カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック!

日本カレー史に1ページを刻んだ、日本郵船式ドライカレー。「欧風ダイニング ポールスター」(大手町)

「ドライカレー」というコトバを聞いて、みなさんはどんなものを思い浮かべるでしょうか。

大多数のみなさんがイメージするのは、カレー粉をご飯と混ぜたチャーハンみたいな一皿でしょう。

外食カレー好きな方ならそれとは違うドライカレー、挽き肉や刻み野菜を煮詰めライスに乗せたものが浮かぶかもしれません。
関東なら「ハイチ」「MOKUBAZA」「ちぃりんご」「カルダモン食堂」あたり、関西なら「Ghar」、九州なら「カレーのアキンボ」などでいただけるドライカレー、ドライキーマとも呼ばれるカレーライスですね。

実はこのスタイル、明治時代に日本郵船の欧州航路船上で日本人コックが考案したと伝えられているんです。
現存する資料では1911(明治44)年4月9日の欧州航路「三島丸」のディナーメニューに、“Lobster&DriedCurries”という記述が残されているそう。

日本カレー史に1ページを刻んだ「日本郵船式ドライカレー」。
その伝統を今でも受け継いでいるレストランがあります。

場所は丸の内、三菱UFJ信託銀行本店ビル。
日本郵船といえば三菱グループの源流企業のひとつ。
まさに本拠地丸の内にてその伝統を守っているというわけです。


南側の壁面には「電話交換創始之地」のプレートが。


地下へと降りると、思いのほかモダンなお店。

ここが日本郵船の伝統を受け継ぐレストランです。


「欧風ダイニング ポールスター」

創業は昭和27年(1952年)。
『鉄腕アトム』が連載開始し、ラジオドラマ『君の名は』が放送開始した年です。


座席数約120の広々とした店内、ホールも厨房もスタッフ数は多く、しっかりした一流レストランの雰囲気。

ここまで入って、メニューにカレーが載ってなかったらどうしよう・・・と思ってしまいますが、安心してください。
ちゃんと看板メニューとしてありますから。


★特製ドライカレー ¥1600

明治時代に欧州航路で就航していた客船「三島丸」にて考案されたメニューを、
当時乗船していた調理長より受け継いだレシピを元に調理した、「元祖ドライカレー」。
昭和27年の創業当時よりレシピを守り伝統の味を提供しているとのこと。


カレーはしっかり濃厚で、程よい辛さ。
ベーシックでありながら、クラシカルすぎて物足りないということはありません。
むしろ、どちらかといえば尖っている感じ。

さらに大きめにカットされたフライドオニオン、そのザクザク感が食感に変化を加え飽きることがありません。

そして、もう一つ注目したいのがこちら。

今ではカレーに欠かせない福神漬け。
それも実は、日本郵船の船上で考案された組み合わせだというのです。

付け合わせのピクルスが当時酸味が強く不評だったのを、福神漬けに変えたところ人気が出たのが始まりだとか。
ただし、当時は福神漬けが高価であったため、三等船客にはたくあんを付け合わせとして出していたそうです。

まさにカレーに歴史あり。

ランチにはコーヒーも付いてきます。


ドライカレーに1600円というのは決して安いわけではないのですが、
カレーの歴史的価値、今も確かな味、そして丸の内の地でコーヒーまでついて寛げるのですから、
満足度の対価として充分に納得がいくもの。

パーティーは130名まで、10名~60名までの完全個室もあるようですから、
ちょっとした会合やパーティーにかこつけて、この歴史なドライカレーをいただくって手もありますね。


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ポールスター

昼総合点★★★☆☆ 3.9



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

コメント

ドライカレーにそんな歴史が有ったとは…
勉強になりました。

  • 2015/12/16(水) 01:42:42 |
  • URL |
  • 聖流 #-
  • [ 編集 ]

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