カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック!

白銀神龍登場!新着魚 『プリンススネークヘッド(WILDプラチナカムルチー)』

新種スネークヘッドの玉手箱、ミャンマーからまたまた新しいスネークヘッドが登場したようです。


プリンススネークヘッド
学名:Channa sp.(Channa argus var.?)
別名:スーパープラチナスネークヘッド、ホワイトパールスネークヘッド、
チャイニーズプラチナスネークヘッド、プラチナカムルチー
最大長:90㎝?
原産地:ミャンマー?


神々しいプラチナ色に包まれた、マッチョな体躯。
以前インド便でやってきた「プリンススネークヘッド」はインディアンスネークヘッドの色彩変異か近縁種でしたが、
今回の「プリンススネークヘッド」はそれとは全くの別物です。

シンガポールの業者情報によるとミャンマー産ワイルドとのことですが、タイ経由の中国産という別説もあり真偽は不明。


しゃくれたようないかつい顔つき。


遊泳性の高さを物語る流線型のボディ。

現在有力なのはカムルチー Channa argusの色彩変異ではないかという説。
(プラーチョン説もあったようですが、全然違いますよね)

確かに体色以外はカムルチーにそっくりですが・・・分布を考えたらタイワンドジョウのほうじゃないの?なんて考えたり。

・・・で、模様以外にカムルチーとタイワンドジョウを見分ける手がかりである、鰭の条数をカウントしてみました。

背鰭軟条数48、臀鰭軟条数34。

・・・なるほど、この数値は確かにカムルチーです。

中国・朝鮮半島を原産地とするカムルチーですが日本をはじめアジア各地に移入・野生化していますので、ミャンマーの特定の場所に移入されたカムルチーが代を重ねるにつれ変異個体群として固定した可能性はありますね。
魚取沼の鉄魚や春採湖のヒブナのように。

しかし中国の養殖業者が改良した個体を放流した可能性も捨てきれず、あとは情報を待つばかりといった感じ。
但し価格が比較的安価で、入荷数も少なくないことから、それなりの個体数が見込めていることだけは間違いないようです。


この個体は現在体長15㎝ほど。
性格は非常に大人しく、ポリプテルスや7㎝ほどのレオパードクテノポマと混泳しているのですが、ちょっかいを出さないどころかむしろ臆病な振る舞い。
とはいえスネークヘッド、環境に慣れたり成長したりするにつれ性格も変わる可能性がありますから、まめな観察は必要でしょう。


同じプラチナでも光の加減、状態によって紫っぽく見えたり、金色っぽく見えたり。
特に尻鰭と、尾鰭の下半分は状態が良いとメタリックブルーの発色があり、これまた魅力的。

実に神々しい、存在感抜群のスネークヘッドですよ。

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テーマ:熱帯魚 - ジャンル:ペット

紛らわしき珍美魚。チャンナ "リアルバルカ"

久々のスネークヘッド記事。

今回もまた、謎多き一匹のご紹介です。

photo:01
strong><チャンナ "リアルバルカ"
学名:Channa sp.
最大長:20~30cm
原産地:東インド

リアルバカではありません。
リアルバルカ。

数年に一度入荷されるだけの珍スネークヘッドです。

少し緑がかったターコイズブルーのボディ、
メタリックブルーの尻びれ、
背びれと尾びれを縁取るオレンジが、
なんとも上品で華やかな美魚。
photo:02


性格もさほどきつくなく、我が家でも一回り小さいチャンナ・パナウと二匹混泳中。
水槽中央に流木を置くことでそれぞれの縄張りを明らかにしているのが鍵なのですが、
ごく狭い縄張りがあるだけでも満足し、積極的に出向いて相手を攻撃することはないようです。

・・・かといって、じっとしているわけでもなく、餌やりの反応は最高で、性格の良いいい子、という印象。

まさに優良スネークヘッドなのです。
photo:04

(ここからはマニア向け)

しかしまあ、なんともこの「リアルバルカ」というインボイスが曲者。

誰が最初に名付けたのかは知りませんが、ただでさえ分類が混乱混迷を極めるスネークヘッドの世界、
これ以上ややこしくしないでほしいものですな。

ちょっと整理してみましょう。

「リアルバルカ」というのはつまり「本物のバルカ」という意味。

今まで「バルカではない魚がバルカの名前で流通」しており、
「ついに本物のバルカがやってきた!」という意気込みで付けられた名前、と普通は受け取りますよね。

それが全く違うのです。

現在アクアリウム業界において、スネークヘッドの最高峰とされ、
一匹40万円ほどで取り引きされている「チャンナ・アンフィビウス」。

実物を見たものは感動のあまり涙を流すという超絶美魚なのですが、
実はこの魚、学名Channa amphibeusと分類される魚とは全く別物。

では何者か、と言えば、
このチャンナ・アンフィビウスという名で流通する魚こそがChanna barca、
すなわち「本物の」チャンナ・バルカなのです。

話がややこしくなってきたでしょう?

