カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】※最近、丸パクリサイトが見うけられます。写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

寿司屋×スリランカ?全く新しい創作和食カレーに驚け。「ヨコハマ シャリランカカレー」(横浜中華街)

最近、異ジャンルを融合させた新しいカレーがどんどん登場しています。
麻婆豆腐とカレーの融合、魯肉飯とカレーの融合、沖縄料理とカレーが融合・・・
それらが決してキワモノではなく、新たな味の発見とその歓びに溢れているのは、「カレー」というものの自由さ故なのでしょう。

そして2017年12月、またまた驚くべきニュースが飛び込んできました。

横浜中華街の寿司屋がなんと、「寿司」と「スリランカカレー」を融合させた面白いカレーを提供しはじめたのだとか!

さらにその名前がヤバすぎる・・・

「ヨコハマ シャリランカカレー」

シャレやんか!
一文字の無駄もない素晴らしいネーミングですね。


こちら「辰すし」という寿司屋のランチタイムに営業しているカレー屋さん。
ただ、完全に他人が借りた「間借り」というわけでもなく、寿司屋の若旦那とその友人が2人で始めたいわゆる「二毛作」店であるため、寿司屋のネタやあれこれを活かすことができるんですね。


場所はビルの4階。
路上にできた行列は、一階の粥屋さんのものですのでお間違えなきよう。


店内は完全に寿司屋・・・当たり前ですが。


カレーはトッピングのランクで、レギュラー、デラックス、スプリームの3段階。
別途トッピングをカスタマイズすることも可能です。


まず出てくるのは「鰹出汁スープ」。
カレー屋なのか、寿司屋なのか。

そしてほどなく登場、噂のシャリランカカレー!!


★シャリランカカレー デラックス ¥1350
・サバ味噌カレー
・かつお出汁カレーあん
・海鮮マリネ
・ガリぴくるす
・甘辛おかかピクルス
・日替わり付け合せ
・シャリ
・揚げ物2種(マグカラ・メカフライ3個ずつ)


まるでちらし寿司の如き艶やかさ。
他店にはない、全く新しいカレーのビジュアルですね。


まず目を引くのが、透き通った「かつお出汁カレーあん」。
スリランカ料理って、実は鰹を用いる料理(正確にはモルディブフィッシュ=和名ハガツオ)なので、寿司とのマッチングもあるかも?なんて予想していたのですが、これは予想をはるかに上回るオリジナリティ。
ほんのりと甘く、一体これはなんなのか?カレーなのかそうでないのか?
理解がすぐには追いつきませんね。
ちなみによく見ると、モルディブフィッシュの破片もちゃんと入っていたりして。


中央にはシャリ、つまり酢飯。
その上には鯖味噌を用いフレーク状・・・もといキーマ状にしたカレー。
さらにその上にガリピクルス、そして海鮮マリネ。
いや、この日はマリネではなく、炙りヅケサーモンが乗っていたのですが、
このあたりはまごうことなき寿司屋の仕事。


で、あちこちに細かい仕掛けや隠れおかずが仕込まれていたりもするのですが、
一番存在感があるのは揚げ物二種。
マグカラつまりマグロ唐揚げと、メカフライつまりメカジキフライです。


寿司屋だけに素材も調理も間違いなし。
さらに、揚げ物にかかっているソースに見えるのは、穴子寿司用のタレときた。
なかなかに芸がこまかいです。

実際食べて見ると、スリランカのスパイスや素材は使っているものの、スリランカ料理では決してない。
もちろん逆に、寿司の素材やエッセンスは生かされているものの、決して寿司でもない。
総じて言うなら、完全に創作和食としての新しいカレーとなるでしょうか。

いや、待てよ。

全体的に辛さはかなり控えめで、むしろ甘さを感じる味付けが多く、
そもそもこれはカレーなのか?そうでないのか?のキワキワを攻めてくる一皿でもあるんですね。

私は常々、カレーという食べ物の定義には、中心イメージこそあれ、境界線はないと感じており、
それゆえ自由に、あらゆる食材、あらゆる各国料理とも融合し進化できるのだと思うのですが、
この「シャリランカカレー」は、まさにそのキワキワ。

食べる側のイマジネーションや脳内補完が問われる、パラダイムシフト感溢れるカレー料理なのです。

是非一度、試してみてくださいね。


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ヨコハマシャリランカカレー



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

渋い、渋すぎる老舗タイ料理店。「イーサン食堂」(南林間)

創業25年。
地域密着、地元に愛されるタイ料理屋さん。

「イーサン食堂」

タイ東北Esaan地方の表記が「イサーン」に安定する以前から続く、老舗感ある店名ですね。


増築し奥行きが増した店内。


ご店主の中村さんが縦横無尽にお店を切り盛りしています。


日本タイ料理のテンプレに左右されない、現地式料理が並ぶメニュー。
世界のビールを取り揃えているのも魅力ですね。


★ビクトリア ビタービール ¥648

オーストラリアで一番人気のビール。
泡立ち少なく、ごくごく飲めてしまうので注意。


★カリカリチャーシューとケール炒め ¥1080

これ、見た目は地味ですがおススメです。
タレが浸みたチャーシューがとにかく美味い。
迷ったらまずこれ。


★揚げ春巻 ポピアトー ¥648

揚げたてサクサクでの提供。
嫌いな人はいないのでは?


