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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

熱帯魚「混じり抜き」実践編

前回の続き。

さて今回は実際の混じり抜き例をご紹介します。
そのテーマ性ゆえ、
少々マニアックとなることをご了承下さい。


●まずは過去に私が経験した、めぼしい混じり抜きをざっと紹介。

(販売名)クテノポマ・ウィークシー→(本当は)クテノポマ・マクラータム
ウィークシーもいい魚ですが、マクラータムは激珍クテノポマ。
ウィークシーよりがっちりして大きくなり、ヒレが黄色に染まります。
入手金額2000円。

(販売名)ストライプラファエロ→(本当は)オリノコドラス
柄は似ていますが、顔が細く尖り、黒目が小さく、
体側の白線が細めなので慣れると識別は容易。
結構な確率で混じっています。先日もパ●パ●にて混じりを見かけました。
価格は本来オリノコの方が倍くらいです。

(販売名)スポットラファエロ→(本当は)アカンソドラス
柄が鮮明で美しい個体は確かにスポットラファエロに似ています。
アカンソドラスは柄が綺麗なほど高価なので、
安価なスポットラファエロへの混じりは超ラッキーです。

(販売名)オプソドラス→(本当は)オプソドラス・ステュベリ
通常「オプソドラス」という名前で売られているのは、
明るめの褐色に黒ゴマのような点がまばらにあるタイプの魚。
時折、茶色の迷彩模様の渋い魚が混じっていますが、
これがステュベリです。

(販売名)ピメロディア・グラキリス→(本当は)ブラキラムディア・メエシ
グラキリス自体珍しい魚なので得なのかどうかはわかりません。
ただ一つ言えることは、メエシはとてもいい魚です。

(販売名)スレンダーオトシン→(本当は)レオパードオキシロプス
スレンダーオトシン自体、珍種ですが、その上を行く珍種が混じっていました。
スレンダーオトシンの体型で全身に赤茶色とグリーンの点が散りばめられたとんでもない美種です。

(販売名)ピットブルプレコ→(本当は)パロトシンクルス・スピローソマ
ピットブルプレコとして入荷する中に、ほぼ確実に混じっています。
混じり抜きをやってみたい!と思った方はまずここから始めてください。

顔つきがより平べったく(プレコっぽく)、体色がより黒っぽくてスポットがより鮮明です。
よくみると明らかに体型が違うのですぐわかります。
実際に抜いて飼育してみると、全身のスポットが金色に変化して、
「綺麗な超小型プレコ」風になるのでかなりお勧めです。
ただ、ピットブルプレコほどコケ取りはしないようです。

(販売名)ピットブルプレコ→(本当は)パロトシンクルス・ハロルドイ
スピローソマと同様ピットブルプレコに混じることがあります。
スピローソマとは柄の入り方が違いますが、かなり微妙です。

(販売名)オーネイトキャット→(本当は)オキシドラス
これは衝撃の混じりです。アフリカ産のオーネイトに南米産のオキシドラスが、
どこでどう混じったのでしょうか?
ショップはもちろんパ●パ●。2000円でした。
オキシドラスは1mになる巨大ドラスですが、
15cmになったところで残念ながらトリカラーシャークに舐められて亡くなりました。

(販売名)タイガーフィッシュ→(本当は)ゴリアテタイガー
これも衝撃です。ゴリアテが35000円くらいの時代に5000円で売っていました。
あわてて衝動買いしたのですが、水槽の準備ができず混泳水槽に入れたところ、
翌日にはガラスで頭をぶつけ死亡。
今思い出しても涙が出ます。

(販売名)パールダニオ→(本当は)トール属(アロワナカープ)の幼魚
これも衝撃の混じり。3cmほどの幼魚が5匹ほど。
これも衝動買いでしたが、あまり大きくなることはなく3ヶ月ほどで死亡しました。
3匹900円とかだったと思います。

