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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

【第4回】Japanese Curry Awards 2017 カレー細胞ノミネート店公開!

さあ、今年もジャパニーズカレーアワードの季節がやってまいりました!!

JCA2017logo.jpg


2014年、11人のカレーマニアが一堂に会しスタートした「Japanese Curry Awards」。
日本のカレー文化に貢献したカレー店を12店舗選出し、表彰する取組みです。

おいしいカレーが食べたいと思ったとき、何を信じたらいいのかわからない時代です。
グルメ評論家の薦める店もあるし、みんなの採点や投票によるインターネットのランキングもあります。
どれを選択しても、それなりの回答が得られます。店選びに正解はありません。
だとしたら、もっと別の切り口によるカレーガイドがあっていいはずです。
カレー好きのカレー好きによるカレー好きのためのカレーガイド。
カレーを愛してやまない、カレーの食べ歩きに人並みならぬ情熱を注ぎ続けている偏愛家たちが一堂に会して、
“Curry of the Year”を決めるプロジェクトを今年からスタートさせることにしました。


           - Japanese Curry Awards実行委員会 水野仁輔 -

第4回となる2017年は、11人の選考委員がノミネート店をリストアップ。
メンバーはこちら!!(敬称略)

たあぼう (お気に入りのカレー屋さん700
エスニカン (◆毎日カレー◆と★タイ料理★
ノリ (うまいものは宵に食え
しまじろ (カレー401
カレー細胞 (カレー細胞
三吉 (三吉カレー日誌 ~あるいはカレーでいっぱいの海~
ノムコ (NOMCO CURRY MAP
三嶋達也 (『口癖はカレー』 主宰)
K1郎 (うまから手帖◆旨辛エスニックで行こう!
TAK (かれおた -curry maniacx-
みつお (Bicycle & Ethnic 2


選考方式はまず、各選考委員がアワード10店&新人賞・名誉賞各1店をノミネート。
その後、全員のノミネート店を共有した各選考委員が検証。
本選考へと臨み、12/27にアワード受賞店発表!という流れです。

・・・ということで今年私が提出したノミネートリストがこちら。

他選考委員のノミネートリストとあわせ、アワード予想をお楽しみください!!


【Japanese Curry Awards2017 カレー細胞ノミネート篇】

2017年のカレー界の動向として、年初から私が注目してきたキーワードは「融合」。
実際、3つの大きな「融合」が大きな流れを生み出しました。

一つは「東西カレー文化の融合」

近年とみに盛り上がりを見せる大阪スパイスカレー。
今や「カレーの首都」というべき大阪カレーシーンの盛り上がりですが、徐々に飽和状態に。
とすれば次に来るのは、大阪から全国へ、そして全国から大阪へ、カレー文化の交流。それは目に見えていたわけです。
それが具現化したのがこの2017年。
大阪スパイスカレー第二世代の旗手「旧ヤム邸」の東京進出、同じく「コロンビアエイト」のレトルト参戦、さらには鎌倉「オクシモロン」の大阪進出。
加えて東京をはじめとする全国に、スパイスカレーのお店が誕生することとなりました。
こうしてローカリゼーションと融合を繰り返すことで、カレー文化は進化していくのだと実感した一年でした。


二つ目の融合、それは「他ジャンル料理との融合」。

もともとカレーという食べ物は、異なる食文化が融合して進化してきたもの。
2017年には、東西問わず、カレーとは異なるジャンルの料理がカレーと融合することで、全く新しい美味しさへと昇華する例が急増。
台湾の魯肉飯と融合する「魯珈」「金剛石」、メキシコ料理との融合「チャクラ」、そして大阪を中心に麻婆豆腐とカレーの融合も進んでいます。


そして三つ目、「BAR&居酒屋文化との融合」。

2014年のJapanese Curry Awardsスタート時から注目してきた、「スパイスBAR &居酒屋」という新しい波が、2017年になって次のステージへと突入したように思えます。
曰く、次々に現れ増え続ける「スパイスBAR &居酒屋」が、それぞれの個性を競う時代の到来です。
アチャール押しの「ハバチャル」、食材にアオザメを用いた「コザブロ」などが代表選手でしょう。


このような時代のうねりを充分に意識しつつ、しかし流行りに左右されない普遍的価値も忘れることなく、悩みに悩んで選んだノミネート店は以下の通り。


☆☆☆☆☆ Japanese Curry Awards2017 カレー細胞ノミネート店 ☆☆☆☆☆

☆メインアワード

●旧ヤム邸
旧ヤムsmall
本年度最大の話題といえばやはり大阪スパイスカレーの東京進出でしょう。
大阪スパイスカレーの黎明期から今に至るまで、大阪スパイスカレーの中心であり続ける「旧ヤム邸」。若い世代も含めたシェフたちの競合による日替わりメニューの開発により、常に新しい可能性を追求し続けます。

●コロンビアエイト
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旧ヤム邸と並ぶ、大阪スパイスカレー第二世代の旗手「コロンビアエイト」。
今なおギラギラとした熱量で走り続けるその存在感。
2017年はS&Bからレトルトカレーを発売するなど、大阪スパイスカレーの全国普及に大きく貢献しました。

●さぼてん食堂

大阪スパイスカレーがひとつのジャンルとなった今、福岡からあえて欧風カレーで大阪に殴り込みをかけた「さぼてん食堂」。
けれどそのキーマカレーは、スパイスカレーを超えるほどのスパイスのパンチ力!
そう、つまりここのカレーは、スパイスカレーと相対する欧風カレーなのではなく、双方の強いところを併せ持つ、新たな次元への挑戦だったのです。