>
photo:01

では、一方この「リアルバルカ」、
本物のバルカでないとすると、一体何者なのでしょう?

まあ、私の正直な見解を言えば、
スチュワートスネークヘッド Channa stewartii の極美個体群ではないか、と思うわけです。

実際、スチュワートスネークヘッドのインボイスで入荷した魚で過去、
青みが強く、ヒレのエッジがオレンジに染まる個体を見たこともあります。

リアルバルカと同時期に入荷されることもある不明種スネークヘッド・ガロ同様、
スチュワートスネークヘッドと極近い関係にあるのは間違いなさそうです。

淡い青緑の体色で、顔が尖り、
遊泳性が高くて気が強いスチュワートスネークヘッド。

紫がかった青に染まり、背びれのエッジは白、
カエル顔で底棲性が強く大人しいスネークヘッド・ガロ。

体色がターコイズブルー、尾びれ背びれのエッジがオレンジに染まり、顔は尖り気味、
遊泳性は強いが温和なチャンナ "リアルバルカ"。

それぞれの特徴は持ちつつも、互いに似た部分の多いこれらの魚たち、
細分化し名付けることで付加価値をつけようとする業者の思惑に振り回され、
正体不明のまま混迷を極めているのが現状。

私は手頃な値段で入手し、しかも綺麗で性格の良い魚だから別に構わないんですがね。

巷ではこのリアルバルカこそが、本物のChanna amphibeusだ!なんて話が出ているとかなんとか。

さらにややこしくならなければ良いのですが(笑)


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ミャンマーから、とってもマニアな新着?「ビルマレッドフィンスネークヘッドsp.スレンダー」

最近生き物記事が少ないとお叱りを受けるこのブログ。

「熱帯魚ブログランキング」あたりから訪問される方々には大変申し訳なく思っておりまして、
久々にディープな記事でも書いてみますよ。

*************************************

3,4年前から、新種や未記載種、不明種が怒涛のように登場するミャンマー産スネークヘッド。
このブログでもミャンマー産スネークヘッドを特に多く取り上げてきました。

2007年に発見された新種、
チャンナ・プルクラチャンナ・オルナティピンニス
 ⇒「チャンナ・オルナティピンニス&チャンナ・プルクラの見分け方。」

インレー湖に住む固有種、
ハーコートスネークヘッド
 ⇒「ハーコートスネークヘッド」

未記載の謎の個体群、
ビルマレッドフィンスネークヘッド
チャンナsp.ファイヤーエッジ
チャンナsp.ファイヤーアイズ(アイスファイヤースネークヘッド)
 ⇒「ビルマスネークヘッド3種比較」

などなど。

そして今回、またまたちょっと微妙な個体を入手しました。
カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish
ビルマレッドフィンスネークヘッドsp.スレンダー
学名:Channa sp.
最大長:不明(20cm程度?)
原産地:ミャンマー

インボイスは「ビルマレッドフィンスネークヘッド」。
まだまだ入荷が少なく、
小売価格も7,8cm前後の個体で
4000円台から7000円台と比較的高価なビルマレッドフィンスネークヘッドですが、
この個体の価格はなんと1980円。

まぁ、おそらく違うルートからやって来たということでしょう。
違うルートということは、違う産地の可能性も大きいわけで。

しかも・・一見してこの個体、通常のビルマレッドフィンとは趣が大分異なっています。

その訳は・・・
カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish
とにかく細長い!!
しかも痩せて細いというのではなく、
カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish
顔まですんごい細い!!!
こんなに細長いスネークヘッドはあまり見たことがありませんね。

別種なのか亜種なのか、地域変異なのかわかりませんが、
(そもそもビルマレッドフィン自体、不明種であるからして)
なかなか珍奇なスネークヘッドです。

鰓蓋には赤い斑紋、体側も少し赤みを帯び、
ところどころに浮き出るような斑紋が見受けられます。

現在の状態を見る限り、
ビルマレッドフィンのなかでもかなり赤みが強い体色だといえますね。

(余談ですが、ビルマレッドフィンの青みがかなり強い個体群が、
通称「ブルースチュワート」と呼ばれるスネークヘッドなのではと推測しています。)

カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish
ビルマレッドフィンの名の由来であるヒレのオレンジエッジは少なめ。
かわりに背びれと尾びれには顕著なマーブル模様のメラニンパターンが見られます。
(通常のビルマレッドフィンでも状態によってはメラニンパターンが表れるので、
これ自体は変わった特徴ではありませんが、それにしてもマーブル模様が目立ちます。)

