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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

プテラポゴン・カウデルニィ

イソギンチャクと共生して身を守るクマノミは有名ですが、
長い棘をもつ有毒ウニ、ガンガゼと共生して身を守るのがこの魚。

プテラポゴン・カウデルニィ
学名:Pterapogon kauderni
別名:アマノガワテンジクダイ
英名:Banggai cardinalfish
最大長:8.0cm
原産地:インドネシア・バンガイ諸島近辺 30m以深


白黒モノトーンの体色ながら、独特の体型と天の川模様で人気が高い魚。
人工飼料によく餌付き、大人しくサンゴを傷つけないということで、
近年アクアリウム界でもよく知られるようになってきました。

他のテンジクダイの仲間同様、群れを作って定位していることが多いようです。
ガンガゼの棘の間にで身を守るのは幼魚時、とのこと。


実はこの種、卵が孵化するまで雄が口の中で守るマウスブリーダー。
海水魚ながら飼育・繁殖も容易で、国内で商業ベースの繁殖も始まっているそう。


一方、元来の生息地においては乱獲による個体数の減少が危惧されている様子。

繁殖力が強いが故にアクアリウム界で人気が出、
人気が出た故に乱獲され絶滅が危惧されているなんて、なんとも皮肉な話ですよね。

ブリード個体の安定供給が確立され、野生個体の乱獲が止むことを願います。

(撮影:すみだ水族館)

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可愛い自爆魚。~ ウミスズメ ~

『綺麗な花にはトゲがある』とはよく言いますが、今回は『可愛い魚は自爆する』というお話。

ウミスズメ
学名:Lactoria diaphana
英名:Roundbelly cowfish,Spiny boxfish,Diaphanous boxfish, Diaphanous cowfish, Thorny-back cowfish, Translucent boxfish,Transparent boxfish
最大長:30~34cm
原産地:茨城県以南、インド・西太平洋 沿岸の浅海域


額に短い二本の角があるハコフグの仲間。
とぼけたルックスで愛嬌抜群ですが、ナデナデしたら大変なことに。

実はこのウミスズメ、他のハコフグ同様、体表の粘液にパフトキシンという神経毒を持っているんです。

パフトキシンは水溶性で、このフグがストレスを受けると毒を放出して身を守るのですが、採集時や飼育下において狭いところに他の魚がいるときにもストレスで毒を放出するようです。

水中に放出されたこの毒は強力で、他の魚が全滅するだけでなく、耐性を持っているはずのウミスズメ自身も自らの毒で絶命することがあるほど・・・


まさにポケモンでいうところの『じばく』。
マルマインだと思って扱ったほうがよさそうです。

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奥深きレインボーフィッシュの世界 ~ グロッソレピス・ラムエンシス

日本のアクアリウム界では見過ごされがちながら、非常に魅力的な種が揃うレインボーフィッシュの仲間。

レインボーフィッシュとはトウゴロウイワシ目のメラノタエニア科及びその近縁に属する魚の総称で、オセアニアを中心に、インドネシアやマダガスカルにも数種が分布しています。

レインボーフィッシュの仲間が日本で流行らない理由はおそらく二つあって、まず一つは熱帯魚書籍でのカテゴライズ。
海産由来のトウゴロウイワシ目であることから「汽水魚その他」に片付けられることの多いレインボーフィッシュ。「塩分が必要なんでしょ?」と誤解されがち。
実際にはイエローレインボーなどいくつかを除く大部分は完全淡水魚。
ソイル床の水草水槽でもスクスク元気な易しい魚たちなんです。

二つめの理由は「なんとなくタナゴっぽい」ってこと。
確かに日本人、タナゴは見慣れているでしょうが・・・(笑)
実際には全然違いますから。

最近では上記の理由に加え、オーストラリア政府が生物の輸出を大幅に規制している影響で、大量養殖が確立したポピュラー種以外の仕入れ価格が高騰していることも普及に歯止めをかける要因でしょう。
(それが逆にドイツブリードのマニア種の輸入を生み、アピストさながらのマニア嗜好を強めることにもなるのですが)

レインボーフィッシュの人気が高いヨーロッパでは、日本ではお目にかかれないような種のブリードも。
洋書「Aqualog Rainbowfish」に掲載された未知のレインボーフィッシュのなんと美麗なことか!!