★あひるの香草煮 ペッパロー ¥1080

こちらもオススメ。
日本向けにアレンジした華やかさは一切なく、渋ーい現地の空気感。
アヒル肉そのものを味わう一皿です。


★センソン コーラ割り ¥756

センソン(センソム)はメコンと並ぶ「タイウイスキー」。
けれど実質はウイスキーじゃなくてラムなんですよね。
これとは別に「センソム・ラム」って商品もあるからややこしいのですが。
香り強めのラムコークとして楽しめます。


★鶏カレーラーメン(カオソイ) ¥864

チェンマイ名物カオソーイ。
リーズナブル価格で締めに最適です。


★カオニャオマモアン ¥540

デザートはやはり、マンゴーおはぎことカオニャオマモアン。
カオニャオは餅米、マモアンはマンゴー。
甘さと塩気のバランスが抜群です。


★ココナッツアイスとマンゴーシャーベット盛り合わせ ¥432

ビジュアルも味も実に渋い、渋すぎる老舗名店。

インスタ映えなどどこ吹く風で、独自の境地を確立されていますね。


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イーサン食堂



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

なんと!コスギで珍しいミャンマー北部料理。「Lashio」(武蔵小杉)

通称「リトルヤンゴン」こと高田馬場をはじめとし、都内山手線北側に増えつつあるミャンマー料理店。
けれど東京以外だとかなり数が限られ、神戸に二軒、それと・・・

・・・という感じだったのですが、見つけました。

神奈川県でミャンマー料理がいただけるお店。

武蔵小杉駅から徒歩2分。

「アジアン居酒屋 Lashio」

一見、今風のエスニックダイニング。
けど間違いなくミャンマー国旗のトリコロールが輝いていますぜ。


しかも店名の「Lashio」(ラシオ/ラーショー)はミャンマー北部シャン州の都市名。

なんか激アツじゃないですか。


マニアックすぎず、アットホームな店内。
メニューを見ればグリーンカレーなどポピュラーなタイ料理も揃っていて、普通に楽しめば普通に楽しめる感じ。

けど・・・けどですよ。

この店が只者じゃないことが、至るところにみてとれます。

例えば、ミャンマーワインに!ミャンマーウイスキー!?
高田馬場でもなかなか見つからないレアアイテム!

★グランローヤルウイスキー

かなーりヤバイ、華やかで強烈な香りのミャンマーウイスキー。
もう、鼻腔で飲める感じ。
ムホォーッ!これは面白いっス。


★ラペトゥ ¥680

ミャンマー料理のスターターといえばこれ!のお茶の葉サラダ。
酒を呑め呑めな味付けが頼もしい。

そして、高田馬場でも見当たらない、この店ならではの料理がこちら。

★青菜の激辛マーラー炒め ¥750

四川省から雲南省へと下り、今ではミャンマー、ベトナム、北部タイで食べられている「四川由来のミャンマー料理」。
なんとも旨味たっぷりだと思ったら、牛スジから取ったスープをベースにしているそう。
しかもええ感じの辛さ「辣」の一方で感じる痺れ「麻」は、なんとミャンマー山椒によるもの!

いやぁ、ワクワクしちゃいますね。
しかも珍しさの割に、日本人が親しみやすい味でもあります。

ここは掘れば掘るほど、いろんな引き出しがありそうな店だなぁ。
次回はぜひ、ミャンマーワインをいただきながら。


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ラシオ



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テーマ:エスニック料理 - ジャンル:グルメ

汐風の町、ここだけの菜食スパイス膳。「香菜軒 寓」(和田塚/鎌倉)

風情ある木造民家が並ぶ鎌倉、材木座。

心地よい(冷たい?)汐風が吹き抜ける、海辺の町です。

その住宅街に佇む、手作り感溢れるお店。

「香菜軒 寓」

東京練馬高野台で20年愛された菜食カレーの名店「香菜軒」。
多くのファンに惜しまれながら閉店したのが2014年。
2016年、ご店主の実家がある材木座にて新たなスタートを切りました。


