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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

笑顔こぼれる小さなタイ居酒屋。「スマイル屋台555」(浅草橋)

ハァ、ハァ、ハァ。

せっかく「美味キッチン」まで歩いて行ったら臨時休業。

ハァハァハァ。

駅へ引き返す途中、そんな気分が見抜かれたか、こんなお店が出現。


「スマイル屋台 555」(ハーハーハー)

タイ人がよく(笑)みたいな意味で555って使うのはこの発音あってのこと。
いつもスマイルなお店なんですな。


店内はかなりコンパクト。
タイ人男女2人で仕切っております。


メニューの価格も555もしくはゾロ目多し。


★M-150×ジョッキ生ビール ¥600

M-150(エムロイハーシップ)はいわばタイのオロナミンC(ドデカミンともいう)、ヤル気漲る漢の一杯です。


★ナンガイトード ¥400

タイの定番ビールのつまみ、豚皮揚げです。


★ラープガイ ¥666

いちおう辛さ確認してくれますが、ラープは辛くなくっちゃね!
ということでなかなかビシッとした味にしてくれました。

たっぷりのバイマックルー、ライム汁(レモンかな?)による酸味、ヒリヒリッとくる辛さ、そしてしっかり煎られた米の香ばしさ。
一見カジュアルながら、これはなかなか良いラープですよ。


★ビアラオダーク ¥580

私が大好きなラオスのダークビール。
タイ東北、北部料理のお店に置いてあることが多いのですが、東京の相場からするとだいぶリーズナブルにいただけて嬉しい!

小粒ながら、なかなか気の利いたタイ料理店。

店名どおり店員さんも「ハハハハハ!」と常に笑ってますし。
ん?なんで笑ってるの?

よく見れば、客席側のタイ歌謡曲が流れるモニターとは別に、店員さん側から見える小さなモニターが。
そこでタイのバラエティ番組が流れてて、店員さんがウケて笑ってたんですね(笑)

思わずこちらも555となる、ほのぼのスマイル居酒屋でした。

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奥浅草にムーディーなネパール飲み屋。「ミルミレ浅草店」(浅草)

浅草の奥の奥。
千束のY字路に佇む、異世界感抜群の建物。

「ミルミレ 浅草店」

千駄木のネパール料理名店「ミルミレ」の支店です。
本店では少し値段が高いものの、超絶なスペシャルカレーやレアなネパール料理を提供してくれる「ミルミレ」。
けれど支店はそれぞれコンセプトや料理の方向性が違うんです。



こちら浅草店は、本店をよりしっぽりしたカウンター居酒屋、もしくはスナック寄りにした雰囲気。


★アサイ ビ-ル ¥550

つまりアサヒビールです。
浅草ですから。
フランス読みですね。


お通しは鶏肉とオクラのスパイス炒め。
居酒屋ムードが盛り上がります。


★チキンチョエラ S ¥550

ネパール料理店って、チョエラを食べるとその店の個性が見えてきます。
こちらのチキンチョエラは、ひと口めはおとなしいかなと感じさせておいて、後からジワジワくるタイプ。
酸味はなく、煎ったフェヌグリークの香ばしさが際立ちます。
じんわりと旨いですね。


★マトンビルヤ-二 ¥1100

ビリヤニです。
いわゆる本式の炊き込みではなく、炊飯器から取り出したターメリックライスをスパイスや具材でサッと炒めた一皿。
言ってみれば昔ながらの喫茶店ドライカレー。
レーズンも入ってますし。
昭和感溢れる千束の街でいただけば、不思議な説得力がありますね。
わかって食べたら、実はありですよ。


★ネパルラム ¥850

ククリラムです。
大好きなんです。
値段設定チト高めです。

入店時私だけだった店内。
いつしかエプロン姿の地元の女将さんたちが。
ネパール料理店というより、ちょっとムーディーな居酒屋かバーのような捉えられ方なんでしょうね。

千駄木の本店にあるミルミレチキンカレーが無いのは残念(普通のチキンカレーはあります)ですが、あれは本店シェフのスペシャリテ。
こちらは飲みがメインの店舗と捉えて良いでしょう。

