カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック!

西小山、スパイスカレーと珈琲の強力タッグ。「小さかった女」(西小山)

大阪スパイスカレー文化は昨今、じわじわ東京に影響を与えつつあって、「東京スパイスカレー」と呼ぶべきお店が昨年あたりから増えつつあります。

参考記事→『2016年「東京スパイスカレー」の幕開け!大阪に負けない注目の5店』

西小山にあるこのお店もまさにそう。


「CURRY CAFE 小さかった女」

カフェとして2014年にオープン、つい最近スパイスカレーを全面に押し出したCURRY CAFEとして生まれ変わりました。


店頭には「COFFEE CURRY CRAFT BEER」の文字。
最高ですね。




アート、音楽、ファッション、文学。
そして立体パズル。
サッと食べてサッと帰るには勿体無い空間です。

この店名にして店員さんが高身長男子だったりしたら、椅子から転げ落ちるところですが、そうでなくて一安心。
近頃、巨大女子モノが世の中を賑わせていますが、小さいのもまた良いものです。


レギュラーカレーは5種類。
真俯瞰からのショットを並べるあたりにも、スパイスカレー意識の高さが伺えます。


★KOYAMA CURRY(チキン) ¥950

トマトベースの熟成スパイスカレー「KOYAMA CURRY」のチキンバージョン。
スープ、ドリンク付き。
辛さはマックスの3でお願いしました。


斜めアングルだとこうなります。
「バビルの塔」と「コロンビア8」をハイブリッドしたようなビジュアルに気分がアガりますね!

えっと、右手にスプーン、左手にシシトウ、っと。


お、シャバッとした中に砕いたスパイスやブラックペッパーのざらっとした舌触り。
なかなかに濃厚な味わいですね。

カレーとシシトウを交互にいただくと美味さが引き立つのは「コロンビア8」に同じです。


キャベツのピクルスで舌をリセットしながらいただくのも良いですね。

肉たっぷりのチキンスープも味のメリハリに一役買ってくれます。

食後はセットのコーヒーで。

「世界一旨い珈琲は、カレーの後の珈琲。」

かように私にとって重要なアフターカレーの珈琲ですが、この店はやってくれました!
酸味を抑え、スッキリした苦味とアロマがたまらない一杯。
口の中に残るスパイスの香りと合わさることで、絵もいわれぬ多幸感が口内に拡がります。

これだ。これですよ。

今はなき神戸「印度屋本店」、先先代の「ニューキャッスル」・・・互いが互いを打ち消さず、掛け算となって引き立てあう、カレーと珈琲の関係。
パーフェクトです。


★自家製ほろにが豆乳プリン +¥200

デザートもまた魅力的。
苦めのカラメルソースがカレー好き珈琲好きのハートを打ち抜きます。

ここはまだまだ伸びしろがありそうなお店だなあ。
雰囲気も良いし、また夜にも伺おう。

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小さかった女



関連ランキング:カフェ | 西小山駅武蔵小山駅洗足駅


テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

中目黒高架下、EXILE TRIBE系カレー。「井上チンパンジー」(中目黒)

2016年11月22日にグランドオープンした「中目黒高架下」。
全28店舗が軒を連ねるこの新施設の中でも、とりわけ話題となっていたのがこちらのカレー屋さん。


「井上チンパンジー」

どうしてそんな話題なのかって、実はここ、
中目黒を根城とするLDH(EXILEや三代目 J Soul Brothersの事務所)が飲食事業に乗り出したお店なんです。

印象的な店名の由来はググっていただくとして、まぁ、この肖像画がヒントですわな。

店内はいわゆる、カレーライスのスタンドです。

オーダーは食券制。
カレーはプレーンが550円。
具材やトッピングによって値段が変わる仕組みですが、辛さアップは基本的に無料ということで嬉しい限り。

辛さの説明図では、人類の逆進化が描かれていました。


★生姜焼きカレー ~生卵のせ~ ¥850
★激辛 +¥0


いいっすね~この庶民感。
激辛オーダーしたら確かに辛い。辛いけど、辛さの中にフルーティな甘みを感じます。

リンゴかな?店名が店名だけにバナナかな?
とにかくフルーツが入っています。

お米は北海道産のななつぼし。
澄んだ味わいがカレーを引き立てますね。


生姜焼きは油かなり控えめのヘルシー志向。
生姜しゃぶしゃぶってな雰囲気でしょうか。

料理が出てきたときは、皿もでかく、「うわっ、めっちゃ男飯やな・・・」と思ったのですが、
結構サラリといただけ、食後のもたれもほとんどなし。

一見ガッツリハードやけど実は結構ソフト、なんてあたり、LDHっぽいじゃないですか。

女性客が多いのも頷けます・・・というか、ターゲッティングしてますよね。

タレント系のお店って考えても、料理の質は悪くありません。

今でこそ結構混んでますが、一段落ついたころには、中目の便利なカレースタンドとして定着する可能性だってありますよ。


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CURRYSHOP 井上チンパンジー



関連ランキング:カレーライス | 中目黒駅代官山駅祐天寺駅


テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

脳下垂体に落つる稲妻。「サンダーボルト」(中目黒)

気がつけば、酒の中にいた。


眩い暗闇。

熱い?冷たい?暖かい?

鋼の脳髄はぐにゃりと捻れ、二重螺旋を象ってゆく。

遠き昔の記憶は未来となり、絶望となる。

孤独というグルーヴ感。


甘い?辛い?酸っぱ渋い?