●beet eat

地産地消が叫ばれる今、もはやそういう次元を超えたイノベーティブなカレー屋。
なにせ店主自身が銃をもち、自ら仕留めた獲物でカレーを作るのですから、食材を熟知した調理としてこれ以上はないわけです。
2017年には大阪の一大カレーイベント「口癖はカレー」にも東京から唯一参戦、孤高のジビエカレーの迫力を大阪へと披露しました。

●negombo33

世界を回り西所沢へ。
様々なスパイス料理の技法と、日本の旬の食材を組み合わせ、ここでしかいただけないご馳走へと仕立てる匠の技は、まさに埼玉の至宝。
特に必殺ラムキーマの美味さは他の追随を許しません。
日本ならではの新しいスパイス料理への試み、そしてローカリゼーション、さらには珈琲店と融合した業態と、ノミネート理由はトリプルスリー。
埼玉県初のアワード受賞なるか?


●吉田カレー

私としては2014年、第一回Japanese Curry Awards以来二度目のノミネート。
他のどの国でもない、あくまでも日本のカレーライスを独自進化させるあくなき姿勢。個性的なお店のスタンスと相まって、オンリーワンの存在感はさらに輝きを増しています。
吉田カレーのカレーはあくまでも吉田カレーでありながら、日々進化を遂げていることにも驚き。
鹿児島「伊場カレー」など、その影響は今や東京だけにとどまりません。


●スパイス&ハーブ居酒屋 やるき
やるき

いつもノミネートしようかどうか迷っていたスパイス居酒屋の名店。
日本人シェフによる「スパイスBAR & 居酒屋」が急速に増え、次の時代へと突入しようとする今年こそ、和の心を持つインド人によるこのお店をピックアップしたい。日本人シェフがインドを愛し憧れるのと同様に、インド人も日本の食文化を愛しているのです。そのことがとても大事と感じます。

●パークマサラ

今や全国区となった富山イミズスタン。
日本の地方都市に根付いたパキスタン料理が、今や町おこしに一役買っているという、日本カレー史的にも非常に興味深い事例です。
なかでも最大の功労者といえるのが「DIL」「ホットスプーン」「ハムザレストラン」という名店の料理長を務めたカムランシェフ。
通称「メガネ兄貴」と呼ばれ、親しみと尊敬を集めてきた彼は、その功績で富山経済新聞にも表彰されました。
「パークマサラ」は彼が2016年にオープンしたお店。
今やイミズスタンの聖地(場所は高岡ですが)です。

●ボンディ

言わずと知れた「欧風カレー」のパイオニアであり最高峰。
多店舗展開する今も、そのクオリティは落ちることなくなおトップランナーであり続けます。
「プティフアラカンパーニュ」「ペルソナ」「オーベルジーヌ」など「ボンディ系」と呼ばれる名店を多数輩出、食前にジャガイモを出すなどのスタイルも多くの店へと影響を与えています。

●CoCo壱番屋ハラール

本年度ノミネートで一番のワイルドカードがこちら。
2020年にむけた喫緊の課題となったハラール対応問題に、カレー界のNo1スタンダードであるココイチが本気で取り組みました。
ミラノ万博へカツカレーを出品したり、滋賀県で「鹿カレー」、富士で「カレー吉田うどん」とローカリゼーションを進めるなど野心的なココイチですが、今回のハラール対応はまさに画期的。
秋葉原でのオープンと同時に、ヒジャブを被ったムスリム女子たちが店外に並ぶさまを見るにつけ、「日本に住んでいて、カレーを食べたいのに食べられなかった人が一体どれくらいいるのだろう」と考えてしまいました。

☆新人賞:
●スパイシーカリー魯珈

幾多の素晴らしいカレー屋がオープンしたこの一年でしたが、その衝撃度、存在感、そしてクオリティと、圧倒的だったのはやはりこのお店。
台湾の魯肉飯と南インドのカレーをワンプレートに組み合わせることで、全く新しい美味しさを生み出した素晴らしいお店です。
「エリックサウス」でインド料理を、「鬍鬚張魯肉飯」で魯肉飯をマスターした店主にしか作れない本格派ハイブリッドカレー、オープン後、味がぐんぐん進化している点も見逃せません。

☆名誉賞:
●ムルギー

順当に行けばいくつかのお店が頭に浮かぶ名誉賞ですが、今回はあえてカレーとカルチャーの関係性を語る上で外せない老舗カレーライスの名店を。
日本初のカラー映画「カルメン故郷に帰る」が公開され、力道山がプロレスデビューを果たした昭和26年(1951年)に創業。
池波正太郎、椎名誠、大槻ケンヂ、小沢健二など、各時代時代のアーティストや文化人に愛されたこのカレー、個性的なビジュアルと、今なお圧倒的美味さを誇るその味は素晴らしいの一言。
まさに東京カレー文化財といえましょう。

その他の審査員も含めた全ノミネート店はこちらJCA公式サイトにて。
『Japanese Curry Awards 2017 ノミネート店発表!』


そして・・・・・AWARDS受賞店の発表は12月27日!

ご期待ください。


●「カレー細胞」Facebookページ
https://www.facebook.com/CurryCell

●twitter「カレー細胞」:@hm_currycell

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