさにカレーは人、カレーは文化、カレーは体験。
やさしくもてなしてくださった森さんご夫妻、どうもありがとうございました。

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あちゃーる




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杜の都のフランスキュリー「フランス家庭料理 BISTRO RED HOT」(五橋)

仙台、プロヴァンス家庭料理の小さなお店「BISTRO RED HOT(ビストロ レッドホット)」にランチ訪問。

なぜ仙台?なぜビストロ?
それにはちゃんと理由があるのです。


実はここ、フランスのカレー=キュリーを提供している稀有なお店。

日本ではあまり知られていないことですが、フランスにもカレーを食べる文化がありカレーは「キュリー」と呼ばれているそう。
「フレンチの技法を用いたカレーライス」のお店は関東にも数店舗ありますが、フランスで食べられているキュリーそのものを提供する店はちょっと他には見当たりませんね。
こちらのお店で提供されているキュリーは主に二種類。

●仔羊のキュリー
パリの老舗レストラン「ラ・クーポール」で80年にわたる名物料理として人気を誇る濃厚なカレー。
ヨーグルトと野菜でとろみをつけているそうです。

●豚バラと野菜のキュリー
こちらはフォン・ド・ヴィオライユ(鶏を煮込んだスープ)がベースのスープカレーということ。

対象的な二つのカレーですが、いずれも貴重であることに違いはありません。

この日のランチに登場したのはこちらのキュリーでした。

★スープカレーランチ ¥1500

す、スゲぇ・・・
ワンプレートに詰まった本気のオーラに圧倒されます・・・


でっかい豚バラの迫力、しっかり色止めされた野菜たち。
スープカレーといっても札幌スープカレーとは全く方向性が異なり、
むしろ「デリー」のカシミールや、「カフェ ジョイ」の鉄板スープカレーのようにサラサラながらコッテリ濃厚。
辛さはそれほどではない代わり、ちょっとしたオトナの苦みがあり非常にコク深いカレー・・・いやキュリーです。
フォン・ド・ヴィオライユを用いているということですから、なるほどという感じも。

しかしこれを何故スープカレーと呼ぶんだろう?
・・・その答えはあとで知りました。

実はこの仙台では札幌のスープカレーが人気なんです。
仙台オリジナルの繁盛店もある一方、榎本加奈子のスープカレー屋まで札幌から進出している盛況ぶり。
(東京とは違い)スープカレーという名称自体が仙台ではキャッチーなのですね。

さて、このセットの魅力はキュリーだけではありません。

三元美豚を用いた無添加・無着色の自家製シャルキュトリーの数々。
これがかなり危険な旨さ!!
心地よい脂っこさとでも言いましょうか・・・いや、それだと誤解を招くな・・・
とにかく食べてみなきゃわからない旨さ。
感動としてはキュリーよりもこっちのほうが大きかったかもしれないほど。

その他、宮城県産無農薬フランス野菜を用いた温野菜の数々も、その他付け合わせも全部美味かったです。
正直フランス料理の詳しいことはわからないのですが・・・とにかく満足。

色白で控えめな感じの若い店長さんですが、そのこだわりには脱帽・・・帽子かぶってないけどね。

夜は夜で飲みながらいろいろ摘むにもよさそうなお店。
次回はフランス伝統の仔羊のキュリーをいただきたいものですね。

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レッドホット




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