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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

ヒマラヤングラスパーチ ~その驚くべき習性~

なんとも変わった魚を入手しました。

photo:02
インボイスは「ヒマラヤングラスパーチ」。

体長4cm弱。
アジア系のグラスフィッシュ特有のガラス細工のように透明な体をしており、体型は細身。
ヒマラヤンというくらいだからヒマラヤで採集されたのであろう、
しかしその他には全く情報がないという、
いわゆる「よくわからないけど名前つけて売っちゃえ」的珍魚。
パーチと名がついているものの、特に大型化する風貌ではなく、
大体にして5cm超えのグラスフィッシュにはなんとなく「パーチ」ってつくくらい、大した意味もない。

photo:03
口は上向きについており、明らかに草食性でないことはわかるのだが、
魚食性というには口が上を向き過ぎていて、何なのだろう?昆虫食?
とにかく赤虫は食べそうだ。(本当はこの時点で気づくべきだったのかも?)

そんなこんなでとりあえず飼育してみることに。

意外に行動はおとなしそうなので、
アムールサッカーとフレッシュウォーターレオパードモレイと混泳してみることに。
(ここで唸ったあなた、かなりのマニアですね。)

・・・しばらくは平穏を保っていたこの水槽、しかし意外なところに意外な異変が・・・!!

白黒のボーダー模様が魅力的なアムールサッカー、
その模様がだんだん不明瞭になってきたのです・・・

魚というものは気分や環境で体色を変えるものですから、はじめはとくに気にしていなかったものの、
本来底棲性のアムールサッカーがヒーターの陰に隠れようとして、明らかに何かを嫌がっている様子。

やがて、アムールサッカーの体表にツルッとしたツヤが・・・

あ、あれ?

ウロコが・・・なくなっている???


・・・そう。

実はこのヒマラヤングラスパーチという魚、
他の魚の鱗を食べる、「スケールイーター」だったのです!!!

photo:04
なるほどそう考えてみれば透明な体も、正面から見ると薄っぺらい体型も、
他魚に接近するには都合のいいもの。

上向きの独特な口つきも、確かにスケールイーターとして有名なエクソドン・パラドクサや、
ウィンプルピラニアなどとよく似ており、カンナで削るように鱗を剥がすのに都合のいい形というわけだ。

そこでピンときて、いろいろ調べたところ、あ、これこれ。
インドネシアに生息するスケールイーター Paradoxodacna Piratica、
色も形もこいつにそっくりなんですね。

調べた限りではParadoxodacna属に記載されているのはPiratica一種のみで、
インボイスが正しければ生息地があまりに離れているため、別種ということになるのでしょうが、
Paradoxodacna属の未記載種である可能性は十分にありますね。

photo:01
ヒマラヤングラスパーチ
学名:Paradoxodacna sp.
最大長:不明(現在4cm)
原産地:ヒマラヤ

他魚との混泳が難しいことを除けば、透明の体は美しく、
小さなスズキのような体形もマニア受け充分。
状態によって背びれ尾びれがほのかに黄色がかることもあり、
なかなか味わい深い魚であるといえましょう。

人工飼料には全く興味を示しませんが、冷凍赤虫、イトメはOK。(ただし小食)
水質にもうるさくなく、それほど飼育が難しい魚というわけではなさそうです。

混泳していたフレッシュウォーターレオパードモレイ(純淡水ウツボです)が何事もなかったように、
そもそも鱗のない魚との混泳は全く問題なさそう。
コリドラスやタティア、オトシンなんかなら混泳相手によいかもしれませんね。

そもそもこんな魚を飼育している人自体、ほとんどいないと思われるので、
この記事がどれだけ参考になるのかは不明ですけどね(笑)

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