一言で言えば、センスの塊です。

「酒肆ガランス」外からは、どんな店かわからない。
そもそも店名がすぐ読めない。
知らない人にとって、入店難易度がなかなかに高い場所と言えましょう。
あ、店名は「しゅしがらんす」と読みます。念のため。
けれどもお店に入ると、ふわっと賑やかな雰囲気。
カウンター席メインの店内は、洗練されているけど気取りすぎず、とても心地よい。

原田芳雄コンサートのポスター。

フレンチな座頭市。

健さん×横尾忠則。

エコエコアザラクエコエコザメラク黒井ミサ。
★エビス生 ¥700ガス圧と温度、注ぎ方、グラス洗浄、どれをとっても完璧。

お通しはサラミとプロシュートでした。
★ガランス式焼き餃子 ¥800ガランス式って書くくらいだから、普通の餃子じゃないんだろうなぁーなんて身構えていたら、予想を超えた普通じゃなさ!
平らにパリッと焼かれた皮に挟まれた具材。
確かに餃子ではありつつ、感覚的にはマレーシアのムルタバに違い!これは面白いなあ。
★牛胃袋と小腸の特製スパイスソテー ¥1500魅惑的なメニューが数ある中から選んだ一品。
だがこれが大当たり!
ふんわり食感にガツンとした味付け、美味いとしか言えません。
ニンニクしっかり効いていて、酒の進み方が大変なことに。
★アラン サット オレンジワイン ¥800この料理、この雰囲気ですから、ワインに行きたくなります。
大好きなオレンジワインがグラスで注文可。
良い意味での雑味がたまりません。
そして、締めの着地はこちらで決まり!
★南インド式チキンカレー(インドのおふくろの味) ¥1200この世界観からの南インドホームスタイルカレー!
締めに丁度いいボリュームが素敵です。

サラッとした舌触り、カレーリーフとマスタードシードの香り、しっかりした鶏肉。
ちゃんとしてる以上に美味く、飲みの締めにもしっかりチューニングされていますよ!
ちなみにライスは日本米。「なんだ、バスマティじゃないのー?」なんて方がいるかも知れませんが、いやいや。
南インドの家庭ではいろいろな米が食べられていて、日本米みたいにふっくらしたのもあるんです。
だから、この構成は間違いじゃありませんぜ。
一品ごとに、驚きと喜び、心地よい裏切りがある。
仕事関係、プライベート関係、こんど誰をお連れしようか、ワクワクしちゃうお店であります。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
気品の街、白金にタイ料理の特異点出現!
「タイフードステーション」なんとここ、タイ南部・北部・東北・バンコク各地方の田舎料理が昼からいただける素晴らしいお店なんです。
もともとはガパオライスやカオマンガイのテイクアウトがメインだったのが、だんだんエスカレートしたみたい。

こじんまりとした店内。
カウンター、2人用テーブルの他、外にペットOK喫煙OKの4人テーブルもあります。

壁にはタイ現地のいろんな写真。
解説付きです。

「私の家庭パーティーみんなで楽しい」
羨ましい、混ぜていただきたい。

こちらタイ・ウドンタニー県に畑を持っており、ハーブ類は直輸入。
あんまり他で見ない多彩な田舎料理がランチからいただけます。

南部名物クアクリンから・・・

南部の激辛ゲーンシリーズ、

北部チェンマイのゲーンハンレー、

東北の珍しめなゲーン。
もちろん、バンコクのポピュラーなタイ料理だってあります。
なぜここまで守備範囲が広いのか。
実はこの店、家族経営なのですが、家族や兄弟それぞれが東北イサーン、南部プーケット、北部チェンマイに住んでいたらしいんですね。
それが今集結し、それぞれの田舎料理を白金で出しているというわけ。
ここで私がリピしている料理はこちら。
★カオゲンヌア パクチーラウス ¥1050ココナッツミルクとパクチーラオをふんだんに用いた激辛ゲーン。
東北イサーンの料理ですが、他ではあまり見ないですね。

現地の畑から仕入れたパクチーラオが満載。
まるでモズク。
実はこのパクチーラオ、西洋のディルと同じ植物なんです。
細かい葉に染み渡る激辛汁・・・・容赦ない辛さが凄い・・・・
白金でこの振り切り方、只者ではありません。
しかも牛肉の旨味だって抜群。
火を噴く覚悟でいただけば、中毒になること必至です。
「蒙古タンメン中本」の旨辛が好きな向きにもお勧めできますよ。
しかしこの尖ったコンセプト、小岩や蒲田、浅草じゃなく白金というのが面白いところ。
客入りが心配になりますが、大丈夫。
テイクアウトのカオマンガイやガパオライスがかなり人気で、ランチ時には人だかりができるほどなんです。
そちらで収益安定させつつ、マニアな料理はどんどん出していただきたい。
「まだまだメニュー増やしていきます!」と力強いお言葉もいただきましたよ。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
白金。
店構えはかっちり、けれど中は庶民的なお蕎麦屋さん。
「白金 松月」
メニューにはカレーの文字が結構多くて、カレー南蛮、カレー南せいろ、カレーライス、カツカレー、ミニカレーライス、ミニカツカレー、そしてカツカレー丼。
なかでも是非食べておきたいのがこちら。
★カツカレー丼 ¥1000ご飯の上にカツ、そしてカレーを後がけ。
アッツアツでの登場です。

