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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

スパイスと、ワインと、独創と。めくるめく季節を味わうディナーコース。「スパイスカフェ」(押上)

2018年振り返り。
バンゲラズキッチンのバンゲラさん、魯珈のえりつぃん、さと2という、戦闘力かなり高めの布陣で訪れたのはこちら。


「スパイスカフェ」

スカイツリーができる9年前、押上の外れに2003年オープン。
食をテーマに48ヵ国を巡った伊藤一城シェフの経験を活かしたスパイス料理で押しも押されぬ名店に。

さらに2016年からはスタイルを一新。
完全予約制、月替わりのおまかせコースで季節食材を用いたスパイス料理とワインをペアリングするお店として生まれ変わりました。
(現在は予約なしのランチも復活しています)


古い民家を改装した建物。
緑に包まれたその風情は、ここが東京であることを暫し忘れさせてくれますね。



この日は8月の訪問。
月替わりコースのお品書きがテーブルに置かれているのですが、ある趣向が凝らされているんです。

ヒントは、ワインとのペアリング。
実際にお店で楽しんでくださいね。


★生ビール(レーベンブロイ) ¥600


★季節の野菜盛り合わせ

ただの野菜じゃあありません。
一品一品が独創的なスパイス料理。


★自家製パン




★鮎


鮎の苦味にスパイスと甘いソース。
融合の振り幅が凄すぎて。


★揚げパン

ビーツの鮮やかな赤が衝撃的なプーリ。


★ポークロースト
★薄焼きパン



食べる前の印象と、食べた時のギャップ。
何料理か?と聞かれたら、三周回って和食としか言いようがありません。


そして流石ワインにこだわるだけあって、パンがどれも絶品。

と、ここでファンサービス。

ワインとえりつぃんのペアリング。


ワインとさと2のペアリング。


MENDALL、このワインが個人的にはかなり好み。


★ピクルス


★とうもろこしビリヤニ

これは斬新。
ビリヤニであってビリヤニでない、けれどビリヤニ 。
コーンと米でルララ宇宙の風に乗ります。


★タコと野菜


タコ足に加えタコのコフタできる団子を済ましグレービーに漬けた、まさにスパイスカフェ流おでん。




いやまあ、独創の限り。
独自の境地。

ワインとスパイス料理を合わせているのに、絵も云われぬ「和」を感じてしまう不思議なコースです。



★桃

デザートにだってスパイスを用いるのが「スパイスカフェ」流。


★ラベンダー

フィニッシュはフロマージュブランとラベンダーアイスのペア。
同行したバンゲラさんが「夢に出る」と評したほどの圧倒的な美味さ。


はて、気づけば夢うつつ。

東京であって東京でない、浦島太郎の如き体験なのでした。


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スパイスカフェ



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

元祖カレーパン、揚げ上がり時間を狙って。「カトレア」(森下)

日本のさまざまなカレー料理の中でも、最もカジュアルに親しまれているカレーパン。
その元祖を名乗る店が東京江東区にあります。

都営大江戸線森下駅からすぐ。
赤いファサードが目印のパン屋さん。

「カトレア」

この店の前身は明治10年に深川常盤町で創業した「名花堂」。

昭和2年(1927年)に「洋食パン」の名で実用新案登録されたものがカレーパンのルーツであるそう。


今も「カトレア」不動の名物である「元祖カレーパン」。


店頭にはカレーパンの揚げ上がり時間が記されていました。
午前7時、11時、午後3時。
この日は午後3時の揚げ上がりタイミングを見計らって入店してみました。

お店の奥から、揚げ上がったカレーパンが大量にやってきて、店員さんが2人がかりで専用ビニール袋に詰めていきます。

続々と、続々と。
アッツアツのタイミングで食べちゃいましょう!


★元祖カレーパン ¥180

持つ手が油でギトッとならないよう工夫された専用袋。
歩きながらいただきます。

表面のカリッとサクッと感は揚げたてならでは。
綿実油という上質な油を用いているようです。

そして特筆すべきはカレーの量。
ここまでたっぷり入ってるカレーパン、なかなかないです。
黄色みが強く昭和感溢れるカレー。
野菜由来の甘みも優しく、けれどモタっとした感じもなくて爽やか。

ボリュームたっぷりながら重さはなく、またすぐに食べたくなる美味さ。
流石は元祖です。

そして、昭和初期の空気を感じるメニューをもうひとつ。

★シベリア ¥170

こしあんをカステラで挟んだ、昭和初期の子供人気ナンバーワンだったというお菓子。
最近でもヤマザキパンなどが出している「懐かし菓子」ですが、ここのは一味違います。

まず、カステラがちゃんとしたカステラなんです。
中のこしあんはギッシリ、水飴で固められているのかな?