TRIPしたい子には旅をさせるな。

モルヒネなんて、脳で作れるのさ。


そう。
いつだって、夢想の先には旨いカレーがあるってものだから。

カレーはTRIPの扉。

深く深く深く、潜るのに必要なボンベ。

ああ、深海生物の主観目線。


店を出れば、残酷な 朝の光。

全ては現実だよと、高らかに宣言する、残酷な 朝の光。

中目黒「サンダーボルト」、朝まで営業。
朝までカレー、食べられます。


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サンダーボルト



関連ランキング:バー | 中目黒駅代官山駅恵比寿駅


泪橋から学大へ。至福のメイさんワールドを堪能。「タイ食堂 バーン・メイ」(学芸大学)

南千住山谷、泪橋の近くに突如現れたタイ料理店「バーン・メイ」。
美人シェフ メイさんが作る料理の美味さに感激していたのも束の間、なんと学芸大学に移転との報。

学芸大学といえばタイ料理界のスーパーアイドル、クン・プー氏のバイト先がある街。
永きにわたり本場流ブッチギリなタイ料理店が乏しいこの地にメイさん降臨とあれば大ニュース!
早速プー氏に伝えたところ、みるみるうちに常連になった様子。

ならば!とプー氏仕切りで数名の食事会を開いていただきましたよ。

「タイ食堂 バーン・メイ」

「バーン」は「家」、つまり「メイさんち」。


スナック、カラオケ、バーに囲まれた隠れ家立地です。

店内はカウンターと小さなテーブル席で、計8席ほど。

★ソムタム・トー

珍しい、揚げソムタム。


★ナムトック コームーヤン

タイ東北風豚トロのスパイシーサラダ、とでも呼びましょうか。


★トムセープ

トムセープもしくはトムセップ!
イサーン式モツスープ!!
モツ!モツ!
これは興奮する美味さです。


生の若いピッキーヌもいただきましたよ(笑)


★マッサマンカレー

「世界一おいしい料理」として紹介されるマッサマンカレーだが、ホントに美味しいと思うのはメイさんのだけ。
甘みと辛さのバランスが絶妙すぎるセンスですね。


★プラム・パッド・ナムプリック・パオ

イカのチリオイル炒め。
中華料理的な旨みもあり楽しめます。


★ヤムタクライ

エビとレモングラスのピリ辛サラダ。
まあとにかく味付けがシャープ!

タイ料理マニアだけでなく、各国料理マニアの傾向として、「シェフの出身地にこだわる」ということがあります。
タイ料理ならイサーン出身とか、チェンマイ出身とか。

ローカリティを学び楽しむという点において、シェフの出身地はもちろん大きな要素ではあるのですが、ともすればそれはシェフ個人の技量やセンス、オリジナリティから目を外してしまうことにも繋がりかねません。

メイさんはバンコク近郊出身。
けれどイサーン料理だって、ムスリム系のマッサマンだって、他店にはない美味さ。
それはもはや、ローカリティを超えたメイさんワールド。

つまりは、腕とセンスなのですね。


★カノムパン・アイティム

食後はアイスクリームパン。
気分はタイの街角です。

たった8席ほどの小さなお店であることに加え、「メイの家」という店名通り、メイさんの自由闊達な料理世界が繰り広げられる世界観。

食べログの点数に釣られただけの冷やかし客でお店が埋まらないよう、ネットでの宣伝もどうぞ控えめに。

そっと暖かく応援していきましょうね。


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タイ食堂 バーン・メイ



関連ランキング:タイ料理 | 学芸大学駅

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スパイスの香りが開く。軽やかに、しかし激しく。「すぱいす暮らし」(学芸大学)

以前、神保町のカレーイベントでお会いした女性が、
学芸大学にて土日のみ間借り営業のインドカレー屋さん「翠」をオープンしたのが昨年。
なかなか訪問できないまま月日が経っていたのですが、何と今度は間借りから実店舗へ。
しかも平日も営業を始めるとのこと。
おぉぉ、これは嬉しい。

新しいお店の場所は、学芸大学の駅のほど近くの路地。

「すぱいす暮らし」

優しげでありながら、なかなか個性的な良い店名ですね。
この日はまず、ランチタイムでの訪問。

すっきりと端正な店内は、長いカウンター席と、奥のテーブル席一席にて構成されています。

卓上には、ちょっと洒落たメニュー。
ランチのカレーはチキンとポークの二種です。

ポークはビンダルー仕立てとのことで惹かれたのですが、この日はチキン気分。
心の声には素直に従います。


★チキンカレー ¥1000

おぉぉ、これは美しい。
大山鶏使用でトマトベースの辛口カレー、ライスは雑穀入りジャスミンライスとのことです。


一口食べて驚きました。
いや、正確にはカレーを口に運ぼうとして驚きました。

カルダモンにクローブにシナモン、スパイスの香りがブワッと全開なんです。
一見穏やかにも見えるビジュアルからは想像つかないほどのガンガンくる味わいに、多幸感が抑えきれません。
大山鶏の骨つきモモ肉&ムネ肉も食べ応え満点。
添えられた自家製のぬか漬けは、カレーを邪魔せず、しかし埋没しない深めの味わい。

これは実に贅沢な一皿ですね!!


食後のチャイは甘さ控えめ。

ふんわりと口の中に漂うスパイスの残り香を愉しみつつ・・・

「すぱいす暮らし」の店名どおり、スパイスが織りなす香りの世界を、毎日気軽に愉しめる素敵な空間。
一見カレーライス屋さんに見え、実際昼はカレーライスを提供するお店なのだけれども、
それは単に、シェフ独自のスパイス表現をランチにフィットさせた、一つのカタチなのですよね。

夜は様々な趣向を凝らしたスパイス料理が用意されているようで、これは嬉しいお店になりそうです。


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すぱいす暮らし



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