カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】※最近、丸パクリサイトが見うけられます。写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

創業大正12年。老舗洋食店の庶民派かつカレー。「好養軒」(上野御徒町)

創業大正12年(1923年)。
95年の歴史を持つ老舗洋食店。



「好養軒」

大老舗ながら格式ばったところは微塵もなく、アットホームな雰囲気。

どことなく侯孝賢の映画に出てきそうな空気が漂っています。


メニューを見れば、素晴らしき庶民派価格。
カレーは、
・カレーライス定食
・かつカレー定食
・メンチカレー定食
の3種です。


★かつカレー定食 ¥790

このプラスチックトレイ!
老舗の庶民感覚にワクワクしてしまいます。


まず感激するのはカツのボリューム。
ザクッと硬めの歯応えが頼もしいですね。

カレーはドロッとしていながらも、ボヤけた感じはなく、濃厚かつ締まった味わい。
こりゃあ美味い!そして満腹!!

ご主人はこの店の3代目、といってももう若くはないお歳。
100周年を乗り越えお店を続ける後継ぎが現れてほしいものですね。


●「カレー細胞」Facebookページ
https://www.facebook.com/CurryCell

●twitter「カレー細胞」:@hm_currycell

⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。
にほんブログ村 グルメブログ カレーへ

カツカレー100年。色褪せぬ元祖の味。「河金 千束店」(浅草)

今年2018年は「カツカレー100周年」と言われています。
一般的にカツカレーの元祖といえば銀座「スイス」が思い浮かぶのですが、それよりも前に、カツとカレーとご飯を合わせ提供していたお店があるんです。

そのお店の名は「河金」。

創業1918年(大正7年)屋台洋食としてスタートしたこのお店、お客さんの「カツにカレーをかけてくれ」というオーダーから生まれたのが、名物「河金丼」。

どんぶりのご飯にキャベツを敷き、その上にトンカツを乗せ、さらにカレーをかけたそのスタイルはまさに「日本最古のカツカレー」とでも呼ぶべき存在であります。
(銀のお皿にのせ、カツカレーという名前で提供したのはおそらく「スイス」が初。発案者とされる巨人軍 千葉茂さんも、河金丼を食べたことがある可能性もありますね。)

残念ながら、浅草「河金」は現存せず、創業者河野金太郎さんの孫にあたる兄弟が、入谷と千束でのれんを受け継いでいます。

この日は弟さんが始めた千束のお店へ。

★お兄さんにあたる入谷「河金」の記事はこちら

銀座線浅草駅からは少し歩きます。
徒歩15分ほど、かな?


「とんかつ河金 千束店」


店内まず目につくのは、カウンター上にある、開店祝い時の木版。
地元浅草のコミュニティに混じって、あ!築地の老舗名店「鳥藤」の名前も。
聞けばなんと、親戚関係なんですと。
ひゃあーっ、老舗の繋がり凄いなぁ。


こちら「千束店」は現在親子二代の経営。
つまり若旦那は創業者金太郎さんの曾孫にあたるわけですね。

メニューを見てみましょう。
とんかつ屋といいつつ、ハンバーグやエビフライも用意。
カツとカレーをはじめて合わせた老舗洋食としての顔もしっかり受け継いでいます。

「元祖カツカレー」こと河金丼は3バリエーション。
・並 ¥800
・ヒレかつ重 ¥1100
・ロースかつ重 ¥1100

それぞれ用いている肉の部位が異なり、並ではモモ肉を使用しています。

ここはひとつ、ちょっと贅沢してみますか。

★河金丼 ヒレかつ重 ¥1100

おぉ。
並の河金丼ではドンブリのところ、こちらはお重での提供。
「上」の気分満点ですね。


お重いっぱいにかかったカレーは圧巻。


その下にはヒレかつ。さらにその下にはキャベツが敷かれています。

で、入谷店の記事でも書いたのですが、カレーの味は非常にベーシック。
けれどそれは悪いことでは全然なくて、大正時代、ロシア革命の前年に生まれたこの料理が、100年の時を経て、普通に思えるほど世の中に浸透したということなんですね。

そしてさらに今回気付いたことが二つ。
一つめ。
この「河金丼」には、ヒレかつが凄く合うんですね!
カツの下にキャベツを敷くアイデアもそもそもは、カツの油がご飯にしみないよう、だと思うのですが、油の少ないヒレかつだと、さらに軽やか。
衣自体も薄く、細かいパン粉を用いたカツレツ仕立てなだけに、オイリーさを感じないんですね。