(販売名)ピノキオシュリンプ→(本当は)謎の透明エビ
全身透明で、はさみが少し大きい2cmほどのエビ。
詳しくはわかりませんが、エビには混じりの可能性が凄いのでしょうね。

こうして見てみると、混じり抜きの危険性として、
あまりにも凄い魚を見つけて衝動買いしてしまうということがあります。

まあ、私自身の自制心の欠如なのですが・・・反省。


●続いて、購入には至らなかったけれどショップで発見した例を紹介します。

(販売名)ブラックランサー→タイランサー
全身真っ黒でカッコいいナマズ、ブラックランサー。
よく見ると体側に一本白い線があるのですが、
稀にこの線が全く入らないものが混じっています。
これは別種のタイランサーという魚です。
ブラックランサーより体質的にはデリケートと言われています。

(販売名)タイガーオトシン(バンブルビーオトシン)→グリーンドットパラオトシン
タイガーオトシンと同じ体型ですがよく見ると全身に細かい緑の点が入ります。
比較的よく見かけます。入荷した全部がグリーンドットということもあるようです。

(販売名)グリーンネオンテトラ→ヘミグラムス・スティクタス
いわゆる「珍カラ」抜きの有名な例です。
「珍カラ」の世界は奥が深すぎるので他の方に任せます。

(販売名)メコンフグ→テトラオドン・アベイ
「メコン川のフグはメコンフグ」的ないい加減さで時折入荷します。
ベビーサイズに混じることが多いですが、
大きくなると鮮やかなレッドスポットが綺麗になります。


●次に、「混じり」の中でも特に注意を要する例を紹介します。

(販売名)ポリプテルス・レトロピンニス→ポリプテルス・パルマス・ビュティコファリー
今や、最も希少なポリプともいえるレトロピンニス。
しかしレトロピンニスという呼び名はかつて、別種のビュティコファリーにつけられていた名前でした。
いまでも年配の方が経営する町の熱帯魚屋さんでは、
ビュティコファリーがレトロピンニスの名で販売されています。注意。

(販売名)ポリプテルス・ビキール・ビキール→ポリプテルス・ビキール(ハイブリッド?)
人気沸騰の最強ポリプ。ビキール・ビキール。
最近になって東南アジアブリードと称する個体が入荷し始めました。
しかし、よく見ると明らかに背びれの数が少ないのがわかります。
おそらくラプラディの血が混じっているのでしょう。
貴重な亜種同士の違いをなくすようなことはやめてほしいですね。

(販売名)アフリカンスネークヘッド→ブロッチドスネークヘッド
アフリカンスネークヘッドの名前で販売されている魚は
7~8割の確率でブロッチドスネークヘッドです。
模様の微妙な差でしかわからないので「本物」のアフリカンスネークヘッドを
見つけるのは案外大変です。

(販売名)ジャガーキャット→ブラックジャガーキャットorブルドッグキャット
最近また入荷が増えてきたジャガーキャットですが、数年前までは入荷のないレア種でした。
ブラックジャガーキャットやブルドッグキャットがジャガーキャットの名で売られていましたが、
これらは大きくなってもヒョウ柄になることはありません。
ちなみにペルージャガーキャットという名前の場合は、ブラックジャガーキャットを指すことも忘れずに。
最近パ●パ●では、ペルージャガーキャットという名前でブルドッグキャットが売られていました。
複雑です。

(販売名)コリドラス・ジュリー→コリドラス・トリリネアートゥス
本物のジュリーはほとんど入荷がありません。
今ジュリーの名前で売られているほとんどはトリリネアートゥスです。
ジュリーは頭の模様がきれいな点々になります。

(販売名)コリドラス・アドルフォイ→コリドラス・デュプリカレウス
これはどっちが当たりでどっちがはずれということはないのですが、
背中の黒い部分が横から見て上1/4程度の細さならアドルフォイ、
横から見て真ん中近くまで黒いのがデュプリカレウスです。
しかし最近は中間的な個体ばかりで正直よくわかりません。

