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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

大いなる武術のルーツ『カラリパヤット』 ~ケララ楽園紀行-24-

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⇒★南インド・ケララ楽園紀行 〈目次〉はこちら。
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久々の更新になります「ケララ楽園紀行」。

マラリで迎える朝。

アラビア海の波の音、
椰子の木を揺らすケララの風。

photo:02
ここ南インド・ケララ州にやって来た目的はケララの料理、ケララの野生動物ともう一つ。

それは武術。

ケララで武術?
意外に思う方が多いかもしれませんね。
少しお話しましょう。

武術、といって誰もがまず思い浮かべるのが中国武術=クンフー。
ジャッキー・チェン、ブルース・リー、ジェット・リー、ドニー・イェン…
思い浮かべるだに多彩で華やかなクンフー、
そのルーツは達磨大師によって開かれた嵩山少林寺であると言われています。
達磨大師、そう、あの達磨さんがクンフーの開祖なのです。

ここで一度目を閉じて、
皆さんが知っている達磨さんの顔を思い浮かべてみて下さい。
$カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish

果たして…

中国人の顔に見えますか?

もうおわかりですね。

嵩山少林寺を開き、クンフーの開祖となった達磨大師は南インド人。

クンフーのさらなる源流は南インド・ドラヴィダ族の古武術だったのです。

そして、ドラヴィダ古武術の代表的な体系として知られるのが、
ここケララ州に伝わる古武術、カラリパヤット。

カラリパヤット(Kalaripayattu)はインド南部のケララ地方発祥の古くから伝わる戦闘技法。
体にオイルを塗り、約19種の蹴り技などの打撃技や組技と剣、盾、棒、短棒、などの武器を使用する。
ライオンや蛇などの姿勢があり、カターカリ、ヤクシャガーナなどの舞踊劇の俳優の訓練に14世紀頃からおこなわれた。
付属するマルマン医療(アーユルヴェーダのタントラ)、ウリチルというマッサージがある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)


中国拳法や日本の空手、タイのムエタイなど、さまざまな武術のルーツとされるカラリパヤット、
学ばずにはいられますまい。

photo:03
早朝、椰子の木が茂る林の中の道場、
そこに集まったケララの拳士たち。

白いタンクトップに白いショートパンツという軽装ながら、腰には長い帯を巻いています。
日本の黒帯のルーツなのでしょうか?

まずは柔軟運動、そして準備動作。
私も参加しました。

この準備の段階から、カラリパヤット独特の曲線的な動きが見受けられて興味深いです。

続いて実技。


凡そ全ての格闘技の基本は身体の回転運動でありますが、
この古武術に於いてはそれが非常に顕著。
突きだって、蹴りだって、全てが回転する円運動なのですから。

腕を大きく振りかぶり、円を描くように相手にたたきつける突き。
同じく円を描くような動きでその手首を掴み取る受け技。

拳法の基礎があれば、意外にできるものです。
エッセンスは共通ですからね。

「You are STRONG」という素敵なお言葉を頂きまして・・・嬉しい!

続いてなんと、刀を用いての演武!

刃と刃がぶつかる音、飛び散る火花・・・
国を守る戦闘術としてのカラリパヤットが身近に感じられ、感激。

凡そヨガでも気功でも、そして武術においても、大切なのは「場」。

大地の気、大海の気、天空の気、つまりは地球や宇宙を体感し、
自らの中にそれを感じとって初めて、本質に迫っていけるもの。

このケララには、それらが生まれ育まれるべき、大いなる「気」を感じます。

大いなる源の地、ケララ。

本当に来てよかった。

(つづく)



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アラビア海の汐風と、高級魚介ディナー。「Beach Grill」 ~ケララ楽園紀行-23-

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南インド・ケララ州。
アラビア海に面するリゾート地、マラリで迎えた夜。

滞在している「Marari Beach Resort」の敷地内には、
メインレストランの他に「Beach Grill」というレストランがありました。
photo:05

;"photo:06"
こちらはその日アラビア海で獲れた魚を調理してくれるレストランとのこと。
さて今日はどんなメニューが登場するのでしょう?