実は記憶を辿れば、数年前にこれと同じ特徴をもった個体をショップで見かけたことがあります。
しかも全然別のタイミングで、別の店で二回。
どちらも「スネークヘッドsp.」で販売、価格は7000円ほどだったかと・・・

いや、安く入手したからどうということではないのですが、
こういう新種なのかどうなのかさえ微妙な種は、
売る側買う側の受け止め方や知識によって、価値が随分変わるものだなぁ・・・と実感したわけでした。
カレー細胞 -The Curry Cell- by ropefish
どう育つんでしょうかね。

期待です。


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ブルーレインボースネークヘッド

2010年初のスネークヘッド記事。

今年になってウチにやってきた個体です。
FLYING ROPEFISH!
ブルーレインボースネークヘッド
学名:Channa sp.
別名:ニューレインボースネークヘッド、チャンナsp.アッサム
最大長:15~20cm
原産地:インド、アッサム地方

1991年に発見され、
その美しさでアクアリウム界に一大センセーションを巻き起こした
レインボースネークヘッド Channa bleheri
そしてその後間もなく、
同じアッサム地方からレインボースネークヘッドに近縁と思われる
正体不明のスネークヘッドが入荷されるようになりました。
それがこの種です。

初入荷時、日本では「ニューレインボースネークヘッド」
海外では「Channa sp."ASSAM"」と呼ばれていたこの魚は、
比較的入荷が安定してきた現在に至っても
まだ正式な学名が付けられていません。

最近はブルーレインボースネークヘッドという呼称が
定着してきたようですね。

ちなみに「ブルームーンレインボースネークヘッド」というのは
チャンナ・プルクラの別名、
そして昨年あたりから「チャンナsp. アッサム」という名前で
また別の不明種が入荷しはじめたので注意が必要です。

レインボースネークヘッドと異なり、
背ビレ尾ビレは無地のメタリックブルー。
それがブルーレインボースネークヘッドという呼称の由来。
FLYING ROPEFISH!
ちょっとミャンマーのスネークヘッドを彷彿とさせますね。
アッサム地方はミャンマーに隣接していますから
系統的にも近いのかもしれません。

かなり小型のスネークヘッドですが、
よく見ればとんでもない美種。
FLYING ROPEFISH!
体色は赤味が強いものから青味が強いものまで
個体差があるようですが、
この個体は比較的青味が強いタイプ。

FLYING ROPEFISH!
レインボースネークヘッド同様、腹ビレがないのも特徴です。

気の強いスネークヘッドのなかでは比較的温和で混泳向きとも言われますが、
無闇な混泳は避けるべきでしょうね。

そう言えば最近ある店で10センチにも満たない本種が
「持ち腹」のようになっていたのですが、
環境によってはスネークヘッド最小クラスで繁殖可能、
なんてこともあるのかも知れませんね。

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オセレイトスネークヘッド

FLYING ROPEFISH!-flower
オセレイトスネークヘッド
学名:Channa Pleurophthalma
別名:フラワートーマン
最大長:40cm
原産地:インドネシア

フラワートーマンの愛称でおなじみの美麗スネークヘッド。

FLYING ROPEFISH!-フラワートーマン9
FLYING ROPEFISH!-flower up
FLYING ROPEFISH!-オセレイト尾びれ
オセレイト(斑紋)の名どおりの大きな模様が特徴です。
斑紋の数には個体差がありますが、多分こいつは多いほう。

FLYING ROPEFISH!-フラワートーマン4
写真はまだ15cmほどの若魚ですが、
成長につれ全身が独特なメタリックブルーに染まります。

スネークヘッドの中でも特に遊泳性が高く、水槽内でもほぼ上層を泳いでいます。
FLYING ROPEFISH!-フラワートーマン6
そのため体型も他のスネークヘッドと異なり横に平たく、
顔つきも他種とはずいぶん異なった趣き。

FLYING ROPEFISH!-フラワートーマン8
性質はスネークヘッドの仲間では異例ともいえるほどおとなしく、混泳も容易。
同種同士の複数飼育も問題ない場合が多いようです。

また、混泳の小競り合いによる多少のヒレ裂けくらいなら1,2日で回復します。

FLYING ROPEFISH!-フラワートーマン5
丈夫で綺麗で混泳可能と、人気が高いのもうなづけるオセレイト。
ショップで数センチの幼魚が数百円で売られているのをよく見ます。
安くて思わずそそられるのですが・・・

これには注意。

この魚、幼魚時は本当に弱いのです。

ポックリ逝きます。


ここはぐっとこらえて何週間か待ち、
ショップの水槽である程度(7~8cmくらいがよいでしょうか)
成長した個体を購入することをお勧めします。
しかも餌食いよく太ったやつを。

丈夫に育てば大きくなるので、
模様などお気に入りの一匹をじっくり探してから購入してください。

大切なのは、衝動買いしない精神力。
それこそアクアリストに一番欠けがちな能力なんですけどね。

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