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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】※最近、丸パクリサイトが見うけられます。写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

アットホームな雰囲気で、ハードコアなタイ南部料理。「ポム」(田端)

辛さオーケーなタイ料理好きの間で人気なのは東北イサーン料理や、北部チェンマイ料理。
けれども、もっと辛い料理は南部にあるんです。

ですがこのタイ南部料理を提供するレストラン、バンコクでもそれほど多くはなく、ましてや日本となれば激レアレベル。
(やけに有名になったマッサマンカレーを除く)

関東だと大久保「ルンルアン」、綱島「タイタニ」、神田「あろいなたべた」、池袋「ピラブカウ」「バーンカオケン」、川越「ランマイ」などでタイ南部料理が提供されていますが、2017年に誕生したこのお店は、その真打ちと言って良いのではないでしょうか。


「ポム タイ料理」

場所は田端。
上述の「ルンルアン」が一時期田端に移転しており、大久保へと戻ったその跡地に2017年3月オープン。


女性シェフのポムさんはタイ南部スラーター二―県出身。
日本大使館でも働いていたことのあるベテランです。


この店には日本人にも親しみがあるタイ料理に加えて、ポムさんの故郷の味である南部料理もラインナップ。
いやがおうにもテンション上がるってもんです!


★チャンビール ¥600

まずは乾杯。
プーケットビールがあったらなお良かったな。


★クアクリング ¥1000

他店では「クワクリン」「クアクリン」「クワキン」などとも呼ばれる、タイ南部の代表的な激辛挽肉料理。
東北や北部のラープと比較されることも多いですが、こちらはよりストレートな辛さ。

メニューには「南から来たおふくろの味」とありますが、随分ハードな母さんでありますね。
ビッグバッドママ的な。

辛さも味も最高です。

次にやってきたのはビジュアル的にも最高な一品。

★ホーモック ¥1300

この料理を始めて食べたのは、LAのタイ料理屋。
その時のメニュー名は「Hidden Treasure」という表記でした。
言い得て妙ですね。


一つ一つの蓋の下に、タコ焼きのように入った蒸し焼き料理。

実はこれ、白身魚をスパイスとココナッツミルクで蒸した、タイ南部のいわば「蒸しカレー」なんです。

黄色い色はターメリック。
半島でマレーシアと繋がっているタイ南部は、マレー料理やムスリムの食文化が入っているんですね。
この「ホーモック」には、バナナの葉で包んで蒸したバージョンもあり、味も見た目もマレーの「オタオタ」そっくりだったりするんです。

ちなみに辛さは殆どなし。
タイ料理にもいろいろあるんです。


★ハイボール ¥400

用いているのはタイウイスキー。
この日はセンソムがあったので、そちらをベースにお願いしました。

さて、まだまだ南部攻め、行きますよ。
南部の汁物系としては、酸っぱいゲーンソムもあったのですが、ここはひとつダメ元で、メニューにない品をオーダー。


★ゲーンタイプラー
★カーオスワイ ¥200


タイ南部料理で一番好きな、けれど一番パンチある辛さのゲーン。
発酵させた魚の内臓から作った調味料「タイプラー」によるええ感じの旨み(臭み)と、ストレートにブッ刺してくるような辛さが超絶な魅力。
タイ人でも敬遠する人が多い、「タイで一番辛いゲーン」、けれどいろいろ突き抜けた先の爽やかさは、味わった人にしかわかりません。

メニューにない裏メニューではありますが、辛さ耐性のある方なら絶対試していただきたい絶品ゲーンです。

そしてこの刺すような辛さは、水を飲んでも拡がるだけ。
そんなときお勧めなのがこちら。

★カイ チョ ムーサップ ¥800

タイの豚挽き肉入りオムレツ。
私はタイの辛い料理を食べるとき、サイドメニューでこれを良く頼むんです。
(南部料理だけじゃなく、大抵のタイ料理店にあるのですが、日本人には無視されがちな品)

辛いものを食べた後、これを口に入れたときのなんとも言えない幸せ感・・・・まるで天使の抱擁のような・・・・
ぜひ、合わせて試してみてくださいね。

店内の穏やかな空気とは対照的な、ハードコアな辛旨南部料理。
けれど、この店が限られたマニアだけのものじゃないことは、壁を見ればわかります。


常連さんたちが貯めている、ポイントカードがびっしり。

激辛南部料理を食べなくても、ステキなお店なんですよ。

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ポム タイ料理



関連ランキング:タイ料理 | 田端駅西日暮里駅赤土小学校前駅


テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

笑顔と酒とスパイスで、大阪の夜は更けてゆく。「うれしい居酒屋 酒歌 サカソング」(西大橋)

行っても行っても行ききれない、行きたいカレー屋であふれかえる大阪。
遠征訪問したならば、朝から夜中までノンストップでカレーを食べ尽したいものですよね。


ということで、この日の〆カレーはこちら。


「うれしい居酒屋 サカソング」

イベントでは何度かカレーをいただいていたものの、お店へ伺うのは今回がお初。
ちなみにここ、カレー屋さんではなく居酒屋。
なのにイベントで出すカレーが尋常じゃなく面白くて、しかも美味いんです。

この日は一旦ホテルへ帰り、夜中1時過ぎの訪問。
この時間にふらっとカレー食べに行けて、しかも終電気にせず歩いて帰れる、大阪のカレー密度は素晴らしいですね。

店主のたろうさんとは、3月のイベントWanna eat curryの打ち上げでご一緒した時以来。

その時飲みに行ったのは、料理がやけに美味い心斎橋の居酒屋「Kitchen和(ニコ)」というお店だったのですが、
何を隠そう(隠していない)、たろうさんはその「Kitchen和(ニコ)」から独立、夫婦で始めたのがこの「サカソング」という訳なんです。

和食を基軸に、自由自在なアレンジが加わったニコの料理同様、こちらのお店のメニューも実に多彩。

刺身から肉料理、タイ料理的なモノまで・・・・しかも安い!全部食べたいぞ!!

といいつつ、この日は6軒目だし、真夜中ですからね。自制心も働かせて・・・と。


★赤霧島 ¥500

黒じゃなくて赤!がこの価格。
「うれしい居酒屋」ってのはホントですね。嬉しい!


★特製!焼き香味ギョウザ ¥500

こちら見た目は普通に美味そうな餃子なのですが、餡の手の込み方が尋常じゃありません。
香味野菜に加えて、八角、シナモン、クローブ・・・ひと噛みするとスパイスがフワーッと香り立つ幸せ。
実はニンニクを用いていないそうなのですが、補ってあまりある満足感に浸れます。

そして、本日の〆カレー。
いわゆるスパイスカレーもあったりするのですが、この日この時間には流石に売り切れていました。
でも全然オッケー、こんな面白いカレーがあったんです。

★パリパリメンのシーフードレッドカレー ¥550

小ぶりなドンブリにギッシリ詰まった海鮮、野菜、その他パリパリなせんべいやら何やら・・・・
いったいこれは何かといえば・・・・・


中から出てきたのはパリパリの揚げ麺、そしてタイ風のカレー。
そうなんです。
こちら、タイ・チェンマイ名物のカレーラーメン「カオソーイ」を居酒屋の〆としてアレンジしまくった一品。

「和食」「居酒屋」「スパイス料理」の見事なトライアングルがドンブリの中に詰まっております。
いやぁー、なんやねん、このアレンジ力。

ということで、料理のオリジナリティとクオリティは抜群。
スパイス密度高めで、お会計はリーズナブルで。
しかも雰囲気和やか、トークも楽しい、ラストオーダーは夜2時。

・・・あれ?ひょっとするとここ、居酒屋の理想形なんでは???

そりゃあ人気出ますよね。
フラッと寄って入れるギリギリ程度で繁盛してほしいお店です。


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うれしい居酒屋 酒歌



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

名シェフ斉藤元志郎氏が手掛ける魅惑のカツカレー。「カツとカレーの店 ジーエス」(虎ノ門)

フレンチや懐石の技法を取り入れた独自の洋食で知られる「旬香亭」斉藤元志郎シェフが、なんとカレー屋をオープン!

「カツとカレーの店 ジーエス」

2018年6月18日オープン。
場所は虎ノ門、先日閉店した「リズカレー」の跡地になります。

ジーエスという名前は・・・そうか!Genshiro Saitohのイニシャルだ!

フランスで修業後、四谷「オーベルジュ・ドゥ・ブリクール」」、熱海「ラ・ルーヌ」を経て、1994年「旬香亭」を静岡にオープンした斉藤元志郎シェフ。
その後「旬香亭」は赤坂に移転、同時期に揚げ物専門店「フリッツ」を立ち上げました。
私が最初に訪問したのは「フリッツ」なのですが、そのカツカレーの美味いこと!

現在「旬香亭」は静岡に戻り、東京には斉藤シェフの弟子である古賀シェフが料理長をつとめる「目白 旬香亭」がオープン。
一方「フリッツ」は神田に移転リニューアルし「ポンチ軒」と改名。

ここで驚くべきことは、「フリッツ」時代も充分に美味かったカツとカレーが、「ポンチ軒」になってさらに圧倒的進化を遂げているのです。
しかも「旬香亭」でも、スリランカカレーをベースにしたカツカレーを提供しており・・・!!

フレンチの名シェフとして鳴らす傍ら、カレーやラーメンといった大衆食が好きで、自ら相当数の食べ歩きもしているという斎藤シェフ。
そうでなければ、ここまでの展開は不可能でしょう。

そんな斉藤シェフが初めて手掛ける「カレー屋さん」。

ワクワクが止まらないではありませんか!!


メニューの筆頭はやはりカツカレー。
他にチキンカレーやロースかつセット、
17時以降はさらに、インディアン海老ライス、カツカレーサンドウィッチ、カツ皿とラインナップ。
カレーにはオプションで、ギョクオチ(生卵)、チャプスイ(野菜スープ)も追加可能です。


★名物カツカレー ¥1300

まずはシンプルにカツカレー。
・・・ですがもう、いろいろ独創的で魅惑的!!