そしてこれがまた、腹持ち抜群。
そんなところも昭和初期の子供たちが憧れた理由のひとつなのかも知れません。

その他、焼きカレーパンや、名物すみだあんぱんなど、楽しさたくさん。
カレーパン揚げ上がり時間を見計らって、ぜひ訪れてみてくださいね。

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カトレア



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和の料理人による月イチだけの間借りミールス。「chinigura チニグラ」@エンガワスミダ(曳舟)

間借りカレー文化もすっかり根付いた東京。
間借り先進国大阪と違っているのは、現地式スパイス料理の作り手層が厚いこと。

和食の料理人ながら、様々な南アジア料理をイベントなどで提供する、Yappari Yamadaこと山田シェフもそのひとり。
月一回のペースでカレー屋「chinigura」を営業しているのですが、チニグラとはバングラデシュのお米の名前。

もうそれだけでマニアホイホイです。

この日は曳舟の「Engawa Sumida」での営業。

「chinigura チニグラ@ Engawa Sumida エンガワスミダ」



古今東西のファッションアイテムに囲まれ、山田さんが登場。

卓上に本日のメニューを置きます。

なるほど、今回のベースはスリランカ料理なのですね。
マニアックな現地スタイルの構成ながら、起用するのは和素材。
和食からのアプローチを自由に組み込んだ自在な発想にかなりワクワク!


★フィッシュ和ミールス ¥2000
・銀鮭のマールカリヤ
・川海老とざくろのホッダ
・落花生と里芋のキリホディ
・昆布のパリップ
・きのこのモージュ
・アケビとなめこのテルダーラ
・白菜のマッルン
・ハヤトウリのキラタ
・ニラサンボル
・柿のアッチャール
・米粉のパパダム
・赤米とバスマティのブレンドライス


いやもう美しいですな。
それぞれのメニュー名も「老人と子供のポルカ」的遊び心に溢れています。(わかりにくい例)


もともと日本人の味覚と親和性が高いスリランカ料理ですが、和素材との組み合わせでそのポテンシャルはブースト。


豆と昆布とかね。


柔らかな落花生と里芋、ソフトなコンビネーション。


そして存在感アリアリの銀鮭。
普通に南インド料理やスリランカ料理に鮭を入れるだけだと個性強すぎてバランス悪くなりがちですが、こちらのミールスにはしっくり溶け込むようです。

一方ザクロと川海老の組み合わせには意表を突かれます。
エキゾチックな旨味。

川海老といいつつ、立派なテナガエビですしね。
旨いことこの上ない。


もちろん、後半戦は混ぜ合わせていきましょう。
カレーの本質は異文化のごった煮。
香りも味も食感も、ありそでなさそな未知の領域にふみこんでいきます。
それが快楽。


★キリテー ¥400

食後はスリランカのミルクティーにて。


隅田の夜は更けていくのでした。
というか、やはり夜が綺麗ですね。

「チニグラ」の開催・最新情報は山田さんのインスタにて。
次回は12/26みたいですよ。

カレー屋 チニグラ



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駅ビルアジアンでエビエビチョイ飲み。「オリエンタルSAPANA錦糸町店」(錦糸町)

久々に錦糸町タイ料理巡りでもしようかと、駅に降りたったこの日。
チェックしていたタイ料理店いくつかに電話を試みるも、「この電話は、現在使われて・・・・」
一時期とはずいぶん事情が変わっているようです。
いまはやっぱり小岩のほうが元気なんでしょうか。

ということで、あれこれうろつくのも何なのでまず入ったのは、駅ビルにあるこちら。

「オリエンタルSAPANA錦糸町店」

飯田橋、水道橋あたりから今では池袋などにも展開する、ネパール系のアジアンダイニング。
めちゃ尖がっているわけではないけれど、スタッフの教育もしっかりしていて味も悪くないチェーンなのです。


インド料理、ネパール料理、タイ料理、ベトナム料理・・・器用なネパール人シェフなら何でもござれ。


★ザ・プレミアムモルツ ¥500

生ビール、注ぎも洗浄もしっかりしています。
やはり信頼できますね。


★エビすり身揚げ ¥647

ビールにあわせたこちらはタイ料理のトードマンクン。
プリッと肉厚なエビすり身と、アツアツサクッとした衣がいい感じ。
誰が食べても美味い味わい、そこらのタイ人が作るより美味いかも。


