カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック!

神保町に衝撃が走る、圧巻のケララ式ミールス。「Spice Box」 (小川町)

日本随一の「カレーの街」として知られる神保町界隈に、日本人シェフによる南インド料理の新店が誕生。

「Spice Box」(スパイスボックス)

シェフはケララ州コーチンの五つ星「Casino Hotel」で半年間修業した方。
「Casino Hotel」といえば、ケララでも特にコンセプチュアルで洗練された「体験型」ホテルを展開するCGHグループの一つ。
あの「桃の実」の瀬島シェフが修業した「Brunton Boatyard」もこの系列ですね。



コンパクトながらセンス良くまとまった店内。
いわゆるエスニックテイストプンプン、ではなく洗練されたその雰囲気は、港町コーチンのベイエリア、フォートコーチンを髣髴とさせます。

古くから貿易港として栄えたコーチンは、ヒンズー、イスラム、仏教、キリスト教が共存したインターナショナルな街で、ちょっと神戸にも似たハイカラな空気があるんです。


★ケララハイボール ¥480

ブランデー+ライムジュース+塩を組み合わせたお酒。
アラビア海からの風に吹かれ、ホテルのテラス席でいただいたら最高でしょうね。


お通しで出てきたのは「トマトと自家製パニールの冷製」。
検見川「シタール」でお馴染み、インド黒蜜を用いた素敵な一品です。

さて、ディナータイムには、単品カレーに加えて、インド料理の範疇を超えた一品料理もラインナップ。
ヨーロッパからの客も多い「Casino Hotel」仕込みなのでしょうか、どこか「桃の実」にも通づるものを感じます。

一方ミールスは、ミニミールスからデラックスまで、シーンに応じて選べる配慮が。
この日私は単独訪問だったのですが、いろいろ試してみたいこともあり、ちょっとグレードを上げて注文してみましたよ。

・・・・そしたらですね。

圧倒されました。

★Meals DX ¥2480
・メインカレー2種
・ケララチキンローストorミーンポリチャッ
・トーレン
・カダラカリー(ひよこ豆のカレー)
・サンバール
・パチャリ(ヨーグルトベースのカレー)
・トマトラッサム
・プレーンプラオ
・ケララポロタ
・プレーンパパド
・ココナッツチャツネー
・ケララサラダ


これは凄い!実に凄い!圧巻です。


品数の多さに圧倒されるだけでなく、一品一品の手の込み方、彩りへの配慮が実に素晴らしく、
しかもこれを(予約なしで)お一人で作られているのですから、もう敬服するほかありません!


◎辛口チキンカレー

メインカレーの一つはこちらに。
まさにスパイシー南インド、一見普通のライスに見えるプレーンプラオとのマッチングが最高です。


◎酸味の効いた辛口ポークカレー

もう一つのメインカレーはこちらを選択。
ビンダルーのようでビンダルーでない、ホールのブラックペッパーがガッツンガッツン効いた好みの味。
そこにフレッシュミントがドサッと入って爽快な味わいとなっています。

その他の品も、実に個性豊か。
ヨーグルトベースのカレー、パチャリには具材としてパイナップルを使用。
ラッサムはスープ状ではなく、トマトたっぷりの「食べるラッサム」となっています。
サンバールにはカリッと素揚げのレンコンやキノコ が用いられ、和懐石のテイストが。
クリームチーズのように高密度なココナッツチャトニも絶品です。

しっかりとした、現地式の調理技術に加え、日本人シェフとしての独自の感性が感じられ、
かなり面白い味構成のミールスとなっていますよ。

そして・・・・メインディッシュはミーンポリチャッ(ポリチャトゥ)を選択。
バナナの葉で包んだ、魚のスパイス蒸しです。

ケララではポピュラーなこの料理、案外日本ではなかなか出会う機会がなく、
レギュラーメニューで出しているところは、ここ以外だと徳島の「キルシュナ」くらいじゃないかしら。


包みをほどくとこんな感じ。
ケララで私がいただいたポリチャトゥでは、淡水に棲むカリミーンという魚(珍しいアジア産シクリッドです)でしたが、
こちらのお店では、鮭ハラスを使用。
さらにキノコも一緒に蒸されており、スパイス料理でありながらどことなく和テイストをも感じる仕上がりとなっています。

随分面白いですよ。


これだけの品数、これだけのバリエーションをいろいろに混ぜていただくのですから、飽きるなんてことはまずなし。
素晴らしい食のエンタテインメント!

一品一品手が込んでいますから、おかわり自由なんてことはないのですが、
元々の盛りがかなり気前良く、十二分にお腹一杯になっちゃいました。

これまた面白いお店が登場したものです。

割とガチな南インド料理店でありながら、コテコテなエスニック臭がなく、
むしろイタリアンやフレンチビストロのような感覚で使えるお店。

しかも気さくな雰囲気で入りやすく、みんなでワイワイつまむ感じにも、ガッツリコースディナーを楽しむ感じにも、
スパイスをつまみに軽く一杯なんて感じにも、いろいろ対応できそうです。

これからきっと、いろんなメディアに紹介されて、瞬く間に人気店となることでしょう。
更なる進化が楽しみですね。


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