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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

オスカー”ハーフレッドベリー”

うちのオスカー幼魚。
FLYING ROPEFISH!
一見普通のオスカーですが、
実はちょっと変わった血筋なんです。

某ショップでのブリード個体なのですが、
母親がこちら。
FLYING ROPEFISH!
アラグアイアオスカー♀

そして父親はこちら。
FLYING ROPEFISH!
ネグロレッドベリー♂

一般にオスカーと呼ばれるAstronotus属には四種の魚が含まれています。
Astronotus ocellatus
Astronotus crassipinnis
Astronotus orbiculatus
Astronotus rubroocellatus
そしてそれらの中でも最高峰とされるのが、
「レッドベリー」ことAstronotus rubroocellatusなのです。
成魚だと5万円ほど。幼魚でも2万円前後するでしょうか。

うちのオスカーはレッドベリーの血を半分引いているにも関わらず、
購入時価格はなんと1000円!

FLYING ROPEFISH!
購入から3ヶ月。もう赤い斑紋が出始めています。
母親のアラグアイアオスカー(crassipinnis種?)もかなり腹が赤い固体ですから血筋的には有望?

FLYING ROPEFISH!
半分レッドベリーだから勝手にハーフレッドベリーと名づけていますが、
これからどう仕上がっていくのでしょう。
楽しみです。

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セベラム~ポピュラー種の逆襲

2007年12月。
珍しい魚、変わった魚にしか興味がなかった私は、
珍魚のメッカ「熱帯魚のチャイ」へと出かけました。

その帰り、
ちょっと散歩してみようかと新馬場の商店街へ立ち寄ったのですが、
そこで「ショウワエン」という、
名前どおり昔からあるような小さなペットショップを発見しました。
入ってみると中には・・・

状態のいい日本石亀、
丸々太ったグッピー、
水草水槽に泳ぐベタ、などなど。

チャイのような珍種がいるはずもなく、
しかしそこにいる生き物たちがきちんと「飼育」されているその感じに、
逆に新鮮な気分になったものです。

そして店の一番奥、90cm(多分)水槽。
水草の間からひょっこりと顔を出した4cmほどの茶色っぽい魚の姿。

頭の中が珍魚寄りの私は、

ポリセントラス?

ダイヤモンドクロマイド??

いや、ちょっと違う・・・

と思い、店主に「これ、何ですか?」と訊くと、

「セベラムという魚ですよ」


との答え。


・・・

セベラムといえば、昔から知られているポピュラー種。
早くから東南アジアブリードが確立し、安価で出回っている。
熱帯魚を齧った者ならばだれでも知っている名前だろう。

私もショップで何度見かけて、何度スルーしてきたことか。

しかし何だろうか、この、
全く新しい魚を見つけたような感覚は・・・。

セベラムの、いわゆる「プロショップ」や「量販店」での扱いは微妙なもの。
ネオンテトラやエンゼルフィッシュほど初心者うけもなく、
マニアが買うには「当たり前の魚」すぎる。
結果、ベアタンクにどさっと入れられ、数匹死んだ状態で放置なんて様子。
そんなの誰も買うもんか。

しかし、この商店街のセベラムはきちんと「生きて」いる。
オーラが違うのは当たり前だ。
そもそも古くから親しまれ、早くから養殖されているからには、
それに見合うだけの魅力が本来あるからで、
「あたりまえの魚」としてのぞんざいな扱いゆえ、
その魅力が長く忘れ去られていたにすぎないのだ。

ともあれ、この「古典魚」の魅力を新鮮に感じた私は、
異例のポピュラー種を400円で購入する決断をしたのです。

レトロなパッケージの「乾燥みじんこ」と一緒に。



・・・あれから1年3ヶ月。


4cmだった幼魚は10cmを超える立派な姿へと成長しました。

FLYING ROPEFISH!-セベラム3
セベラム
学名:Heros severus
最大長:15cm
原産地:アマゾン川北部流域

決して派手ではないけれど、微妙な色が複雑に配置された味わい深い色彩。
ディスク体型で背びれとしりびれが伸張する立派なシルエット。
すこし野性味溢れるディスカス、と言った感じでしょうか。

FLYING ROPEFISH!-セベラム5
口元の青・・・

FLYING ROPEFISH!-セベラム
そして目元の青は、シクリッドならでは。

さらに楽しいことに・・・

FLYING ROPEFISH!-セベラム4
気分によって鮮やかなボーダー模様に早変わりします!

シクリッドだけに性質は温和・・・というわけにはいきませんが、
同サイズの魚との混泳は充分可能なレベル。
相手をしつこく追いまわすようなことはないようです。
オスカーと同等か、それよりおとなしい位。
また、底モノには全くちょっかいを出しません。

最近では様々なタイプのワイルド個体も見られるようですが、
それらの全てがHeros severusではなく、
Heros属の複数種が混じっているようなのですが、
日本では扱いがアバウトで、種の同定は困難です。
ヨーロッパには愛好家がいるようなので、洋書を参考にするといいかも知れません。

FLYING ROPEFISH!-セベラム2
この種のように、
古くから知られ、当たり前の存在になり、
その魅力が忘れ去られかけたまま、
ずるずるとポピュラー種であり続けるような魚は他にもいます。

フェスティバム、
シルバーグーラミィ、
ブラックテトラ、
アノストムス・・・

それらの魚を手に入れ、しっかりと仕上げること。
そうすれば、意外なほど新鮮な発見があるかも知れませんね。

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パレートロプルス・マナラモ

FLYING ROPEFISH!-マナラモ

世の中に、「渋い魚」はいっぱいいるけど・・・

FLYING ROPEFISH!-マナラモ2

本当に「渋い魚」とは、こういうのを言うんですぜ!

FLYING ROPEFISH!-マナラモ5
パレートロプルス・マナラモ
学名:Paretropllus sp."Manaramo"
最大長:25cm
原産地:マダガスカル島

なんだか呪文のような名前ですが、
マダガスカルに生息するシクリッドの一種。
幼魚時は(本当に)地味ですが、
成魚になるとボディはメタリックな青緑色に、
各ヒレは赤く染まり美しくなるそう。

FLYING ROPEFISH!-マナラモ6
・・・まあ、見る限りミニチュアの鯛ですが。

こう見えて10年前には10万円を超える高価な種だったとか!?
輸入自体が非常に稀なのです。

FLYING ROPEFISH!-マナラモ7
さて、シクリッドとはスズキ目スズキ亜目カワスズメ科の魚のことで、
魚類の中でも最も進化したグループの一つ。
南米大陸のエンゼルフィッシュ、ディスカス、オスカーや、
アフリカ大陸のペルマト、ティラピア、フロントーサがおなじみですが、
実はこの、
淡水で高度に進化した魚が、
大西洋という大きな海をはさんだ2つの大陸に分布している

という事実が、大陸移動説の一つの証明となっているのです。

さらに、シクリッドは本種をはじめマダガスカル島と、
あまり知られていませんがインドとスリランカでも少数見られ、
このことがインドとマダガスカル島が昔アフリカ大陸と(南アメリカ大陸とも)
陸続きであった証拠とされています。

そう、
インドは大陸移動でアフリカから切り離され、ユーラシアに衝突したのですよ。
その時の衝撃で衝突部分が盛り上がったのが今のヒマラヤ山脈だと云われています。

われわれが水槽で飼育する魚たちにも、
地球の大きな歴史が刻まれているんですね。

誇り高きマダガスカルシクリッド、
パレートロプルス・マナラモ!
FLYING ROPEFISH!-マナラモ4
・・・まあ、見る限りミニチュアの鯛ですが。


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