あぁ、脳が高速処理モードに突入してしまう・・・・


まず目を惹くのが、黒くてシャバシャバなカレー。
「旬香亭」同様、スリランカカレーをベースにしたブラックカレーです。

ローストしたスパイス(スリランカで言うところのローストトゥナパハですね)を用いる一方で、
カレー粉や、ブイヨンも加え、カツカレーライスとしての親しみやすさもプラス。
インド料理よりも「旨味」と親和性が高いスリランカ料理の特性を生かし、洋食としてのカレーの良さも残しているわけですね。


そしてカツ。
とんかつの名店「ポンチ軒」と同系列だけに、美味くないわけがありません。
但し、ここではあえて、国産のブランド豚ではなく、メキシコ産の豚を使用。
「クセがなくさっぱりしてカレーに合う」のが理由だそうです。

確かに、美味いカレーを美味いカツを合わせたら美味いカツカレーになるかといえば、
必ずしもそうでなく、脂×油でズッシリもたれる食後感に襲われることもしばしば。
そのベストな落としどころを見つけるには、カレー愛だけでも、とんかつ愛だけでも難しいものなのです。

けれど、では、このカツが、
カレーを引き立てる脇役なのかといえば決してそうではなく、単品でもかなりの美味さであることにビックリ。

超肉厚なカツの断面はほんのりピンク色。薄くサクッとした衣と、肉の弾力のコントラストがたまりません。
ブラックカレーにつけて食べればなお良し。
しかしソースや塩で食べてもこれまた旨い・・・・悩ましい!!

そんなことを見越してお皿の左側にカレー、右側にキャベツとカツ、真ん中のライスがそれを仕切っているんですね。
楽しむ順番は、食べる側の自由。
これはまさに、作り手としてより、食べ手としての発想です。

なるほど、ここで腑に落ちた。
「カツカレーの店」ではなく、「カツとカレーの店」と名乗った理由。
それぞれ食べても旨い、合わせて食べても旨い、ということなのですね。

付け合わせの温野菜やピクルス、そして卓上に福神漬けではなくガリと、
細部に至るまで只者ではないことも添えておきます。

世にカツカレーの名店数あれど、ここはいきなりトップランカーに名を連ねてしまいそう。
カツとカレーの高次元の融合を果たした「アサノ」、カツカレーにおける最高級のカツを愉しむ「いっぺこっぺ」・・・
「ジーエス」はそのどちらでもないバランス。
あえてアプローチが近い店を挙げるとしたら、北新地「渡邊カリー」(もしくは同ルーツの「般°若」)くらいかしら。

周囲はビジネス街。
ランチタイムを外しての訪問が良さそうですね。


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カツとカレーの店 ジーエス



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

東京ウォーカー8月号の特集記事『カレー超新星10』のコーディネートを担当しました。‬

東京ウォーカー8月号の特集記事『カレー超新星10』のコーディネートを担当しました。‬
‪ここ2年の間に登場した注目のカレー店たちが細かく紹介されています。‬37882290_973044092878794_5107118647868915712_n.jpg
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・バンゲラズキッチン
・カルパシ
・青藍
・ストン
・エリックサウスマサラダイナー
・魯珈
・しゃけスタンド
・シャリランカ
・サンラサー
・ハバチャル

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高杉真宙くんが表紙です。
‪保存版、ぜひ手にとってみてくださいませ!‬



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ハードコア。多国籍タウンに光る現地式ムスリム料理。「ティッカハウス」(行徳)

今や首都圏でも屈指の多国籍タウンとなった行徳。

もはや、日本であることすら気にならない、それぞれの国の、
それぞれの空気を味わえるお店が沢山あるのですが、なかでもここは格別。

「ティッカハウス」

看板には「パキスタン・インド レストラン」。

普通こういう書き方のお店はパキスタン人が日本人に受け容れられやすいようインド料理店をやっているパターンが多いのですが、こちらのシェフはムスリムのインド人、カーンさん。
パキスタンにも通ずるムスリム系料理を、近隣のインド人やパキスタン人をも唸らせる本場仕様で提供しているんです。


こちらのオーナーは飲食のほか、輸入食材店経営や、中古車ビジネスも展開。
埼玉県八潮や千葉県野田、群馬県伊勢崎、富山県射水などのパキスタン人コミュニティにも近い空気感を感じますね。

さて、インド・パキスタンの代表的ムスリム料理といえば、まずこちら。

★ビリヤニ ¥1000

ざっくりしたメニュー名ですが、この日はチキンビリヤニ 。
最近巷では「うそビリヤニ」「ほんとビリヤニ」という言葉が流行るなど、知名度が上がってきたビリヤニですが、こちらは「ほんとビリヤニ」どころか「ガチビリヤニ」。
見ただけで伝わるであろう極上の美味さです。
たぶん、首都圏でもトップクラス。


そしてもうひとつ、現地式のインド・パキスタンのムスリム料理で魅惑的なのが、「ハリーム」や「ニハリ」といった肉煮込み系。
この日はこちらがオンメニュー!

★ニハリカレー ¥1000

ニハリはごく簡単に言えば、骨つき肉のスパイス煮込み。
現地では朝屋台で食べる肉シチューといった感じの認識。
けれど日本人的には、髄の旨みたっぷりのドッシリ贅沢な肉カレー。
食べ応えたっぷり、アホみたいに旨いです。
完全に現地スタイルながら、結果的に日本の肉好き、カレー好きの嗜好に幅広くハマってしまうのではないでしょうか。
しかもこの価格、まさに「お値段以上」。


ニハリにはナンが付いてきます。
けれど巷のインネパ店でよくある、よく膨らむ粉を用いでっかく焼いたスポンジ食感のナンとは異なり、
ミシッと小麦粉香るパキスタン式の丸ナンで。しかも二枚。
射水などのパキスタンコミュニティでよく見るスタイルですね。

お腹いっぱいになったら、残さずテイクアウトをお願いしましょう。

そしてもう一つ、何やら米料理がやってきました。
ん?オーダーしてないけど?あ、サルビスなのですね。
(お腹いっぱいだけど)


★ジャルダー zarda rice

しかもこれ、食べてビックリ、なんとお米で作った甘いデザートだったのですね。
一瞬、見た目とのギャップに驚きましたが、お腹いっぱいじゃなきゃ普通に美味いです。
こういう、日本じゃ普通食べられないものがしれーっと出てくるのも素晴らしい。

日本パキスタン料理の聖地、射水(通称イミズスタン)の名店たちにも
決して引けを取らないハードコア店でありながら、お店の雰囲気はアットホーム。
素晴らしいお店ですね。

これからこの店に行こうと考えている皆様へちょっとアドバイス。
まず、ここはパスポートの要らない海外だと思った方が、たくさん楽しめるはず。
だって、ここにはここのコミュニティがあり、我々はそこにお邪魔するわけですから。
まだ知らない異文化に触れる楽しみと喜びが、ここにはあります。


・・・あ、大丈夫。言葉の壁はありませんから。


PS.
入店時、テーブル脇にお皿を積み上げてモリモリお食事をしている先客の後ろ姿。
まるでわんこそば状態、めっちゃ食っとる!!
・・・と思ったら勘違い。
商品の食器をたくさん持参したついでにランチをしていた某AHコバヤシさんでありました(笑)
奇遇すぎる。


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ティッカハウス



関連ランキング:インドカレー | 行徳駅妙典駅


テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

人気カレー店があえて間借りカレーに挑戦する理由。「カリガリ 間借りカレー・新宿店」(新宿/新宿三丁目)

最近は、実店舗オープン前の腕試しとして間借りカレー屋を開くパターンが増えてきました。

けれどもここはその真逆。

実店舗をもち、繁盛もしているカレー屋さんが、間借りカレーを始めたんです。

新宿駅東南口すぐ。
「長野屋」の隣のビル地下にあるBAR「Lad's」でのランチタイム。

「カリガリ 間借りカレー・新宿店」

そう、あの秋葉原の人気店「カリガリ」が間借りで新宿に登場したんです。


人気店があえて間借りするパターンとしては、
お店の人気メニューだけを間借りカレー店として展開した「グリーンカレー めぇ」、
日本橋の焼き鳥屋でランチ間借りし、ビジネスランチ需要を狙った「ドミニカ」などがありますが、
こちら「カリガリ」が間借り店を始めた目的は、アーティスト支援。

お店でアイドルたちが勤務していたり、様々なアーティストとのコラボも行う「カリガリ」。
夢を追うアーティストたちを経済的に支援していく、その一つの方策として間借りカレー店を展開、
雇用の拡大のみならず、マネジメントを任せることも視野に入れているようです。


思えば私がはじめて「カリガリ」のカレーを食べたのも、撮影スタジオのケータリングとして。
「銀座のクラブの裏メニューだったカレーがお店をはじめた」と聞き興味を持ち、
2007年頃、某CM撮影のケータリングとしてスタジオに来ていただいたのが最初。
(当時は渋谷の小さなお店でした)

その頃から、芸能やエンタメ業界と親和性が高かった「カリガリ」ですが、
人気店となった今、今度は業界を支援する側にまわっているのも、感慨深いですね。


間借りカリガリ(←声に出すと独特のリズム)のメニューはシンプルに3種類。
・カリガリカレー ¥800
・煮玉子カレー ¥900
・アキバ盛りカレー2 ¥1000


いずれもカレーのベースは同じ。
下に行くほどトッピングが豪華になっていく算段です。


★アキバ盛りカレー2 ¥1000

ココナッツミルクたっぷりの定番カリガリカレーに、
魯肉飯、アチャール、ポテサラ、高菜、パクチー、きゅうり漬け、煮玉子などを贅沢に一皿盛り。
秋葉原本店でも人気のメニューです。


10年以上定番のカレーに最新のトレンドを詰め込んだ、楽しい一皿。
特に面白いのが、魯肉飯に山椒のシビレが結構効いているトコ。
これを崩してココナッツミルクのカレーで中和させるのが、なかなかオツなのです。

バーの裏メニューから始まり、ケータリングやイベントなどの経験値も豊富な「カリガリ」。
間借りでも安定のクオリティは流石といったところ。

この新しい試みがどう拡がっていくのか、楽しみですね。


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カリガリ 間借りカレー



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

珍しいパレスチナ家庭料理のお店は、理屈より美味さ。「ビサン」(十条)

「城北シルクロード」
それは池袋から赤羽、川口にかけての埼京線沿い。

近年このエリアに、中東からウイグル、蘭州といったシルクロード沿いのマニアック料理店がぐんぐん増えているんです。

なかでも珍しいのが、こちらのパレスチナ料理専門店。
(パレスチナはシルクロードに含まれるのか?なんて野暮な議論は無しね)


「パレスチナ料理 ビサン」(Bisan)

オーナーのマンスール・スドゥキはパレスチナ出身で、元サッカー選手という経歴。
ちょっとダニエル・クレイグの若い頃みたいなハンサムです。

看板のポージングもナイス!


