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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】※最近、丸パクリサイトが見うけられます。写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

リバーサイドに溢れるカレーの森。「HappySpiceCafe」(浅草)

銀座線浅草駅5番出口からすぐ。

丸善ビルの6Fにある、隠れ家的カレーカフェ。



「HappySpiceCafe」(ハッピースパイスカフェ)

食材からスパイスまでオーガニックにこだわったお店です。


ゆったりとしたテーブル席のほか、隅田川に面した座敷席も。
ここからの眺めが良すぎるのです。




カレーはそれぞれ「土」と「森」が選択可。
「森」は野菜たっぷりバージョンで、注文を受けてから野菜を焼くのでパエリア位の時間がかかるとのこと。

せっかくなので、いっちゃいましょうか。

・・・待つこと20分。
ど迫力の一皿が登場です。


★無農薬野菜と黒毛和牛のキーマカレー(森) ¥2000

根っこまで、ヘタまでそのまま活かした野菜たち。

インスタ映え、なんて生易しいものではない。
オーガニックと聞いてイメージするような、控えめなものでもない。

こりゃあ確かに、自然そのものの「森」だ。

野菜に埋もれた「土」にあたるキーマカレーはカルダモン、コリアンダーシードが効いた仕様。
用いているスパイスはインドから取り寄せているそう。
しかも昆布出汁も感じますね。


軽く焼いていたりするものの、料理に一体化することのない存在感を発揮する野菜たち。

顎が疲れるほど野菜と格闘するマッチョなカレーと言えましょう。
野生動物に戻ったような気分になりますね。

ここまで迫力のあるオーガニックカフェ、ちょっと他には思い当たりません。


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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

発酵、豚の血、ルークトゥン。湯島タイ料理ディープゾーンへ。「ホームホアン」(湯島)

首都圏のタイ料理ディープゾーンといえば、小岩、錦糸町、横浜若葉町・・・おっと湯島も忘れちゃいけません。

この日は日本タイ料理界最高の変態クン・プー氏おススメのお店へGO。

「ホームホアン」

風俗街ど真ん中のビルに2017年4月7日オープン。


もともと「サワッディー」があった場所で、新シェフは錦糸町「珊瑚」で腕を振るっていたタイ人女性です。

お店の中は2エリアに分かれていて、入口から右側はタイ人たちがわいわいたむろする食堂風。
左側は予約客などを案内する、ちょい洒落た内装。

この日は左側へ。


湿原を走る馬の絵と、3色ハンガーが意味ありげでなさげです。
もちろん、タイカラ完備。


★生ビール ¥600


★ネームクルック

煎り米ザクザク、ネームタップリのスッパ辛サラダ、これはマスト。


★ゲンプ ¥1000

メニュー表記は「ゲンプ」ですが、「ゲーン・ポ」「ゲーン・ラオ」と呼ばれるものと恐らく同じ。
魚を発酵させたパラー、そしてヤナンという葉っぱの汁を用いた泥っぽい色の汁に、筍やキノコなど山菜がイン。
凝縮された旨味にタイ北部の田舎感がヒシヒシ伝わってきて最高。


★ソムタム・プー・パラー

こちらもパラー使用、サワガニの塩漬け使用でええ感じの発酵臭が効いたソムタム。
くたっとした色と食感がリアルですね。


★LEO ¥800


★プラニンナント ¥1500

プラーニン=ナイルティラピアの丸ごと揚げ。
ティラピアは日本の皇室とタイ王族友好の象徴なんですよ。


一人じゃ太刀打ちできないほどの迫力。
4人で来て良かった。


★ カノムチーン ナムギャウ

豚の血を用いた辛いスープにそうめんをつけていただく料理。
チェンマイ名物です。

こちらがナムギョウ。
血の池地獄に見えますがそこまで鬼辛ではありません。
(辛くないとは言っていない。)
辛さの中の独特の甘み、クセになります。

今回いただいた料理にはメニューにないものもたくさん。
そもそも現地式料理を出しているタイ料理店の多くは、材料さえあれば色々作ってくれるんです。
知らない日本人が一見客で来ても、どれくらい振り切って良いのかお店側もわかりません。
美味しいタイ料理をいただくためには、まず予約なりでコミュニケーションを取って「あ、振り切って良いのね」と安心感を与えることも大切なんです。

この日は日本タイ料理界最高の変態クン・プー氏がいたのでその点は楽々クリア。


しかも、この日は日本タイ料理界最高の変態クン・プー氏のルークトゥン(イサーン地方の歌)絶唱まで聴けるんですから。

タイ料理はメンバーの変態度に比例して楽しめるってわけですな。


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間借りの枠を超えた、強烈かつ独創的なスパイス料理コース。「スパイスドランカー やぶや」(浅草)

