カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック!

東北で貴重なネパール料理店、津波から復活。そして・・・「イエティ」(南気仙沼)

宮城から岩手にかけての沿岸部でほぼ唯一のネパール料理店「Yeti」が震災・津波に見舞われたのは今から5年前。

1.3mの津波で泥だらけになった店内、去っていったスタッフ・・・
万難を乗り越え、約半年後に復活オープン。

震災から5年経った今でも仮設住宅が並び、被災した建物の取り壊しも終わらない気仙沼の街で、多くの飲食店が廃業していく中、頑張ってフル営業されています。


「ネパール・インド料理レストラン Yeti」(イエティ)

なんと、ネパール料理、インド料理だけじゃなく、アウトドアショップも併設。
実はここのオーナーは小野さんという日本人の方で、山登りなどでお世話になったネパールに思いを馳せ、恩返しの意味もあってこの「Yeti」を経営されているとのこと。


この日は小野さん不在でしたが、震災後再び戻ってきたネパール人スタッフの方々でお店は切り盛りされていましたよ。


★エベレストビール ¥600

ネパールビールもしっかりあります。


★モモ ¥800

ネパール料理の定番と言えば、のモモ。
手作りテイスト抜群のモチモチの皮が素敵で、餃子好きにもオススメできる一品。
漬けダレのゴルベラアチャールの香りも秀逸です。


★チョウメン ¥800

ネパール焼きそば。
やはりネパール料理ってのは、日本の居酒屋的な使い方が楽しいですよね。
こちらはピリ辛で香り高く、焼きそば好きにもオススメできる一品ですよ。


★レッドチベット風チキン ¥1300

なんと!このお店、ネパール料理だけでなく、チベット料理も充実しているんです。
中でもこれは超おススメ!!
胡椒が効いて、体の芯から暖まるチキンスープです。


★エビチリ ¥900

ここまでくればもう、チベットを通り越してほぼ中華料理ですね。
けど、ピリ辛なスパイス使いはバッチリです。


★ククリラム ¥400

私の好きな、ネパールの香り高いラム酒。
ホントはラムコークでいただきたかったのだけど、コークもソーダもないとのことで、ロックにていただきました。
やっぱり濃くて美味いし、お値段も手ごろ。これを飲まなきゃはじまりませんね。

さて、ここまで居酒屋使いでガッツリ楽しませていただいたのですが・・・・第二ラウンド。

実はここ、東北地方ではほとんどお目にかかれないネパール定食「ダルバート」がレギュラーメニューにあるんです!!


★ネパールダルバードセット ¥2000

綴りは「Dalbhat」ですから、「ダルバート」と表記するのが妥当かと思われるのですが、メニュー名は「ダルバード」。
ま、濁音と撥音が曖昧なのはアジア各地であることですから、気にしない気にしない。


ダルスープは緩めのシャバシャバ仕様。
ジンブーは用いられていつつも、塩&ニンニクは控えめで素朴な味わい。


ご飯の上で混ぜ混ぜしながらいただきます。
お米は国産米。
ククラコマス=鶏肉のネパールカレーに、アルサデコ=ジャガイモのスパイス和えに、ブテコサグ=青菜の炒め物に・・・
どれもホッコリ素朴な味わいです。
ゴルベラアチャールの酸味が良いアクセントになりますね。


辛味ペーストも用意されています。
全体的に料理が控えめな味付けなだけに、私は結構使っちゃいましたよ。


ダルバート(ダルバード)にはチヤ=ネパールのチャイが付いてきます。

ふぅ、もう、お腹いっぱい。


店内には、ネパール大地震の支援活動を行った際の写真も飾られていました。
東北で被災を味わっているだけに、スタッフたちの祖国ネパールの震災も見過ごせなかったのでしょう。

震災に負けず立ち上がる逞しさと、ともに支え合う優しさ。

東北で珍しいネパール料理店が、ここまで愛され、人気なのには、
国籍を超えたその心意気に皆が心動かされるからに他なりません。


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Yeti

夜総合点★★★★ 4.0



関連ランキング:ネパール料理 | 南気仙沼駅不動の沢駅


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仙台エアーズロック。「コーヒー&カレーの店 さふらん」(広瀬通/勾当台公園)

仙台地元民の間でカレーが美味いと評判の老舗喫茶「コーヒー&カレーの店 さふらん」へ。

見るからに、かなり老舗感あふれる店構え。


店内はさらに渋く、まさに良き昭和の喫茶店。


こりゃぁ渋すぎる・・・渋すぎるぜ。


カレーは4種類ほどがラインナップ。
その他チキンソテーやハンバーグ、メンチカツなどの洋食メニューも。

しかしここはひとつ、お店の看板メニューを注文してみましょうか。


★ハンバーグフライカレー (セット) ¥930

おぉっ!これはインパクト大なビジュアルですね!
まさに仙台エアーズロックとでも呼ぶべき迫力!