ワインレッドのスニーカーがなんともお洒落ですね。


パレスチナ所縁の小物に溢れた店内。
ところどころにマンスールさんの「日本愛」を感じるアイテムも。


壁にはパレスチナの地図が張られていました。
店名の由来であるビサン(Bisan)は、地図ではパレスチナ自治区外のイスラエル領。

そう、日本人から見れば、パレスチナといえばやはり紛争地帯のイメージ。
けれどその文化自体に触れる機会がほとんどなかったことに気付かされます。

こちらで提供されるのはパレスチナ家庭料理。
マンスールさんの家庭の味。

さぁ、楽しんでみましょう!


★ワラク・イナフ ¥1200

ワラク は「紙」、イナフは「ブドウ」の意。
牛肉や米、野菜をスパイスで味付けしブドウの葉で包んだパレスチナの家庭料理。
ちょっと食べたことない感じながら、分かりやすく美味い!!


★エフェス ¥700

中東地域で人気のトルコのビール。
実はパレスチナのタイべ村で作られる珍しいビール「TAYBEH(タイべ)」もメニューに載っていたのですが、品切れで残念。
今度飲んでみたいな。


★ファースリーヤ ¥1300

こちらはインゲンやパプリカをフレッシュトマトとスパイスで煮込んだ料理。
ピリ辛で、ライスをあわせるあたり、これはもうパレスチナのカレーですね。


★ホンモス・マ・ケブタ ¥1300

ひよこ豆のペーストに焼いた鶏レバーや玉ねぎをトッピングした一皿。
あ、そうか。ホンモス=フムスなのね。
これまた食欲をそそります。


★クフタマシャーウィ ¥1200

鶏ひき肉に野菜やナッツ、スパイスを練りこんで焼いた「クフタダジャージ」のラム&ビーフ版。
トルコ料理のキョフテに通ずる味わいですが、ええ感じにスパイシーでたまりません。

パレスチナ家庭料理という珍しさに惹かれやってきたものの、
いただいてみればどれも、難しい解釈なしで単純に美味いですね。
素朴なように見えて、肉の味付けやスパイス使いは結構華やかでメリハリあり。
幅広い日本人の味覚にズバリはまるのではないでしょうか。


日本語ペラッペラなマンスールさんとのトークも楽しく、パレスチナにちょっと行ってみたくなりました。
この店に来てなかったら、絶対そんなこと思ってないだろうなぁ。


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ビサン



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テーマ:エスニック料理 - ジャンル:グルメ

腹一杯、インド&タイの豪華ランチを赤坂で。「トムボーイ赤坂店」(赤坂)

渋谷や池袋で人気の「トムボーイ」がいつのまにか赤坂進出!

「トムボーイ 赤坂店」

2017年11月25日A-FLAG AKASAKA5階にオープン。
エレベーターを出るともうそこは店内です。

この好立地に加え、席数は圧巻の180席!


なんと勢いがあることでしょう!

インド料理に加え、タイ料理など揃え、幅広いエスニック料理ファンにアピール。
パーティー需要にも対応した点が成功の秘訣でしょうか。
こちらのガチ競合といえば「ディップパレス」や「サプナ」あたりでしょうが、
この赤坂店は結構な勝負店になるのではないでしょうか。

この日は平日ランチ訪問。

メインディッシュを選択すると、前菜・惣菜ビュッフェがついてくるという趣向です。


ビュッフェには生春巻きやヤムウンセンといった東南アジア系だけでなく、
ベジコフタカレーやハラバラベジケバブなどの南アジア系、
果てには季節野菜のアチャールと称してネパールのアルアチャールや、
韓国のキムチ&ナムルまで取り揃える汎アジアぶり。


これだけでも結構豪華ですね。

そして選択したメインディッシュはこちら。

★ジャイプルスパイシーラムカレーセット ¥1380

あぁぁ、これだけでも充分豪華です!
価格はもちろんビュッフェ込みで、お得感もなかなか。


そして、この流れで意外!と言っちゃなんですが、このカレー自体もなかなか美味いです。
カスリメティが効いたオイルと玉ねぎの香り、しっかり噛みごたえある羊肉。
辛さは2辛にしたのですが、ほど良き辛さですね。
ジャイプール式かどうかはわかりませんが、しっかりどっしりとしたカレーです。


さらにセットでマライティッカとスパイシー手羽も。
ビュッフェとは違って焼きたての美味さが楽しめます。
とくにマライティッカはけっこういい感じ。


★マンゴーラッシー +¥150

ドリンクだけは追加料金。
「トムボーイ」のシンボルであるモヤイ像イラストが入ったグラスが可愛いですね。
(「トムボーイ」を立ち上げたのは渋谷モヤイ像を作ったデザインチームなんです。)

赤坂のインド料理といえば近くに「モティ」という老舗もありますが、こちらはよりカジュアル。
けれどもいろいろなシーンに対応できそうなハコとしてのゴージャスさもあり、知名度が上がれば結構客が入るんじゃないでしょうか。


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TOMBOY 赤坂店



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

若き店主の町中華、人気のカレーライス。「中華屋 啓ちゃん」(荻窪)

荻窪、住宅地に佇む町中華。

「中華屋 啓ちゃん」

ランチ時に、お店の二階にあるBARスペースを解放し「カレー屋3時まで。」という名前のカレー店を開き話題となったこのお店、一階が空いている時にはこちらでカレーを提供しています。

こちら一階は通し営業なので、実は3時を過ぎてもカレーがいただけるわけですね。


オーダーは食券制。
カレーライスのトッピングとしてチーズ、フライドオニオン、フライドガーリックが追加できるのですが、こちらは食券機にボタンがないので、直接店員さんに100円を手渡しましょう。


★カレーライス ¥700
★フライドオニオン +¥100


おぉ、美しい。
大衆食堂のカレーライスにありがちな盛り付けの雑さは一切なし。
丁寧な仕事ぶりが見てとれますね。
中華スープが付いてくるのも嬉しいです。


濃厚極まりない旨味のカレー。
けれど小麦粉のもったりとした重さはなく、
玉ねぎをじっくり煮込んだとろみと甘み、そして辛さがほどよく調和した仕上がり。
カレー自体にもひき肉が入っているのですが、フライドオニオンのザクッとした食感が良きアクセントとなっています。
ライスはたっぷり300gで、満腹満足。

若き店主、啓ちゃんこと幸田啓さんは、中野「尚ちゃんラーメン」で4年半働いたのち「中華屋 啓ちゃん」を開業。
町中華の文化を新たに継承する一方で、夜は二階の「Bar Soar」も経営。
「カレー屋3時まで。」で話題を呼ぶなど、荻窪の庶民派外食文化を盛り上げています。

メニューには他にカレーラーメンも。
ラーメンWalker2018で紹介された木耳玉子麺も気になるし、夜のBAR営業にもお邪魔したいところ。

荻窪の飲食店、本当に活気がありますよね。

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中華屋 啓ちゃん



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今年も登場!魅惑の冷やしカレー。「ちぃりんご」(大船)

夏!冷やしカレーの季節!

冷やしカレーといえばやっぱり、新橋の老舗「カリカル 」とこちらのお店ですよね。


「ちぃりんご」

こちらオープン1年目の2015年から毎夏、魅惑的な冷やしカレーを提供しているんです。


しかも前身の「みのりんご」と異なり、居酒屋使いもできるスタイル。

冷やしカレーとお酒で絶好の暑気払いができるってわけだ。

さて、今年の冷やしカレーは・・・?


★冷やしカレー ¥1200

おぉぉぉ。
今年も実に美しきビジュアル!!

頂上に鎮座するのは冷凍トマト。
その下にはフムス。
そして自家製鷄ハム。
清涼感ある冷やしカレーには赤パプリカ、サニーレタス、紫玉ねぎ、コーン、そしてオクラのトロみ。


まず、シャリシャリの冷やしトマト、その食感と酸味がたまらなく魅力的。
受け止めるフムス、鶏ハム。
冷しゃぶを用いていた年もありましたが、今年は爽やかヘルシーに仕上げてきました。

ただカレーを冷やしただけの冷やしカレーではなく、夏に嬉しい酸味、食感、そしてスパイスの香りが見事に構成された一皿。

クールなのにホットな夏の芸術品といえましょう。
これは絶対食べるべき!


★焼きカレー キーマ ¥1200

さて、対照的なカレーをもう一品。
「ちぃりんご」不動の名物キーマカレーを焼きカレー仕立てにしたアッツアツの一品。
たっぷりチーズの下にとろーり玉子。
中からカルダモンが効いたキーマがムワッと香ります。
こちらはまさに、ホットでホット。
冷やしカレーとは全く真逆ながら、おススメです。
交互に食べると昇天必至!