まずは、マラリに行ったら是非!
とevergreentravelの真美社長から薦められていたカクテルを注文。
photo:08
Marari Punch
これがまた、普通のカクテルではなかったのです!!
photo:02
入っているのはカレーリーフ、レッドオニオン、グリーンチリ・・・
なんとまぁ、南インドなカクテルでしょう!!
お酒までスパイシーなものをいただけるとは、なんとも幸せ(笑)

さて、料理ですが、メニューを見てちょっとビックリ。
何がって、お値段ですよ。

ロブスター 1kgあたり3400Rs.(約¥6200)
タイガープローン 1kgあたり2250Rs.(約¥4100)
ジャンボプローン 1kgあたり2000Rs.(約¥3600)
魚 1kgあたり2000Rs.(約¥3600)


インドで一般的な会社員の月給が30000Rs.
日雇い労働者の日給は100Rs.程度。
コーチンで究極に素晴らしいミールスをたらふく食べても90Rs.だったことを考えれば、
ここがいかにハイソな場所か。

料理一つとっても、インドの超格差社会が手に取るようにわかります。

ちなみにさっきのカクテルは一杯500Rs.程度でした。
日雇い労働者5日分の給料ですね。

メニューブックにちょっとお得なセット(といっても安くはありませんが)があったので注文してみました。

BOATMANS MEAL 1500.00Rs.

魚料理、エビ料理、デザートのセットのようです。

では、行ってみましょう!
photo:07
Stuffed Herbal Meen Porichathu
ミーンは魚、ポリチャトゥはグリルですね。
少しずつ判ってきましたよ。
西洋風に言えば「白身魚の香草焼き」って感じでしょうか。
魚はsea brailという種類とのこと。
後で調べたけど、判りませんでした。
photo:09
Konchu Roast with Kallappams
昆虫ローストではありません。
コンチュはどうやらこのあたりで獲れるエビのこと。
photo:10
見た目は大ぶりのクルマエビのようです。
スパイシーグレービーをどさっとぶっ掛けたエビの丸焼き。
カラッパム(米粉のパンケーキ)と一緒にいただきます。
スパイシーグレービーと説明されたものの、要はかなり濃厚なカレーです。

れたてのエビの強い香りがジュワッと染み渡った、
まさにここでしか食べることのできない味といえるでしょうか。

食後のデザートはこちら。
photo:11
マスカルポーネチーズのムースですね。
何ともハイソなビジュアル。
上にそそり立ったチョコも濃厚な味で、
いかにも高級菓子であります!!

アラビア海から吹く夜風にあたりながらいただく、
なんともワイルドかつエレガントな料理。

たまにはお値段のことを忘れて、ね。

大変貴重なディナーでした。

(続く)

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マラリ・クッキングクラス。そして夜の住人たち。~ケララ楽園紀行-22-

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マラリビーチリゾートでは、希望すれば南インド料理のクッキングクラスに参加することができます。
自作派インド料理マニアなら喜んで飛びつくところでしょうが、私は食べる方専門
しかし、先生が作った料理を試食できると聞いて、即参加です(笑)。
photo:01

photo:03

photo:02


結論、やっぱり新鮮素材での作りたては美味い!

…アバウトですいません(笑)

さて、アラビア海に面したこのホテル、海に沈む夕日はさぞかし美しいことと…

クッキングクラスを終え外に出たらすでに真っ暗。

カレーと引き換えにアラビア海の夕日、見逃しました~(笑)

ま、暗くても良いから一応海辺まで出てみるとしますか…。

暗闇の中、波の音が聞こえてきます。

砂浜へと出ると、次第に大きくなる波の音。
そして次第に聞こえてくる、カサカサカサカサという音…

…懐中電灯で砂浜を照らしてビックリ。

photo:04

photo:05

photo:06

蟹蟹蟹蟹蟹蟹蟹…!!!

