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カレー細胞 -The Curry Cell-

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ケープペンギン繁殖地へ潜入してみた。「Boulders Penguin Colony」~南ア特集12

★不定期連載「Curry & Wild Life.~南アフリカ特集」★
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南アフリカ、ケープタウンからさらに南下したところにある海辺の街サイモンズタウン(Simons Town)。
テーブルマウンテン国立公園(Table Mountain National Park)に含まれるこの地に、ケープペンギンの繁殖地があるというので行って来ました。


「Boulders Penguin Colony」

え、アフリカにペンギン?のぼせちゃわないの??と思われる方もいることでしょう。
いえいえ、このケープペンギンの属するフンボルトペンギン属(Spheniscus)のペンギンは暑さに強く、赤道直下に住むガラパゴスペンギンがいたりするほど。
日本の気候に慣れた動物園のフンボルトペンギンが殖えすぎて繁殖抑制しなきゃいけないほどなんです。

ましてや南アフリカはアフリカの中でも緯度が高く、北半球でいえばちょうど大阪くらい。
ベンゲラ海流という寒流が流れ込む地中海気候(ワインの産地でもありますね)ですから、ペンギンにとっても非常に過ごしやすい場所であるわけです。

この「Boulders Penguin Colony」、いろんなガイドブックには17:00closeと書いてあったのですが、道が混んでいて17時過ぎの到着。
いわゆる施設の正門はすでに閉まっていたのですが・・・良く見りゃ門の脇に遊歩道が。

せっかくなので、進んでみましょう。


あ!

なんだ、いっぱいいるやん!!!


流石はテーブルマウンテン国立公園、木々が茂る丘から急斜面で一気に海岸へとつながるような地形。
ケープペンギンにとって、餌場である海と、営巣地である森が都合よく近接したこの場所はまさにうってつけというわけです。

森の中へと続く遊歩道、木々の下を覗き込むと・・・

さらにたくさんのペンギンが。
まだ羽毛がフカフカした雛鳥も見えますね。


地面には蛸壺のような土管が半分埋められるように設置されており、それぞれにナンバリングがなされています。
人工の巣として研究用に管理されているのでしょう。

またそれとは別に、地面のところどころに穴が開いているのですが、これは彼らが掘った自然の巣なのでしょうか。


カメラを向けると物怖じせず顔を寄せてくるペンギン達。


かなり人馴れしたその仕草、なかなか可愛いですね。


ケープペンギン
学名:Spheniscus demersus
英名:Cape penguin,African penguin
別名:アフリカンペンギン、アフリカペンギン、ジャッカスペンギン、足黒ペンギン
最大長:70cm
分布:南アフリカ、ナミビア

見た目はよちよちと可愛いこのペンギンですが、実は鳴き声はなかなか下品(笑)
南アフリカといえばワールドカップの時に話題となったブブゼラの音を思い出す方も多いかと思いますが、
このペンギンの鳴き声はまさにブブゼラ。
おそらく見通しが悪い森の中で仲間と呼応しているのでしょう。
ブーブーブーブーと、実によく響きます。


後ろにひっくり返るかとおもうほど、そっくり返って鳴く一羽。
「ショーシャンク」状態です。


・・・おや、森の中では親鳥が雛に餌をあげていますよ。
自分が飲み込んだ魚を吐き出しながら口移しで給餌。

微笑ましい光景ですね・・・といいたいのですが、

全くそんなことはなく。

「もっとくれよ!」
「ケチケチすんなよ」


ちょ、ちょっと・・・


「ほら、もっとあるんだろ?」
「全部吐いちまえよ」


た・・・たすけて・・・

さっきまで可愛くふるまっていた雛鳥たちの、凄まじいばかりのタカリっぷり。
親のスネを齧るニートなドラ息子は、人間の世界だけではないようですね・・・


海へと続く斜面、その草地にはイワダヌキことケープハイラックスたちの姿も。
草をモリモリ食べるその姿は、彼らがタヌキでなく、原始的な有蹄動物であることを物語っています。


ケープハイラックス
学名:Procavia capensis
英名:Cape Hyrax, Rock Hyrax
別名:イワダヌキ、ダシー (dassies)、ピンビ (pimbi)、ペレレ (pelele)、ウィバリ (wibari)、rock badger
全長:約50cm
分布:アラビア半島からエジプト、アフリカ中部以南

こう見えて、ゾウに近い仲間というのですから驚きですよね。
恒温動物としての機能が未熟な彼らは、昼は岩場で日向ぼっこしていることが多いのですが、
この日没前の涼しい時間には活発に行動していましたよ。

その他付近には・・・

野生のホロホロチョウやら、


これはアフリカクロトキかな?
それにしてはちょっと小さいような・・・

ライオンやゾウ、キリンといった一般的なアフリカのイメージとは全く異なるこの場所ですが、別の意味でまさに自然の宝庫。
ケープタウンまで行くことがあったら、是非ペンギンにも会いにきてくださいね。

Boulders Visitor Centre
Tel: +27(0) 21 786 2329.
(Boulders Penguin Colonyの情報はこちら

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