スパイスで毛穴の風通しが良くなったら、次はアルコール消毒をしてみましょう。


まずは白ワイン、おつまみにはホタルイカ。


シークワサーサワーを挟みつつ。


★黒澤

こちら山梨、ワイン樽で仕込んだ米焼酎。
ふわっとした香りにふくよかな余韻がどことなくベトナム焼酎ネプカムを髣髴。

冷たいカレーとアツいカレー、そしてしっぽり飲めるお酒とつまみ。
猛暑の夜に欲しいもの、全部揃ってます。

近隣住民が羨ましいですね!

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ちぃりんご



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荻窪の炒飯専門店が、ビリヤニとダルバートの専門店に。「ビリヤニ&ダルバートの店 ハリヤリキッチン」(荻窪)

荻窪の裏路地でちょっと道に迷っていたら、ひょんなお店にぶち当たりました。

「ビリヤニ&ダルバートの店 ハリヤリキッチン」

あ、SNSでたまに見ていたお店だ。
こんなところにあったのか・・・奇遇です。


こちらもともとは「炒飯の万博」という名前の炒飯専門店だったのが、
いつの間にか日・月・火でビリヤニとネパール料理を提供しはじめて話題に。

・・・と思ったら今度は2018年3月、「炒飯の万博」から「ハリヤリキッチン」へとお店自体を完全移行。
ネパール人の父とインド人の母を持つシェフによる、ダルバートとビリヤニのお店として生まれ変わりました。


店内には貴重な、歴代万博のポスターなんかがあったりしますけどね。



メニューはビリヤニとダルバートをメインとして、
ちょっとしたおつまみやネパール料理もあれこれ。


★チキンチョエラ ¥350

肉をスパイスで和えたネパール料理ですが、お店によって結構個性が出ます。
こちらは香ばしいオイルたっぷりで、チキンとナスの中華アチャールといった風合いです。


★チキンビリヤニセットS ¥1080

おぉ、ネパールテイストで出てくるのかと思いきや、なかなか個性的な提供スタイル。
木のお盆の上にビリヤニ、南インドのラッサム、ターメリック色に染まったライタというかモールというか。


ビリヤニは食感が結構個性的。
シットリでも、フワッフワでもなく、米がパラパラでツルッツルした感じ。
ちょっとあまり食べたことのないタイプかも知れません。
用いる米(マジェスティック?)と炊き方の関係でしょうか。

サイズはSでも充分な量でした。


そして澄んだ喉ごしのラッサム。


ライタというか、キールというか。

このお店独自のレシピなのか、シェフ独自のセンスなのか、両方なのか。
全体のバランスというか、味のもって行き方がなかなか独特です。

今度はダルバートに挑戦してみたいですね。
あと、店名にもあるハリヤリチキンも。

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ビリヤニ&ダルバートの店 ハリヤリキッチン



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柏の名店、立ち食いスタイルで東京初進出!「カレーの店 ボンベイ恵比寿店」(恵比寿)

湯島「デリー」の系譜をひく人気店、柏「ボンベイ」がついに東京進出!


「カレーの店ボンベイ 恵比寿店」

2018年4月25日、アメリカ橋のたもとにオープン。

「ボンベイ西口店」の店長が独立して神保町に「べっぴん舎」を開いた例を除けば都内初上陸の「ボンベイ」。
(ちなみに「ボンベイ高田馬場店」は経営上のつながりはありません)

最初入口がわからないほどの小さなお店です。
しかもなんと、立ち食いスタイル!!

オーダーは食券というか札を購入。
札の色でオーダーを識別するシステムです。
食べたいメニューは数あれど、やはり最初はこの店のアイコンでもあるこの激辛カレーでしょう!

★カシミールカレー ¥900
★カシミールたまご ¥100

「デリー」譲りの人気メニュー「カシミール」。
決して、インド・カシミール地方のカレーではありませんよ。

(・・・ホントは真俯瞰から撮りたかったのですが、背後からの太陽光で料理に影が落ちるのでこのアングルに)


目の前でネパール岩塩を削って仕上げるパフォーマンス。
ちょっと嬉しい。


★カシミールカレー

本家「デリー」より少し赤みが濃いカシミール。
実際、知らずに食べるとビックリするほどの辛さです。
ゴロンゴロンと鶏むね肉が入っているのですが、これが辛さの救いになります。

ライスの炊き方も極々硬め。
カレーに漬けてもふやけない強さです、

恵比寿店、なかなか攻めてるなぁ。


★カシミールたまご ¥100

カシミールで煮た玉子ということですが、特に辛いわけではありません。
むしろカシミールのトッピングとして親和性高いですね。

柏「ボンベイ」の食後といえば、サービスのデミタスコーヒー。
この日はホットなデミタスコーヒーか、アイスチャイが選択可能でした。

この暑さですから、甘いアイスチャイがたまりませんね。

暑い夏こそ辛いカレー。
「あしたの箱」が移転し、「ボイシャキ」が改装休業する間、恵比寿のライフラインはこの「ボンベイ」になりそうです。

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カレーの店ボンベイ 恵比寿店



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創業1915年。新宿歴史の生き証人。「長野屋」(新宿)

もはや、新宿の文化遺産です。

「長野屋」

創業なんと1915年(大正4年)。
映画でいえばD.W.グリフィスの「國民の創生」。
オーソン・ウェルズやフランク・シナトラが生まれた年です。
新宿駅東南口目の前という好立地で、街の移り変わりを見守ってきました。


年季という一言では片付けられないサンプルケース。
正面ガラスがクリアになった?と思ったら単にガラスがなくなっていただけでした。


店内は、誰もがイメージする昭和の大衆食堂そのもの。
シニアなお姉さまがたがお店を切り盛りします。



ちょっと凄いのは、消費税全品一律20円!?
「消費税とは何か?」という問いはひとまず置いておいて、小鉢をたくさん頼むと消費税が積み上がることに間違いはありません。

厨房は二階。
料理は意外にもリフトで降りてきます。

★カツカレー ¥720
・税 +¥20


見てください、この素晴らしきビジュアル。
「上等カレー」「日乃屋カレー」などに連なる、後がけカツカレーの良き見本といえましょう。


カレーはとろみある昔ながらのカレーライス。
これこれ、これですよーという定番感がある一方で、刻み生姜がガッツリ効いた個性派でもあります。

カツと生姜で元気満タン。
これで2018年の暑い夏も乗り切れそうですね。

乗り切れるかな?


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長野屋食堂



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コリドー街の名店カレー、移転再開。「ブラン亭」(新橋)

創業1970年。
知る人ぞ知る銀座コリドー街の隠れ家カレー名店だった「銀座ブラン亭」。
築50年を超える建物の老朽化により2017年3月31日をもって一旦閉店していたのですが、2018年1月15日に待望の再スタートを果たしました。


「ブラン亭」

新しい場所は銀座八丁目。
より新橋駅に近づいたからか、店名から「銀座」が外れていますね。


各フロア飲み屋が入った雑居ビル、ここもそこそこ年季が入っていますね。
「ブラン亭」はその三階。


エレベーターはありません。


ずっと前からここにあったかのような風情は流石ですね。


以前は地下にあるカウンター8席の店だったのが、21席にスケールアップ。
カラオケ設備までありますよ。
・・・というか、それ的なお店の居抜きですね。
いずれにせよ、居心地が良い空間です。


カレーは、
・チキンカレー
・ポークカレー
・キーマカレー
・ヤサイカレー
・豆カレー
・(限定カレー)
の中から2種選び、あいがけで850円。
銀座でこの価格を貫き続けるのは凄いです。


★チキンとキーマ ¥850

ふあぁぁ、もう見ただけで美味しいです。


チキンカレーはサラリ、穏やかなスパイス使い。
ライスに乗ったキーマカレーはしっかり濃厚で、崩しチキンカレーと混ぜるのもまた楽し。

あらためて思えばこの盛り付け、今をときめく「吉田カレー」や「魯珈」の先がけ。
しかも、小麦粉を用いた日本式カレーライスではなく、スパイスから作る「スパイスカレー」の先駆者でもありますね。

インドやネパールを旅し、スパイスは現地から取り寄せるというママ。
例えば、この「ライムペースト」

つまりはインドのピクルですね。
ガッツリした酸味で、カレーに混ぜ込めばさらにエッジの効いた味に!

その他レーズン、フライドオニオン、らっきょ、高菜漬けと、薬味のバリエーションは豊富。
好みの楽しみ方ができます。

こちら昼からの通し営業で夜22時まで。
今度はゆっくり呑みながら。

と、ここでもうひとつのビックリが。
実はこの場所での営業は年内いっぱい。
ベストな場所がなかなか見つからず、中継ぎ的に一年限りの営業なんだそう。

良い場所が見つかるとよいですね。

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ブラン亭



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ファッションブランドCUNEが始めたカレーBAR。「呑み処CUNEの1階(仮称)」(下北沢)

下北沢。
ファッションブランド「CUNE」のショップ一階がいつの間にか、カレーBARになってまして!