もしくは仙台出身の荒木飛呂彦先生に敬意を表するなら、まさにシーザーを押し潰した十字架のような迫力!
とすれば周囲に滴るカレーはまさに・・・

カレーはとろみの強い「洋風」。
ライスはやはり・・・サフランで炊いているのでしょうか?
そしてドカンと鎮座するハンバーグフライ・・・いや、それってメンチカツではないのか?
そんな元も子もない疑問は置いておいたとして、薄くサクサクの衣にジュッとジューシーな肉汁・・・
こりゃぁ確かに看板メニューの風格ありですね。

セットで注文したので、サラダとコーヒーがついてきました。
カレーを半分ほど食べた頃、カウンターではサイフォンでじっくりコーヒーを淹れ始める光景が。

カレーもさることながら、このコーヒーが実に美味い。

ほのかな苦みと深いアロマ・・・かなりのハイレベル。
「世界最高の珈琲は、カレーのあとの珈琲である」を体現した、素晴らしいコーヒーです。

やはり締めの印象は大事ですね。
また来たくなりましたよ。

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さふらん




関連ランキング:欧風カレー | 広瀬通駅勾当台公園駅あおば通駅


テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

仙台新名物、ずんだマサラ。「仙台カレー食堂」(仙台・広瀬通)

仙台にちょっと気になったカレー屋さんがあったんです。

「オジーノカリーヤ」
街外れに佇む、古民家風・・・というか、年季の入った住宅そのもの。


こりゃ面白い・・・と思ったら、あいにくこの日は予約で満席。

あら残念・・・
と、トボトボ歩いていたら、なんかスパイスアンテナに引っかかりましたよ!!

「仙台カレー食堂」

ちょっと見逃せないド直球ネーミング。
「仙台 カレー」でググッた場合のSEOも完璧です。
だが名乗るからには「これが仙台のカレーだ!」といえるメニューがあるのでしょうか?

興味津々、早速入店です。

大衆居酒屋風の店内。
(写真うまく撮れてませんでした・・・)

壁のメニューには串揚げにインドビール、ワインや焼酎とこれまた居酒屋気分が盛り上がります。

この日のカレーは次の通り。

・黒こしょうのマトンカレー
・黒こしょうのチキンカレー
・ポークキーマカレー
・ムング豆の野菜カレー
・ココナッツの海老カレー

そして・・・このメニュー。

★ずんだマサラ ¥700

ズンダダダッ ズンダッタ・・・と侍ジャイアンツが頭に響く今日この頃、
ずんだとはもちろん、仙台名物のあのずんだ。

流石「仙台カレー食堂」を名乗るだけあって、
「これが仙台のカレーだ!」といえるメニューを開発してるじゃないですか!!


よく見れば、いわゆるインドの豆キーマの豆をずんだにしたようなカレー。
意外にも丁寧なインドカレーの味わいです。
ただムング豆などと違ってずんだ特有の爽やかさがあり、なかなか面白いですね。
辛さはそれほどでないものの、しっかりスパイスが立つよう丁寧に作っている印象。

・・・それもそのはず、なんと店主の平さん、銀座の「グルガオン」、「カイバル」で修行していたのだそう!
道理で!

いやぁ偶然入った店ですが、いろいろ繋がりますね。
ちょっと得した気分です。

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仙台カレー食堂




関連ランキング:カレー | 広瀬通駅あおば通駅勾当台公園駅



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杜の都アジャンタ系。「南インド料理 チットラ」(仙台・黒松/旭ヶ丘)

1957年に創業、黎明期の東京インド料理シーンを牽引した九段下「アジャンタ」(現在は麹町に移転)。
そこから独立したシェフたちが日本各地にオープンした名店の数々は俗に(?)「アジャンタ系」と呼ばれています。

ここ仙台にもそんな「アジャンタ系」の名店がひとつ。
「南インド料理 チットラ」

但し前日訪問した「あちゃーる」同様、仙台駅からお店までにもう1クエストあることを覚悟しておかねばなりません。

地図上の最寄駅は仙台地下鉄黒松駅なのですが、そこから歩くと30分ほど(笑)
一駅手前の旭ヶ丘駅からバスに乗りましょう。
47、50、51、53、57、120、220系統のいずれかに乗車し、南光台南一丁目で下車。

停留所の数十メートル先の交差点、セブンイレブンと杜の都信用金庫の間の道へと左折。
そのまま真っ直ぐ坂を降りてゆく(徒歩5分ほど)とサンクスのある十字路にでますから、
そこで右の方を見ればもうすぐ、ほら。


「南インド料理 チットラ」

郊外の住宅地に佇む、住居兼店舗。
キャッチコピーは、
『創業1985年 時間(とき)に磨かれたカレーのおいしさ!』


看板の女の子がやけに可愛いのもポイント!!


