カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック!

昭和レトロなアパートに潜む、魅惑の福岡スパイスカレー。「クボカリー」(高宮)

今、福岡のカレーがアツイです。
もともと食材が美味い土地柄に加え、大阪スパイスカレーの影響、そして南インド料理のブレイクが加わり、福岡独自の新しいカレー文化が花開こうとしています。

今回ご紹介するのは、そんな「福岡スパイスカレー」の代表的一店。

こちらの昭和レトロなアパート、敷地に入ってみれば・・・

あ、あった。


「クボカリー」

知らなきゃ入らないようなこの立地。
けれど開店直後から待ちの列が。



林立する細い柱、裸電球、薄ガラスの震える音。
一体いつ建てられたアパートなんだろう?

タイムスリップしたような空気感で、待ち時間も苦ではありません。



店内も完全に昭和の食卓。
トキワ荘感が半端ではない!!
シマシマスタイルがトレードマークの久保さんも、どことなく藤子キャラ感あるし。


★クボカリープレート ¥1000
・スパイシーチキンカレー
・鶏軟骨ネギキーマカレー
・サンバル


見よ!
この麗しき福岡スパイスカレー!!

日替わりカレーを合いがけし、いくつかのおかずとともにワンプレートに盛るスタイルは、大阪スパイスカレーそのもの。
ただ、大阪の多くの店ではベースにスリランカ料理があるのに対し、福岡では南インド料理がベース。
こちらのプレートにも南インド野菜カレーともいえるサンバルが添えられているんです。


それにしてもこの彩り、どことなく南国センスを感じませんか?
九州来たぁ~って気分が盛り上がります。
(福岡は日本海側ですけど。)

そして味は豪放。
クローブガツン!肉ジュジュジュジュ!野菜シャッキリ!
ビシバシとしたメリハリがあり、グググッと攻めてくる味です。

絢爛華やかでありながら、パワフル。
まるで、山笠祭りのようなプレートではありませんか。

今一番注目すべき、福岡カレーの勢い。

数年後にはとんでもないことになっていることでしょう!

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Japanese Curry Awards2016新人賞!沖縄料理と融合した全く新しいスパイスカレーの誕生。「クワッチースパイス ユクル」(茶山)

Japanese Curry Awards2016新人賞のお店へ、メダルをお届けにあがりました。

福岡・・・とはいっても、電車だとちょっと不便な場所。
(最寄りの茶山駅からほぼ2km)
バスですよ、バス。


OKINAWA CHANPURU SPICE CURRY


「クヮッチースパイス ユクル」

2016年3月オープン。
薬院の沖縄料理店「酒房 朋」のオーナーでもある與那覇 大輔さんによる、
沖縄料理をベースにした全く新しいカレーのお店。
東京の「Curry & Spice 青い鳥」と並び、Japanese Curry Awards2016新人賞を受賞した期待の新星です。

⇒『発表!Japanese Curry Awards 2016受賞店!』

Japanese Curry Awardsは、「日本カレー文化に貢献したお店を表彰する」取り組み。

文化の多様性のなかで進化する、カレーという食べ物。
「日本は単一民族国家である」って教育が昔ありましたけど、いやいや。
沖縄には沖縄の、九州には九州の民俗文化(民族文化)があることなんて、行けばわかること。
日本文化の多様性を表現するのに、カレーという媒体はとてもふさわしいのかもしれませんね。

ちなみに店名の「クヮッチー」とは、「ご馳走」のような意味、「ユクル」は「ゆっくりゆったり」といった意味です。


さ、それでは入店してみましょう。


もうね、黒板に書かれているメニューを見るだけでワクワクしちゃうんです。
全部食べたいんです。罪ですね。


★オリオンビール

そうでしょう、そこはそうでしょう。
特にメダル贈呈式で狙ったわけではないですが、「祝」の特別ラベルが奇遇。


★チーイリチャーカレー ¥900

沖縄の伝統料理「チーイリチャー」、直訳すれば「血の炒め物」。
山羊や豚の血を用いた炒め物なんですが、こちらでは豚の血を用いたチーイリチャーをスパイスカレーに応用。
深く濃い色が印象的な、「ユクル」の看板メニューです。