「呑み処CUNEの1階(仮称)」

カフェバーのオープンは2017年10月28日。
毎年ぶっ飛んだ商品展開をするCUNEですが、まさか飲み屋をはじめるとは!
しかもカレー!カレーですがな。

カレーBARとしての営業は18時から。
昼間はカフェ営業をしているみたいです。
http://blog.cune.jp/?eid=1682


一階フロアもSHOPだったころからある、フロア中央のでっかい木。


壁一面のイラストは、今までのCUNEのTシャツに描かれた図柄たち。



どことなくモルゲッソヨ。


カウンターには自家製酒のボトルがズラリ。
一ついただいてみましょう。


★マスカット+キンミヤ+カルダモン ソーダ割 ¥500

甘く爽やかなスパイス酒。夏に良いですね。


そして食事メニュー。
カレーは、
・ほろほろポークカレー
・青菜だらけのベジカレー
・牛スジのインドカレー
の三種。

加えてアペタイザーにはチキンピックルなんかもあって、
メニュー開発者に絶対スパイスマニアがいるに違いない。


★ほろほろポークカレー ¥900

こちらアメリカ南部のプルドポークをベースにした、ほぼ豚肉なカレー。
駒沢「ブルックリンダイナー」のプルドポークも好きなので注文してみました。


なるほど、プルドポークにスパイス絡めたら、まるで白楽「サリサリ」のカレーみたい。(あっちはチキンですが)
こりゃあなかなか良いぞ。
生半可なカフェのカレーなんかより、ずっと良い。


付け合わせはマカロニ、キャベツ、ニンジンそれぞれのスパイス和え。
この適度に力が抜けた、けれどちゃんとツボを押さえている感じもなかなかのもの。

ファッションブランドがノリで始めたカレーBARというには、料理もお酒もかなりちゃんとしてる。
ちょっとスルーしないほうが良さそうですよ。


(追伸)
三吉さんから後にいただいた情報によると、
このお店の前身は池ノ上にあったカレー居酒屋「Biff」とのこと。道理で!只者じゃないはずだ。


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呑み処 CUNEの1階



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もうすぐ一周年!味に磨きがかかった五反田タイ料理。「ポーモンコン」(大崎広小路/五反田)

もうすぐ復活一周年を迎えるこちらのお店。
久々行ったら料理がかなりチューンナップされており、
「これは!」と思い2日連続で単訪問をキメてきました。

「バンコク食堂 ポーモンコン」

駅から少し離れた立地ながら、平日2日ともほぼ満席。
すっかり人気店となりました。
店主つっちーも調理に接客に大回転ですね。

そしてここは五反田。
五反田といえばクラフトビール。
こちらの楽しみのひとつが「本日のクラフトビール」なんです。

★志賀高原アフリカペールエール AfPA ¥1000

こちらアフリカのビール、というわけではなく、インディアンペールエール(IPA)の度数を下げ(5.0度)、飲みやすくしたという一杯。
IPAの苦みや柑橘香はありつつも、暑い夜にゴクゴクいけちゃう罪なビールです。

そして料理。
まず注目したいのがこちら。

★ムー・リン・ヤーン ¥790

つまり、豚タンのタイ式スパイス焼き。
つっちーがこちらの開店準備している頃、「ムーリンヤーン美味しいのに置いてるところ少ないよねー」なんて話していたら、ホントにレギュラーメニューに入れてくれたという、嬉しい一皿なんです。
そしてこれが今回、グッと美味くなってる。
理由は明白、ちょっと嬉しすぎるレベルにまで厚切りに仕様変更しているんです。
弾力ある豚タンをブリブリブリッと噛み切る快感、油に移ったブラックペッパーの芳しき刺激!

ここでしかいただけない、最高のビールのつまみです。


★ラープ・ムー M ¥680

私の好物であるイサーン地方の激辛ひき肉サラダ「ラープ」。
こちらのはちょっと変わっていて、キャベツじゃなく白菜が添えられているんです。
以前は「へぇ、面白い組み合わせだなあ」くらいに思っていたのですが、今回はちょっと違う。
ラープの味が濃く辛く仕上がっていて、白菜の水気と組み合わせるとベストな美味さに決まるんですね。
このラープ、つっちーの師匠モンコンさんのレシピなのですが、大阪「サワディシンチャオ」のおぐしさんによれば、タイの田舎ではキャベツが流通する前は白菜を使っていたそうで、その名残であろうとのこと。
なるほどね!


★カオソーイ ¥1050

そして今やこの店の大人気メニューというカオソーイ。
チェンマイ名物のココナッツカレーラーメンとでもいうべき一杯ですが、一人飲みの締めにはちょい迫力がある。
だから翌日いただきに再訪したわけです。

細麺に絡むココナッツカレースープ。
上に乗っている揚げ麺も同じく細麺です。
揚げ麺用の太麺の安定供給が難しいからとのことですが、結果オーライ。揚げた細麺のバリバリ感がちょっとクセになっちゃいますね。
辛さも程よく、ココナッツミルクも強すぎずで、締めラーがわりにいただける絶品カオソーイとなっています。

およそ一年を経てオペレーションに慣れたのか、それぞれの料理の狙いと落としどころがビシッと決まってきた感じ。

7/21,22の一周年イベントもたぶん大盛況。
2年目にも大期待なお店です!

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バンコク食堂 ポーモンコン



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

あの人気カレー店がいつのまにか店名2倍に。「カレー屋 パクパクもりもり」(渋谷)

かつて市ヶ谷に本店を構え、「横濱カレーミュージアム」出店時にはNo. 1人気を誇った東京カレーライスの名店「パク森」。
今では渋谷道玄坂の店舗ひとつに統合し営業を続けてきたのですが・・・

いつのまにか店名が・・・

2倍になってる!?


「カレー屋 パクパクもりもり」

一瞬冗談かと思ったのですがこれ、まじモノの改名です。

お店の能書きは「パク森」のまま。

改名は2018年6月頃。
以前と変わったのは、店内中央にある巨大な鍋、というかカレー製造マシーンの存在。
今までは練馬にあったキッチンで仕込んだカレーを持ってきていたのが、店内で製造するようになったのです。
(株式会社パク森フーズによる「練馬キッチン」は山梨県北杜市に移転したそうです。)

そこで改名・・・ということは、ライセンスや商標が関わっているのでしょうか?

メニューを見れば、内容こそ継続しているものの、商品名は軒並み変更。

例えばこんな感じ。

★パク²もり²なすぴ~ ¥980
倍辛 +¥50


「ばくぱくもりもりなすぴー」って、ちょっとオーダー時に照れちゃいますね。

ひき肉のドライカレーとソースタイプのプレーンカレーをあいがけした、「パク森」伝統の看板メニュー「パク森カレー」を継承した「パク²もり²カレー」に、ナスとピーマンをトッピングした一皿。


「カフェハイチ」を彷彿とさせるドライキーマに、滑らかなカレーソース。
倍辛にしたことで逆に、辛さの裏にあるフルーティな甘みが際立ち美味。
倍辛、おススメです。

そして、トッピングの素揚げナスが揚げたてジューシー。
「パク森カレー」あらため「パク²もり²カレー」自体に大きな具材はないので、
好きなトッピングをすることで食感の変化が楽しめるんです。

ところで・・・「パク²もり²」の「²」っていう文字、これをiPhoneで打つのは至難の業。
「にのじじょう」とかで変換してもダメなんですよ。
じゃあ、どうやって入力したかと言えば、単純に検索ヒットして出てきた文章からコピー&ペースト。
いっそ単語登録しといたほうが良いかもしれません。

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カレー屋パク森



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具沢山、健康的なおうちカレーライス。「カレーの店 KYU-」(阿佐ヶ谷)

阿佐ヶ谷アニメストリートを北に出てすぐの場所にあるカレーライス屋さん。

「カレーの店 KYU-」

以前から存在は知っていたのですが、ラストオーダーが19時30分と早いため、ようやくのランチ訪問となりました。


「たっぷりの素材をじっくり煮込んだおうちカレー」
という謳い文句ですが、いわゆる昔ながらの小麦粉たっぷりカレーライスとは少し異なります。

オーダーは券売機で。
今回は店主おすすめというこちらをチョイスしてみました。


★やわらかチキンカレー ¥850

ごはんは白米か五穀米かを選択可、大盛りも無料ですが、今回は五穀米普通盛りで。


たっぷりの鶏むね肉に加え、歯応えを残した玉ねぎがたっぷり。
カレーライスのいわゆる「ルゥ」的な部分はあまりなく、具を美味しくいただくカレーとなっています。
食べ応えあるのに胃もたれなし、それでいて個性もある。
愛情たっぷりの健康カレーですね。

付け合わせのナムル的もやしも美味しかったです。

近所で一人暮らしなんかしてたらこれが「おふくろの味」になりそうな、あたたかいお店でした。



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カレーの店 KYU-



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大船なのに銀座。「銀座木挽町カリー」(大船)

大船駅直結、ウイング7階レストランフロアに、ちょっと不思議な名前のカレースタンドがあります。

「銀座木挽町カリー」

なんで大船で銀座木挽町?


銀座からカレーが普及したとか書いてあるけど、ここは大船です。

店内はいわゆるカレースタンド。
いい声の(お話好きな)マスターが出迎えてくれます。
あ、ちょっと銀座感。

カレーはバリエーション豊富。
迷ったらこれにしましょう。


★三色カリー ¥880

赤カリー、黒カリー、黄カリーという3種のカレーをあいがけで楽しめる一皿。
サラダ、味噌汁に加え、サービスタイムだったのかソフトドリンクもついてきました。


赤カリーは、赤唐辛子パウダーの味が前面に出た辛口。
黒カリーは、いかにも洋食カレーといった感じのネットリ甘口。
黄カリーはいちばん普通のカレーライスなのですが、やっぱりこれが一番美味いな、と思わせてくれる味ですね。

それにしても、なぜ大船で銀座木挽町カリーなのか?

