カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック!

黄泉の国に奏でられる、スパイス交響曲の愉悦。「Spice & Dining KALA」(筑豊中間)

いざ、九州最凶南インド料理店にして、変態の聖地へ。


「Spice & Dining KALA」

前回の記事はこちら。お店の来歴も。⇒『無双!番長プレゼンツ脳髄カチ割る最強ミールス!!「Spice & Dining KALA」』


今回このラスボスステージへと同行してくれたのは・・・


経堂「ガラムマサラ」のハサンさん。

実はかつて「KALA」の番長が東京にいた頃、交流を深めた仲なのです。

番長・・・いや、今九州カレー界では「BOSS」と呼ばれているようですね。


相変わらずかっこよすぎる店内。


あ、立派な楽曲制作ブースができてるじゃないですか。
実はKALAの番長、もといBOSSのもう一つの顔はミュージシャン。

他者の脳をトランスさせる設計図を引くという意味において、
楽曲制作とカレー作りは切っても切れない関係なのです。


2年ぶり訪問の乾杯はタージマハールで。
王妃の墓標の名を冠したお酒こそ、この場所にふさわしい。

さて、この日は番長完全おまかせコース。
付き合いも長く好みも把握してもらっているので、どんなツボを突いてくるのか、楽しみ愉しみ。

それでは、番長プレゼンツ、北九州式南インド交響曲の、始まり始まり!!!


★からし高菜

いきなり九州らしい一品から攻めてきました。
けれど、けれど辛子といいつつ、マスタードシードがっつりで南インドしてます。


★九州式サバ缶マサラ

・・・鯖缶なのに神々しすぎて笑います。

そう、サバ缶マサラといえば経堂「ガラムマサラ」の名物メニュー。
ハサンさんがやってくると聞いてのおもてなしな一品というわけです。

粋!!


★レモンセヴァイ

南インド式ビーフンのレモン風味炒め。
爽やかな酸味で食が進むけど、お腹膨れるので要注意!!


★ヒジキのクミン&カレーリーフ

ここに海藻入れてくるのがいかにも番長。
そういや、海藻料理専門店やるって話もありましたよね。


★日向夏ピクル

ここでまた九州ぶち込んできます。
レモンピクルのようでいて、ちょっとした渋みがオトナっぽい。
これは逸品!お土産屋で売れます。


・・・お、何やらバナナの葉っぱに包まれた巨大なブツが登場。

実はこれこそが、東京では絶対いただくことのできない危険なブツ・・・・

★ノドグロのボリチャトゥ ニルギリソース

ポリチャトゥは南インド・ケララ州あたりで、魚とスパイスをバナナの葉っぱで包み蒸し焼いた料理。
しかし圧倒的なのはその魚。
写真じゃ伝わりにくいですが、なんと30cm近くはあろうかという高級魚ノドグロ!!
しかもそれを、いったいどんだけミント使ってんだっていうほど贅沢なニルギリソースで包んでるんです。

ノドグロの、身がしまっていつつも柔らかい、至福の食感。
ミントのガッツンとした香りに押しつぶされないだけのポテンシャルは流石の高級魚。
たまりませんとはまさにこのことです。

これ、銀座で食ったら2万円するんじゃないかしら?
ってか、北九州でいただく北九州の魚の鮮度、東京では絶対にいただけない贅沢であります。
・・・いや、もっといえばこれ、南インドでもいただくことができない、唯一無二ここだけのご馳走ですな。


★パイナップルチャトニ

味変的にノドグロ×パイナップル。
こんな贅沢が許されるのは「KALA」だけ。

ほんとにヤバい店です。

そして、ここまで優雅に、ゴージャスに攻めておきながら、
「KALA」のもうひとつのヤバい側面が牙を剥きます。


★牡蠣のピクル スコーピオン仕立て

牡蠣プリップリで旨い!けどスッパカライ!!
だってスコーピオン!!!


★セロリのアチャール

アジョワン、マスタードシード、そして・・・スコーピオン。
いやいやこのセロリ、一番辛いやん!!!

「ホルモン番長」時代から、常人の域を超えた辛さと美味さを披露してきた番長ならではの、脳天打ち抜く剛速球。
ここでやってきましたよ。

そして、北九州式南インド組曲は予想の斜め上を行く変奏へ。


★インド風ナムル

インドとコリアが北九州の地でハイブリッド!
菜の花に蕎麦の実、そしてマスタードシードをガン!と効かせたこのナムル、
かねてから「韓国料理とインド料理はアプローチに共通点がある」と話していた番長ならではの一品。
舌をスッキリリセットしてくれます。

そして、次に登場するのは・・・・・

嘘だろ・・・・


★バナナリーフミールス

ちょ、ちょっとまって、今までのは前菜だったってこと????

しかもここに来て、一品一品手抜きなしの究極ミールス登場です。


ホワイトアスパラのサンバルにタケノコにゴーヤに・・・・
それぞれの食材の味をふんだんに活かした極上の多重奏。


塩やニンニク、そしてクミンといった、「わかりやすい」味を極限まで削ぐことで、食べ手側の感覚を鋭敏な状態へと誘い、
一品一品の味や香りが折り重なるたびに、心地よき和音が奏でられていく・・・・

それぞれの奏で手が、互いの音を邪魔することなく、互いに乗っかってゆく。

限りなく優雅でありながら、
感覚の深部にまですーっと入り込んでくるある種の暴力性をも秘めた味わい。

規格外、破天荒、変態的でありつつも、そのマインドコントロールの緻密さこそが、「ホルモン番長」より連綿と続く、番長の料理の音楽性なのですよね。


最後は極上の南アフリカワインをいただきました。

この世には、そこに行かなければ体験できないものがあります。

SNS全盛、知識は何でもググれば出てくるこの時代だからこそ、そこで体験しなければわからない感覚、というものの価値はグッと増しているのだと思います。

この「KALA」が、九州の、しかも博多から一時間半かかる場所にあるのは、ある意味必然なのでしょう。

・・・さて、ここは東京でも、博多でもない、黄泉の国。

黄泉の国の食べ物を食べると、帰ることができなくなるのは、東西の神話に示されている真実。

今夜は、番長ちに泊めてもらうとしよう。

ハサンさんとともに。


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