写真ではお見せできませんが、何と波打ち際にものすごい数のカニが!
シオマネキのように波のリズム合わせて右往左往。

何じゃこりゃ~!

photo:07

しかもしかも、日本のシオマネキとは比べ物にならないビッグサイズ!
甲羅の幅で6cmはありますよ。

夜の海辺での思わぬ収穫に満足して元来た道を戻る途中、またまた何か生き物の気配。

懐中電灯で足元を照らしたら…
やっぱり居ました。
photo:08

ケララのヒキガエル!
日本のヒキガエルよりはひと回り小さいものの、ペパーミントグリーンのボディに赤い模様が何ともキュートでビューティフル!
連れて帰りたい…

というわけで、いつ何処へ行っても豊かな自然と出会えるケララの夜でした。

さて、ディナーとしますかね。

(続く)

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マラリ、近隣村落へ直撃訪問。~ケララ楽園紀行-20-

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マラリビーチリゾートで圧巻のランチブッフェをいただいた後は、ちょっとホテルの敷地外を散策。

やはり、リアルな人々の暮らしも見ておきたいですからね。

ホテルの門を出て、道路向かいの林の中へ。
photo:01
こんなところに人が住んで居るのでしょうか?
photo:02
突然現れる白い塀。
やはりここは住宅地のようです。
スプレーで派手に落書きされて…
いるように見えますが、
よくよく見ればこれ、選挙のスローガン。
ポスター張るなんてまどろっこしいことはせずに、じかに書いちゃうわけです。それでOKなんです。
photo:16
椰子の木の林の中に、けもの道と言っては失礼なのでしょうが細道がちらほら。
その先々に住宅がありました。
photo:19

photo:11


photo:20
こりゃまた風情のある御宅。
photo:21
こちらのご家庭は縄を編んで生計をたてているようです。
photo:03

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実際に、
photo:05
縄を編んで見せてくれました。流石の超速仕上げ!

しかし縄編みだけでそんなにお金が稼げるとも思えず…
と心配してしまうのは野暮な都会人の考えなのでしょう。
photo:18
生きるために沢山のお金が必要で、
それを稼ぐために人生の大半を費やす暮らしと比較してはいけない豊かさがここにはあります。
photo:09
アクティブな鶏たち。
photo:10
巨大な巨大なジャックフルーツ。
photo:22
カシューナッツ。
ケララはカシューナッツの一大産地。
果実の下に盲腸のようにぶら下がっているナッツが衝撃的でもあり、愛らしくもあります。

photo:12
突然開ける沼地。
photo:13
バッファロー(水牛)が走りさってゆきます。
ミルク用でしょうか。
放牧状態のバッファローは、
近すぎちゃってどうしようの富士サファリパーク状態!
photo:15
30℃を超える炎天下、沼地の浅い水たまりにも、魚の姿。
インドメダカですね。
浅く、温度が高くて溶存酸素量が少ない場所でも逞しく繁殖しているようです。

photo:07
そびえ立つ椰子の木はやはりケララのシンボル。
実はココナッツミルク、葉っぱは燃料になったり、
家の屋根を葺く材料になったり、暮らしの中にも根付いています。
photo:17
根元にできた円形の窪みは、椰子の実が落下した跡です。
ケララでは毎年、落下する椰子の実に当たって数人が命を落とすそう。

ここでは様々な意味において、
生命のリアリティが強烈なのです。

photo:14
空き地では、子供たちがサッカーを楽しんでいました。

目が合うと、笑顔で駆け寄ってきたその瞳に、
国境なんか存在していませんでしたよ。

(続く)

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圧巻のランチブッフェ。「Marari Beach Resort」~ケララ楽園紀行-19-

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4/3、ケララでの最後の滞在地はアラビア海に面した「Marari Beach Resort」。
「Coconut Lagoon」と同じCGHグループが経営する体験型ホテル。
photo:01
ここは昔ながらの海辺の村を再現したホテルで、
あのポール・マッカートニーがお忍びで滞在したこともあるのだとか。