営業は24時まで。
千束の夜にしっかり溶け込んでいますよ。

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リバーサイドに溢れるカレーの森。「HappySpiceCafe」(浅草)

銀座線浅草駅5番出口からすぐ。

丸善ビルの6Fにある、隠れ家的カレーカフェ。



「HappySpiceCafe」(ハッピースパイスカフェ)

食材からスパイスまでオーガニックにこだわったお店です。


ゆったりとしたテーブル席のほか、隅田川に面した座敷席も。
ここからの眺めが良すぎるのです。




カレーはそれぞれ「土」と「森」が選択可。
「森」は野菜たっぷりバージョンで、注文を受けてから野菜を焼くのでパエリア位の時間がかかるとのこと。

せっかくなので、いっちゃいましょうか。

・・・待つこと20分。
ど迫力の一皿が登場です。


★無農薬野菜と黒毛和牛のキーマカレー(森) ¥2000

根っこまで、ヘタまでそのまま活かした野菜たち。

インスタ映え、なんて生易しいものではない。
オーガニックと聞いてイメージするような、控えめなものでもない。

こりゃあ確かに、自然そのものの「森」だ。

野菜に埋もれた「土」にあたるキーマカレーはカルダモン、コリアンダーシードが効いた仕様。
用いているスパイスはインドから取り寄せているそう。
しかも昆布出汁も感じますね。


軽く焼いていたりするものの、料理に一体化することのない存在感を発揮する野菜たち。

顎が疲れるほど野菜と格闘するマッチョなカレーと言えましょう。
野生動物に戻ったような気分になりますね。

ここまで迫力のあるオーガニックカフェ、ちょっと他には思い当たりません。


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HappySpiceCafe



関連ランキング:カフェ | 浅草駅(東武・都営・メトロ)浅草駅(つくばEXP)本所吾妻橋駅


テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

発酵、豚の血、ルークトゥン。湯島タイ料理ディープゾーンへ。「ホームホアン」(湯島)

首都圏のタイ料理ディープゾーンといえば、小岩、錦糸町、横浜若葉町・・・おっと湯島も忘れちゃいけません。

この日は日本タイ料理界最高の変態クン・プー氏おススメのお店へGO。

「ホームホアン」

風俗街ど真ん中のビルに2017年4月7日オープン。


もともと「サワッディー」があった場所で、新シェフは錦糸町「珊瑚」で腕を振るっていたタイ人女性です。

お店の中は2エリアに分かれていて、入口から右側はタイ人たちがわいわいたむろする食堂風。
左側は予約客などを案内する、ちょい洒落た内装。

この日は左側へ。


湿原を走る馬の絵と、3色ハンガーが意味ありげでなさげです。
もちろん、タイカラ完備。


★生ビール ¥600


★ネームクルック

煎り米ザクザク、ネームタップリのスッパ辛サラダ、これはマスト。


★ゲンプ ¥1000

メニュー表記は「ゲンプ」ですが、「ゲーン・ポ」「ゲーン・ラオ」と呼ばれるものと恐らく同じ。
魚を発酵させたパラー、そしてヤナンという葉っぱの汁を用いた泥っぽい色の汁に、筍やキノコなど山菜がイン。
凝縮された旨味にタイ北部の田舎感がヒシヒシ伝わってきて最高。


★ソムタム・プー・パラー

こちらもパラー使用、サワガニの塩漬け使用でええ感じの発酵臭が効いたソムタム。
くたっとした色と食感がリアルですね。


★LEO ¥800


★プラニンナント ¥1500

プラーニン=ナイルティラピアの丸ごと揚げ。
ティラピアは日本の皇室とタイ王族友好の象徴なんですよ。


一人じゃ太刀打ちできないほどの迫力。
4人で来て良かった。


★ カノムチーン ナムギャウ

豚の血を用いた辛いスープにそうめんをつけていただく料理。
チェンマイ名物です。

こちらがナムギョウ。
血の池地獄に見えますがそこまで鬼辛ではありません。
(辛くないとは言っていない。)
辛さの中の独特の甘み、クセになります。

今回いただいた料理にはメニューにないものもたくさん。
そもそも現地式料理を出しているタイ料理店の多くは、材料さえあれば色々作ってくれるんです。
知らない日本人が一見客で来ても、どれくらい振り切って良いのかお店側もわかりません。
美味しいタイ料理をいただくためには、まず予約なりでコミュニケーションを取って「あ、振り切って良いのね」と安心感を与えることも大切なんです。

