場所は、旧赤坂プリンスホテル跡に誕生した複合施設「東京ガーデンテラス紀尾井町」。

7/27のグランドオープンに先駆け、一部店舗が先行オープンしたんです。

「エリックサウス」が入っているのは南北線永田町駅から直結するB1フロア。
東京駅直結の八重洲「エリックサウス」といい、渋谷駅直結のテイクアウト店「エリック カレー&ビリヤニ」といい、南インド料理をビジネスピープルの生活動線に食い込ませる企みは徹底していますね。
・・・あ、あった。

「エリックサウス 東京ガーデンテラス」

ミールスにビリヤニ、カレーにチャイ。
店頭の看板に綺麗に並んでいます。
オトナからコドモまで・・・いや、マニアからビギナーまで、ちゃんと見渡した配慮が素晴らしいですね。

店内はオープンなレイアウトながら、照明の範囲を抑えて陰影をつけ、浸れるムード作りに成功しています。

しかし、暗い感じがしないのは奥の鮮やかな赤壁のおかげ。
大英帝国時代のコロニアルな雰囲気すら感じる素敵なインテリアですね。

色とりどりのスパイスも並んでいますよ。
さて、この日はオープン2日目のランチ訪問。
早速興味を持った付近のビジネスマンやOLの皆さんで大盛況!
マニアックなメニューも結構売り切れが出ていて・・・って、それは新店に群がるマニア達の所業か(笑)

ブツはとことんマニアック、しかし敷居は限りなく低く。
「楽しいミールスの食べ方」の説明もあって安心!!

★マラバール風メバルのカレー スペシャルミールス ¥1650
★チャナフライ ¥200
ほらほら、ブツはマニアックなんですよ。
南インド・ケララ州マラバール海岸風のフィッシュカレーに旬のメバルを使うなんて!

このカレー、日本だとタラとかがよく用いられているけど、旬のメバルは流石のポテンシャル!
淡白な味わいに引き締まった弾力も圧倒的です。
タマリンドの酸味も強めに効いていて、これは良いケララですよ。

卓上にはポディにウールガイ。
この凄さ、わかる人にしかわかんないかもしれないけど、それでもやっちゃうのが素晴らしい。
これぞ愛と情熱!!

★3種カレープレート ¥1000
・ビーフ
・バターチキン
・青唐辛子ラムカレー(+¥80)
★タンドリー風チキンティッカ ¥200
ガチガチの南インドだけじゃなく、こういったメリハリつけた構成もできます。
北インドの代表格(と、されている)バターチキンもクリーミィすぎず甘すぎずで、南インドと共存問題なしです。
さ、食後のデザートも面白げですよ。

★ナブラタンクルフィ ¥290
ナッツやら米やらを練り込んだクルフィ(インドのアイス)。
こういう捻りは嬉しいですね。

★セモリナタルト ¥290
セモリナ粉の弾力が魅力的、ちょっとプリンっぽくもあるデザートです。
レモンの酸味が効いていて、これからの季節にもピッタリ!
ドリンクはチャイ・・・と行きたいところですが、ここは南インドらしくコーヒーで。

★マドラスコーヒー ¥200
砂糖はやっぱりスティック2本、入れちゃいますよね。
南インドですもんね。
この日は多くが売り切れていたものの、かなりマニアックなオプション料理に、イナダさんの実験精神がヒシヒシ。
夜のラインナップとかちょっと覗いてみれば、ゴアあたりの料理をアテにして飲めるバルって感じで魅力ムンムン。
八重洲で南インドミールスのポピュラー化を狙い、渋谷でビリヤニのポピュラー化を狙い、
この赤坂ではミールスとビリヤニだけでなく、多彩な南インド料理をじわじわ好きにさせていく更なる狙いは明確。
やはりイナダさんと「エリック」は、日本印度化計画のトップランナーだ。
これからも期待しています!!
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