これがホント凄い。
全く新しい、未体験のカレーなんです。
大阪「バンブルビー」を思わせるドロッとした濃厚さ。
けれど辛さではなく、旨味が際だった味わい。

そう、血は旨味、なんですね。

これは是非是非皆さんに体験していただきたいです。

以下の2品は同行者がオーダーしたメニュー。
もう、ワクワクしかありません。


★本日のヤギカレー ¥1100


★ソーキカレー ¥750

いずれも、他店では味わえない独特の旨さ。

私はつねづね発明とは「すでにあるものの、未だかつてなかった組み合わせ」だと考えていますが、まさに「ユクル」がそう。

スパイスカレーと沖縄料理を組み合わせる、という発想からは、新しい美味しさが次々生まれて来そうです。


食後のラッシーも、ただのラッシーじゃありません。
実はこれ、沖縄の「ミキ」という飲料をヨーグルトと合わせラッシー風にアレンジしたもの。
ちょいとネパールどぶろくのような爽やかさ。
もちろん、アルコールは入っていませんよ。

・・・そうそう、大切なミッションを忘れちゃいけません。
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與那覇さんに無事メダルお届け。

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福岡のはずれで始まっている、小さなカレーの革新。
これをきっかけに少しでも多くの方々が訪れると良いですね。


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福岡が誇るリアルパキスタン食堂。「マルハバ ハラルフード」(箱崎)

モスクある処、リアルパキスタン料理あり。

福岡・箱崎。

「マルハバ ハラルフード」



本来こちらはムスリムのためのハラール食材を扱うお店。
賄い料理をお客に振るまっていたのが評判になり、本場のパキスタン料理を求める日本人ファンたちの応援によって今のカタチになりました。


オーナーはカラチ出身のジャマールさん。
今でも、自分が食べたいと思う家庭料理だけを提供するモットーで経営。

お店を手伝う息子のハリスさんは長身小顔で現代的な好青年。
完全日本語ネイティヴですし、お店のディープな雰囲気と裏腹に、とっても敷居が低いアットホームさを醸し出しています。


メインメニューは日替わり。
金曜から日曜にかけての週末ビリヤニが用意されている確率が高いみたい。


★MUTTON BIRYANI ¥1500

この日は土曜日。
ありました、ビリヤニ。
黄色、茶色、白の色ムラも美しい、しっかりとしたシンディビリヤニ。
米はパラッパラまではいかないしっとりタイプ、味はガッツリ濃いめの塩気たっぷり。
これはお酒が進みそう・・・なんて考えちゃ駄目。
ここ、ムスリムのハラール食堂ですから。


★BEEF NAHARI ¥1600

和牛のニハリ。
ここではパキスタン読みで「ナハリ」といいます。
ナハリは和牛にこだわるというジャマールさん。
何故?そりゃ美味いからさ。


★CHICKEN KARAHI ¥1500

チキンカラヒ。
これが意外にも抜群に美味かった!
お店で販売しているミックススパイスを用いているのでしょう、肉の旨みと油、スパイスのバランスが絶妙で涙が出ます。

全体にパキスタンらしい、肉!塩!油!の濃厚チューニングがインパクト大。

福岡カレー界のレジェンド「スパイスロード」高田さんはじめ、カレー業界にファンが多いこのお店。
福岡カレー文化をかたちづくるマスターピースの一つとして、カレー史に名を刻むことでしょう。

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九州に南インド旋風。Japanese Curry Awards2016メダル贈呈!「Spice & Dining KALA」(筑豊中間)


九州遠征中三度目の「KALA」。

今回訪れたもう一つの重要目的、それは・・・

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Japanese Curry Awards 2016 のメダルをお届けすること!