この日は日本タイ料理界最高の変態クン・プー氏がいたのでその点は楽々クリア。


しかも、この日は日本タイ料理界最高の変態クン・プー氏のルークトゥン(イサーン地方の歌)絶唱まで聴けるんですから。

タイ料理はメンバーの変態度に比例して楽しめるってわけですな。


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タイレストラン ホームホアン



関連ランキング:タイ料理 | 上野広小路駅上野御徒町駅湯島駅


テーマ:エスニック料理 - ジャンル:グルメ

間借りの枠を超えた、強烈かつ独創的なスパイス料理コース。「スパイスドランカー やぶや」(浅草)

昨年あたりから間借りカレーが「ブーム」にすらなりつつある東京。
ただ個人的には「今、間借りカレーがアツい」だとか「間借りカレーがイケてる」なんて論調はあまり好きじゃないんです。

間借りといっても実にピンキリ。
料理の腕と情熱があるシェフの、機会拡大として「間借り」という選択肢が拡がったわけで、これはいわばインディーズミュージシャンのストリートライブ。
そこから実力と人気でメジャーデビューするのはひと握りなわけですから。
(数年前の大阪間借りカレーブームのときには、90年代ホコ天バンドブームに似た熱気、などと紹介させていただいていました)
結局間借りは「手段」であって、注目すべきはシェフ。
間借りカレー自体がオシャレなわけではないんですよね。

と、前置きが長くなってしまったのはこの夏、マスメディアが猫も杓子も間借り間借りなものですから、軽いジャブとして。

さて、ここからが本題。

間借りかどうかは別にして、お店を出す前からその筋で注目されている実力派シェフというのがいます。
現「カルパシ」のクロちゃんや、「とらや食堂」のとらさんなどなど・・・

そんなひとりが藪さん。

プロボクサーとして活動する傍ら「魯珈」や「大岩食堂」を輩出したあの「エリックサウス」で料理修業。
さらに和食のお店でオペレーションを学んだり、インド現地を渡り歩いたり。
ついには本場パキスタン料理のメッカ埼玉八潮の代表店「カラチの空」で日本人として初めて厨房へ。

この、他に類をみない経験値で注目されていた藪さんが、ついに間借り営業を開始したのです。


場所は浅草。


吾妻橋を渡り、金色に輝くアレを見上げたちょうど道路向かい。


浅草らしい革細工の工房があるのですが、その二階にシェアキッチンがあるんです。

昼はコーヒー屋さん。
藪さんが間借りするのは夜。
その名も・・・

「スパイスドランカーやぶや」

スパイスマニアでありボクサーである藪さんのお店。
これ以上ストレートな名前はありません。

看板の下には、
「スパイス料理で呑み、南インドミールスで〆る」
とあります。
決して、南インド料理店ではないことに注意です。←ここ重要。


クラフト革製品が並ぶスペースに寿司屋のようなL字カウンター。
その向かい側に藪さんがいました。

メニューは基本、4000円のおまかせコース。
そこにドリンクやオプションを追加して行くシステムです。
ま、この立地ですから、この味辛口でスタートしましょうか。

最初の前菜3種盛りは一瞬、「和会席?」と思える端正さ。
ですがよく見りゃさすがのスパイスドランカー。

★シシャモのピックル
★アルティッキ
★泉州水ナスのアチャール

シシャモのピックルはいわば、酸味と辛さをめちゃくちゃブーストした南蛮漬け、ってな味わい。
そう考えりゃ美味いに決まってる。ズルい!