答えは簡単。かつて銀座に本店があったからだそう。
(西新橋の、ゆりかもめの駅があるあたりだったそうです)
その他、代々木、横浜にも支店があったものの全て閉店。
今ではこちら大船店が唯一の店舗となったわけですね。

店名に歴史あり、です。

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銀座木挽町カリー



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目黒川のほとりでシンガポールチキンライス。「MR.CHICKEN ★鶏飯店」(五反田)

五反田。
目黒川沿い「魚金」の隣にあるシンガポールチキンライスのお店。

「MR.CHICKEN ★鶏飯店」

オープンは2017年9月4日。
シンガポールチキンライス(海南鶏飯)をはじめとし、タイの屋台料理やベトナムのフォーも取り揃えるカジュアルなお店です。
本店は北品川。
その前には原宿の裏通りにあったお店ですね。(原宿時代の記事はこちら



店内も現地ストリート風。


卓上には生姜ソース、チリソース、ダークソースに加え、グリーンチリとナンプラー。
このラインナップ、タイのカオマンガイとは異なるシンガポール海南鶏飯ならでは。

チキンライスは蒸し鶏、揚げ鶏が選べるのですが、私が選んだのはこちら。

★シンガポールチキンライス ミックス ¥880

蒸し鶏と揚げ鶏のミックスです。
「通常の1.3倍」と書いてあった鶏肉のボリュームですが、それでもかなりコンパクト。

鶏肉はキュッと硬めの仕上がり。


ライスは日本米とのミックスなのでしょうか。
少しウェットな仕上がりです。

ライス、鶏ともに、そのままでは旨味は薄め。
ここで各種ソースの出番となるのですが・・・

生姜ソース、チリソースともに味は控えめ。
ダークソースばかりだと甘くなるので、グリーンチリを用いたのですが、こちらも辛さがないピクルスタイプ。
かなり穏やかなチキンライスとなりました。

一つ、ガッツリ味が濃かったのが鶏ガラスープ。
ライスや鶏をこのスープにつけていただくのがベストかも知れません。
鶏自体と、鶏ガラで炊いたライスを、鶏ガラスープにつけて食べるという輪廻感はありますけども。

印象としては、クセなく誰でも食べやすい、現地のフードコートのチキンライスのよう。
みんなでワイワイ、お酒を飲みながらが良さそうですね。

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MR.CHICKEN鶏飯店 五反田店



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心の修業。水を出さないカレー店。「サンライン」(泉岳寺/白金高輪)

「水を出さないカレー屋さん」として昔から有名なお店。

「サンライン」

20年以上ぶりの訪問ですが、まったく変わりませんね。

この「お水はいっさい出しません」という看板は冗談でもなんでもなく、
カレーで喉が渇きお水を所望しようものなら、親父さんに一喝されるという・・・

まぁ昔はちょっと変わった、ちょっとコワいお店として認識されていたんです。
しかも具が一切ないカレー一杯で1500円という、当時からいろんな意味で敷居が高いカレー屋さんだったんですね。


近くには自動販売機があります。
喉が渇いている方は、こちらで潤してから入店しましょう。
決して、持ち込みしないでくださいね。

お店に入ると、あのオヤジさんの姿はなく、おかみさんが一人で切り盛り。
意外なほど穏やかな雰囲気です。

カウンターにはランチョンマット代わりの「カレー心得」。

「カレー心得
辛さに驚くなかれ
恐れるにあらず
心して食らへば 何事もならざらむ
水慾すれど今暫し我慢せよ されば
辛さ次第に心よき甘さに変ずるを知るらむ
人生 又かくの如し
店主 敬白」


カレーによる精神修養ですね。

ちなみにメニューはありません。
カレーは一種ですから。

★英国式カレー ¥1500

昔からお値段据え置き。
見事に具がない、禅のようなカレー。
何をもって「英国風」と呼ぶかはそれぞれであります。


20年前は確かに、「凄く辛いのに水が飲めない修業」だったんです。
けれど今食べると、辛さはそれほどでもなく・・・辛さって相対的なモノなのですね。

けれども、体の中からジワッときます。
いわゆる「薬膳効果」とでもいいましょうか、ポカポカとしてきます。
これ、確かに水を飲むと感じられないものだと思います。

ご飯は玄米。
独特のにおいというか、臭みがあります。
それもまた、この店の修業の一部だと思っています。

お店の雰囲気は終始穏やか。
(他に客がいないこともあり)
今までになく、おかみさんとお話しすることができました。

このお店のルーツは名古屋。
この白金にお店を出したのち、名古屋の方は閉店したのだそう。
なるほど、名古屋の人がこのお店を知っていた理由がわかりました。

お店を出て、スッキリ気分。

けれど、ここで最後の修業が待っているんです。

・・・そうだった。

実はここのカレー、「薬膳効果」が効きすぎて胃腸が目覚め、
食べた後お腹がすくんです。

20年前もそうだった。
1500円奮発してここのカレーを食べた後、ものすごくお腹が減って、その後ラーメンを食べに行ったりしたなぁ・・・
結構な出費だったなぁ・・・・

でも今はもうオトナです。

お腹が鳴ろうが、これもまた修業。

あ、こんなところにカレー屋の看板が・・・・


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サンライン



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間借りの枠を超えた、強烈かつ独創的なスパイス料理コース。「スパイスドランカー やぶや」(浅草)

昨年あたりから間借りカレーが「ブーム」にすらなりつつある東京。
ただ個人的には「今、間借りカレーがアツい」だとか「間借りカレーがイケてる」なんて論調はあまり好きじゃないんです。

間借りといっても実にピンキリ。
料理の腕と情熱があるシェフの、機会拡大として「間借り」という選択肢が拡がったわけで、これはいわばインディーズミュージシャンのストリートライブ。
そこから実力と人気でメジャーデビューするのはひと握りなわけですから。
(数年前の大阪間借りカレーブームのときには、90年代ホコ天バンドブームに似た熱気、などと紹介させていただいていました)
結局間借りは「手段」であって、注目すべきはシェフ。
間借りカレー自体がオシャレなわけではないんですよね。

と、前置きが長くなってしまったのはこの夏、マスメディアが猫も杓子も間借り間借りなものですから、軽いジャブとして。

さて、ここからが本題。

間借りかどうかは別にして、お店を出す前からその筋で注目されている実力派シェフというのがいます。
現「カルパシ」のクロちゃんや、「とらや食堂」のとらさんなどなど・・・

そんなひとりが藪さん。

プロボクサーとして活動する傍ら「魯珈」や「大岩食堂」を輩出したあの「エリックサウス」で料理修業。
さらに和食のお店でオペレーションを学んだり、インド現地を渡り歩いたり。
ついには本場パキスタン料理のメッカ埼玉八潮の代表店「カラチの空」で日本人として初めて厨房へ。

この、他に類をみない経験値で注目されていた藪さんが、ついに間借り営業を開始したのです。


場所は浅草。


吾妻橋を渡り、金色に輝くアレを見上げたちょうど道路向かい。


浅草らしい革細工の工房があるのですが、その二階にシェアキッチンがあるんです。

昼はコーヒー屋さん。
藪さんが間借りするのは夜。
その名も・・・

「スパイスドランカーやぶや」

スパイスマニアでありボクサーである藪さんのお店。
これ以上ストレートな名前はありません。

看板の下には、
「スパイス料理で呑み、南インドミールスで〆る」
とあります。
決して、南インド料理店ではないことに注意です。←ここ重要。


クラフト革製品が並ぶスペースに寿司屋のようなL字カウンター。
その向かい側に藪さんがいました。

メニューは基本、4000円のおまかせコース。
そこにドリンクやオプションを追加して行くシステムです。
ま、この立地ですから、この味辛口でスタートしましょうか。

最初の前菜3種盛りは一瞬、「和会席?」と思える端正さ。
ですがよく見りゃさすがのスパイスドランカー。

★シシャモのピックル
★アルティッキ
★泉州水ナスのアチャール

シシャモのピックルはいわば、酸味と辛さをめちゃくちゃブーストした南蛮漬け、ってな味わい。
そう考えりゃ美味いに決まってる。ズルい!

インドのストリートスナック、アルティッキをここに挟むあたりが独創的。
ミントチャトニのフレッシュな香りがだいぶヤバいです。
藪さんの実家から送られてきた泉州水ナスの糠漬けを、これまたアチャールに。
これ、酒呑まずにいるのは不可能です。


★箸で食べるライタ

タミル式とのこと。
ミョウガや小葱の食感を楽しむライタ、これは面白いですね。
上に乗ったローストチリがこれまた良き酒の肴。


★豚肩ロースのコンフィ

ちょっとここ、何屋かわからなくなってきました。
けれどこれ、しっかりスパイス料理になってるんです。
スッと鼻に抜けるネパール山椒と、弾けるピンクペッパー。
その刺激に豚も負けていません。
しっかりとした食感と、重くなく爽やかな脂の旨味。
だいぶリッチな気分。

爽やかに夏らしい前菜から肉料理へ。
なんて品のある料理を出すんだろう・・・なんて思っていた矢先。
ボクシングと「カラチの空」で磨かれた、藪さんの鬼気迫る一面が姿を現したのです。

まさに劇的に。


★フェンネルチキン

な、なんですか!?このパキスタン人が喜びそうな肉塊は!
こちらフェンネルリーフを用いた、オイリーなカレー肉塊。
というよりは、フェンネルリーフと肉を具材としてオイルを味わうカレーとも云う・・・・

独創料理でありながら、圧倒的なパキスタンを想起させる魂の一品です。


★黒霧島

肉・油・スパイスときたら、受け止めるのはやはり芋焼酎。
このシチュエーションにベストマッチと思われる「山ねこ」が昨日切れてしまったようなので、黒霧島をいただきました。


★ マトンのホルモンカレータカタック

お、おう、タカタック!!
これまたパキパキしてきましたよ。

タカタックは脳みそ、腎臓、心臓が入ったパキスタンのカレー料理。
脳調で鉄板をタカタカタカタカと鳴らしながら内臓を刻むのでついた名前です。
ただしこちら、先ほどの豚のコンフィのオイルを用いた「ノンハラール」なタカタック。
宗教上の制約がない日本人だからこそ作れる創作タカタックなんですね。

豚から出たオイルの複雑な甘みが羊の内臓に絡みつき、独特の魅力が。
クラッカーに乗せていただきましたがこれ、バゲットにも絶対合う!

いやいや、お店の雰囲気、コースの前半からは予想だにしなかった創作パキ。
「カラチの空」での修業がまさかこんな形になるとは・・・・壮絶としか言いようがありませんね。

そして・・・ここからさらに、〆の南インドミールスがやってくるわけです。

パキから南インドへ、一気に緯度を下げますよ!!