カレーはガッツリ和出汁が効いた、いわゆる「蕎麦屋の美味しいカレー」。
これだけでもなかなかイケますが、特筆すべきはカツ。

ボリュームたっぷりの肉を包む分厚くハードな衣。
カレーの中でもふやけず、ザクザクッとした食感を保っています。
これはクセになりますよ。
ボリュームも満点でお腹いっぱい。
オススメの掘り出し物ですぞ。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
古河橋の交差点から一つ入った路地裏に、正統派の洋食店。
「レストラン大越」創業1982年。
元は渋谷二丁目で営業していたのが2007年こちらに移転してきました。


入り口の小ささからイメージするよりはゆったりした店内。

ディナータイムはコースかアラカルトかが選択可。
ビーフシチューが一番のウリのようですね。
ちなみにナプキン代100円がチャージされます。
★ドライシェリー ¥870まずは食前酒で乾杯。
あ、お一人様なんですけどね。
★ビーフカレー ¥1080他のメニューと比べるとリーズナブルにいただけるのがカレー。

大きめカットのタマネギ、薄めカットの牛肉。
ハヤシライスの如き具材構成です。

カレーは辛さ控えめで、仄かにクリーミーな香り。
丁寧かつ優しいですね。
白金高輪界隈では案外貴重なこの洋食カレー、ランチでもいただけるようですよ。
ちなみに一の橋交差点側にも「洋食 大越」という店がありますが、あちらは「おおこし」こちらは「おおごし」と読みます。
お間違えなきよう。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
「水を出さないカレー屋さん」として昔から有名なお店。
「サンライン」20年以上ぶりの訪問ですが、まったく変わりませんね。

この「お水はいっさい出しません」という看板は冗談でもなんでもなく、
カレーで喉が渇きお水を所望しようものなら、親父さんに一喝されるという・・・
まぁ昔はちょっと変わった、ちょっとコワいお店として認識されていたんです。
しかも具が一切ないカレー一杯で1500円という、当時からいろんな意味で敷居が高いカレー屋さんだったんですね。

近くには自動販売機があります。
喉が渇いている方は、こちらで潤してから入店しましょう。
決して、持ち込みしないでくださいね。
お店に入ると、あのオヤジさんの姿はなく、おかみさんが一人で切り盛り。
意外なほど穏やかな雰囲気です。
カウンターにはランチョンマット代わりの「カレー心得」。
「カレー心得
辛さに驚くなかれ
恐れるにあらず
心して食らへば 何事もならざらむ
水慾すれど今暫し我慢せよ されば
辛さ次第に心よき甘さに変ずるを知るらむ
人生 又かくの如し
店主 敬白」カレーによる精神修養ですね。
ちなみにメニューはありません。
カレーは一種ですから。
★英国式カレー ¥1500昔からお値段据え置き。
見事に具がない、禅のようなカレー。
何をもって「英国風」と呼ぶかはそれぞれであります。

20年前は確かに、「凄く辛いのに水が飲めない修業」だったんです。
けれど今食べると、辛さはそれほどでもなく・・・辛さって相対的なモノなのですね。
けれども、体の中からジワッときます。
いわゆる「薬膳効果」とでもいいましょうか、ポカポカとしてきます。
これ、確かに水を飲むと感じられないものだと思います。
ご飯は玄米。
独特のにおいというか、臭みがあります。
それもまた、この店の修業の一部だと思っています。
お店の雰囲気は終始穏やか。
(他に客がいないこともあり)
今までになく、おかみさんとお話しすることができました。
このお店のルーツは名古屋。
この白金にお店を出したのち、名古屋の方は閉店したのだそう。
なるほど、名古屋の人がこのお店を知っていた理由がわかりました。
お店を出て、スッキリ気分。
けれど、ここで最後の修業が待っているんです。
・・・そうだった。
実はここのカレー、「薬膳効果」が効きすぎて胃腸が目覚め、
食べた後お腹がすくんです。20年前もそうだった。
1500円奮発してここのカレーを食べた後、ものすごくお腹が減って、その後ラーメンを食べに行ったりしたなぁ・・・
結構な出費だったなぁ・・・・
でも今はもうオトナです。
お腹が鳴ろうが、これもまた修業。
あ、こんなところにカレー屋の看板が・・・・
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