
「カレーの鬼」
看板を見れば・・・あれ?と思う人も多いでしょう。
だってこちらに書かれている店名は・・・

「創業昭和38年 カレーの龍」
そう、実はこの「カレーの鬼」、小倉の老舗カレー店「カレーの龍」からの暖簾分けとして、2008年に開業。
オープン当初の店名は「カレーの龍 八幡店」だったんです。
ですがその後、本家「カレーの龍」のほうでは、フランチャイズ展開を進める会社との間で、
屋号の権利絡みのゴタゴタが発生(つまりは「のっとり事案」)、裁判になる事態となりました。
結局裁判は昭和38年創業の本家が勝利、FC店舗は姿を消したのですが、その係争の名残か、
本家本元のお店の店名は現在「本家カレーの店 龍」となっており、
グルメサイトで「カレーの龍」と検索しても出てこないので注意が必要です。
(もう一つ、正統な支店として「カレーの龍 宇佐店」が現在も営業中)
その一方、こちら暖簾分けの「カレーの龍 八幡駅前店」は、
トッピングへの工夫や、味を壊さない辛さ調節など独自の趣向を取り入れ、店名を「カレーの鬼」と改め再出発。
老舗ののれんから離れることになりました。
メディアには、「自分のカレーの味で勝負する『守・破・離』のタイミングと感じた』と答えていた店主、
それは実際その通りなのだとは思いますが、一方で裁判のゴタゴタのあおりを食らっていた面もあったのかもしれません。
店内はとにかく賑やか。

SNS同様の「格言」チックな張り紙やポスター、写真、ステッカー、名刺・・・・

そしてかなり留美子推しなコミック棚・・・・
男子の部屋感がプンプンして居心地よいですね(笑)
この日は実は私、梯子の二軒目。
量が選べるのは非常に嬉しいところ。
ちなみに2015年7月現在、
並盛 ¥550
大盛 ¥650
特盛 ¥750
小盛 ¥350
ここにトッピングや辛さ増しを行ってカスタマイズするのが基本のようです。

★揚げナスカレー 小盛 ¥550
小さいながらも丁寧な盛り付けですね。
「カレーの龍」譲りの、鶏ガラ・豚骨ベースでコクのあるカレーの旨味がしっかり堪能できますよ。
うーん、これぞ九州のカレーライス!!

★梅とろカレー 小盛 ¥550
★激辛 +¥100
ちょっと変化球もトライ・・・が、これが結構良かった。
激辛仕様でよりシャープになったカレーの味わいに、梅の酸味、トロロの舌触りが新鮮!
こちら遠方からの訪問故、梯子であまり量が食べられなかったのですが、
逆に言えば、少しの量でもカレー食べた感をしっかり刻み付けてくれたのが嬉しいところ。
「小倉を代表するカレー」として名を馳せた「カレーの龍」の遺伝子をしっかりと受け継ぎつつ、
この店ならではの新しい趣向を取り入れることで、今度は「八幡を代表するカレー」として進化していってほしいものです。

九州から、日本のカレーライスの美味しさを発信していきましょう!!
今日もSNSの格言、楽しみにしています!
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