★〆ミールス
・ラッサム
・サンバル
・ココナッツチャトニ
・ゴルベラコアチャール
・マトンカレー (+¥700)
・パパド
・ライス


〆と言いつつ、堂々の一食分。
体育会系やなぁ。
ライスは少なめでお願いしました。

ちなみにこのミールス、お気づきの方もいるかと思いますが、
トマトチャトニの代わりに、ネパールのゴルベラコアチャールが添えられています。
前二品のパキ的創作料理同様、ちょっとしたズラしを入れているんですね。


ラッサムはタマリンドの酸味たっぷり。
サンバルはほのかに甘め。
そしてオプションで付けたマトンカレー・・・・

これがまた・・・・・

今までのどのメニューよりもスパイスの効かせ方がガシガシで変態的なんだから!
〆っていうか、最後のスパート?ラッシュ???

さらにですよ。
中盤にいただいたフェンネルチキンの余った油をですね、ライスにかければ、さらにハードな味変をしちゃうわけでして。

さすがスパイスドランカー。
容赦ない。


食後はチャイ・・・ではなく、台湾のお茶。
スパイスと油をガッツリ堪能した後だけに、堪らない美味しさを感じます。

間借りカレー全盛の今、けれどここまで個性的で、かつ迫力のある料理を提供するお店、ちょっと他には見当たりません。
同じ「エリックサウス」出身の「魯珈」が、シェフの経歴を活かし、南インド料理と台湾の魯肉飯を組み合わせ人気店となったように、
「やぶや」の料理は、藪さんの経歴そのもの。
日本、南インド、パキスタン・・・けれど、そのどれともつかない、シェフそのものの料理だとしか言えません。

こんな面白い料理、間借りの次は実店舗・・・・なんて期待も膨らむのですが、
実はこの「やぶや」、予定では9月頃までの限定営業。
その後は一旦店を閉め、また修業の旅に出るのだとか。

スパイスドランカーの旅路は続きます。

浅草で出会えるうちに、是非。


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やぶや



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越前名物ボルガライスが高円寺でカレーと出会ったら。「花の木」(新高円寺)

新高円寺で、ちょっと変わったカレーを見つけました。

「花の木」

看板には「魚醤らーめん 餃子BAR」とあるのですが、何故か漂うカレーオーラ。

近づいてよーく見ると・・・

お!何やら気になるカレーがありましたよ。
早速の入店。


ラーメン屋というより、町の洋食屋といった雰囲気の店内。


意外に広いです。


入店時、気になったメニューその1。
「花の木カレーライス :玉ねぎがペースト状になるまで炒めてから作る手づくりカレーです。仕込みに48時間かかり、提供が追いつかない為、一番人気のロースカツカレーに絞り込ませていただきました。」

そして気になったメニューその2
福井県越前市のご当地グルメ「ボルガライス」。
オムライスの上にカツをのせソースをかけた洋食。
こちらでは「赤ワインビネガーの効いた野菜トマトライスで作るオムライス」にカツをのせています。


むむむ、どちらも捨てがたい・・・

という私を救うような必殺メニューがこちら。

★ボルガライスカレー ¥797

す、凄い迫力っすね。
オムライスの上にカツをのせソースをかけた「ボルガライス」に自家製「花の木カレーライス」を組み合わせたこの一皿。

つまりは「オムライス」であり「オムカレー」であり「カツカレー」であり「ボルガライス」でもあるというハイブリッドぶり!!

で、このカレー自体がなかなか美味い。
サラッと自然なとろみと焙煎香。甘みと辛さのバランスも絶妙で、人気のカレーというのも納得。

サクサク衣で食べ応えあるカツは、揚げたてとはいきませんが、かかったソースと良く合うだけでなく、カレーにつけるとなお美味い。


スプーンでオムライスの断面を覗けば、真っ赤なトマトライス。
なるほど仄かなワイン風味(お子さまでも大丈夫なくらい)。
このオムライスをソースカツと合わせたりカレーと合わせたり、ちょっと男の子がワクワクするタイプの贅沢感です。
しかも、そっとマヨネーズまで使われていて、タルタル南蛮的な味わいも。

この、大衆派洋食の贅を極めた感じ、トルコライスにも通ずるものがありますね。

この価格にして十二分な満足感。
カレー好きのみならず、ご当地グルメ好きな方も是非試していただきたい一皿ですよ。

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花の木



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夏季限定ネパール式冷やしカレー讃岐うどん。これは必食。「ネパリダイニング ダルバート」(大塚)

めっきり夏ですね。
あちこちで趣向を凝らした「冷やしメニュー」を見かけます。

けれど「夏だからシャッキリしたい!」なんて、ランチに冷やし中華食べたものの、なんだかイマイチシャッキリしない・・・
なんて経験ありませんか?

それ、冷えてるかどうかだけの問題じゃなくって、シャッキリするためのスパイスが入ってないからなんです(笑)

先日、「ネパリダイニングダルバート」のオーナーである野津先生から、「うちの冷やしカレーうどんヤバいよ」と聞き、
実際訪れて食べてみたら、いろいろシャッキリする絶品のヤバさでしたので、ちょっとレポしてみます。

場所は大塚駅北口すぐ。

「ネパリダイニングダルバート」

いつもは夜の訪問なので、昼の雰囲気が新鮮ですねー。

店番は、あのカレー店やあのカレー店でもお馴染みマルチなカレー女子Mikiさん。
早速お目当てのメニューを拝見!!


ネパール現地の味を完全再現するのが基本コンセプトのこのお店。
ですが時々、ネパールの現地料理を独自アレンジしたメニューが登場するんです。

この「冷やしカレーうどん」もまさにそれ。
創作料理と表現するのも勿体ない、ネパール現地料理と日本のうどんのマッチング提案的メニューなんですね。


★冷やしカレーうどん ¥700
★マショウラ +¥250


メニュー名こそシンプルな「冷やしカレーうどん」。
しかしここはネパール料理店。
かかっているカレーは完全にネパールカレーのグレービーなんです。

それだけではありません。
上にドサッと載っている具材はネパールのアルコ・アチャール、つまりジャガイモのアチャール。
さらにトッピングはダニヤ(つまりパクチーなんですが、ここではタイ語読みはしません)。
そして麺は堂々とした讃岐うどんなんですね。


讃岐うどんに絡みつくアルコアチャールの酸味。
そしてザクザクっとしたフェヌグリークの香ばしさ。
さらには口内で痺れるネパール山椒!!

単なる冷やしうどん、単なる冷やしカレーうどんを超えた、目の醒めるようなシャッキリ感!

そう、これですよ。欲しかったのは。


さらにトッピングで選んだマショウラがまた面白かった。
つまりはソイミート、スッカスカな食感がクセになる疑似肉なんですが、これが意外なほど辛口!
そのまま食べても、うどんに混ぜ込んでもインパクト大!お目目バチコーン!ですよ。

いやいやこれは面白い一皿。

大塚近辺でランチいただける方、絶対試しておいた方が良いですよ。
特に暑い日に!!


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ネパリダイニング ダルバート



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麻布十番大衆食堂とりかつカレー。「和たま」(麻布十番)

高級店やしゃれた店の多い麻布十番ですが、1000円以下で楽しめる普段使いのお店だってあるんです。
だってみんなが金持ちなわけじゃないですもんね。

「和たま」

食べログでは「ラーメン屋」となっています(2018.7現在)が、実態は昼から夜中二時までやっている食堂兼居酒屋。


しかもリニューアルに伴い、ラーメンをやめたとかなんとか。

ですが、定食なんかも大衆中華テイストのものが多いのは確かです。

この日はランチ訪問。
お目当てはもちろんカレーです。

カレーは
・とりカレーライス
・とりかつカレーライス
の二種類。

一瞬字面が似ていますが(笑)


★とりかつカレーライス ¥920

つまりは単純にチキンカツカレー。

カレーは鷄スープで仕込んだ濃厚な旨味。

衣サクッと、肉フワッと上質なチキンカツ。
サイズは小ぶりですが
「胃もたれしがちなおやじにゃこれが丁度いいのよー」
という感じ。

麻布十番という町のイメージとは無関係な、良き大衆食堂のカレーですよ。

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麻布 和たま



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果ての果てで待つ、孤高の境地。「サリサリカリー」(白楽)


「好奇心から始まることもある。」


「皿の上に母がいる。」


「ベッキーは言った『これ衝撃かも』・・・メチャクチャ美味しいッ」


「一部の人に理解される」
「サリサリカリー」

「果ての果てまで行ってみないか」のキャッチコピーでお馴染み、関東随一の怪カレー店「サリサリ」が2016年に移転。
・・・といっても元の場所のご近所ですが。

移転前の記事はこちら


随分広く立派になりました。
どこか日本離れしているのは、やはりここが果ての果てだからですね。

店の奥のチェアに腰かける、名物マスター。
かつてはいろいろな意味でエキセントリックな印象だったのですが、
今やゆったりとした口調と物腰。

何度も「来てくれてありがとうね。」と話しかけてくれました。

さて、メニューは以前と同じ。
オーダーを聞かれることはありません。

なぜなら「サリサリ」の料理はずーっと一つだけだから。


★スリーコースセット ¥1000

カリー、サラダ、チャイの三位一体。
これこそがサリサリの「一部の人に理解される 昔人の知恵 1000年のカリー」です。

こちら、マスターが若い頃パキスタンのパンジャブに行った際、
地元の裕福な農場主のご家庭で食されていたカレーのレシピを教わったのがきっかけ。
パンジャブの家庭のカレーとして、1000年以上前から伝わるカレーと言われています。

メニューがひとつしかない理由はシンプル。
マスターが作れる料理はこれだけ、だから。

ホロッホロになるまでほぐされた鶏もも肉は輝く油を纏い、その食感はまるでシーチキン。
これ以上ないほどシンプルながら、しっかりとした旨味がある、ここだけのカレーに仕上がっています。

以前お伺いした時に聞いたところによると、
このカレーの調味料は塩だけ。
旨味は鶏肉から、甘味はニンジンから、酸味はトマトからと、
素材から味を引き出していくのがとても手間がかかるのだそう。

「このカレーは私が作ったんじゃないんです。
あ、これ作ったのは私ですが、
1000年も前の人が作ったカレーなんです。
昔の人は智慧があったんですねェ」

「工夫しないのが工夫」とマスターがおっしゃっていたように、先人の智慧を受け継ぐ一皿なのですね。


食後のチャイをいただきながら、暫し世間話をば。

ご高齢となったマスターとともに、「サリサリカリー」もまた円熟味を増してきました。

北海道にある姉妹店「カラバト」とともに、次の世代へ受け継ぎたい名カレーです。



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サリサリカリー



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腕利きシェフの多彩なタイ料理をお酒とともに。「プアン 学芸大学店」(学芸大学)

タイ料理とワインバルを融合させ人気の三軒茶屋「プアン」が、学芸大学に2号店をオープン。

「プアン 学芸大学店」

オープンは2018年2月14日、バレンタインですね。



この日はオーナーの加瀬さんお任せコース。
タイ料理バルっぽく、酒量多めで行ってみましょう!