そして二つめ。
これは主観かも知れませんが、入谷店より千束店のほうが、カレーの味が若干モダンなのでは?
入谷店ほどの強い粘度はないかわりに、旨みがより強く出ている気がします。
それが、器やコンディション、合わせたカツの種類による印象なのか、2代目に継承した故の世代感覚によるものなのかは、ちょっとわかりませんが。
いずれにせよ、100年経っても色褪せず、今も美味しいと思えるカツカレーになっていることは間違いありません。

まさに東京が誇る「カレー遺産」。
銀座「スイス」と合わせて、カツカレー好きなら詣でねばならない聖地ですぞ。

●「カレー細胞」Facebookページ
https://www.facebook.com/CurryCell

●twitter「カレー細胞」:@hm_currycell

⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。
にほんブログ村 グルメブログ カレーへ

クローブとカルダモン、カラダ軽くなるチキンカツレツカレー。「カレー clover」(湯島)

湯島の有名カレー店といえばやはり超老舗「デリー」。
けれど新しいカレー店だって元気です。
独特のアプローチで話題の「ホンカトリー」だけでなく、こちらのお店も忘れちゃいけません。


「カレー clover」

2016年4月4日オープン。
クローバーといえば四つ葉、オープン日はそれにかけたのかもしれませんね。




オフホワイトと木材に統一された、落ち着く店内。

昼は純粋にカレー屋、夜はお酒やスパイスおつまみも揃えた、飲めるカレー屋へと変身。
軽く飲もうかな。


まず出てくるはサラダと玉ねぎアチャール。
いや、アチャールというより醤油漬けに近いかな。


★【数量限定】チキンカツレツとプライドエッグのくろーばーカレー ¥900

そう、カツカレーが食べたかったんです。
チキンカツレツの立派さの割にお値段リーズナブル。
シャバシャバなカレーは別容器での提供となっています。


まずチキンカツレツ、これが丹精。
衣も軽やかで油っこさはありません。
これは美味いぞ!


そしてカレー、これが最初驚いた。
場所柄、「デリー」や「ラホール」の方向性をイメージしていた(勝手なイメージですねw)のですが、意外にもクローブやカルダモンが前面にでたバランス。

「エチオピア」や「ボルツ」「夢民」などから連なる東京独自のスパイスカレーの系譜を感じさせます。

ん?そういや「clover」という店名にも、「clove」が入ってるぞ。
ひょっとしてかけてるのかな?


辛さは辛口にしたのですが、思ったほどではなく、辛党は辛さマックスにして平気かも。

サラッと食べやすく、品よく香るカレーです。

そして、個人的注目ポイント。
このお皿、神戸「カラピンチャ」と同じものですね!なんて。

あわせたお酒はこちら。

★グラスワイン〔自家製サングリア)¥300

白ワインにシナモン、レモン、オレンジ、ブルーベリー、ラズベリー、そしてやっぱりクローブが入ってます。
凍らせたフレッシュフルーツがみずみずしく、この値段にして満足度充分ですね。

食後、店名についてご主人にうかがいました。
「クローバー」と「クローブ」については「よく言われます」というものの、由来は「幸せの四つ葉」なのだそうです。
偶然の符号?それとも無意識?
面白いものです。

さらに、お会計を済ませ店をでると、ハッとしました。

あ、胃が軽い。

実はこの日、朝っぱらから超オイリーな飯を食い、ズーッと胃がもたれてたんです。
(そんな状態でカツカレー頼むなんて無謀な)
それがあら!って感じ。

こんな気分にしてくれるなんて、まるで神戸「カラピンチャ」みたいだ。
同じお皿ってだけじゃないんですね。
面白いものです。



●「カレー細胞」Facebookページ
https://www.facebook.com/CurryCell

●twitter「カレー細胞」:@hm_currycell

⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。
にほんブログ村 グルメブログ カレーへ

テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

南インドのレジェンドの2号店で気軽に呑み喰い。「ヴェヌス サウスインディアン ダイニング 御徒町店」(仲御徒町)

2015年、南インド料理の巨匠ヴェヌゴパール氏を擁し、「オープン時からすでに名店」と謳われた錦糸町「ヴェヌス」。

その2号店がこちら。


「ヴェヌス サウスインディアンダイニング 御徒町店」

「ヴェジハーブサーガ」「アーンドラキッチン」など南インド料理の強豪店が並ぶ御徒町になぜ?
と思うかもしれませんが、実は御徒町にはインドやバングラデシュの宝石商、つまり金持ってる顧客がたくさんいるわけですね。

さて、南インド料理の花形といえばミールス。
ワンショットの写真映えも良く、一人でたくさんの品数を愉しめるのが魅力ではありますが、
今回はあえて、アラカルトオーダーしてみましょう。