店内は素晴らしく鄙びた風情。
時間(とき)に磨かれた空気感バツグンです。
奥にはなんと、お座敷個室もありますよ。

メニューには最近流行の南インド料理店のようにドーサやワダ、ミールスがあるわけではなく、
あくまでもカレー&ナン&ライスが中心。
(↓クリックで拡大)

しかしカレーはもちろん、アジャンタ仕込みの南インド流ですよ。


★ディンキシミキ(三色)カレー ¥1070
 半ナン 半ライス +¥80



カレーは(写真上から)野菜 マトン チキンという三種。

野菜は南インドのサンバルを思わせる甘みある仕上がり。
ただ、現地のような酸味はそれほどなく、親しみやすい味になっています。

マトンは結構辛口。唐辛子の種がいっぱい入っています。
個人的にはこれが一番好き!

チキンは骨付きで、これぞアジャンタ!といった感じの仕立て。
食べられるほど柔らかくなった骨から髄のエキスが出て、味わい深い美味さになっています。
辛さは本家アジャンタより控えめで、幅広い客が「美味い」と思えるカレーでしょう。

用いるスパイスは最小限。
そのバランスで香りを引き出す手法は、まさに南インドの家庭料理の味わいですね。


可愛い形の半ナン。
同じアジャンタ系の「さらじゅ」を思い出すなぁ。
ナンの表面には(おそらく)バターがたっぷりで、リッチな味わいになっています。


アジャンタ系のお店でお馴染み「あの玉ねぎアチャール」もちゃんとありますよ。
こちらも辛さは本家より抑え目ですが。


★チャイ ¥320

お店の雰囲気にピッタリの素敵な器ですね。

東京で脱サラしカレーの道を歩んだ店主今井守さん。
ふと入った「アジャンタ」の味に衝撃を受け、翌日にはそこで働き始めていたのだとか。

「チットラ」という店名は、アジャンタで今井さんと一緒に働いていた浅野哲哉氏(「風来坊のカレー見聞録」著者)の絵のモデルとなった南インドのチャイハナにいた少女の名前から。
なるほど、看板のあの可愛い子がチットラちゃんなのですね。

場所や時間を越えて、人と人とのつながりが飲食店をつくりあげていく、そのなんともいえない人間らしさ。
「アジャンタ系」と呼ばれるお店を訪れるたび、強く感じるのはそんなこと。

スパイスの効能だけでなく、なんとも体があったまるお店でしたよ。


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チットラ




関連ランキング:インド料理 | 黒松駅(仙台)旭ケ丘駅(仙台)




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朝カレーと牛の舌。「伊達の牛たん本舗 仙台駅3階牛たん通り店」(仙台)

やっぱり仙台行ったら牛タン食べなきゃね~なんてことは思わないのです。
だって、「利久」などの有名どころはこぞって東京進出しているし、そもそも食材自体は輸入物だから、
「わざわざ仙台まで行って食べる理由」がチョイ希薄なんですよね・・・

にもかかわらず牛タンのお店を訪問したのには理由があります。
「朝っぱらからカレー食べたい」と思ったらおのずと駅に入っている牛タン屋ぐらいだった、ってこと。

「伊達の牛たん本舗 仙台駅3階牛たん通り店」

仙台駅3Fにある「牛たん通り」で朝8時から営業しています。
「牛たん通り」って、通りの両脇の壁から無数の牛の舌が垂れ下がるポランスキー的風景を思い浮かべがちですが、実際は普通に牛タン屋が集っただけのエリア。
となりにはあの「利久」もありますが、そちらは朝から行列です。

こちら「伊達の牛たん本舗」は仙台いたるところにチェーン展開するお店。
東京では池袋にお店があります。
この仙台駅にも地階、一階、そしてこの3階と3店舗も出店しているゴリゴリっぷり。
ちょっとなんだか、という気もしますが、普通のカフェで朝カレーするよりは良いでしょう!!

オープンキッチンで焼かれる牛タン。
「利久」などのイメージと比べると肉は薄めのようですね。

・・・ほどなく料理が登場。駅ですから提供スピードも大事です。


★牛たんカレー ¥945

おぉ、こげ茶のカレーがどことなくスリランカカレーを想起させますね!

しかしそれはもちろん見た目だけのこと。
なんだかレトルトっぽいなぁ・・・と思ったら、厨房の奥で・・・

ホントにレトルト温めてた!!

売店でもレトルトカレーを売っていたのですが、「お店の味をご自宅でも」の逆で、「ご自宅で食べられる味をお店でも」というわけですね!

いや、だからこそ提供スピードも速いわけで、それが悪いとはいえないのだけれど、「ファストフード」であることを理解して入店したほうが良いですね。

ちなみにおみやげのレトルトは一食1000円。お店でいただくほうが安いです。
それに肉はそこで焼いてるわけですから・・・まぁ考えようによってはオトク。

時間のない旅行者にとっては便利なお店といえるでしょう!

他フロアのお店は違う感じなのかもしれませんけどね。

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伊達の牛たん本舗 仙台駅3階 牛たん通り店




関連ランキング:牛タン | 仙台駅あおば通駅広瀬通駅


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