⇒『発表!Japanese Curry Awards 2016受賞店!』

Japanese Curry Awardsは、「日本カレー文化に貢献したお店を表彰する」取り組み。

本格南インド料理店の相次ぐ出現、東京・新大久保からの現地式ネパール料理店の相次ぐ進出など、急速に発達し注目を集める福岡カレーシーン。
その先駆者となったのがこのお店。
「南インド料理は当たらない」といわれた福岡の、それも結構な僻地で、孤高の料理人・通称「番長」が、日本のどこでも食べられないほど凄い南インド料理を提供し始めたのは約4年前。
当時は一部のマニアのみの支持にとどまっていたのが徐々に、徐々に地元メディアでも取り上げられるようになり話題に。
「九州の旬な魚とインドのスパイス料理を組み合わせると無敵」を証明し、福岡カレー界で完全に一目置かれる存在に。
2016年5月発売の「dancyu」でも特集記事が組まれるなど、その勢いは止まることを知りません。

10年前の目黒「ホルモン番長」時代のウルトラアングラぶりを知る身としては、時代が変わった感が凄まじき想いです。

まずは酒に酔って番長の技にかかる前に贈呈式。
パンパカパーン!!

この日合流した、同じくアワード選考委員の三吉さんとともに。
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いい笑顔いただきました!

「KALA」開業から最初の一年は、一ヶ月あたりの来客数が30人ほどという逆境を耐え抜いて今があるわけですからね。

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メダルはお店のアイコン、水牛のツノにかけられました。
フォトジェニックです。

・・・と、大事なミッションを終えたところで、スパイス補給といきましょう。
昨日のディナーが激しすぎたので、この日はライトディナーで。

前日の壮絶ディナー記事はこちら⇒『黄泉の国に奏でられる、スパイス交響曲の愉悦。「Spice & Dining KALA」(筑豊中間)』


前菜はインド風ナムル。


★オコゼのミーンモイリー

北九州の魚のポテンシャルをふんだんに活かした一品。
オコゼの旨味が超濃厚です。
しかも何が面白いって、皮とか肝とかまで(丁寧に処理して)用いちゃってるんですから、
イッちゃった個人店じゃなきゃ無理無理。


★レモンライス

「KALA」のレモンライス、香ばしくて美味いよ。


★ケララシュリンプカレー

こちらは優しく滑らかな、コク(といっていいのかな?)深い一品。
「KALA」としては意外、と思いつつ、その引き出しの多さに脱帽。
(実際には帽子は脱ぎませんでした)


ちなみに、この日私はミニスカじゃなかったので、割引きはありませんでした。

やはり、いろいろな意味で特殊かつ、特別なお店。

ここを目的に九州遠征したとしても、絶対損はしませんよ。

(贈呈式の写真も撮ってくれた現地シェルパのKさん、どうもありがとうございます!)


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北九州南インドモーニング。「Spice & Dining KALA」(筑豊中間)

朝起きたら、北九州・筑豊中間。

そう、昨日は「Spice & Dining KALA」で阿鼻叫喚のディナーをいただいた後、番長ちに泊めてもらったんだっけ。

前日の記事はこちら⇒『黄泉の国に奏でられる、スパイス交響曲の愉悦。「Spice & Dining KALA」』

となれば朝食は、南インド料理です。


もちろん、「KALA」でね。


生い茂るカレーリーフとスパイス&ハーブ。


店の前に立つ番長。
「dancyu」特集おめでとう!!


北九州の朝は、バミセリで始まる。


朝っぱらから地物の鱸ティッカ。
北九州の魚のポテンシャル高すぎ。


マサラドーサもいただきました。


チャトニかけ放題。

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東西スパイスマスターの対決!的写真も撮りつつ・・・・

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仲良し写真も撮りつつ。

そのまま番長の車で、近所のスーパーへ。


入荷したての鮮魚を狙うのです。


ヒラス。
ちょっと食べてみてビックリです。
ごりっごりっとした筋肉のハリ、ネットリ甘い舌触り、エロい。
「たかが」スーパーの鮮魚コーナーながら、東京の高級寿司店、敵わない旨さ。


その味に衝撃を受けるハサンさん、東京に帰って早速取り寄せたみたいですよ。


北九州恐るべし。
食に対する常識が変わります。

・・・・って、これで帰るわけじゃありませんよ。

日中、福岡市内でカレー屋めぐりをしたあと、また夜には「KALA」を訪れるのです。

「KALA」にやってきた、もう一つの目的を果たすために。

それについてはまた次回。


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