★キングフィッシャー ¥600

グラスはマハラジャ。


★ラッサムスープ ¥400

スターターとしていただいてみます。


★プローンワダ ¥700

こちら豆とエビを用いた珍しいワダ。
香ばしいマサラワダって感じで、日本人にも確実に受けが良い味。


★プレーンドーサ ¥800

サンバル、ココナッツチャトニ付き。
実はドーサはプレーンが一番好き。


パリッと薄く、ペーパーローストと言ってもよい見事な焼きあがりです。


★マトンスッカ ¥1200
★レモンライス ¥800


マトンスッカは確かタミルあたりの羊肉のスパイシー&ドライ炒め。
日本人的には羊肉たっぷりのドライカレーと呼んでもいいすかね?やっぱダメっすか。
合せたのはレモンライス。

このレモンライスってのはみんな知らなきゃ頼まないだろうけど、一度食べたらまた食べたくなる中毒性があるのよ。
こちらのは割と酸味よりもスパイシーさが立っており、単品でもいけちゃう感じ。

けれどこの組み合わせ、なかなかイケますわ。


★マクダウェル ハイボール ¥500

最後はインドウイスキーで作ったハイボールで〆。

もちろん、ミールスも楽しいけれど、ちびちび飲みながらメニューを眺め、流れの中で食べたい料理を頼んでいく。
それもまた、とってもお勧めな南インド料理の愉しみ方なのでした。

あ、そういう楽しみ方の時はもちろん、2~4人で訪問するのがお勧めですよ。

●「カレー細胞」Facebookページ
https://www.facebook.com/CurryCell

●twitter「カレー細胞」:@hm_currycell

⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。
にほんブログ村 グルメブログ カレーへ

ヴェヌス サウス インディアン ダイニング 御徒町店



関連ランキング:インド料理 | 仲御徒町駅御徒町駅上野御徒町駅


テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

定休日、月火木金土日!週一夜だけのインド定食屋さん。「スパイス食堂 umitoyama」(押上)

やっと来れました。
水曜夜だけのインド定食屋さん。


スカイツリーを見上げる街、押上。


「スパイス食堂 umitoyama」

「ちどり珈琲」というカフェの定休日、水曜だけ間借りして営業する、いわゆる「間借りカレー」です。


入り口に貼られたメニューに期待高まりますね。

店内はまるで和風居酒屋。
けど、ここ普段はカフェさんなんすよね???
聞けばどうやらカフェの前は蕎麦屋だったようで、居抜きで雰囲気残しているみたいです。

なるほど、元蕎麦屋だけに厨房スペースがゆったり。
素晴らしいですね。

★ハートランド小瓶 ¥500

料理はフィックスしているので、迷わずビールを飲み完成を待ちます。
厨房が近いカウンターは調理が身近で良いものです。


★インディアンノンベジターリー ¥1400
・北インド風チキンカリー
・南インド風フィッシュカリー
・ムング豆のスープ
・じゃがいもとカリフラワーのサブジ
・タコとズッキーニのアチャール
・ライタ
・ライス


北インドと南インド、海の幸と山の幸とがバランス良く配分された構成。
あ、それで「ウミトヤマ」なんだ、と思ったらそれはハズレ。
なんかこの日はたまたま久々のシーフードだったみたいで。


しかしこのなんと言いますか、ホテル風のインド料理ではなく家庭っぽさのあるシンプルビジュアル、
マニアであればあるほどそそられるじゃぁありませんか。


でもいざいただいてみると、素朴すぎる感じはなく、割と味付けもスパイスも強めのメリハリある仕上がり。
こりゃあなかなかのセンスですね。


ここはモルジブかってな具合のタコのアチャールも超美味。
この手の素材の美味さでは、日本インド料理はインド本国に負けませんよね。

全体にビシッとしていたので、バスマティライスもおかわりしちゃいまして満足満足。


★ホットチャイ ¥200

食後はアッツアツのチャイで。
フルコースを堪能した気分。

他飲食店の定休日や休み時間を間借りして営業するこの「間借りカレー」という業態、東京でぐんぐん増えています。
「間借りカレー」で腕を磨き、ファンを獲得したのち実店舗をオープン、またたく間に人気店となったケースも少なくはありません。
「カルパシ」「ハブモアカレー」「ダバ☆クニタチ」・・・

この「umitoyama」も味は申し分なし。
これからどんな展開が待っているのか、楽しみにしておきましょう。


●「カレー細胞」Facebookページもチェック。
https://www.facebook.com/CurryCell

⇩ランキング参加中⇩ 一日一回クリックおねがいします。
にほんブログ村 グルメブログ カレーへ

umitoyama



関連ランキング:インド料理 | とうきょうスカイツリー駅曳舟駅押上駅


テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

FC2Ad