新しいお店は席数3の極小店。
ですが毎月第1、第3土曜日の夜は近隣のゲストハウス「亀時間」に場所を移し「ヨルカメ」という名での営業。
カレーの種類は絞っているようですが、席も多いためある意味狙い目。


ということで場所を移して「亀時間」。



地元客と思しき方々に混じって、海外からの滞在客もチラホラ。
ローカル×グローバルの理想的な空気感です。

この日の「ヨルカメ」メニューはこちら。

インド料理と和食が自然に融合した、菜食料理の数々。
メニューを眺めているだけでも楽しいですね。


★自家製果実酒 梅はちみつ ¥550

ソーダで割ってなお濃厚極まりない梅の味。
底には大粒の梅が丸ごと一個で2度楽しめます。
コスパというコトバはあまり好きではないですが、お得な満足感。

この日は単独訪問。
色々食べたいですから、プレートで注文しちゃいましょう。

★本日の晩ご飯プレート ¥1000
・やさいカレー
・青菜ごまあえ
・切干大根生姜煮
・ぬか漬け
・プーリー
・キビ入り白米
・風干し野菜その他薬味

・大根のポタージュ +¥200

うわぁ、と声が出てしまいますね。
コスパというコトバはあまり好き(以下略)
素晴らしすぎます。


野菜カレーの辛さは極限まで控えめ。
でありながら、シナモン、マスタードシードなどのホールスパイスが効いていて味の輪郭はくっきり。
そう、スパイシーと辛いは違うんですよね。

ちなみに辛さ追加のため、辛味オイルが添えられています。
最初から入れず、素材の味を楽しんだあと徐々に、徐々にね。


そしておばんざいの若きおかずたち。
ちょっと只者じゃない美味さです。
干し野菜は、汐風が吹く土地柄を活かした「風干し」、
そして佃煮昆布も野菜カレーによく合います。

そして、インドの揚げパン「プーリー」がめちゃくちゃ美味い!
なんだろう、ちょっと尋常じゃない多幸感のプーリーです。


セットに追加したのは大根のポタージュ。
自然な甘みと仄かな苦味、完全に「飲む大根」とでも。

まさに、インド料理であり、和食でもある愉しさ。
いわゆるカレーライスでなないけれど、まごうことなき日本のカレーです。

ここでしか食べられない、ここだからこそ更に美味しい。
それって最高の贅沢ですよね。

次回は3席のお店に行ってみましょう。
みなさん行くときお声がけくださいね。


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香菜軒 寓



関連ランキング:インドカレー | 和田塚駅鎌倉駅由比ケ浜駅


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ルーツは新橋、鎌倉のスパイス館。「SPICE HOUSE PePe」(鎌倉)

鎌倉に、スパイス香る館あり。

「SPICE HOUSE PePe」(スパイスハウス ぺぺ)

様々なスパイス料理にカレー、パスタ、ピザ、そして担々麺や薬膳粥まで揃えたレストラン。
入店してから「ハッ!」と気付いたのですが、実はここ、新橋にあった「PePe」ではないですか!!

戦前から新橋で和食屋を営み、疎開を経て1945年、焼け野原の新橋で再スタートした「五條」。
牛めし屋などの経営を経て新橋にスパイス料理「PePe」をオープンしました。
こちら鎌倉のお店はもともと「PePe」2号店でしたが、現在は新橋をクローズしてこちらに統合、ゆったりとした雰囲気で営業を続けられているそうです。

お店のあちこちには「五條」そして「since1945」の文字。
そして店名の「PePe」は「ペッパー」の略。

店内には酒瓶とは別に、スパイス瓶がズラリと並んでいますよ。

席についてまず驚くのはメニューのデカさ。


iPhoneSEとの比較でご覧ください。


★ハンセン バダビア ¥900

香りがかなーり強いバリのアラック。
ソーダ割りで楽しみました。
なみなみと注いでいただき感謝!!


★チキンマサラ ¥1300

若鶏を16種類のスパイスで調理したこの店オリジナルの看板料理。
ビックリすることには、若鶏の胸肉、モモ肉からレバーや各種モツまであらゆる部位を用いていること。

スパイスはホールのブラックペッパーとグリーンカルダモンがガッツリした印象。
どこかパキスタン料理を思わせつつも、油っこさはなくサラリ。
まさにオリジナルです。


★スパイスケーキ ¥800

シナモンパウダーで描かれた砂絵、、生姜とグレープフルーツピールの砂糖漬け、そしてクルミやドライフルーツがぎっしり詰まったケーキ。

カフェ使いでも満足度高しです。


一階ではスパイス菓子の販売。


そしてスパイスの量り売りも。

決して今風ではないけれど、簡単には真似できない歴史の積み重なりを感じることができるお店。

オトナ同士のひとときにどうぞ。


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スパイスハウス ペペ



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