とまぁ、前段が長くなってしまいましたが、
今日はそんなマニアックなレインボーフィッシュの中でも、結構マニアックな部類に入る種類をご紹介。


グロッソレピス・ラムエンシス
学名:Glossolepis ramuensis
英名:Ramu rainbowfish
別名:ラムエンシスレインボー
最大長:8cm
原産地:パプアニューギニア


一見すると「オレンジの発色が良くないハーフオレンジレインボー」のよう。
しかしよくみれば各ヒレに朱色とブルーの模様が入っていたりと、繊細な美しさがある種。
ハーフオレンジレインボーなどが属するメラノタエニア属ではなく、
コームスケールレインボーと同じグロッソレピス属なのがミソ。

オーストラリア産ではないので、思ったほどは高くない価格での入手。

大多数の熱帯魚は上半分、背中側のほうが色鮮やかなものですが、この種に関していえば腹側のほうが彩り豊か。
くすんだグレーの背中に対し、腹はメタリックなブルーグレー。
そこに滲むようなダークブルーの色彩が入る感じはなかなか独特ですよね。


メラノタエニア属のポピュラー種同様、正確は非常に温和。
ビュンビュン泳ぐこともないので、広い水槽じゃないとガラスにぶつかっちゃうというわけもなく。
また平たく高さのある体型ゆえ、捕食されにくい点も混泳には助かるところ。
もちろん純淡水飼育で、弱酸性~弱アルカリ性まで適応。水温も標準の26度前後でOK。
口が小さいので餌は小さいものが良いですが、人工飼料で問題なしです。

まぁ、いってみれば非常に飼いやすく、水草水槽にも混泳水槽にも馴染むオールマイティな魚ということですね。

今度も絶対に流行りそうにないお魚ですが、それだけに愛着もわくというものです。

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テーマ:熱帯魚 - ジャンル:ペット

ケララの渋美魚、プリストレピス・マルギナータ

photo:01
プリストレピス・マルギナータ
学名:Pristolepis marginata
別名:グリーンナンダス、マラバーリーフフィッシュ
最大長:15cm
原産地:インド・ケララ州

インド亜大陸の南端、ケララ州に生息するナンダス科の非常に渋い魚。

淡水魚ながらどことなく海水魚のスズメダイにも似た雰囲気がありますね。

photo:02
一見非常に地味な魚ですがよく見ると薄いベージュ色とオリーブ色の柔らかいグラデが上品で、
薄く仄かに入る白い縞模様と合わせてなんとも優しい雰囲気を醸し出しています。
調子が安定してくると、鱗の縁が輝いてまるでアジアアロワナ・・・は言いすぎですけれど、なんとも渋い美しさ。

性格は比較的温和で、幅広い水質に適応。
人工飼料への慣れも問題ありません。
プリストレピス属の他2種と比べても、もっとも性格がおおらかで実に飼いやすい。
要するに、とってもいいペットフィッシュなんです。

ただこの手の魚を好んで欲しがる飼育者がそう多いとも思えず、入荷は非常に稀。

最近ケララ州はじめ南インドの料理は注目を集めていますが、
ケララの魚が注目を集める日はまだまだ遠いようですね。

ちなみに昨年私がケララに行った際、自然下で確認できた淡水魚は以下の通り。
・レッドライントーピードバルブ
・アベニーパファー
・ニードルガー
・ダイヤモンドクロマイド
・オレンジクロマイド
・アプロケイルス・リネアートゥス
・プラーチョン
・オスフロネームス・グーラミィ(移入種)
・大型コイ2種(Tor属?)
 (残念ながらプリストレピスは発見できなかったのでした。)

(参考:タイ産 プリストレピス・ファスキアータ Pristolepis fasciataの写真)
photo:03

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ブータンバジス

幸福の国ブータンから、なんとも美しい魚がやってきました。
photo:01
ブータンバジス
別名:バジスsp."ブータンブルーフィン"
学名:Badis sp.
最大長:不明(5~6cm?)
原産地:ブータン

通称カメレオンフィッシュと呼ばれるバジス・バジスの仲間。
赤みの強いボディに大きめのヒレ、各ヒレを縁取る鮮やかなコバルトブルーが印象的です。

その赤みを帯びた体色から、一見するとダリオの仲間やフレームドットバジスなどに似て見えますが、
ヒレの大きいフォルムなどから、バジス・バジスに近縁と推測されます。

ミャンマーに生息するバジス・バジス・ブルマニクス同様、バジス・バジスとは亜種関係なのかもしれません。

性格は特に荒いということはなく、水底に落ち着いているか、中層に定位していることが多いようです。
photo:02
カメレオンフィッシュらしく、水底にいるときは地味な茶色になっていることが多いようですね。
あとは気分によって、全身に黒い縞がでてくることもあります。

同サイズの魚がちょっかいを出してきたときにはヒレをギンギンに輝かせてフィンスプレッティング。
バジスや、アナバンデッドや、シクリッドなどは、頭がよく、表情が豊かで見ていて楽しいですね。


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