(販売名)コリドラス・プンクテータス→コリドラス・レウコメラス
レウコメラスの通称、コリドラス・パンクからの連想による単純ミスでしょうが、結構あります。
本物のプンクテータスは全く柄が異なります。

(販売名)コリドラス・エベリナエ→コロンビアエベリナエ
一匹数万円もする超高級コリ、コリドラス・エベリナエ。
コロンビアエベリナエはコロンビアで穫れたエベリナエではなく、
コロンビアで穫れるエベリナエに似た別種、ですので注意。
最近コロンビアエベリナエを省略してエベリナエという名で売っているのを見ます。
厳重注意ですね。
※ちなみに今「エベリナエ」を変換しようとしたら「江部里奈絵」ってなりました。
 アイドルっぽいですね。

(販売名)フライングフォックス→ガラの一種
今一番入荷が多い銀と黒のストライプの魚は、サイアミーズフライングフォックスです。
元祖フライングフォックスは体色が金色になりヒレが赤く染まります。
この2種はコケをよくとり、丈夫なことからとても重宝される魚なのですが、
同じフライングフォックスの名で、
見た目は似ているが全く別の魚が入荷することがあります。
ドクターフィッシュでおなじみのガラ属と推測されますが、
基本的にガラ属は気が荒く、この種もその例外ではありません。
また、水槽に慣れるとコケを全く食べなくなります。
金色がかり、ヒレもほんのり赤くなることから、
体色は元祖フライングフォックスに似ているといえますが、
フライングフォックス2種より黒線が太く、
また顔つきもキツネというよりタヌキといった感じで丸みを帯びています。
しかし決定的な見分け方は、
フライングフォックス2種では体側の黒線が背びれの先まで突き抜けているのに対し、
混じりのガラの一種では、尾筒のところで止まっていること。
私は以前この種を確信犯で飼育していましたが、
同種同士でヒレをピンとたてて争う様子が案外面白かったのを覚えています。

(販売名)ビーシュリンプ→ニュービーシュリンプ
中国産で、ビーシュリンプほど色が濃くならないニュービーシュリンプが、
ビーシュリンプの名で売られていることがあります。
購入の際はその違いをしっかり覚えておきましょう。



・・・ざっとこんなところでしょうか。

本当はそれぞれの画像があればいいんですが、
興味ある人はネットや図鑑でそれぞれの名前を調べて写真をみておいてください。

覚えておけば、思わぬトクをするかも・・・ですよ。

もっとも、ネットや図鑑の写真自体間違えていることも多いんですが・・・。
(熱帯魚図鑑の決定版「2100種図鑑」でさえ、
オーネイトキャットとアフリカンスポッテッドキャットの写真が逆だったりします。
洋書のアクアログなんかも間違いが多いです。)

みなさんも、こんな混じり抜きしたよって体験談があれば、
ぜひ教えてください!



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コメント

4. みなさま

こんな長い記事を読んでいただいて、
ありがとうございました!!

  • 2009/02/20(金) 00:15:22 |
  • URL |
  • ropefish #79D/WHSg
  • [ 編集 ]

3. スゴイ

ほとんど知らないお魚ですw 大汗

欲しい魚はよく調べてからがいいですよね~

エンドラーズを買うときは勉強しました~

  • 2009/02/19(木) 21:42:30 |
  • URL |
  • pond #79D/WHSg
  • [ 編集 ]

2. 無題

こりゃ気お付けなければいけませんね。



頭だけでは、
覚えられない量ですので
メモっときますかメモメモ_〆(゚Д゚⊂⌒`つ


勉強になります♪

  • 2009/02/19(木) 20:55:29 |
  • URL |
  • アロワナマン #79D/WHSg
  • [ 編集 ]

1. 無題

えええ、そうなんですか!
ジュリーとかビーシュリンプとか、確実に怪しいの売ってますよね。
いい情報をありがとうございます。勉強にもなるし、役立ちます。

  • 2009/02/19(木) 05:05:07 |
  • URL |
  • こぴこぴ #79D/WHSg
  • [ 編集 ]

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