カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック!

珠玉の欧風カレー、魅惑のオムレツのせ。「ルー・ド・メール」(神田)

「欧風カレー」というジャンルは実に奥深くもあり、実に不可思議でもある。
そもそも「欧風」と言っても、ヨーロッパにそのようなカレーがあるわけではない。
(フランスのキュリーなど、ヨーロッパにもカレーはあるにはあるのだけれど、日本で言う「欧風カレー」とはかなり異なります)

狭義には西台「インディラ」、神保町「ボンディ」に代表される、いわゆる「ボンディ系」のカレー。
もっと定義を拡げれば、フォンやソテーなど、フランス料理やイタリア料理の技法を取り入れたカレーライス、ということになるでしょうか。
もちろん、そのどれもが日本の伝統的カレーライスをベースにしている、もしくはカレー文化が欧米経由で日本に入ってきたころの伝統を受け継いでいるため、「欧風カレー」の上位概念は「ヨーロッパ料理 European cuisine」ではなく、「日本カレー Japanese Curry」であることには注意が必要です。

少し乱暴な言い方をすれば、海外から見れば「欧風カレー」は、「トンカツ」などと同様「日本食」カテゴリーだということです。

であるからして、「欧風カレー」の作り手は基本的に、日本のカレーライス文化で育ち、フレンチやイタリアンの修業を経たシェフ。

この神田のお店はまさにその代表格です。

「ルー・ド・メール」

銀座「レカン」「ペリニィヨン」で修業し、京橋「ドン・ピエール」の料理長を務めた鈴木正幸シェフが2004年にオープンしたお店です。
「3年B組金八先生」で巡査役だった同名の俳優さんとは関係ありません、多分。

ちなみに店名のLoup de merはフランス語でスズキ(鱸)の意。
あ・・・なるほどね。


お店は2014年に移転し、現在はビルの2階に。
気取ったところのない、アットホームな雰囲気で落ち着きますね。

この日はランチ訪問。
ランチセットにはスープが付いてきてお得です。


さて、カレー。
オーダーの有力候補は、ビーフカレーです。

普通のビーフカレーは煮込む過程で肉の旨味がカレーに溶け出し、肉自体は味が抜けてしまっているのに対し、ここのビーフカレーは肉自体にも旨味が詰まっている。
その秘密を水野仁輔さんが鈴木シェフに取材した様子が、「カレーの奥義」という本に収められているんです。
とっても興味深いですよ。

そしてもう一つの有力候補がこちら、今回オーダーした一品です。

★ランチBセット ドライカレー オムレツのせ ¥1000

完全に女子キラーなこのビジュアル。
今や看板メニューとなったこのカレー、実は鈴木シェフが京橋「ドン・ピエール」にいた時代に、
TBS「チューボーですよ」から生まれたメニューだそうです。

道理で画面映えするわけだ。

けれどもちろん、素晴らしいのは見た目だけではありませんよ。

カレーはドライといっても、ライスにドロっとかかるセミドライ仕様。
辛さだけでなく、甘みと香りがしっかり感じられるのが「ルー・ド・メール」流です。


オムレツの中はまさにフワットロ。
スプーンで「タンポポを開く」わけですが、なにかイケナイことをしているようなドキドキ感に苛まれます。

もうこのビジュアルが味を雄弁に語っているとは思うのですが、
濃厚甘辛なカレーを包み込む、フワホワホワな玉子の優しき味わい。

これを至福と呼ばずにいられましょうか。

熟練シェフの技術とセンスが詰まった、日本でしか食べられない「欧風カレー」。
行かない理由はありませんよ。


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ルー・ド・メール



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