★エビモモ ¥850

こちらはネパール餃子モモのバリエーション。
プリッとしたエビが入っているんです。
点心っぽくて、これまた万人受けしそうですね。

駅ビル内ですから、ちょっと呑みや待ち合わせにも使える便利なお店。
もちろん、料理バリエーションが多いので、ここで宴会完結も可能ですよ。


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Cafe&kitchen オリエンタルSAPANA 錦糸町店



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錦糸町ミッドナイトバングラ四天王の一角で、川魚のカレー。「バングラ タンドリー&バー」(錦糸町)

真夜中の錦糸町に煌く、4つのバングラデシュ食堂。

・アジアカレーハウス Asia Curry House(ACH)
・アジアン&バングラ カレーハウス&バー Asian Bangla Curry House & Bar(ABC)
・バングラ タンドーリ&バー Bangla Tandoori & Bar(BTB)
・バングラ カレーハウス レストラン&バー Bangla Curry House Restaurant & Bar (BCH)


夜の街で働くバングラデシュ人客を見越して、夜から朝にかけ営業する「錦糸町ミッドナイトバングラ四天王」。
名前こそ似ているものの、経営はそれぞれ別であります。

この日はこちらのお店へ。

「バングラ タンドーリ&バー Bangla Tandoori&Bar」


夢と欲望しかない雑居ビルのエレベーターで地下へ。

入るまでは怪しさ満点ですが、店内は簡素な大衆食堂といった風情。

但し当然の如く、日本人は皆無です。

実はこちらのお店、田町のバングラデシュ食堂「オーガニック シックダル マァ」と同経営。
味に関しては勿論、バングラデシュ人たちのお墨付きです。

料理の提供スタイルは「錦糸町ミッドナイトバングラ四天王」に共通。
1000円ポッキリで、その日の料理が勝手にいろいろ出てくるんです。

一応、曜日によって料理のおおまかな方向性は決まっているのですが、実際何が出てくるかは、行ってみないと分かりません。

この日は月曜日。
曜日替わりメニューによれば「ヒルシャセット」の日です。
ヒルシャ Hilshaはイリッシュとも呼ばれ、バングラデシュの国民的食用魚。
学名はTenualosa Ilisha。湾岸から川に住むニシン目の魚です。

と、ここまで説明しておいてなんですが、この日出てきたのはヒルシャとは別の魚。
大括りで魚カレーには間違いないんですけど。

それではこの日の料理を見てみましょう。


まず最初に出てきたのは、お皿いっぱいのご飯と野菜カレー。

この野菜カレーがのっけから美味すぎます。
見た目は地味ですが、ここはバングラデシュ人による、バングラデシュ人向けの食堂。
美味けりゃいいんです。

ご飯に添えられているのは、ゴーヤのアチャール。
ちなみにご飯はおかわり自由。


次に出てきたのはダルスープ。
日本の味噌汁のように澄んでおり、まさに味噌汁感覚でいただきます。
ちなみに温度はかなりぬるめ。
提供温度にうるさい日本人相手の店じゃないですからね。


次に出てきたのはマトンカレー。
これが堂々メインを張れるだけの立派な仕上がり。
骨ごと細かく刻まれた羊肉は髄の旨みたっぷり、カルダモンがガッツリ香って激ウマですな。

そして、この日のメイン、魚カレーの登場です。

シャバシャバな中にジャガイモ、そしてええ感じに煮崩れた白身魚。
黒くてプルッとした皮、小骨は少なく、ふわっとした白身の食感・・・・

これ、パンガシュのカレーですね。

パンガシュは、東南アジアで盛んに養殖されているナマズの仲間。
学名はPangasius hypophthalmus。
ベトナムでチャー、タイではプラー・サワイと呼ばれています。
熱帯魚ショップではカイヤンという名前で安価に販売されていますが、成長が早く最終的に60cmほどに育つので注意が必要です。
ちなみに、同じく東南アジアで養殖されるバサ Pangasius bocourtiも同じパンガシウス属の仲間ですね。


料理がすべて出そろった圧巻のテーブル。
これで1000円なんです。

バングラデシュ人による、バングラデシュ人向けの、マジモノの深夜食堂。

営業時間が営業時間だけに、日本人が多数押し掛けることはないと思うのですが、
東京の中にある異国として、この雰囲気をずっと保ってほしいものです。


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バングラ・タンドリー&バー



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