★Puanタイボールα (センソム)¥550

まずはタイウイスキー(厳密にはウイスキーではない)センソムで作ったハイボール。
こういうの好きです。


お通しにはピークカイヤッサイ。
つまりはタイ宮廷風手羽餃子なんですが、アッツアツジューシーな手羽の中に豚ひき肉と春雨。
なかなか贅沢な味わいです。


★プアン特製サラダ

普段は頼まないサラダも、おまかせコースならいただけます。


★ソムタムコームーヤーン

豚トロ入りのソムタム。
豚脂のジューシーさに加え、辛さもええ感じ!


★Puanタイボールβ(メコン)¥550

こちらはタイウイスキー(厳密にはウイスキーではない)メコンで作ったハイボール。


★ヤムムータクライ

レモングラス香る豚挽き肉サラダをレタスで包んでいただきます。
フレッシュな辛さと酸っぱさが夏に嬉しいですね。


★SPYゴールド

タイの屋台で人気の甘いワインクーラー。
クラシック、レッド、ゴールドと取り揃え。


★ヤムクンアボカド

海老とアボカドの和え物。
サンドイッチの具材にしたい!


★タイワイン モンスーンバレー(赤・白)

やはりバルですからワインを飲まねば。
こちらタイで一番人気のモンスーンバレーをグラスにて。

さぁさぁ、この辺りからパンチが強くなってきますよ。

★ゲーンパーガイ

イサーンを代表する激辛ゲーン(タイカレー)、ゲーンパー。
野菜たっぷり、鶏肉たっぷり。
ストレートな辛さが魅力ですが旨味もたっぷり。


★ゲン・オム

酸味と辛さそして旨味が詰まった「田舎風ゲーン」。
これがなかなか。
メニューブックにはない裏メニューなので食べたい時は事前確認ですね。


★トードマンクン

辛いの2発来たあとは、定番の海老すり身揚げ。
これが意外なヒット。
アッツアツサクサクふわふわ、やはり揚げたては格別。
口内の辛さのリセット役としても良い働きです。


★プラーヌーンマナーオ

用いた魚はスズキ。まさに旬。
レモンの酸味と程よい辛さが素敵ですね。


★ソムタムトード

つまり揚げソムタム。
同じ学芸大学の「バーンメイ」でも必ずお願いする好物がこちらにも!
酸っぱ辛さとサクッとかき揚げのような食感はクセになりますよ。


★ゲーンキョーワンクンアボカド

いわゆるグリーンカレーですが、具材は海老とアボカド。
爽やかさが一味違います。


★プーニムパッポンカリー

みんな大好きプーパッポンのソフトシェルクラブバージョン。
これがまたヒット!!
濃すぎず薄すぎず、食感のメリハリもバッチリ。
このプーニムパッポンという料理、タイ料理といいつつつまりは華僑中華。
タイ人よりチャイニーズ系やネパール系のシェフが作ったほうが美味いことすらあるのですが、こちらのは自信を持ってオススメできます。


★トムカーガイ

締めにはイサーン名物(というかタイ北部やラオスで愛される)鶏肉入りココナッツスープ。
カー(タイ生姜/ガランガル)やコブミカン、レモングラスが香るその味わい、実はトムヤムクンより好きです。


★カノムモーケン
★ココナッツアイス


デザートもしっかりいただきましたよ。

お酒も料理も大満足、飲んだなぁー食ったなぁー(笑)


こちら学芸大学店のシェフ、シャットさんは「ティーヌン」各店を統べるチーフコックを務めていた大物。
加瀬さんの以前からのラブコールに応えての参戦です。

得意とするイサーン料理だけでなく、揚げ物や中華系など、今回のコースで披露してくれた縦横無尽の引き出しとセンスは流石としかいいようがありません。

グループでの飲み会から一人飲みまで便利に使えて、料理のクオリティも間違いなしの良店。

近々3号店の予定もあるようで、ますます目が離せませんね。


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本格タイ料理バル プアン 学芸大学店



関連ランキング:タイ料理 | 学芸大学駅祐天寺駅


テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

小滝橋通り、写真に映えるスパイスカレー。「スパイシーCURRYハウス 半月」(西武新宿)

新宿、小滝橋通りの裏路地にできたスパイスカレー屋さん。


「スパイシーCURRYハウス 半月」

こちら近隣の「オイスターバー桔梗」や「つけ麺 桔梗」の姉妹店。
以前は「桔梗はなれ」という名前で営業していたカレー屋さんです。


★2種盛カレー ¥880

センターにご飯、左右にカレーあいがけ。
昨今の東京スパイスカレーシーンの定番ともいえるフォトジェニックビジュアルですね。
この盛り付け、一部では「ピワン盛り」と呼ばれているようですが、新宿御苑「けらら」のほうがかなり先。
ここは「けらら盛り」と呼んで進ぜましょう。
(もちろん大阪でもあいがけ自体はたくさんありますが)


・山椒キーマ(鶏・サバmix)

山椒、鯖キーマとトレンドをしっかり取り入れたカレー。
実際山椒は控えめですが、粘り気あるキーマにホロホロに柔らかい鯖中骨が混じっているのが良いですね。


・チキンカレー

カスリメティたっぷりでスパイスカレーな雰囲気抜群。
かなりでっかいチキンがごろっと2つ入っており食べ応えも充分です。

いずれのカレーも辛さは控えめ。
ライスは日本米ベースのターメリックライスで、この日は麦入りでした。

トレンドを取り入れつつ、広い客層が受け入れやすいチューニング。
なるほど、東京のスパイスカレーもコモディティ化が進んできたという実感があります。

すぐ近くには「FISH」少し先には「魯珈」。
この界隈のスパイス濃度、ぐんぐん高まってきましたね。


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半月



関連ランキング:欧風カレー | 西武新宿駅大久保駅新大久保駅


テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

中野南口のイサーン居酒屋。「トンホム中野店」(中野)

中野駅南口。
中野なのに中目黒みたいな洒落っぷりの飲み屋街、レンガ坂。
その西の端にあるタイ料理店。

「トンホム中野店」

新井薬師に本店をもつ「トンホム」。
イサーン出身シェフによる、居酒屋的に楽しめるタイ料理店です。




こじんまりとした店内ですが、なかなかの居心地。


★生ビール ¥450

夏はオープンエアーでビールが美味いっす。
銘柄はアサヒ。


★ゲーン・オム ¥850
★カオ・ニャオ ¥390


大好きなイサーンの辛口田舎スープ(カレー)。
辛さはそこそこながら、旨味が濃くてなかなかいけます。
しかもゲーン・オムといえば野菜メインなイメージが強いのですが、ここのは鶏むね肉がゴロッゴロ。
食べ応え抜群ですよ。

せっかくの居心地。
もう少し飲んで行きましょうか。


★ラオディ ¥650
★えだまめ(ガパオ風味) ¥300


ラオディはサトウキビから作るラオスのラム。
気の利いたお酒を置いていますね。

枝豆は「ガパオ風味」というから、ホーリーバジルかシーズニングを絡めてるのかと思いきや、めっちゃガパオライスのひき肉に混ぜられてます。
なるほど良い酒の肴ですね。

メニューには他にも駅弁チャーハンやら、チェンマイラープやら、ソムタムラオやら、気の利いた料理があれこれ。

予想外に良い「イサーン居酒屋」でした。

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トンホム 中野店



関連ランキング:タイ料理 | 中野駅新中野駅東高円寺駅


テーマ:エスニック料理 - ジャンル:グルメ

広東語飛び交う香港式カフェ。「香港華記茶餐廳 新宿本店」(市ヶ谷/飯田橋)

市ヶ谷と飯田橋のちょうど間。
賑わっている茶餐廳(香港式カフェ)を発見。

「香港華記茶餐廳 新宿本店」(ホンコンワーキーレストラン」

新宿本店・・・ま、新宿区には違いないか。


店内は完全に日本から切り離された香港。
交わされる会話も広東語がメインです。

なかなかにリアルですね。

メニューにはインヨン(コーヒーとミルクティーを混ぜた飲み物)や腸粉といった茶餐廳の定番がズラリ。

飯田橋の「香港贊記茶餐廳」(ホンコンチャンキチャチャンテン)にはあった香港式カレーライスが無いのは残念ですが、
カレーメニュー自体がないわけではありません。


★シンガポール風カレー焼きビーフン 星洲炒米 ¥980

玉子を絡めたビーフンはガッツリめの塩胡椒とカレー粉風味。
具材には旨味凝縮の干し海老にカリッとした細切りチャーシュー、そしてニラ、モヤシ・・・シンプルながら過不足なし。

香港迷な方々(意外とうるさ型が多い印象)の評価は判りませんけど、十二分に香港気分を味わえました。

そしてこの店のもう一つのお楽しみポイントはパン。

香港式のパンを焼いてるんですね。
といっても、日本の学食にあるコッペパンを丸くしたようなものですが。


私は好物のエッグタルトをテイクアウトしちゃいましょう。


★ホンコンエッグタルト 一個 ¥200

3つテイクアウトしたら香港メロンパンをおまけしてくれましたよ。

とっても素朴な味わい。

これで故郷を懐かしむ香港人も多いのかな。


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香港華記茶餐廳 新宿本店



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