昨年あたりから間借りカレーが「ブーム」にすらなりつつある東京。
ただ個人的には「今、間借りカレーがアツい」だとか「間借りカレーがイケてる」なんて論調はあまり好きじゃないんです。

間借りといっても実にピンキリ。
料理の腕と情熱があるシェフの、機会拡大として「間借り」という選択肢が拡がったわけで、これはいわばインディーズミュージシャンのストリートライブ。
そこから実力と人気でメジャーデビューするのはひと握りなわけですから。
(数年前の大阪間借りカレーブームのときには、90年代ホコ天バンドブームに似た熱気、などと紹介させていただいていました)
結局間借りは「手段」であって、注目すべきはシェフ。
間借りカレー自体がオシャレなわけではないんですよね。

と、前置きが長くなってしまったのはこの夏、マスメディアが猫も杓子も間借り間借りなものですから、軽いジャブとして。

さて、ここからが本題。

間借りかどうかは別にして、お店を出す前からその筋で注目されている実力派シェフというのがいます。
現「カルパシ」のクロちゃんや、「とらや食堂」のとらさんなどなど・・・

そんなひとりが藪さん。

プロボクサーとして活動する傍ら「魯珈」や「大岩食堂」を輩出したあの「エリックサウス」で料理修業。
さらに和食のお店でオペレーションを学んだり、インド現地を渡り歩いたり。
ついには本場パキスタン料理のメッカ埼玉八潮の代表店「カラチの空」で日本人として初めて厨房へ。

この、他に類をみない経験値で注目されていた藪さんが、ついに間借り営業を開始したのです。


場所は浅草。


吾妻橋を渡り、金色に輝くアレを見上げたちょうど道路向かい。


浅草らしい革細工の工房があるのですが、その二階にシェアキッチンがあるんです。

昼はコーヒー屋さん。
藪さんが間借りするのは夜。
その名も・・・

「スパイスドランカーやぶや」

スパイスマニアでありボクサーである藪さんのお店。
これ以上ストレートな名前はありません。

看板の下には、
「スパイス料理で呑み、南インドミールスで〆る」
とあります。
決して、南インド料理店ではないことに注意です。←ここ重要。


クラフト革製品が並ぶスペースに寿司屋のようなL字カウンター。
その向かい側に藪さんがいました。

メニューは基本、4000円のおまかせコース。
そこにドリンクやオプションを追加して行くシステムです。
ま、この立地ですから、この味辛口でスタートしましょうか。

最初の前菜3種盛りは一瞬、「和会席?」と思える端正さ。
ですがよく見りゃさすがのスパイスドランカー。

★シシャモのピックル
★アルティッキ
★泉州水ナスのアチャール

シシャモのピックルはいわば、酸味と辛さをめちゃくちゃブーストした南蛮漬け、ってな味わい。
そう考えりゃ美味いに決まってる。ズルい!

インドのストリートスナック、アルティッキをここに挟むあたりが独創的。
ミントチャトニのフレッシュな香りがだいぶヤバいです。
藪さんの実家から送られてきた泉州水ナスの糠漬けを、これまたアチャールに。
これ、酒呑まずにいるのは不可能です。


★箸で食べるライタ

タミル式とのこと。
ミョウガや小葱の食感を楽しむライタ、これは面白いですね。
上に乗ったローストチリがこれまた良き酒の肴。


★豚肩ロースのコンフィ

ちょっとここ、何屋かわからなくなってきました。
けれどこれ、しっかりスパイス料理になってるんです。
スッと鼻に抜けるネパール山椒と、弾けるピンクペッパー。
その刺激に豚も負けていません。
しっかりとした食感と、重くなく爽やかな脂の旨味。
だいぶリッチな気分。

爽やかに夏らしい前菜から肉料理へ。
なんて品のある料理を出すんだろう・・・なんて思っていた矢先。
ボクシングと「カラチの空」で磨かれた、藪さんの鬼気迫る一面が姿を現したのです。

まさに劇的に。


★フェンネルチキン

な、なんですか!?このパキスタン人が喜びそうな肉塊は!
こちらフェンネルリーフを用いた、オイリーなカレー肉塊。
というよりは、フェンネルリーフと肉を具材としてオイルを味わうカレーとも云う・・・・

独創料理でありながら、圧倒的なパキスタンを想起させる魂の一品です。


★黒霧島

肉・油・スパイスときたら、受け止めるのはやはり芋焼酎。
このシチュエーションにベストマッチと思われる「山ねこ」が昨日切れてしまったようなので、黒霧島をいただきました。


★ マトンのホルモンカレータカタック

お、おう、タカタック!!
これまたパキパキしてきましたよ。

タカタックは脳みそ、腎臓、心臓が入ったパキスタンのカレー料理。
脳調で鉄板をタカタカタカタカと鳴らしながら内臓を刻むのでついた名前です。
ただしこちら、先ほどの豚のコンフィのオイルを用いた「ノンハラール」なタカタック。
宗教上の制約がない日本人だからこそ作れる創作タカタックなんですね。

豚から出たオイルの複雑な甘みが羊の内臓に絡みつき、独特の魅力が。
クラッカーに乗せていただきましたがこれ、バゲットにも絶対合う!