ケララにはヨーロッパからの観光客が非常に多いのですが、
ここマラリは特にランクの高いホテルで、
アーユルヴェーダやヨガを行うために長期滞在する客も多いのだそうです。

広大な敷地に点々と存在する、一軒藁葺きの建物。
しかし実はこの屋根は藁葺きではなく、全て乾燥した椰子の葉っぱでできているのです。

流石はケララですね。

時はまさにお昼。
早速食事に参りましょう。
photo:02
外見はプリミティブでもそこは高級ホテル。
レストランの飾りも一筋縄ではない様子。

Evergreen ravelの真美社長からも、
「マラリのランチブッフェはお勧め」と聞いていただけあって、
これを逃すわけには行きません。
photo:03
ズラリ、ズラリと並んだスパイス料理たち。
その圧巻のラインナップをとくとご覧ください!!
photo:06
BAKED PRAWN MIRALLE エビの焼きカレーというかドリアというかそんな料理
NADAN MEEN CURRY 辛いケララ風魚カレー
CHICKEN BIRYANI チキンビリヤニ
MUTTON BHOPLA 羊肉とカボチャのカレー


photo:07
KERALA RICE ケララ米
STEAMED RICE ケララの白米
CASHEW PULAO カシューナッツのプラオライス
??? ケララの茄子カレー
PASTA & HERBAL PESTO スパイシーハーブソースのパスタ


photo:05
見てください。
これ、なんだか判りますか??
実はいろんな種類のピクル(インド式ピクルス)やチャトニ。
マンゴーピクルにデーツピクル・・・
酸っぱいピクル好きとしてはもう、たまりません!!
photo:08
現地野菜も色とりどり!!

photo:04
ヨーロッパからの客が多いこともあり、西洋風のパンも充実していました。
・・・・流石に手が(胃が)回りませんでしたがね。

photo:12
ROASTED TOMATO & GARLIC SOUP 焼きトマトとガーリックのスープ
MARABAR CHICKEN SOUP マラバールチキンスープ


photo:09
DAL ADRAKI 豆と生姜のカレー
ALOO JEERA CAPSICUM ジャガイモとパプリカのスパイス炒め
CAULIFLOWER MANGA CURRY カリフラワーとマンゴーのカレー 
CHETTINADU VEGETABLE CURRY チェティナドゥ式野菜カレー


その他いろいろ。

デザートだって、大変です。
photo:11
WHITE CHOCOLATE BROWNIE ホワイトチョコブラウニー
CARROT PAYASAM ニンジンのパヤッサム

photo:19
CAPPUCCINO MOUSSE カプチーノムース
MANGO CHEESE CAKE マンゴチーズケーキ

photo:10
その他デザートいっぱい。

これだけあったら、一品一品をたくさん食べるなんてことはまず無理。
いろいろ食べたいから、結果こういう盛り付けに!!
photo:13
カラフル!!!
photo:16
もちろん、手食でマゼマゼ、前提です。
photo:17
色とりどりのピクル。
ささやかながら、めったに味わえない幸せ。
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こちらは澄んだ、マラバールチキンスープ。
見た目によらず、なかなかスパイシー。
photo:15
おなじみケララパロタはもう、食事には欠かせなくなってきました。
photo:18
こちらはオーダーで作ってもらった、イカと白身魚のソテー。
ブッフェ以外にも注文聞きに来るあたりが、なかなかすごすぎ。
photo:20
最後は圧巻のデザートで締め!!!

まぁ何と言うか、これ以上無いランチブッフェ。
量や種類だけでなく、何と言っても素材の良さが素晴らしく、
いちいち舌鼓。
舌鼓の乱れ打ちと言っても過言ではない(笑)

野菜は敷地内の農園から、
シーフードは目の前の海から調達しているんだから、
どうやったって敵わないです。

もしアーユルヴェーダとかでここに長期滞在したとしたら、
間違いなく太るね。

(続く)

Marari Beach Resort
North S.L Puram, Alappuzha, India
 ⇒公式HP

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