インドのストリートスナック、アルティッキをここに挟むあたりが独創的。
ミントチャトニのフレッシュな香りがだいぶヤバいです。
藪さんの実家から送られてきた泉州水ナスの糠漬けを、これまたアチャールに。
これ、酒呑まずにいるのは不可能です。


★箸で食べるライタ

タミル式とのこと。
ミョウガや小葱の食感を楽しむライタ、これは面白いですね。
上に乗ったローストチリがこれまた良き酒の肴。


★豚肩ロースのコンフィ

ちょっとここ、何屋かわからなくなってきました。
けれどこれ、しっかりスパイス料理になってるんです。
スッと鼻に抜けるネパール山椒と、弾けるピンクペッパー。
その刺激に豚も負けていません。
しっかりとした食感と、重くなく爽やかな脂の旨味。
だいぶリッチな気分。

爽やかに夏らしい前菜から肉料理へ。
なんて品のある料理を出すんだろう・・・なんて思っていた矢先。
ボクシングと「カラチの空」で磨かれた、藪さんの鬼気迫る一面が姿を現したのです。

まさに劇的に。


★フェンネルチキン

な、なんですか!?このパキスタン人が喜びそうな肉塊は!
こちらフェンネルリーフを用いた、オイリーなカレー肉塊。
というよりは、フェンネルリーフと肉を具材としてオイルを味わうカレーとも云う・・・・

独創料理でありながら、圧倒的なパキスタンを想起させる魂の一品です。


★黒霧島

肉・油・スパイスときたら、受け止めるのはやはり芋焼酎。
このシチュエーションにベストマッチと思われる「山ねこ」が昨日切れてしまったようなので、黒霧島をいただきました。


★ マトンのホルモンカレータカタック

お、おう、タカタック!!
これまたパキパキしてきましたよ。

タカタックは脳みそ、腎臓、心臓が入ったパキスタンのカレー料理。
脳調で鉄板をタカタカタカタカと鳴らしながら内臓を刻むのでついた名前です。
ただしこちら、先ほどの豚のコンフィのオイルを用いた「ノンハラール」なタカタック。
宗教上の制約がない日本人だからこそ作れる創作タカタックなんですね。

豚から出たオイルの複雑な甘みが羊の内臓に絡みつき、独特の魅力が。
クラッカーに乗せていただきましたがこれ、バゲットにも絶対合う!

いやいや、お店の雰囲気、コースの前半からは予想だにしなかった創作パキ。
「カラチの空」での修業がまさかこんな形になるとは・・・・壮絶としか言いようがありませんね。

そして・・・ここからさらに、〆の南インドミールスがやってくるわけです。

パキから南インドへ、一気に緯度を下げますよ!!


★〆ミールス
・ラッサム
・サンバル
・ココナッツチャトニ
・ゴルベラコアチャール
・マトンカレー (+¥700)
・パパド
・ライス


〆と言いつつ、堂々の一食分。
体育会系やなぁ。
ライスは少なめでお願いしました。

ちなみにこのミールス、お気づきの方もいるかと思いますが、
トマトチャトニの代わりに、ネパールのゴルベラコアチャールが添えられています。
前二品のパキ的創作料理同様、ちょっとしたズラしを入れているんですね。


ラッサムはタマリンドの酸味たっぷり。
サンバルはほのかに甘め。
そしてオプションで付けたマトンカレー・・・・

これがまた・・・・・

今までのどのメニューよりもスパイスの効かせ方がガシガシで変態的なんだから!
〆っていうか、最後のスパート?ラッシュ???

さらにですよ。
中盤にいただいたフェンネルチキンの余った油をですね、ライスにかければ、さらにハードな味変をしちゃうわけでして。

さすがスパイスドランカー。
容赦ない。


食後はチャイ・・・ではなく、台湾のお茶。
スパイスと油をガッツリ堪能した後だけに、堪らない美味しさを感じます。

間借りカレー全盛の今、けれどここまで個性的で、かつ迫力のある料理を提供するお店、ちょっと他には見当たりません。
同じ「エリックサウス」出身の「魯珈」が、シェフの経歴を活かし、南インド料理と台湾の魯肉飯を組み合わせ人気店となったように、
「やぶや」の料理は、藪さんの経歴そのもの。
日本、南インド、パキスタン・・・けれど、そのどれともつかない、シェフそのものの料理だとしか言えません。

こんな面白い料理、間借りの次は実店舗・・・・なんて期待も膨らむのですが、
実はこの「やぶや」、予定では9月頃までの限定営業。
その後は一旦店を閉め、また修業の旅に出るのだとか。

スパイスドランカーの旅路は続きます。

浅草で出会えるうちに、是非。


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やぶや



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