いやいや、お店の雰囲気、コースの前半からは予想だにしなかった創作パキ。
「カラチの空」での修業がまさかこんな形になるとは・・・・壮絶としか言いようがありませんね。

そして・・・ここからさらに、〆の南インドミールスがやってくるわけです。

パキから南インドへ、一気に緯度を下げますよ!!


★〆ミールス
・ラッサム
・サンバル
・ココナッツチャトニ
・ゴルベラコアチャール
・マトンカレー (+¥700)
・パパド
・ライス


〆と言いつつ、堂々の一食分。
体育会系やなぁ。
ライスは少なめでお願いしました。

ちなみにこのミールス、お気づきの方もいるかと思いますが、
トマトチャトニの代わりに、ネパールのゴルベラコアチャールが添えられています。
前二品のパキ的創作料理同様、ちょっとしたズラしを入れているんですね。


ラッサムはタマリンドの酸味たっぷり。
サンバルはほのかに甘め。
そしてオプションで付けたマトンカレー・・・・

これがまた・・・・・

今までのどのメニューよりもスパイスの効かせ方がガシガシで変態的なんだから!
〆っていうか、最後のスパート?ラッシュ???

さらにですよ。
中盤にいただいたフェンネルチキンの余った油をですね、ライスにかければ、さらにハードな味変をしちゃうわけでして。

さすがスパイスドランカー。
容赦ない。


食後はチャイ・・・ではなく、台湾のお茶。
スパイスと油をガッツリ堪能した後だけに、堪らない美味しさを感じます。

間借りカレー全盛の今、けれどここまで個性的で、かつ迫力のある料理を提供するお店、ちょっと他には見当たりません。
同じ「エリックサウス」出身の「魯珈」が、シェフの経歴を活かし、南インド料理と台湾の魯肉飯を組み合わせ人気店となったように、
「やぶや」の料理は、藪さんの経歴そのもの。
日本、南インド、パキスタン・・・けれど、そのどれともつかない、シェフそのものの料理だとしか言えません。

こんな面白い料理、間借りの次は実店舗・・・・なんて期待も膨らむのですが、
実はこの「やぶや」、予定では9月頃までの限定営業。
その後は一旦店を閉め、また修業の旅に出るのだとか。

スパイスドランカーの旅路は続きます。

浅草で出会えるうちに、是非。


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やぶや



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到来!冷やしカレーうどんの季節!「古奈屋 アトレ上野店」(上野)

いやーめっきり夏ですね。

冷やしカレーうどんの季節ですね。

ということで始まりました、古奈屋の冷やしカレーうどん。
この日は上野駅にあるこちらの店舗に訪問。

「古奈屋 アトレ上野店」


「古奈屋」では夏の間、全てのカレーうどんが「冷やし」に出来るんです。


★冷やしキーマカレーうどん ¥1350

冷やしとキーマ、完璧でしょう。
清涼感ある透明な器での登場です。


今や、カレーうどんの有名チェーンとなった「古奈屋」ですが、そのミルキーな味わい、実はなかなかに個性的。
だからこそ、冷やしても美味しいんですね。
麺の上に乗ったキーマはほぼ肉そぼろ。
カレーに沈めて初めてキーマカレーとなる仕様です。


食後には古奈屋名物のジュレ。
爽やか極まりない!

やはり夏の古奈屋は良いですな!

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古奈屋 アトレ上野店



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創業大正12年。老舗洋食店の庶民派かつカレー。「好養軒」(上野御徒町)

創業大正12年(1923年)。
95年の歴史を持つ老舗洋食店。



「好養軒」

大老舗ながら格式ばったところは微塵もなく、アットホームな雰囲気。

どことなく侯孝賢の映画に出てきそうな空気が漂っています。


メニューを見れば、素晴らしき庶民派価格。
カレーは、
・カレーライス定食
・かつカレー定食
・メンチカレー定食
の3種です。


★かつカレー定食 ¥790

このプラスチックトレイ!
老舗の庶民感覚にワクワクしてしまいます。


まず感激するのはカツのボリューム。
ザクッと硬めの歯応えが頼もしいですね。

カレーはドロッとしていながらも、ボヤけた感じはなく、濃厚かつ締まった味わい。
こりゃあ美味い!そして満腹!!

ご主人はこの店の3代目、といってももう若くはないお歳。
100周年を乗り越えお店を続ける後継ぎが現れてほしいものですね。


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好養軒



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